反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

一回分。過去2番目 投票率43.50%<2013年東京都議会議員選挙>と、過去最低の投票率:40.80%<1997年東京都議会議員選挙>の比較。政党盛衰と時代背景の確認。肝心な時期に限って~。

 <1997年7月6日東京都議会議員選挙の時代背景
 >>1997年4月1日 - 消費税増税実施(3%ー5%) 
 >4月25日 - 日産生命が債務超過により大蔵省から業務停止命令を受け破綻。戦後初の保険会社の破綻。
 <7月2日 - タイ政府によるタイバーツの変動相場制導入により、アジア通貨危機>が始まる
 1998年3月10日 - 自由民主党、10兆円規模の追加景気対策表明)
大前提として、バブル崩壊の後遺症から金融資本は立ち直っていないということがある。
前年からの1)アジア金融危機を余波を受け金融証券大手の相次いだ経営破たんと2)橋本緊縮行財政改革、3)97年消費税増税三重苦が重なり実質成長率マイナスを記録。
加えて、戦後日本経済成長を支えてきた金融証券資本の金融ビッグバンと称するアメリカンスタンダードへの再編を
同時進行させざる得なかった
このための急転直下、大型財政出動せざる得なかった。
 
 ところが97年、頼みとするニーズは投機資本の金融策術=空売りの大きな落とし穴にザックリ、ハマッタ
日本の保険金融証券資本の米国基準への再編=金融ビックバンが開始されるのは翌年98年である。
>>9月11日 - 第2次橋本改造内閣発足。
10月14日 - <京都共栄銀行破綻>
11月3日 - 三洋証券破綻。証券会社の倒産は戦後初。
11月17日 - 北海道拓殖銀行破綻。
11月22日 - 山一證券破綻。
11月26日 - 徳陽シティ銀行破綻。
 総括するとこの時期こそバブル崩壊後の決定的曲がり角だった
 H24年度通商白書によれば、日本の経済構造改革が実質的に進行したのは1990年代であって、構造改革を標榜した小泉政権時代の日本の経済構造に変化はなかった、としている。
 
 小泉時代アメリカ経済の頂点に向けて駆けあがバブル信用膨張、過剰消費を中軸に、)EU経済の連動、)中国をはじめとする新興国経済に台頭というモノ、カネの世界循環が順調に機能していた冷戦体制崩壊後に生まれた特殊な時期時期。
バブル崩壊後の90年代円安基調、日銀の国債引き受け金融の量的緩和や90年代の経済「構造改革」による海外投機資本の流入など、それなり功を奏して、
世界のモノカネの循環システムの中で、ミニ資産バブルと既存の輸出大企業群は息を吹き返した
 従って、あくまでも<バブル崩壊の長期停滞の構造から抜け出せない日本経済>はA)B)C)の<世界経済の成長に牽引>されて、既存の輸出型大企業の収益拡大であって、バブル崩壊の90年代の日本経済の構造はそっくりそのまま温存されたのである。
 
 なお、現在のアベクロの場合はA)B)C)の大前提が世界恐慌の後遺症で脆弱、不均衡、多極化。
何かやっているような派手なパフォーマンスが目立つが、忘れてはならないのは日本が真っ先意バブルを引き起こしているということ。
イロイロ手は打ったが、他にもうやりようがなくなって、最終政策の次元に突入しているということ。
それが解っていて、真っ黒を白ろい、といいくるめている。
 
 そもそも、特定部門、特定層にカネをジャブジャブ流し込むのは国民的政党、政治家のやることじゃない。
不公平不平等、反倫理であり、経済犯罪行為である。
 
 戦前もこの種ことをやった輩がいる。
煽った末に、調子よく出口戦略を取ろうとして、2、26事態で処刑されている。
相手が悪かったのだ。軍拡需要にドップリ浸かりきった軍部だったから。
満蒙戦争をやらせて、引っ込みが付かなくなっているのに、出口戦略はないだろということだ。
架空のマネーで生身の人を操ろうとすれば血が流れる。
戦前の軍隊はある意味、巨大団体としては中下層の日本国民の唯一の縮図であった。
今度は、どうか?かなり世界に拡散している。
 
 <1997年7月6日東京都議会議員選挙結果>
投票率:40.80%・・・過去最低の投票率(前回投票率:51.43%)
 <党派別議席数と得票数>      候補者数
自由民主党 1,160,762 30.82%  54議席   59
日本共産党  803,378 21.33%  26議席  44
公明党     705,816 18.74%  24議席  24
民主党     388,928 10.33%  12議席  28
社会民主党   70,637  1.88%  1議席   9
新進党      70,787  1.88%  0議席  11
生活者ネット   95,455  2.53%  2議席   8
 
    <2013年東京都議会議員選挙>
 投票率は43.50%で、前回より10.99ポイント下回り、過去2番目
 選挙結果     得票数 今回得票率 97年% 議席数 97年議席 候補者数 97年候補者
自由民主党  1,633,303.909 36.04   30.82%    59    54      59  (59)同数修正なし0,61%
公明        639,160.495 14.10  18.74%    23     24     23  (24)修正14、7% 0、61%
日本共産党    616,721.746 13.61  21.33%    17     26     42  (44)修正14%  0、32%
民主党       690,622.746 15.24  10.33%    15     12     44  (28)修正9、7%  0、35%
みんなの党       311,278  6.87          7            20  1候補の得票    0、34%
生活者ネット       94,239  2.08  2.53%     3     2      5  (8)修正3、3%   0、416
日本維新の会     374,109  8.25          2            34  1候補の得票     0、24%
社会民主党       12,948  0.29   1.88%    0      1      1  (9)修正2,61%
生活の党         9,563   0.21          0            3   1候補の得票    0、07%     
みどりの風        6,463   0.14          0            1              
 
 <追記>
政党の盛衰過程の記述と感想の記事はメモッているので、スタンバイ。いつでも記載OK。
グローバル資本制時代における国民国家の限界と、狭まったコントロール下での、政府の国家主義扇動という時代認識。
時代基調は基本的に、その枠内で推移しているようである。
アベクロもその限定枠内で捕捉する。