1/12(木) 5:05配信
■ボールの違い
メジャーリーグ 約148.8g 約23.5cm
日本 約141.7g 約22.9cm
日本 約141.7g 約22.9cm
500円玉1個(7グラム) 大きさは6mm違う
「規則には重量が141.7~148.8g、大きさ(円周)が22.9~23.5cmと決められています。日本はこの規定内の最小の値となっており、メジャーリーグはこの規定の最大の値となっています。
また質感も違い、メジャーリーグのボールは滑りやすくなっています。
>縫い目の高さもメジャーリーグのほうが高く作られています。」←W。日本の硬球よりも7グラムも重く縫い目が高くなっているので、日本の投手の中で、カーブや落ちる球を武器にしている投手がメジャー相手に通用する。
*日米の硬球の違いが一目で解る画像をネット上で探したが適当なものが見つからなかった。
Wは今ほどMLBが注目されていない頃、米国映画で子供がボールで遊んでいるシーンをみて、とっさに「ボールの大きさが違うのじゃないか」と感じて調べてみたところ(そのころインターネットはなかった)、余りにも大きな違いがあったのでびっくりした。
野球の世界戦に対して、イロイロな意見はあるだろうが、肝心のボール(ベース<ボール>、野<球>)を始め
ストライクゾーン、球場の広さなどが不ぞろいの状態で公式戦を行っている現状が、是正の方向に具体的に踏み出さない限り、WBCの様な世界戦はいつまでたっても実質が伴わない。
*フットボール(サッカー)のボールの大きさが違う、グランドの広さが違う、ソレで世界戦を行っているとすると、日本のサッカーファンは黙っていないだろう。
小久保監督がどうとか、こうとか、MLB日本人選手が出場しない、など以前のもんだから目をそらして云々できるのが日本の野球ファンらしいところである。
(どうして負けたからといって、公式の場で頭を下げなければならないのだ。たかが野球、エンタメだ。負けることに意味と価値を見出しても良いのだ。国民の大きな税金が投入されているわけではなかろう。
更に小久保は監督として責任をとっている謝罪しているのであって、失敗した継投策など投手起用は投手コーチ大野やバッテリーコーチ矢野の意見が優先されたのではなかろうか。
2016年阪神の作戦バッテリーコーチに就任した矢野は、世界戦の継投策の失敗と同じ次元の後先無視の継投策をやらかしている。開幕戦以降10試合も経過しないうちに守護神に抜擢されたマテオを3イニング連投という異常な継投策をしている。)
>野球は歴史の古いプロスポーツ。
古いものが温存されたところに価値があるリージョナルなスポーツである。
*MLB側が本腰を入れないのは、シーズン162試合制という過酷な日程があるが(MLBの一流投手に3月に全力で投げろと要求するのは狂気の沙汰である)、人気で圧倒するアメフトに対抗するにはベースボールの歴史に価値を見出そうとしている機構と経営者の姿勢も大いに影響している。
なお、日本プロ野球機構下の近年の公式戦に使用されたボールには次のような問題点があった。
Wはボール (野球) - Wikipediaに解説されている事実の中で
>2011年と2012年に使用されたのがWBCの使用球に近づける意図をもった統一球 とは知らなかった。
ウィキペデアのこの項目の解説内容にも問題がある。
2シーズンに渡って採用された統一球の反発係数だけを問題にし、MLB使用球よりも反発係数が低いことが眼目になるように解説されているが、両年のホームランスンの激滅(両リーグあわせて2010年の本塁打数と比べると1605本から939本に激減)は、反発係数低下だけではなく、ボールの重さ、大きさがMLB使用球とNPB使用の中間球であった影響は全く問題意識から除外されている。
次の記述を読み込むと両年の使用球は、ボールの重さや大きさは従来のモノに留めて、ボールの中身だけを、
「2011年度から12球団全てでミズノ製の低反発ゴム材を用いた」と受け取れる。
↓
引用
「上記の通りそれまでは球団ごとに異なるボールが使われていたことに対する批判や、WBCなどの国際試合で採用されるボールに近づけるという目的←W。重さや大きさは変えたのか変えなかったのか、全く不明だが、重さと大きさの変更は投手にとって条件ががらりと変わることなので、従来のままだった可能性が高いが、解説では言及すべきである)などから、2011年度から12球団全てでミズノ製の低反発ゴム材を用いた統一球を採用した。ミズノ社は飛距離を約1メートル抑えられると説明しているが、ストライクゾーンの変更。←W。この点も問題。」など諸条件と合わせた結果、両リーグあわせて2010年の本塁打数と比べると1605本から939本に激減した。」
WのNPB使用球の実物に対する素朴な感覚は、日本人の平均身長を大きく上回るプロ野球選手が操るにしては小さすぎ、軽すぎる。
戦前のアマチャ野球の全盛時代から重さ、大きさは全く変更していないのではないか?
