反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

東電、政府は原発事故の核心点=最大の爆発と破壊があったプルトニウム、ウラン混合燃料使用3号機の情報を隠している。

 これまで書いてきた福島原発事故に関する記事には情報収集力のなさから、多数の誤りがあった。
能力の問題と時間不足があった。
 大災害が発生してから、早朝起床して、ストレッチと軽い筋トレを毎日やってきた。
小さな港を見下ろす橋の階段を一回、1000段、計、1万段上ることに決めて、昨日やっと目標を果たした。
勿論、今まで続けているウォーキングの手を抜かなかった。
 夜は早く寝る。余計なことは一切しないことにしている。それでも時間が足りない。 
記事を書いている時間も本当は読書に充てたい。
 
 今現在も時間に追われている。
 
 事故現場について、現状できる限り調べた結果、政府東電は事故現場の全貌を国民に知らせていない!
これが結論である。
 
 1~4号機の災害で最もダメージの巨大である3号機の実態を意図的に公表していない。
先頃のレベル7指定は、ネットに災害現場の無人飛行機による精密航空写真などの情報が出回ったことも、大きく原因している、と想う。
 
 この写真はエア、フォート、サービスが公表したモノである。
その他、日本のメディアには露出していない生情報が多分、海外メディアには多数公開されていると想う。
インターネットの最先端には政府といえども隠し事はできない。
 
 問題は我々の側に情報を収集し、分析する能力があるかどうかだ。私には乏しいい。
 
それでもやっと、事態の全貌が見えてきた。今後、もうこの件に関して、当分書くつもりはない。素人が知る限りはこの辺が限度である。後は小出さんの様な信頼できる専門家の意見を拝聴し判断するしかない。
 
 3号機の使用済み燃料プールは爆発破壊され、もう存在しないと思う。貯蔵されていた使用済み燃料は飛び散っている。航空写真に映っている周辺に無数に飛び散っている、細長い物体はジルコニウム合金で被覆された使用済み燃料の集合体ではなかろうか?
 勿論、違うかもしれないが、いずれにしても、プールはもう存在しない。
 
 その証拠は次の2点である。
 
1)建屋の上半分が完全に破壊された写真。
建屋の地上部分は49Mの高さであり、プールの位置は格納容器の隣、上部である。
写真で建屋の破壊状況を確かめると3分の2ほどが吹っ飛んで瓦礫状態である。
 
 政府東電は制御室に電気が通じたなどと、公表し、マスコミの目をプール破壊に向けさせないように操作している。制御室は建屋の云わば1階部分に位置し、瓦礫の山が覆いかぶさっても、持ちこたえられる位置にある。
 
 ところが、プールがそのずっと上にあり、航空写真ではどう見ても、そこは瓦礫の山の真っただ中である。
3号機の瓦礫の山から水蒸気が一番立ち上っているのは、プールの破壊が最もひどいからだ。
 
2)被災後の現場作業で自衛隊や米軍まで動員して荒っぽい放水を繰り返しているのは3号機に集中している
 以下、時系列でピックアップしてみる。情報元はグーグルだ。
 
 3、13.格納容器破壊防止のため逃がし弁解放ー水素爆発(この爆発が一番大きく、特殊)
 
 3,17.3号機使用済み燃料プールに自衛隊ヘリ計4回海水投下
      自衛隊車両による注水
 3、18.日米両軍によるプールへの放水
 
 3、19東京消防庁ハイパーレスキュー隊によるプールへの放水
 
 3,20東京消防庁によるプールへの1137、トン連続放水
 
 3、24、3号機タービン建屋内で作業中の3名水溜まりで被爆
 
以上の作業の事実関係、航空写真、建屋など構造物の断面図から総合判断すると、
 
 >>>どう考えても、3号機のプールはもう存在しないと結論ずけるしかない。
 
 
 >>>ではなぜ?荒っぽく水をかけまくったのか?
結論は簡単である。
 破壊されたプール、周辺に飛び散った使用済み燃料から発散する放射能放射性物質を大量放水の力で洗い流す、必要があったからだ。
 
 だからこの差表は正確にいえば、プールへの注水ではない。
一般の見方は4号機に対する、ポンプ車による注水作業現場をイメージしがちで、そこから3号機の作業を見てしまいがちになるが、実態は米軍、自衛隊ヘリまで動員した強烈発散放射能除去作業である。
 
>>>3,17にまず、自衛隊ヘリからしか、水をぶっかけられなかった事実に注目すべきである。
その日に自衛隊が出て云って
 
 >>>>次の日にアメリカ軍まで動員されて共同で放水している。
 
 >>>>3,20、に至っては1000トン以上の大量の水を消防車からぶちまけている
 
 >>>>従って、3,24に作業員がタービン建屋の水たまりで被爆したのは当然の事態である。
この強度汚染水は軍隊まで動員した大量放水によってもたらされた。
 
 結論。
 
3号機の爆発がモノ物凄く、他と違った様相だったのは、停止後のプルトニウム、ウラン混合燃料の熱量が大きく、大量のジルコニウムが溶解し、大量の水素ガスが逃がし弁解放によって建屋じゅうに充満したからだ。
他の建屋より下部まで破壊されたのはそれだけ水素ガスが多量に充満していたからだ。
 
