膨大に積もったお気に入りを整理しようと想って、【阿武隈裏日記】を久しぶり閲覧したところ、藤沢さんの記事が載っていて、小保方の膨大な画像の正体と出所に大きな疑問を抱いていたものとして、アッ、コレだと視界が開けた想いがして、とりあえず、のっけておいて、後で振り返ってみようと想った。
その際、この貴重な記事をセレクトした【阿武隈日記】さんを明記できなかった。
当該記事のタイトル。
「小保方事件」スマートガイド。ー小保方事件の読み方ーー2014年4月12日ー
(W。今はじめて気づいた。「小保方事件」する見方は自分と同じ、どうしてそうなるかという理由は記事の取っ掛かりに説明されている。)
「「小保方事件」は、マスメディアの騒ぎ方が馬鹿なので、多くの人は「くだらん」と唾棄しているけれど、こないだの佐村河内事件に比べると(Wはつい最近まで全く知らなかった。マスコミの小保方騒動とも無縁だった)、ずっと複雑で、興味深い。小説家的には、想像を超えていろいろなことを考えさせられる事件になってきた」
この立場はこの事案を最初に取り上げた記事の最初で、モット、回りくどく説明した。
主旨は複雑(国際性、先端科学)、かつ単純(人的要素は実にアッケラカン。はっきりいって、庶民レベルからみたら騙すほうも騙されるほうも、*と*の絡み合い。)な事案であり、そうであるが故にエンターテーメント性を見出す。複雑一方じゃエンタにならない!
他方、面白いことに、というか類は友を呼ぶなのか、藤沢さんは金融日記ー藤沢数希が政治、経済、ビジネスについて日々徒然と書き綴るーのブログでこの事件に引き付けられて、博学振りを発揮している。
このブログも丁度、STAP細胞の再構成のメカニズムについて専門家の解説では良くわからなかったので、閲覧したことがある。
が、その程度の免疫学の解説だったら、自分のより何処にしている難波先生の原理論のわかりやすい解説の中にSTAP万能細胞あり得ないという立場から包括的に論じられていると、簡単に批判する文章を作成したことがあった。(批判するだけの能力不足を痛感して掲載中止した)ー基本、意見は展開する方針なので自分の力不足はすぐ自覚できる→つぶやき系を忌避する理由のひとつ)
ただ、専門家の解説を忠実に踏まえて、解りやすく解説する能力には感服した。
絶対に科学的真理を踏み外さないという基本姿勢から、理解しながら書いているので、どうしても饒舌になる。
>また、コメント欄には次のような批判がある、事も自分の小保方事件に対する基本姿勢と似かよっている。
1. Posted by バッタモン 2014年04月01日 12:40
問題の核心は論文がねつ造であったかそうでなかったかと言うよりも、スタップ細胞が本当にできるのかできないのか!
