反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

CVID-19日本のいま。コロナ渦の最中の満員電車に乗った通勤、 汗水たらした労働、 そして世界との繋がりに 、日本を下支えされてきたものががこれほど明らかにされる機会は第二次世界大戦後なかった。 日本の、世界の、主人公はいったい誰なのか!

まず、「公式発表」を確認したうえで議論を進めていく。 反俗日記は当初、コロナに関するリアルな資料を収集しないまま、偶に垣間見るTV報道への反発もあって、認識不足も甚だしい記事をアップしたが、資料を集めだすと、公式発表と実態とは全く違っている、コ…

第7回。Japan in the Wake of World War Ⅱ「敗北を抱きしめて」ジョンダワー、上巻。下からの「革命」(食料メーデー)に対して勝者が、民主革命を実現する手段として許されるものと許されないものとの間に明確な一線を引いた。

第8章 愛される共産主義者と急進化する労働者 1946年、野坂は、戦時中の軍国主義的なレトリックを戦後の新しい目的に見事に転換して、「いわゆる愛国主義者」を国家を滅亡させた張本人であると厳しく批判すると同時に、「共産党員こそが真の愛国者であ…

第2回分のメモ。福島原発事故→新型コロナ対応を想えば、~そこに根深い何かが横たわっている~。黄色いベスト運動をはじめとした世界の社会運動の潮流と日本の現状

【2019新春討論】 資本主義の横暴と対峙する世界的な民衆運動の行方 酒井隆史(大阪府立大学教授)・原口剛(神戸大学准教授)対談 酒井 反グローバリゼーション運動に押されて、ラテンアメリカやギリシアのように急進派が政権を獲得したにもかかわらず、新…

第1回分のメモ。福島原発事故→新型コロナ対応を想えば、~そこに根深い何かが横たわっている~。過去のハレとケ、ケガレについての長大メモ(記事は4本)をアップし再考する必要に迫られた。

反俗日記wacwac。 下記をハレとケ、ケガレを探究する目的で4本の記事を去年メモしたが、アップせず、自己学習にとどめた。 反俗日記の前回記事(3,24アップ)は時間不足のままとりあえずアップすることになり、後で誤字脱字の類や、ダワーの文脈を再検討…

第6回。Japan in the Wake of World War Ⅱ「敗北を抱きしめて」ジョンダワー、上巻6章、吉田茂の巻き返し。民主主義を約束する権威主義的支配という逆説。

第3部 さまざまな革命 第6章 革命を抱きしめる 引用 「吉田は1954年末まで政権を維持し、戦後の日本に保守主義を復活させた立役者のように言われているが、後に後悔の念を込めて自らの仕事ぶりを回顧している。 吉田が改革に従ったのは、『自分の心の…

2020、3月23日。COVID-19。北海道(緊急事態宣言解除)、東京、大阪の感染状況報告資料から見た日本の当局、政府の基本対応を確定と全国の市中感染状況の実情。~~日本政府の基本政略はなし崩し的な<由(よ)らしむべし知(し)らしむべからず >~~だった。

まず、中央当局と政府の感染対策の現時点の基本戦略を、 ①北海道(緊急事態宣言解除)、東京、大阪の医療現場を実際に「把握する」地方当局のリアル報告書や ②感染の急速に進行するUSAの現状ルポから、はっきりとしておきたい。 A、厚生労働省の発表する全国…

2020年、3月20日。COVID-19パンデミック新ウィルスに関する収集資料を反俗日記の問題意識に引き付けて提示する。

前回記事、冒頭の問題意識を直近、TV情報番組で再確認したのであげておく。 引用 「現状、各ポイント、「地区」の感染ルートをどの程度遡ることができるのか知りたい。 初動の水際作戦の遅れ、間違い、不徹底があり、その結果、市中に多数の未検査感染者が放…

前回新型ウィルスの記事は認識不足があった。1、水際初動作戦の遅れ、不徹底、混乱。2、PCR検査の精度。3、初動期における少なすぎた検査数。4、現状の感染者数の実態。

1、2、3、4について。 現状、各ポイント、「地区」の感染ルートをどの程度遡ることができるのか知りたい。 初動の水際作戦の遅れ、間違い、不徹底があり、その結果、市中に多数の未検査感染者が放置され、その方々を通じた感染→重症化死亡も多々あると現…

