昔も今もカントリーミュージックが自分にはピッタリと合う。体内リズムに合うのかもしれないと想っている。
また、歌詞の内容が聴けば、直ぐに何となくわかる。
カントリーに興味を持ったのは中学から高校の初期時代だったように想う。
中学の席が隣になった友人の影響を強烈に受け、野球少年から完全に足を洗って、完全文系少年を志し?たが、どうしても運動系の癖が抜けなくて、一種の軍事オタク止まりで、その頃、月刊誌だった「丸」の愛読者、少年マガジンやサンデーの戦記情報に夢中だった。ノートに戦艦、巡洋艦、駆逐艦、戦闘機の丁寧に描くこと
戦記を丸暗記したり詳しく調べたり、やることはいくらでもあった。
その友人はラジオをよく聴いていた。
と云っても、当時はやった深夜のデスクジョキー放送ではなく、北京放送、モスクワ放送が面白いという。
放送局当てにはがきを出して、返事をもらったり、送ったはがきを読みあげられたりしていた。
さすがそこまでやる気はなかったが、北京放送はよく聞いていた。
この友人は、本物の文系で同じ高校進学後も演劇部をやっていったが、中学時代から、部活動で運動クラブに属するモノなんかは徹底して軽蔑しており、体育の時間もさぼったり、真面目にやっていなかった。
なかなか個性的で魅力的な少年で決して暗い性格でなく、周囲から認めらてている処があった。
「アメリカ帝国主義は張り子のトラである!」
「全世界の人民は大団結して、アメリカ帝国主義とその全ての手先を打ち破ろう!」
しかし、強者に弱者が命をかけて、戦っていく姿勢には引き付けられるモノがあった。
高校時代に成って、べ平連の平和デモや共産党の啓もうに全く興味を示さなかったのは、中学時代にある様だ
その一方で音楽は完全な洋楽趣味で、必然的にアメリカン、ポップスに敏感だった。
反米主義と云うのも、まるっきりなかった。この頃のアメリカ文化はまだ元気だった。
ただし、当時は今と違って、ヨーロッパのポップスも並行して入ってきていた。
>ある日、ラジオから流れる、今まで聴いたことのない様な、リズムとメロディーに引き付けられた。
ハンク、ウィリアムスだった。
いずみたく、さんがディスク、ジョキーをする大人向けの音楽番組で、カントリーミュージックの由来をキチンと解説してくれて、なるほどそういう世界もあるのかと納得ずくで気になりだした。
ただ、その後、関心が音楽から、読書に移ったこともあって、カントリーに接する機会はほとんどなかった。
カントリーに関心が向かい出したのは、活動の暗中模索をしていた時期だった。
今更、通常のポピュラーでもあるまい。ジャッズ?クラッシック音楽?理解不能のまま、落ち着いて聞く環境に全くなかった。
そうすると、カントリーしか趣味としてレコード収集の対象が思い浮かばなかった。
それで、徹底的にカントリーのレコードを集め出した。
>タイトルに挙げた「the key`s in the meilbox」はその時、集めたLP版の中に収録されていて印象に残っている曲だ。
>手元に、YOU YUBEの聴き比べのメモがある。
カントリーを聴くとき、いつも曲の中身と共に、投稿欄に注目する。現地の人の生の声と情報が聞ける。
ところが、この欄に自動翻訳を効かせるためには、普通とは違う手間がかかる様だ。
そこで、自分で読解するしかないが、アメリカのカントリー好きは、日本のファンと違って、高尚で、込み入った文章を書かず、簡単な文章で表現してくれているので、今の自分の英語力で読む楽しさも加わってくる。
曲を聴くだけでなく、英文を読んで、現地の生の声と情報を知る楽しみがある。
>この曲の特徴は次の英文コメントにハッキリと示されている。
>this is come of my greatest song to dance to
軽快なダンス音頭の曲調。
他の同じような曲調の動画には、カントリーバンドが奏でる伴奏を背景に歌手が唄い、中年の男女が、曲に合わせた当振りの様に、手拍子をとったりして、ゆったり踊っている光景を目にする。
日本でいえば、盆踊りに該当するが、もっと軽快なフォークダンス風に踊っている処が大きな違いだ。
今の時期の日本でいえば、桜の花見に、唄われ、奏でられるモノがカントリーの源流である。