ソコだろう。
それがまだ明らかになってない段階で、茶化したり貶したりする奴はゲスのゲス。
それをここまで引っ張る数さんはまさにゲスの極み。
ソコだろう。
それがまだ明らかになってない段階で、茶化したり貶したりする奴はゲスのゲス。
それをここまで引っ張る数さんはまさにゲスの極み。
このコメント氏は続いて、次のようにコメントしている。
数さんのプログは同じ話でつまらない。
そこで久々に池田信夫をぶった切る。W。寝言、うわ言のような経済分析が続く。
そこで久々に池田信夫をぶった切る。W。寝言、うわ言のような経済分析が続く。
ま、当人が直接、元ネタに当たって、確認した数値や意見ではなく、池田の完全な受け売り、ナノだという自覚が全くない。
信者系、ニッポン、チャチャチャ系の心理状態が良く現れてるコメントではある。
このコメントからも、肩から上の構造は相当シンプル組成。
AでなくBが大問題だと、頭の中で簡単に仕分けできる便利さに感心する。
A⇔Bとは考えてみようともしないお手軽さ。
モット単純化すると、記者会見の記者たちも、Bに関しては、決定的な物的証拠と供述がなく基本的に状況証拠による判断に留まっていると自覚しているから、社会的配慮をして、物的証拠のあるAを追求する。
もっとも、こういう日和見主義を日本は大きな問題ごとに続けてきたという欠陥は在るが、社会のルール、知恵としては悪いことでない。
コレがあったから、今の日本があるともいえる。着実、地道にやってきたのだ。
このコメント氏も無自覚ながら、そうした日本を庶民レベルから支えてきた常識イデオロギーである。
判断材料乏しく困っているらしいが、情報を収集しようと想ったら、それはそこらじゅうに転がっている。
最初からやる気がなく、自分の常識の枠内で気に入ってモノしかセレクトしない。
それにこの事案の基本にはエンタ精神がなければ、馬鹿馬鹿しくて付き合ってられない。
『小保方事件」は、マスメディアの騒ぎ方が馬鹿なので、多くの人は「くだらん」と唾棄しているけれど』だったら、まだ日本は正常レベル。
自分のブログで一つのテーマを続けた時は、必ずある程度の目標があるわけだけど、この事件に関しては、時間をかけて情報収集している割にえられることがない。
生命生物学の基礎知識を難波先生に教えてもらっただけのような気がする。
小保方記者会見など弁護士が4人も付いていることから、内容は嫌というほど想像できた。
実際、視聴した動画は最後のほうと最初の30にもなってぶりっ子、見解表明だけで、
書き起こしには全部目を通したが、
ハッキリしていることはテレビは、視聴率のDNA的インプットされて、その場の演出効果狙いのほとんど動物本能のような質問しかできない。
新聞社の質問も鋭さがない。
ホント、真面目にニコニコ動画の七尾氏の200回成功発言を引き出した質問が一番良かった。
自分もこのひらめきに対して、正しいと閃いた。
次に挙げるノフラー教授の遺伝子構成物質の蛍光の実態に対する指摘と、
難波先生の知見外と指摘するところで裏が取れる。
だだ?藤沢さんの万能細胞の再構成メカニズムの解説記事の中で広島大学の難波名誉教授の関係すると思しきサイトが参考資料としてリンクされているところから、難波先生の解説の中のクノフラー教授の見解を押さえての見解かもしれない、からすり合わせて裏を取っていることにはならないかもしれない。
科学や論理の世界は信心しちゃダメってことなのか、それとヒトを信用するこっとは別なのだと、難波先生は、この事件の総括で記されている。
耳の痛い話である。
《【縮む世界】》
1)若山照彦氏は理研にいた当時、小保方の方法では何度やっても「STAP細胞」ができず、
2)山梨に転勤する直前に「129系統マウス」を小保方に渡し、「STAP細胞作ってくれるように」依頼した。
3)その時に「できました」と小保方晴子から2株の「STAP幹細胞」を渡された。
>4)それを用いて若山氏がキメラマウスを作ったら、どちらも美事にできたので、彼はすっかり「STAP細胞」の存在を信じた。
>5)疑惑が浮上して、山梨大に持ってきていた「STAP幹細胞」2株の凍結保存材料を調べたら、129系とは異なるB6、F1(これは129/B6の雑種一代の意)という遺伝子系統のマウス遺伝子が検出された。
*【B6、F1由来のES細胞株はすでに理研のどこかに維持】されていたはずで、それを入手した小保方が、「できました」と言って若山氏に渡したというわけだ。
*129系のSTAP細胞が存在しないということは、STAP細胞そのものが存在しないことを意味しているだろう。
そういう情報が即座にUCSFデーヴィス校に伝わり、12時間もしないうちに、ノフラー博士がブログに事件の総括記事を掲載する。
今回、ネットでの協力に基づく「集合知」が形成される過程について驚いたが、言葉の壁を超えた海外との提携にも驚嘆する。
以下、「STAP細胞騒動の真実:バイオの3つの罠」と題する彼のコメント要約。http://www.ipscell.com/
<STAP細胞の実在を信じるという意見はとんと聞かぬようになった。信じぬ人の多くは「本当は何があったんだ?」と問うてくる。
<STAP細胞の実在を信じるという意見はとんと聞かぬようになった。信じぬ人の多くは「本当は何があったんだ?」と問うてくる。
*STAP細胞が本物である可能性はないとはいえないが、
*それはケンタッキー・ダービーで3本脚の馬が優勝する確率に、有り金全部を賭けるようなものだろう。W。日本の競馬も日本ダービーまでのビッグレースの連続する季節を迎えた。面白い例えだ!
