川崎宗則、36歳マイナー生活川崎宗則、36歳マイナー生活の覚悟 - 四竈衛のメジャー徒然日記 - MLBコラム
January 14, 2017
2000 レスター
1600 ゾブリスト
1563.75 アリエタ
1400 モンテーロ
1250 ラッキー
1000 デイヴィス
800 ジェイ
700 リゾ
600 上原
580 ロンドン
200 ダンシング
182.5 グリム
「カブスからFA(フリーエージェント)になっていた川崎宗則選手が、今季もカ軍に残留することが決まりました。米移籍6年目を迎えますが、マイナー契約からスタートする貪欲な姿勢は、36歳となる今季も変わっていません。
結果的に、過去5年間と同じ立場なのですが、その厳しさは周囲が考えるほど生半可なものではありません。←W。注
メジャーとマイナーを行き来するだけでも大変ですが、なおかつ結果を求められます。たとえ結果を残しても、球団側がプロテクトしたい若い選手の契約を優先させる場合は、非情の通告を受けることも頻繁です。そんな環境を承知したうえで、カ軍残留を決断したのですから、川崎の覚悟は相当なものです。」
↓
W。川崎は4年間のマイナーオプション<マイナーオプションの基本は3年川崎は例外規定の4年>を使い果たしているので、過去の5年間とはMLB選手身分保障ルール上、違った立場に置かれる。
筆者はNPBに全くなじみのないマイナーオプション制度を読者に説明しても解り難いので省いているが、タイトルの36歳マイナー生活覚悟とか文中の「その厳しさは周囲が考えるほど生半可なものではありません」と表現している。」
W。2017年カブスとマイナー契約を結んだ川崎宗則選手は、昨年(2016年)、カブスが川崎選手のマイナー4シーズン、オプションを使い果たしてしまった、という特殊事情があり、渡米後、5年間のマイナーとメジャーを行ったり来たりの事情とは違った厳しい現実がある。
***********
次に挙げる記事は、米国在住で、MLB情報を送っている四竈衛(しかま・まもる)のものだろう。
スリーシーズンマイナーオプション制度は、NPBでは絶対にあり得ない制度。
そのためもあってかNPBのこの方面の球団優位の制度と適切に比較したざっくりとした解説が見当たらず、一般的に「選手の飼い殺し防止」を目的とした制度と銘打たれているところにも野球現場の実情を反映しない難しくて細かい解説が横行している。
↓
>ただし、米メディアは、川崎が昨季までにマイナーのオプションを使い果たしたため、今季はメジャー昇格が厳しい道のりになると指摘。
*オプションがあれば
昇格と降格をスムーズに行うことができた。←W、ココで云う昇格降格とは25人選手登録(ロースター~1軍ベンチ入りメンバー~)と40人選手登録(拡大ロースター~40人ー25人=15人はマイナーでプレーしながらメジャー昇格を待つメジャーリーガー契約選手~投手が約半分7人を占め、若手野手優先もあるから川崎にとって440人ロースター入りも難関だった~。マイナーオプションもち選手であれば、1年間に何度でも昇降格できる←使い勝手が良い。マイナーオプションを使い果たした選手を一端25人枠に入れると降格時に選手市場に公示。抜け道は故障者リストに入れるなど。←使い勝手が実に悪いし、ウェーバー他球団が欲しがれば移籍。)を含めたマイナー降格を指す。
>ざっくりと云えばNPBは1軍ベンチ入り25人選手登録を含む70人選手登録名簿に載った選手がNPB契約選手。MLB流にいえば、NPB選手契約の70人は、全部メジャーリーガー。
>しかも、マイナーオプション制度が確立していないので、
70人ー25人=45人の2軍でプレーしながら1軍昇格を持つ選手を球団の事情でプロ野球選手寿命の尽きるまで、1軍昇格2軍降格を繰り返させることができる。使い勝手の良い1,5軍選手のまま、同一球団に在籍し退団に至る事例は常態化している。その中には過去に他球団に移籍すれば、活躍できた選手もかなりいただろう。
潜在能力がありながら、球団の2軍育成環境が悪く、じっくり育てるとか何とか美辞麗句が毎年繰り返され、2軍生活を終える選手もいただろう。
選手を使う側の球団や監督にとって、NPBの70人枠ほど都合のよいものはない。