日本人は引っ込み思案でも、お互いに暗黙の了解で通じ敢えて、茣蓙を敷いて酒を酌み交わし、酔うほどに話題に花を咲かせることができるが、移民として当地で出会う人々は宗教、教会と云う心の絆と、集まった時に活発に踊りあったり、唄いあったりすることで触れ合いを深めていくしかなかった。
そこに素朴な昔のアメリカの断面が垣間見えて、しみじみとする曲が多い。苦役、飲酒、恋、失恋、嫉妬、快楽などあらゆる人間の業が唄われている。
>この曲は非常に軽快なのりで、洗練されているが、そもそもが時々手拍子をうって、男女がゆったりと踊れるモノ。ここに本質がある、とみる。
>とすれば、その本質から離れるモノはペケである。
順位づけると
1)コニー、スミス
中年女性シンガーの堂々たる貫録とハリのある歌声、ノリの良さ。TV録音の様だが、ライブであり、バックバンドも上手い。
楽しそうな雰囲気が自然と醸し出されている。
歌詞の内容も恋人からの便りを待つワクワク感を唄った内容。
この人は日本ではほとんど知られていないが、向こうでは実力派カントリー歌手として知名度は高い様だ。
最高のヒットはデビュー時の「once a taime」。メイルボックスと似通った曲調。このヒトの発声の良い唄の上手さがいかんなく発揮されている。名曲である。
2)ジャン、ホーランド
完全なコニー、フランス調。二重録音をしている処もそっくり。
カントリー調のこぶし回しは使わないが、唄は上手く、なめらか。
投稿欄で1993年なくなったと知った。カントリー界のスーパースター。
オーソドックスなカントリー調に仕上げてくれている。元々このヒトの守備範囲は広く、ポピュラー方面でも通用していた。守備範囲はエルビスやジョニーキャッシュに近い存在。
後に在日米軍時代にバンド活動を始める。
本名、ハロルド、ロイド、ジェンキンス。
4)トニー、ブース。
オリジナル版はこの人らしい。
一時期のスーパースターのバック、オーエンスと勘違いしている投稿もあった程、今は影が薄くなっている存在だが、動画では白髪に成っても、ライブを開いている様子が載っている。
それを見ると、全部、メイルボックスの曲調の変形だった。
ワンパターン。
しかし、メイルボックスはメリハリが効いた、唄いっぷりの特徴が最大限発揮された。
俗に云う、一発屋じゃないかな。
でも年にしては唄は上手く、頑張っているし、ライブに詰めかけるヒトたちがいる。良いモノにはファンが長く着く。両方、エライ。
5)番外、バック、オーエンス
録音状態が悪い。唄が硬過ぎる。名相棒のドン、リッチのギターがうるさ過ぎて、この曲独特の乗りを殺している
フレディー、ハート版もギターの低音が気になる。
>クリスティーン、マクリーン
バックバンドの演奏をも含めて、かなり落ちると想って、投稿解説を読めば、アイルランド屈指のカントリーシンガーとあった。
>日本では今まで聴いた中では、宮前ユキさんの数十年前に出したLPが良かった。
確かタイトルは「ナッシュビルからの便り」。シングルカットもされていたはず。なかなかシンプルなカントリ調を日本語で無理なく出せている、いい曲だった。
>亡くなったジミー時田さん。
よく解らないが、英語の発音は完ぺきだったのではないかな。
最近ジャズライブをラジオで聴く様にしているが、ホント、アレ。ネイティブが聞けば、どうなのかと想うモノに時々お目にかかる。
今の日本の学校教育では文化を育む余地が欠けている。
副島隆之さん良い事をいっていた。
「勉強の嫌いな子を無理矢理机に縛り付けてどうするのか!」
>勉強をしなかった人間の一人としてよく解る。
ただ、当時は無理矢理縛り付ける体制は今よりずっと希薄で、そのまま放置されていた。
その間に自分の思い通りの事がやれた。
それが良い方に出る場合と悪い方に出る場合があるが、
今は多くの生徒にとって、結局、膨大な時間をかけて、集団、服従訓練をやっている様なモノに結果しているのじゃないか。
高校時代に学校方針に沿って真面目にやっていれば、有名と云われる大学に推薦入学できるシステムならば、自動的に服従訓練になる。
しかし、それでも、未だに中学高校と英語を学んでも私と同じように英語が解らない状態のモノが多いのではないか?
こんなことは先進国ではあり得ないと想う。
その他は過酷な受験競争と落ちこぼれ状態慢性化。
>日本の停滞は本当にただ単なる経済的停滞なのかどうか?教育現場の実態を垣間見ると疑問にさえ思う。