*それはケンタッキー・ダービーで3本脚の馬が優勝する確率に、有り金全部を賭けるようなものだろう。W。日本の競馬も日本ダービーまでのビッグレースの連続する季節を迎えた。面白い例えだ!
STAP細胞の実在性云々よりも、
*これを報じた論文とそれが含むデータは、【比較的容易に避けることができる】バイオサイエンス上の、悪魔的な問題に由来するという事実を、私は信じる。
《STAP細胞の最初の問題は、「自家蛍光」だ》
*細胞に「ストレスを与える」ということは、細胞の多くを殺すということだ。
*【死にゆく細胞は自家蛍光】を発するものだが、【未熟な研究者がこれを幹細胞遺伝子の発現による特異蛍光と誤認】することはありえる。
第二の問題は、
*これを報じた論文とそれが含むデータは、【比較的容易に避けることができる】バイオサイエンス上の、悪魔的な問題に由来するという事実を、私は信じる。
《STAP細胞の最初の問題は、「自家蛍光」だ》
*細胞に「ストレスを与える」ということは、細胞の多くを殺すということだ。
*【死にゆく細胞は自家蛍光】を発するものだが、【未熟な研究者がこれを幹細胞遺伝子の発現による特異蛍光と誤認】することはありえる。
第二の問題は、
《細胞の取り違え/汚染だ》。
私が研究者としてスタートした1990年頃も今も、細胞培養に際しては、病原菌や他の細胞による汚染に極度に注意する必要がある。
*特にマウスES細胞、iPS細胞、がん細胞のような増殖能力が高い細胞は、培地さえ適当なら簡単に感染して培養中の細胞を置き換えてしまう。
>>若山博士はこれがSTAP細胞の場合に起こったのではないかと懸念していたが、
(日本のNHK報道によると)彼が129系細胞として小保方から渡された細胞は、実際には「F1(129/B6)株とB6株が混合されたもの」だったという。
*事実なら、STAP細胞論文にとって「極度に激しい」打撃となろう。
W。小保方記者会見はマウスすり替えに関して質問されても、一切言及を避けた。理研側と歩調を合わせて、論文の瑕疵を巡る条件闘争に限定したいからだ、他方理研側は小保方が研究室で何か大発見をしようとしていた程度を当分維持することが保身に繫がる。
私が研究者としてスタートした1990年頃も今も、細胞培養に際しては、病原菌や他の細胞による汚染に極度に注意する必要がある。
*特にマウスES細胞、iPS細胞、がん細胞のような増殖能力が高い細胞は、培地さえ適当なら簡単に感染して培養中の細胞を置き換えてしまう。
>>若山博士はこれがSTAP細胞の場合に起こったのではないかと懸念していたが、
(日本のNHK報道によると)彼が129系細胞として小保方から渡された細胞は、実際には「F1(129/B6)株とB6株が混合されたもの」だったという。
*事実なら、STAP細胞論文にとって「極度に激しい」打撃となろう。
W。小保方記者会見はマウスすり替えに関して質問されても、一切言及を避けた。理研側と歩調を合わせて、論文の瑕疵を巡る条件闘争に限定したいからだ、他方理研側は小保方が研究室で何か大発見をしようとしていた程度を当分維持することが保身に繫がる。
したがって、一般に言われている小保方ートカゲの尻尾きり、という見方はこの事件をリアル立体的に見ていない。
第三の問題は、
《論文査読者と編集者に予断》があった可能性だ。
STAP細胞論文は、ネイチャー誌を含め何人かの査読者に読まれ、一度は不採用になっている。
著者らはデータを追加し、共著者もより有名な人を集めた。
再投稿された論文は、非常に有名で高く評価されている研究者の名前を共著者に含んでおり、査読者や編集者がこの名前に影響された可能性がある。