各国・地域における新型コロナウイルスの人口1万人当たりの感染者数。湖北省のヒトは日本とのかかわりが薄く日本は低位、ヨーロッパ諸国、韓国圧倒。ピークを過ぎた中国。ホッブス、ロック、合衆国憲法修正条項の思想から「緊急事態宣言」を可能とする法案を考える。

wacwac。原理原則を押さえておかなければ視座がぶれる。身体の原理的構造を押さえたうえで、対症療法(新型コロナ風邪に対して病院でやっているのはコレ)やどうしたらいいかの日常的対処、あるいはこの記事で批判している政府等の方針、を考えていくのが筋だ。…

古典落語の名作聴き比べ5題~古今亭志ん朝の名演を中心に~

古典落語聴き比べ 志ん朝のものしか聴いてこなかったが、聴き比べで古典落語を楽しむ ①明烏(あけがらす) 志ん朝、文楽、談志、円楽(当代)、馬生 古今亭志ん朝:明烏 桂文楽(八代目) - 明烏 立川談志/明烏 三遊亭円楽(六代目)「明烏」<有頂天落語>…

東京五輪夏開催が施行される条件は、「感染経路が追えないくらいに感染が拡大する前に(封じ込められた場合)に限られてくる。 アベさんは原発事故と同じくコロナウィルスを「The situation is under control」(状況はコントロール下にある)と世界向けて言わなければならない羽目に陥っている。

>TVを筆頭とするマスコミはコロナ風邪騒動を今後とも同じ論調?でコレでもかこれでもかと報じ続けるつもりなのだろうか。同工異曲の垂れ流しのように思える。視聴者に焦りと不安を醸成し~~『日本の文明の型は、臨床的に見て強迫ノイローゼの病状に極めて…

第5回、「敗北を抱きしめて」ジョンダワー上巻、第6章 新植民地主義的革命。見解の相違はあっても、東部エスタブリッシュメントの人たちには、日本庶民への侮蔑があり、日本の支配層にもそれに通じるものがあり、敗戦直後の制度成立は合作。息吹を吹き込んだのは日本庶民の力。

引用、P284 「戦争中、ワシントンで最もよく知られた日本専門家は、1931年から41年まで駐日大使を務めたジョセフ・グルー - Wikipedia国務長官であった。 1945年5月、グルーはトルーマン大統領に対して、天皇制はまさしく封建主義の名残り(W…

第4回。Japan in the Wake of World War Ⅱ「敗北を抱きしめて」ジョンダワー、上巻、第3部 さまざまな革命、第6章 新植民地主義的革命

上巻、第3部 さまざまな革命 第6章 新植民地主義的革命 引用 「マッカーサーの司令は、軍事的な官僚制に基づいたものであり、、民主主義的なチェック、アンド、バランスの原理とはもっとも相いれないものであった。 ~司令部の指揮系統には個々人の「本来…

Japan in the Wake of World War Ⅱ「敗北を抱きしめて」ジョンダワー、下巻。第4部、様々な民主主義。第14章検閲民主主義。映画監督亀井文夫「日本の悲劇」「戦争と平和」まで目がいき届いている。

引用 映画を検閲する 亀井は左翼ではあったが共産主義者ではなかった。1920年代終わりにソ連でドキュメンタリー制作技法を学び(W。映画史上不朽の名作「戦艦ポチョムキン」のエイゼンシュタインの新技法、編集作法は当時では最先端だった)帝国陸軍とマッカ…

コロナ風邪騒動、店頭からトイレットペーパーが消えた。マルチチュードの耐え難い欲求とは長期にわたって仲良くする。こうした事態を通じて心と身体を鍛える源泉が個々に必要な時代状況はさらに進行する。

2,3日前に近所の家のトイレにトイレットペーパーの不足を確認し、いつものように大パックの良品を買ってきてあげるよと量販店に向かった。道中、朝のネットニュースで量販店からトイレットペーパーが消えた、という情報が頭の片隅をかすめた。 店頭にいつ…

連載第2回。ジョンダワー著「Japan in The Wake of Word Ware Ⅱ」1999年初版。邦題「敗北を抱きしめて」岩波2001年出版。注目点抜粋。

W、この本の特徴の第1は、 日本の文化風俗、庶民生活などを含めたリアルな資料に基づいて書かれたものであるということ。そのためいわゆる歴史書を読みにくくしている政治軍事経済偏重の堅苦しい叙述ではなく、読み物としても面白い。ほぼ当時の全般的な時…