2016年阪神監督金本は、大勢の2軍選手を入れ替わり立ち替わり昇降格させたが、その中には長年1,5軍生活をしている選手が複数含まれていた。MLBでは、マイナーオプションを使い果たした選手で、昇格させたら、トレード市場に出さなければならないのである。
その他、MLB選手事情の配慮も含めて、チームをまとめて成績を上げることがドライに要求されるMLB監督に比べて、NPBの監督は野球以外の余計なことを余り考えないで済む商売である。2016年金本をみていてつくづく、そう想う。脳筋人間でもNPB監督は務まる。
NPBの70人登録枠以外の球団所属選手は球団から給料をもらっているがプロ野球選手ではなく育成段階の選手である。NPBに保障された身分はない。2軍の試合に出場できるが、70人選手登録名簿に名前を記載されたのち、1軍出場の資格が生まれる、のだが、こんな制度は形式にすぎない。
NPB制度では1軍選手25人枠の権利やメリットはない。物的なものに限られる。
一方2軍選手と1軍選手のハードルも権利と義務のルールがあってなきがごとくなので、恣意的なものである。
>こう云う背景があって、1軍のレギュラーが不調に陥ると、ファンの間から簡単に2軍に落とせ、などという罵倒が飛び交う。実に何のリスペクトもない寒々とした光景である。
>もちろん、MLBの制度の形成過程は、その長い歴史故もあるが、アメフトとの対抗関係から急速に整備されていったものである。日本にはプロアマ通じて野球に対抗するスポーツエンタメは育たなかった。NPBを取り仕切ってきた球団オーナーの意思が通ってきた。
>日本でもマイナーオプションを採用すると選手の移籍が活性化し、各チームの戦力は立体的に強化されるのではないか。
>ファンも別な側面から野球が楽しめて、野球文化の幅を広げることができる。
>またドラフトにかかる選手たちにとっても、選択肢の幅が広がると受け止められるのではないか。
**********
*だが今季からは昇格した後に再降格するには、
>ウエーバー手続きを取る必要がある。
日刊スポーツ 1/9(月) 10:09配信
W。選手の飼い殺し防止を目的としたマイナーオプション制度が、川崎選手に両刃の刃として立ちはだかっている。
>弁護士で契約にシビアーなセオエプスタインのこと、幾つものメリットを想定してのこと。
シカゴカブス 40人登録名簿(ロースター)
- 9 ハビアー・バエズ (Javier Baez)
- 17 クリス・ブライアント (Kris Bryant)
- 7 ヘイメル・キャンデラリオ (Jeimer Candelario)
- 2 トミー・ラステラ (Tommy La Stella)
- 44 アンソニー・リゾ (Anthony Rizzo)
- 27 アディソン・ラッセル (Addison Russell)
- 18 ベン・ゾブリスト (Ben Zoblist)
W。40人ロースターの内野手登録された選手の中でレギュラーは強力で若い。2016年オールスタメンバーが3人もいる。バエズは急成長した若手。ゾブリストは内外野こなす名ユーティリティープレイヤー。マイナー契約は仕方がない。
*********
ベースボール リファランス コム
Munenori Kawasaki 川崎宗則
2016 | 35 | 8.6 | Iowa | PCL | AAA |
カブスAAA102試合で20盗塁している。
2015年トロントAAAでは62試合で8盗塁だった。打率は255、過去のAAA時代と変わらない。
SS(ショートストップ)守備率982
2016 | 34 | 7.6 | Iowa | PCL | AAA | CHC |
>76試合しか出場機会がなかった。打率は314。単打が多い。
レフトだけでなく外野手として記録されている。
守備率986は阪神時代と変わらない数値。
カブスをFA。AAAでも厳しい。
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若いころに改心していればもっと凄い成績も残ったろうが・・・
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グリム 182万5000(127万5000)
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