理想的にいうなら、査読者や編集者は著者が誰かということによってではなく、科学そのものを査読すべきだ。だが、今日の査読方法ではこれが著しく困難であることも現実だ。
****【要約するなら、これら三つの要因が重なって、「STAP細胞ネイチャー論文」騒動が生じたと考えられる】
*********************************************************************
理想的にいうなら、査読者や編集者は著者が誰かということによってではなく、科学そのものを査読すべきだ。だが、今日の査読方法ではこれが著しく困難であることも現実だ。
****【要約するなら、これら三つの要因が重なって、「STAP細胞ネイチャー論文」騒動が生じたと考えられる】
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難波先生の見解(W。専門は免疫学で死に掛けた細胞の自家蛍光を実験する機会はなかった
私も第二、第三の問題は指摘してきた。
死にかけた細胞の自家蛍光は自分で観察した経験がないが、
老化した細胞にリポフスチンという色素が溜まることからみると、そうだろうと思う。
基本的に3点に同感する。
査読員は原稿の1頁(投稿者の名前と所属)を隠して論文を査読しないといけない。(私が査読委員をしていた頃のある日本の専門誌はそうなっていた。)
↓
査読員は原稿の1頁(投稿者の名前と所属)を隠して論文を査読しないといけない。(私が査読委員をしていた頃のある日本の専門誌はそうなっていた。)
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【STAP細胞はあったのか?】 日本科学未来館 コミュニケーターブログ
*STAP細胞の要件である「いったん分化を終えた細胞」が「刺激を受けて」「万能細胞になった」の最初の部分の証明がされていないのです。
これでは、脾臓にもともとあった別の万能細胞や、何らかの理由で混入したES細胞などである可能性を捨てきれません。
この点は慶應義塾大学の吉村昭彦先生や明石市立市民病院の金川修身先生、広島大学名誉教授の難波紘二先生が比較的早くから指摘していらっしゃいました。
*証拠が論文に十分に示されていないわけですから、本来は査読の段階で見つけられるべき不備です。
ですが、なぜか見つからずに掲載されてしまいました。
*STAP細胞の要件である「いったん分化を終えた細胞」が「刺激を受けて」「万能細胞になった」の最初の部分の証明がされていないのです。
これでは、脾臓にもともとあった別の万能細胞や、何らかの理由で混入したES細胞などである可能性を捨てきれません。
この点は慶應義塾大学の吉村昭彦先生や明石市立市民病院の金川修身先生、広島大学名誉教授の難波紘二先生が比較的早くから指摘していらっしゃいました。
*証拠が論文に十分に示されていないわけですから、本来は査読の段階で見つけられるべき不備です。
ですが、なぜか見つからずに掲載されてしまいました。
はっきりさせる方法はあります
結論が出すには、STAP細胞が「ある」ことを誰かがもう一度、示して、検証しなければならないのです。
いつまでたっても、それがなかったら、STAP細胞は「なかったようだ」ということで、忘れられていきます。
結論が出すには、STAP細胞が「ある」ことを誰かがもう一度、示して、検証しなければならないのです。
いつまでたっても、それがなかったら、STAP細胞は「なかったようだ」ということで、忘れられていきます。
*ですが、正直なところ、調査の途中とはいえ、これだけの傷のある論文となると、第三者が再現をする気になるかどうかさえ疑問です。
W。そこまでの時間とカネとヒトをまわせる余裕は研究現場にない。
筋が悪いってことだ。