wacwac (@dashiell_wacwac) / Twitter
散歩の道端、雑草やその花を摘んできて花瓶もどきにアレンジして差すことにした。
①Googleレンズで撮影し、気になる草木の名前をチェックし帰宅してPCで関連情報を仕入れることにした。
②反俗日記掲載の画像は自分で撮影したものではなくネット上で調べたときの良い画像を掲載する。
荒地の所々にのたうち回ったように茂っている常緑低木。
周りが草ばかりなので目立つ存在。
https://tonysharks.com/Tree_of_life/Eukaryote/Plantae/Land_plants/Pyracantha/Pyracantha.html
この画像がリアルのこの植物の現状を伝えている。もともと観賞用に輸入されたもの(盆栽にもする)がその生命力の強さから全国の河川敷、荒地に拡散しているというのが現状である。
画像はミカン色の実を着けた時期のもの。常体は青々とたくましく繁殖しているという感じがする。
近寄って確かめると密集した小さな葉の隙間から1cm以上もある鋭いトゲが飛び出している幹が見える。
タチバナモドキ
もっと毒々しい名前がついているかと思った。小さな果実がみかんの色と形(日本固有のみかん=橘)似ているからこの名がつけられた。
>「 タチバナモドキはアフリカ南部、オーストラリア、ハワイ諸島で侵略的外来生物」熱帯亜熱帯地域でこの木が繁殖している図を想像するとぞっとする。薄手の衣服の地域では鋭利なトゲがじゃまになる。
タチバナ について
ミカン科ミカン属の常緑小高木で柑橘類の一種である。別名はヤマトタチバナ、ニッポンタチバナ 日本に古くから野生していた日本固有のカンキツである。 本州の和歌山県、三重県、山口県、四国地方、九州地方の海岸に近い山地にまれに自生する W.家紋に用いられている。そのためかタチバナ(
W.ちなみに徳川家の家紋であることが知られている<葵あおい>というのも<フタバ葵>であり、近代以降のアオイの花とは違って、一般的にお目にかかれないただの草である。賀茂神社の社紋の葵、葵祭のあおいなのだが三河の徳川家は三河の賀茂神社(系列神社?)氏子だった関係から三つ葉の組み合わせのあおいを家紋にするようになった。橘(たちばな)とは? 意味や使い方
橘(たちばな)
はなじみがあるが、実際には縁遠い。
W。生まれてこの方、山で見かけたことはなかった。人工的に育成されているもの以外は絶滅しているのではないかな。日本の山林の65%ぐらいは経済林である杉ヒノキで覆われていることからも日本の山野の非自然的変貌は著しい。
人工林の密集している山道を歩いていても心がウキウキしないのはなぜなんだろう。雑木林の木々を眺めながら歩くのは楽しい。
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下記の3種類を総称して<ピラカンサ>ともいう。
タチバナモドキは中国原産。
タチバナモドキ トキワサンザシ
きょ歯なし-下面に毛がある- >きょ歯アリ
(葉の周りのギザギザ凹凸)
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何回、Googleレンズの写真をとっても<セイタカアワダチソウ>と出てくるが、かすかに記憶に残っている猛々しいその姿ではなかった。
村上春樹の小説のシーンにも東京郊外の住宅地の雑草の目立つ裏通りを行く主人公と所々に生い茂るセイタカアワダチソウが乾いた文体でさりげなく描かれ、小説世界の非現実感を奇妙な現実性に引き戻している。安岡章太郎の「ガラスの靴」の<ヒグラシ>が村上春樹の<セイタカアワダチソウ>だったのかな?
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PCで詳しく調べてみるとやはりあの<セイタカアワダチソウ>であった。
解説をよく読むと<セイタカアワダトソウ>への過去の誤解と<セイタカアワダチソウ>の現状が解った。
良く花粉症の原因と間違われるセイタカアワダチソウだが虫媒花の為、花粉を飛ばすことがなく、原因はよく似た植物のブタクサという種である。
秋の花粉症では代表的なアレルゲンであり、アメリカでは全人口の5-15%がブタクサ花粉症との統計がある
セイタカアワダチソウの原産地である北アメリカ大陸の北中部(カナダのオンタリオ州やアメリカのオハイオ州など)では、単にゴールデンロッドと言うとセイタカアワダチソウを指すことが多い。これらの地域では蜜源植物としても重要である。カナダ・アメリカ・メキシコ北部の至る所に生えている。」
1970年代までは、環境適用性の高さや、蜜源がすくなくなる10月から11月にかけて花を咲かせる特徴から養蜂家に注目され、養蜂家の自家栽培などによって増殖や配布が行われたが、採取される蜂蜜には特有の臭みがあり二級品としての評価しか得られなかった。
盛衰
平成に入る頃には、その領域に生息していたモグラやネズミが駆除されてきたことによって希少化し、土壌に肥料成分が蓄えられなくなり、また蓄積されていた肥料成分を大方使ってしまったこと[1]、自らのアレロパシー効果により種子の発芽率が抑えられる等の理由により、派手な繁殖が少なくなりつつあり、それほど背の高くないものが多くなっている。また、天敵のグンバイムシやガ、ウドンコ病が時を同じくして北米から日本に侵入し、それらへの抵抗性が低下していた日本個体群は大打撃を受けてしまった(現在は抵抗性が再び上昇傾向)。
>セイタカアワダチソウの勢いが衰えてきた土地にはススキなどの植物が再び勢力を取り戻しつつある
@ちなみに、北アメリカでは逆にススキが侵略的外来種として猛威を振るっており、セイタカアワダチソウなどのゴールデンロッド類の生息地が脅かされている。」
生育環境
リン分が多い富栄養状態の土壌ではよく成長する。
湿気が多い土地では、根からアレロパシー物質が浸み出すので、ススキなどの競合する多年生草本を抑えて強い。在来の湿地性植物群落に取って代わったような場所もあり、このような場所では駆除に苦労している。逆に、リンが少ない土地、強酸性の土地、乾燥した土地では弱く、競合する多年生草本に負けてしまう。
病害虫
アワダチソウグンバイによる被害が特に著しい
- セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシは北米からの侵入害虫で、1991年に日本への帰化が確認された。全身が真っ赤なアブラムシで、セイタカアワダチソウに群生する。本種はセイタカアワダチソウしか食害せず、また、セイタカアワダチソウを食害するアブラムシは本種のみである。W。画像のようにびっしり集っていた。
セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシは日本在来のテントウムシなどが天敵として確認。
アワダチソウグンバイ
北米原産の外来種で、1999年に兵庫県西宮市で確認されたのが日本での初記録とされている。
セイタカアワダチソウについて吸汁する。その他のキク科植物(アレチノギク)にもつくことがあるほか、農作物ではキク、ヒマワリ、ナス、サツマイモを加害する[1