反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

キャバクラ遊興と石原銀行、五輪誘致活動の乱脈はどっちがひどいのか!

 五輪誘致活動についてあちこちのブログを拝見していたら活動費は数千万ぐらいという記述があった。大きな勘違いをされているようなのでここで訂正させていただく。
大阪五輪誘致活動で50億使っている。これが実態である。戦争を除いて五輪という巨費の動くNO1国際的イベントの呼び込みをするのにそんな微々たる金で済むわけがない。
 ある種の大きな博打に公金をつぎ込む行為も含めて反対者が多いのである。
 この方は反対の論陣を張っておられるようだったが、そもそも、批判的な見解を持っておられる方の中にも甘いお考えが生まれてしまう大半はマスコミの責任である。いろいろ問題があるから反対といっても勝つ見込みのない誘致活動に大きな公金が突っ込まれることを知っているかどうかでは反対の中身が違ってくる。
 マスコミはこのような誘致活動の過程の問題点は指摘しない。自分の腹は一切痛まないし万に一つ誘致されると巨額の利益を得るからだ。

 石原都知事は裸の王様だ。ほかになんと形容するか。
 
 新東京銀行設立は狂気の沙汰である。できた時から破たんが約束された銀行を設立させてしまったのは政治家の責任もあるがキチンとした批判力を欠如させ石原を甘やかせてきたマスコミの責任である。マスコミが裸の王様石原を作ったのだ。

 公金、税金がなんの展望もない個人の思いつきのために消費された。そればかりか現状で無能化された銀行は今後さらにカネがかかる。

 こんなハッキリとした不条理、反国民的行為をあいまいにし重箱の隅をつつくような政治家の上げ足を撮っている。民主党連立政府が各政策を本格的に実行に移しだすとまるで革命的なことが進行しているかのように報じているが情けない限りである。
 いかに自分たちのこれまでの立ち位置、言動が偏っていたか自分で白状しているにすぎぬ。

 民主党連立政府は当たり前の政策を実行しているにすぎない。言い換えると自民党の長期政権は大多数の国民のためになる当たり前の政策さえ実行できなくなっていたのだ。

 今、自公が作った補正予算の組み替えをして新政策への財源を捻出中であるが、マスコミはこの事態に何の疑問も持たないのか?
政府の緊急経済対策である補正予算が再検証され10数%の予算が召し上げられるほど、日本にはでたらめが横行してきたのだ。また緊急経済対策の見直し作業で執行停止が生まれ経済ロスが生まれるがそれでもやらなくてはならないほど自公政権は腐敗していたのだ。

 私はそう思うがマスコミは違う。何か民主党連立政権の改革続行中みたいな報道スタンスをとっている。やらなくてはならなかったことを決定的に遅きに失したがやっているだけ。当たり前のことを当たり前に政権が粛々と実行しているにすぎない。

 現状では日本経済のすべての数値が悪すぎる。国民が小泉郵政改革に騙された以降の時間的ロスが余りにも痛すぎる。国民が大きな政治選択を誤るとその結果は大多数の国民の上に降りかかってくる。自民党がその間に首相を3人もころころ変えたのは偶然でない。危機的状況がそうさせたのだ。

 民主党は色々な政策展開をしていくだろうが経済状態がこれでは苦しい。それでもやるべきことはやっておく必要がある。支持率なんか関係なくやっておくことが将来につながる。政権や政党は国民生活の道具でしかない。誰が、どの党が政権を握ろうが小沢一郎ではないが国民の生活が第一なのである。

 最後にスキャンダル暴露は対象が自民党であろうが民主党であろうが自分としては感覚的になじまない。
 例えば中川大臣の酩酊記者会見にしても周りにいた人間は普通の人でない、要人たちではないか。会見するまで何とか対処するのが勤めである。従って責められるべきは中川個人だけでない。官僚マスコミが周辺にいたというが同罪に等しい、と考える。

 政治の世界は様々な思惑が渦巻く世界。まして権力の周辺に行けばいくほどその傾向が増す。
従って政治家は私人の部分が狭くなってしまう。きつい仕事である。我々は了解して政治の本道を見つめるべきだ。どうでもいいようなゴシップと政治を同列に置くと最後に被害を受けるのは庶民である。

 政治の世界は泥の中をはいつくばるようなものと考える。ここで執念を持って事にあたれるものが目的を達することができる。
 ゴシップのない清潔な政治が好きな方は公明や共産を支持すればよい。