>>この爆発と同時にプール内の使用済み燃料棒の一部の溶融から、水蒸気爆発が同時に発生した。
だから、3号機爆発の他の爆発と違ったのだ。
 
>>あれだけの爆発から圧力容器外側のペラペラの格納容器が破壊されていないなんて考えられない。
 
 今現在、注水作業中と発表されているが、いちばんダダ漏れは3号機で発生している、と考える。
 
>>>一番危ないところが一番被害が大きい。
 
当然だろう。燃料棒事態にプルトニウムは混合されており、今回の様な事態が起これば、一番、その危険性を発揮する。偶然でなく必然であり、反対してきたものは、そこを指摘してきた。
 
>>情報隠し、情報操作は確かにある。
 
>>>現場の状況を好転させる根本的対策は外部に冷却循環を作り出すしかないようだ。
それがなければ、いつまでも今の悪、矛盾の連鎖、綱渡り状態から脱却できない。
 
 しかし、その程度のことは現場は百も承知しているが、実行できない。
余りにも危険作業になるからだ。
 繰り返すが、究極の机上の理論が通用しない世界が今現在、目の前にある。
 
多くの人がこの困難をどこまで本当に理解しているのかどうか?
その間に刻々、核汚染は進んでいくしかない。
 
>>もう一度、今度は最終的なメルトダウンによる水蒸気爆発が発生するかどうか?
可能性は断言できないが、前の記事に書いているように、少ないとみている。
ただし、いつまでも、温度、圧力と相談しながら水の量を加減しながら、注入できる、と云う前提である。
 
 液体窒素による爆発防止もやっているようだが、注水との加減は不明。
だが、今現在、液体窒素注入が、主体になっているようだと、現場状況は先に作業を進めていくというより、防戦一方と云うことで、最悪回避だけで手一杯と云うことになる。 
 
      <<<追記>>>
 現場の前線作業はできる限り、東電社員にやらせろ!
技術の要らない単純作業もいくらでもある。
 
 熊木和枝さんによれば、知り合いの夫の現場の東電社員はカロリーメイトだけで不眠不休状態で働いていると。
 彼女はそれをがんばっている象徴、東電社員いじめの風潮に反対する意味で書いているのだろうが、現場作業の最前線に立っているモノがカロリーメイトをかじって不眠不休で作業できるわけがない。
 後方で作業調整の様な比較的安全な管理労働をしているから、カロリーメイトで疲れてもやっていける。
 
東電は現場前線の危険作業を全部下請けにやらせている、と想像する。
 
 原発を推進してきた会社、事故を起こした会社の社員で責任ある地位にあるモノこそ前線に出て責任を全うすべきである。
 
 役人まがいの訳のわからない、誤魔化しだらけの記者会見をやっているモノなどは、そんな仕事は誰でもできるので現場に出て働け!
 
 ここまで酷なことを云うのは最前線で現場作業をしている方の健康被害はとてつもなく、大きい、と解るからだ。
政府が今後30年に渡って追跡調査していく、なんて発表しているのも事態の重大性が解っているからだ。
いくら、警報器をもって作業していても、繰り返し被曝していたら、体に影響が出ないわけがない。
 
 まして、今まで書いているように、現場は放射性物質で飛散している。それを片付けなければ、作業環境が整わない。
 そんな作業は東電のサラリーマン、管理職がやれ!
 
>現場作業は混乱状態にあると推測する。
ピットの中のひび割れ個所から、大量の汚染水が流れ出している写真がネット上に公開されている。
これを阻止するために、なんとコンクリートを流し込んでいるだけである。
そんなことで止まらないのは、常識なのだが、それさえ現場で判断できていない。挙句の果てに、新聞紙やおが屑をで止めようとしたとか。最後に樹脂を投入して止めたらしいが、余りにも作業のレベルが低すぎる。
 
 次々に発生している事態への対応に気が動転しているのか。元々その程度の知恵しかないモノに現場が任されているのか、解らないが、その程度だったら、東電のサラリーマンを人海戦術として現場に張り付かせよ!
 
いずれにしても、これだけ情報が氾濫している社会で、福島原発災害現場作業の様な危険作業をやりきる人は今の日本ではそう多くない。
作業員や家族をだまし続けるためもあって、いい加減な情報を政府東電は流し続けているのじゃないか、と深読みしたくなる。
 
 事実、亡くなった原発現場責任者のベテラン平井憲夫さんの仕事の一つが原子力安全神話を作業員に注入すつことだった、と書いている。
 
 >>テレビでは「日本は強い国です」。「日本の力を信じよう」などの公共広告が頻繁に流されている。
それにしては、福島原発作業現場では理不尽がまかり通っている。
使い捨てのように下請け労働者駆り出されている一方で、責任あるモノが後方で、あるいはずっと離れたところで緊急事態に対処している振りをしている。
 
東電幹部は事故の終息見通しなるモノを発表しているが、現場でも机上では解っているのに、余りにも危険作業が伴うから作業できないのだ。東電幹部の発表は、言葉を操っているだけである。
 それで何となく気休めになる、国民がいるのも確か。
そういう人が圧倒的多数を占める国は強い国ではない。そこに本当の力があるとも思えない
しかし、怒りが湧いてくる人も数多くいる。
 私はそういう国民に親近感を覚える。