和名 ムラサキウマゴヤシ。日本の草植物の名前の付け方の基本スタイルは
②花や実の色や形で近似他種と区別する。
>このやり方。一見論理的なようでいて、不便、非合理的、いい加減な命名方法である。
例えば タチバナモドキ(橘擬き)実の形が橘であるというが橘ってよく耳にする言葉だが実態はほどんどの人が知らない。人口育成しかなく自然ではほとんど見かけない。葵(葵あおい)と同じで権門の家紋になっている植物は今殆ど自然状態では見かけない。
手入れの行き届かない空き地で野生化している本数の方が庭の生垣に使用しているものよりも圧倒的に多い。こんなもの生垣にすれば鋭いトゲでケガするよ。盆栽など観賞用はamazonなどで販売されている。小さな<実>の形が橘に似ているのでタチバナモドキ。いい加減にも程がある。立場の木は食えない柑橘類でまるっきり外観が違う。タチバナモドキは放置された広い空き地の所々に生い茂るお邪魔虫のようなうねうねうねった鋭いトゲのある木。
同属のトキワサンザシとの区別は実の色(赤)⇒黄色タチバナモドキ。縁のギザギザ有トキワサンザシ、無タチバナモドキ
*********
ウマゴヤシ属はわかる。
ムラサキって花の色なんだけど、開花期は短い。普段は花を突けていないマメ科の草の形。先日、道端のおばちゃんに摘んできたムラサキウマゴヤシを見せると<マメ>の葉っぱににているねぇといった。どうしてわかるの?というと田舎育ちなのでマメはよく知っている、といった。たしかに普通のマメの葉っぱを小さくしたような形の葉がウマゴヤシの葉だ。
しかし、ウマゴヤシ属に+ムラサキだけでアルファルファを特定できるのだ。
下の写真。ムラサキウマゴヤシにそっくり。
Wはブロック組み遊歩道の僅かな隙間から延びるムラサキウマゴヤシの太めの丈夫なものが引っこ抜けないので緩い土壌の植栽エリアに一本だけ茂っている大きく枝を張ったので済ませようとした。
しかし、花の色が違うが、白い色もあるとどこかに出ていた。
しかも葉っぱの形はそっくり。
Googleレンズで何度調べてもシロバナシナガワハギとでるので葉っぱと茎の状態をじっくり観察すると、茎と茎の間から葉を出す小枝の間隔が長すぎる。これじゃー家畜の餌としては不都合となりシロバナシナガワハギに決定!。
>アルファルファのムラサキの花を開花させている時期は短期間。
@花の色で判断できる期間は短い。
アメリカではアルファルファ(語源はアラビア語らしい)。ヨーロッパではルーサン。ともに牧畜に食料源を求め馬が輸送手段だった長い歴史がある。だからヨーロッパのルーサンは近代以前、多分中世には固有名詞が決まっていた。
Wは競馬に詳しいので競走馬の飼葉でルーサンという言葉は記憶の底に残っていた。アルファルファという言葉も記憶の底にあった。アメリカの古い連続テレビドラマ(西部劇?)で使われていたような気がする。
****
日本では栽培面積が増えて5万ヘクタールで栽培されているというが1キロ平方mが1万ヘクタールなので5キロ平方mは決して広くはない。
引用
に完全に喰われている。
マメ科の植物なので連作障害があるという。休耕地に他の作物を植えなれないとおもわる。だから2016年で8万トンを輸入している。
アルファルファ=ルーサン(ペレット)
引用
「牧草として利用される草種のほとんどがイネ科(チモシー等)
もしくはマメ科(ルーサン等)に属し、
>イネ科は繊維質が多く、マメ科はタンパク質やカルシウムが多いことが栄養的な特徴として挙げられます。
チモシー乾草
は、馬の嗜好性および消化性が高いイネ科牧草で、日本国内の競走馬のほとんどがこの草種を採食しております。競走馬用に使用されるのはアメリカ産がほとんどですが、日本国内では寒冷な北海道で栽培されています。
播種後もしくは冬季の休眠後に生長した牧草を1回目に収穫したものを1番草、その後再生した牧草を収穫したものを2番草と呼びます。多年草」
名称のチモシーはこれをアメリカに導入した Timothy Hansen にちなむものでアメリカで生まれた名。
現在では世界の冷涼な気候の地域において栽培される牧草の一つ
「チモシーは牧草として栽培される多年草です。日本には明治時代に輸入され、現在は全国各地の道ばたや野原に帰化しています。在来植物や農作物への影響が懸念され、外来生物法で要注意外来生物に指定されています。」
畑地,樹園地,路傍,荒地,河川敷,牧草地
温度選好性:温帯.寒冷な気候に強い.
冷涼で多湿の気候を好み,肥沃な日当たりの良い所を好む.酸性土壌に耐え,耐寒性がある.
ほぼ全国.北方・高地に多い.
在来種(霧ヶ峰などの亜高山帯まで含む),畑作物との競合.他種の虫,菌の寄主.花粉症の原因.
影響を受ける生物:在来植物,農作物
W。見たことがある。
W。この特徴
W結論
ヒトの動きがグローバル化(物流も結局、ヒトの動きに集約される)すると在来種と帰化種外来種が混在し事によったら交合種が生まれる。しかも元を糺せば在来種の定義も必要。
コレは植物の世界だけに済むはずがなく、細菌やウィルスの世界にも起こっている。
在来種の名称はもともとあった<素>の名前だが、帰化種、外来種の名称のつけ方は、名は体を表すではなく、花や実の色、発見された地名などで他種を区別するので一般に馴染みにくい。