野球の出発点が小柄なアマチュア日本人選手、しかも主として未成年仕様(日本野球は旧制中学対抗野球全国大会として隆盛していった)であった影響が、現在のNPB使用球にそっくりそのまま引き継がれているのである。
もっと重くて大きなボールを使ってこそ、本物の野球の醍醐味が味わえるのではないだろうか。
その方が今の日本人選手の体格にマッチしている。
反発係数云々だけに課題を集中するのは現実回避である。
>マエケンはこのケース。
過去、日本からメジャーに挑戦して成功した投手は全部この範疇に収まるはずだ。ファストボールを武器にしているような投手ではメジャー相手に苦しい(阪神 藤川球児など。日ハム大谷恭平投手の場合はどうかな?未だ球筋を詳しく見たことがないので何とも言えないが、カギを握るのはフォーク、スライダーカーブなど変化球の切れ(打者の手元で変化しなければ打たれる)。大谷はレンジャーズダルビッシュ有系の投手じゃないかな。ダルビッシュを目安に大谷をみると解り易い気がする。
なお、MLBがアウトコースよりのストライクゾーンになっているのは、危険防止の意味合いが強い、と思う。
NPBのように投手の危険球退場はない。一度も見たことがない。
あごカバーヘルメットの画像を探したが、日米の画像はアイドル並みのフォーカスが多すぎて適切なものがなかった。あのヘルメットを被りだしたのはいつごろなのか気になる。
Wは昨年夏ごろから、カブスを中心に動画で野球を楽しんだが、メジャーデビュー2年目の若き強打者クリス・ブライアント - Wikipedia(NPBにはいないオールラウンドプレイヤー。プロの野球選手に必要なものを全て兼ね備えている)は、ブラッシュボールなどという生易しいものはく、頭をめがけて投げているとしか思えない投球をされているのを何度も見た。
それでもバッターボックスの本人は平然としており、ファンもことさら大きな反応を示さない。しかしやっぱり本能的に踏み込みが足りなくなるのか、結構打ち頃のストレートに凡フライを打ち上げている
あそこまで頭の近くに投げられると、ごく短い間には恐怖心という本能にごく逆らえない。残像もある。
クリスブライアントはアゴをカバーするヘルメットである。昨年急成長したハビアー・バエズ (Javier Baez)Javier Báez - Wikipedia(英語版)も同様のヘルメットを被っている。
最後にこの長文の記事を取り上げる。時間不足で結論だけになる。
日本のショートストップは、なぜ、メジャーで通用しないのか。異国を知る者たちが証言する「確実にアウトにするための守備」の盲点
ベースボールチャンネル 1/11(水) 10:00配信
Wシカゴカブスの野球しか知らない、ハビアー・バエズ (Javier Baez)Javier Báez - Wikipedia(英語版)の守備に注目している(レギュラーはセカンドだがショートの守備も上手い、外野もこなす)という前提で、
>引用。
「1個グッと持つ”とは、地面の反発力が人工芝より落ちる天然芝や土では、上半身や体幹の強さが求められるということだ。」W。その通り!
「井口はメジャーでプレーしたからこそ、中南米選手との違いを肌で知っている。
>守備の基本は日本人内野手のほうが上だと感じた←W?一方、驚かされたのがラティーノたちの応用力だった。」
W。バエスは片膝ついて腰を落として捕球することが良くあり、このような捕球法は今の日本ではめったにお目にかかれない。こんなところに感心し高く評価する。
W。バエスは片膝ついて腰を落として捕球することが良くあり、このような捕球法は今の日本ではめったにお目にかかれない。こんなところに感心し高く評価する。
それでもバウンドが変わってエラーする。芝内野をころがる打球が早く芝と土に切れ目での変化などに対応するためには応用力として基本に超忠実な捕球態勢が要求され、マイナー時代に教え込まれるのだと想っている。
ショートの場合は
「1歩目、2歩目のダッシュの力と、ランニングスローがすごい。彼らは捕って、いかに早く投げてアウトにできるかを考えています」W。その通り!
「彼らは捕って、いかに早く投げてアウトにできるかを考えています」
W。カブスはスプリングキャンプで遊びを加味してグループで早投げ競争をする。
NPBの内野手は一般的に捕球してから投げるまで時間がかかり過ぎる。
早く投げる練習はアマチュア時代から余りやらない。捕球して早く強く投げられるとアウトにできる確率は高くなる。また見た目も良い。
昨年、阪神タイガースの公式戦に2度出向いたが(批判する以上、実地をみるのは当然と考えて行きたくない甲子園に行った)
試合直前の守備練習で面白い場面をみた。
サードの回された鳥谷敬選手は、ノッカーのゴロを捕球すると同時ぐらいに一塁に山なりで軽く投げることを何度も試みた。全部ストライク送球だった。
一方、昨シーズン終盤からショートに起用されだした北條選手は捕球して何度もモーションをつけるように投げた。ゴロへの入り送球もまちまちで安定しない。前日の試合で本塁送球エラーでタイムリーエラーをしているせいかもしれないが、守備コーチが注意しないのが不思議で、案の定またエラーをした。
記録の上では1回のエラーだが、実際、立て続けにした2回(1回目のエラーは守備範囲の狭さによるもので、体幹の運動能力の弱さという遊撃手として致命的欠陥から来たものである)のエラーが得点に絡んだ。
という事で北條選手の場合h練習してどうのこうの以前の持って生まれた才能不足の問題なのだが、せめて練習方法だけでもまともなものに是正できないものかと思う。今指導者では無理なんだけど。
日本人のショートはMLBで通用する様な才能に恵まれていないが、指導方法や練習方法を従来のモノから変える必要がある。
エンタテイメントとしてもその方が良く映る。日米野球の違い。日本の野球は格好が悪い。
ファンの野球を見る目、評価する基準にも課題がある。
「オイオイ!今のプレー、ファンプレーのように囃したてられているが、普通にアウトにできる打球じゃないのか」とするには野球をみる目、評価する基準が不可欠だ。
ま、鳴り物入りの応援に唱和し大騒ぎすることに関心が向かっている現状の日本の球場では、そんなことは眼中にないだろうが。
野球のマスコミ中継も繰り返しそのようなスタンド風景を垂れ流しているのだから、そのような狂体が風物詩のようになるのも仕方がない。
ソレで結論。
人生は短い、無駄な時間が省けて幸いである。