反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

<ボランティア、ケア日誌>連載第8。 ①見当識障害克服過程 ②もともと、大したことじゃない、なんで怒るの?と。思い込み、怒ったりイライラは何のメリットもないと教えられた。

   2017年 9月11日 月   見当識障害の内省、克服回路を本人が明かす
 SLEEP
   ↓
目覚め  (周囲の光景が変わっていることに驚き混乱する) 部屋の大きな模様替えはダメージを与える
**なじみの品物が展示されていることがケアにとって大事~
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時、場所感覚不鮮明
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「朝ごはん食べたかな?」などと自問しながら朝からの記憶をたどっていく→→(記憶が消去されていた時に徘徊などの問題が発生する。)次第に思い出していく
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最後に自分の居場所がわかる。 
wにも旅先でこういうことはあった。手間取るかかどうかの違いだけで症状の人を特別視する必要はない。
 
 「昨晩はどうもすみませんでした。」~9,11夜 TELで訪問要請。
 「あなたに聞きたいことがある」といきなり切り出した。
人物誤認を問いただそうとした。答えようがない。
ある日、映画のシーンの撮影と編集作業に例えて説明したことがあった。
その場では分かったようだったが、分かったということを忘れる。
そしてやがて、そうした説明もうけいれなくなった。(その気持ちをわからねば)
だからスルーするしかない、に落ち着く。
 

    2017年 9月13日 水
買い物の目的を濁していたが、当方への贈り物のパジャマを買う予定だった。そういうところのある人なのだ。
 

  9月16日  土 朝 嘔吐 オレンジ色の胃液。
大好きな五木ひろしの対談をかけてくれと言ってきて座らないで二人で立ってみる。
 
測定値をメモして持ってきてくれたが血圧低下でぼっーとした表情。
血圧 74 40 脈拍 75 体温36,4度
       ↓         ↓
9,17 夜の事態につながる体調だったが、見抜くことができなかった。
~~~~~
深夜、緊急TEL
嘔吐 オレンジ色の胃液。
血液検査の結果を見て、今まで飲まなかったリューマチの薬(リューマチス)を夕食後服薬してもらう。
 
この薬は特殊な飲み方をしなければならない。
土曜日夕食後服薬。日曜朝食後、夕食後服薬。
そのほかの日は休薬期間。
もともとは抗がん剤として開発され、リューマチに一般的に転用されている。
この日は夕食後いつもの薬4錠と前期の薬の他、かなり間をおいてサインバルタをのんだ。
夕食は早くとる習慣。食後リュウマチ薬服薬。食物は胃は空っぽの状態でサインバルタ(体質に合わない薬のようで副作用が出る)。
      
リュウマチス、サインバルタの副作用で嘔吐したものと考え、こうした服薬不可能な薬を平気で出す医者を問題視する。
医者の一本化の必要性を痛感する。
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その後、一本化するまで、7か月を要した。
 
ケアマネージャーは一本化は自分の仕事の範囲外といった(このヒトはWのできない本人説得を簡単にやってくれるほど優秀で信頼のおけるヒト。仕事の範囲をきちんと限定するのは仕事を継続させるためにはよいこと)
 
Wが不必要な薬は出さないように断りに行ったが、処方されている全部の薬に対するWの勉強不足で特殊な飲み方をしなければならないリュウマチスと骨粗しょう症の薬だけしか断り切れなかった。
自分のことなら頭ごなしにやれるが、本人とっては長年のかかりつけの医者。気まずい思いをさせてはならい。一本化する医者にも失礼に当たらないようにとの釘を刺された。
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その後、日にちをかけて説得しながら、一本化の医者にシップ薬を変えてくれるように頼んだが、断られた。
本人がその医者に通うのはそこしか出さないシップ薬欲しさのためだ。他の薬はいらない薬ばかりだ、と次第に説得効果が上がってきて、
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一本化の医者に、長年のかかりつけの医者の出す薬をいちいち挙げて、不必要である、と一本化の必要性を訴え
(それまで、一本化の医者は同じ系統の薬ではないので飲んでも悪くない、などといっていた。
~~同じ症状に対して二人の医者が薬を出している。それを飲んでもどうということはない、などということはWには考えられない。~~
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本人の欲しがるシップ薬を出すように再度頼み込んでOKを得た。
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こうした経過は本人は知らないがあそこの医者にはいかないという意志だけは固まった。
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ところが一本化の象徴ともいえる(Wとしてはこれまでの集大成のつもり)でトラブル大発生。
>長い付き合いの男の友人とその友人の分まで、処方されたほとんどを気前よくあげてしまい、残り分ではやっていけなくなった。
>そこで怒りが爆発した。
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>一方的思い込みがダメだった。
怒ったりイライラしても何のメリットもなかった!!
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>それでも本人の意識は、元の位置には戻らなかった。→もうあの医者にはいかない、という意志は固くシップ薬をもらいに行こうと提案しが、固く断った。
>そしてシップ薬が足りなくなっても我慢した。
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Wより本人の方が、立派だった。薬がなくなった状況を引き受けた。
もともと大したことじゃない、なんで怒るの?といっていた
もともと人間的器はWより大きい、と折につけふと思うことがある。
大いに怒ったWは間違った状況判断をしていた。
医者の一本化の必要(薬の制限)はケアマネさんも認めるところであるが、成果を本人に押し付けることではない
怒ったりイライラしても何のメリットもなかった。
一方的思い込みを外に出すとよい結果を生まない!
日はまた昇る、としておこうか。