反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

日本列島で人間のそばにいる猛禽類以外の最大の鳥はカモメだ。カモメに関する大発見?TOMOKOサウンド2曲目は「パーフェリア」だった。源曲は1939年発表カサブランカにも使用ラテンスタンダードナンバー。

 この時期、日本列島では、スカッと晴れた秋晴れはどこかにいったのか、夏から冬の変わり目が長くなって、秋らしい季節は短くなった。今日も、曇り空から、雨が降ってきた。10月になって街路樹の片側が苔むしているのがやけに目立つ。高尚な日本文学のことは不案内だが、こんな季節の端境期の光景を描いた作品を知らない。
春もそうだ。寒さが遠のいたら陽ざしが急に強くなって汗ばんでくる。童謡に唄われた春の一日はどこかにいった。
 
大洋(熱せられる巨大な蓋無し鍋)と大陸(巨大なフリーザー付き冷蔵庫ドア、オープンの狭間の列島では、地球温暖化が進行すると、(超長期的には太陽の状態が惑星地球に絶対的影響を与えるが)理屈上、ドアを開け放たれた冷蔵庫、と沸騰する蓋無し鍋の原理が日本列島に働く!
だったら、春と秋は何処かに行く。
 
北海道産のコメが安くてうまい、と偶々気づいた。
 
何とかコシヒカリなどという銘柄は、御免被る。基本的に水っぽい。
パンは滅多に食わないが、コメは副食程度に少量食す。この時のご飯は、個性が際立ってもらっては困る。自分の食いたいモノの邪魔をしないでもらいたい。
ということで、外食産業で出すご飯を最高のモノとする。

2016年10月3日(月)。
いつもの早朝トレーニングをする大きな橋の階段スロープの道路灯の上に、大きなカモメがとまっていた。春以来、始めて道路灯の上にカモメをみた。
 
道路灯の上にカモメがとまっている季節、カモメは眼下の172段のスロープ階段を行ったり来たりしている自分に対して、「今日も手抜きするなヨ」と語りかけている、と勝手に思っている。
あそこにカモメがいる限り、途中でやめるわけにはいかない。そして下からカモメをみあげる度に、何処からか<気>が沸いてくる。
 
カモメを下から見あげいると気付く事がある。
カモメの成鳥は日本の留鳥の中では巨大な鳥である
多分、カモメを超えるのは大きな猛禽類だけだろう。
本州では大きな猛禽類は滅多に見られないのだから(トビも地域限定になった)、人間にそばにいる最大の鳥はカモメだ。
 
街路灯の下から見上げるその体躯はニワトリよりも全体の厚みがあり、胸部が発達しており遥かに大きい
ぱっと見は大きなニワトリ風。
もちろんカラスより一回り以上大きい。
基本的に人間を怖がらないと云うか、人間の動向に余り頓着しない。人間との一定の距離感を保つと、自分には羽が生えており飛ぶことができて、人間はソレに対してなすすべもない、と熟知している。
 
カモメを階段の上り下りの途上で、見上げるとぱっと見は姿かたちは白っぽく無駄のない流線型で綺麗で一見可愛い顔をしているが、意外に鋭い目つきから先端が曲がったくちばしあたりに獰猛な顔つきをみる
 
目つきから嘴の付近の様子にオスとメスの違いあるようだ。
オスは鋭い目つきでくちばしに先端が雌よりもひん曲がっており、猛禽類を想わせる。その表情をじっと見ると、とてもじゃ愛がかわいいとは云い難い。
 
背中の黒い大型カモメ海のギャング. 全長61cm、翼を広げると156cmにもなる大形種。背、翼の上面は黒色で、下面は白色。くちばしは橙黄色で大きく、下くちばしの先の方に赤斑があります~~」
 
カモメに関する大発見!
身体が大きく重いので滑空にエネルギーを使わない、風受けの良い高いところに留まる習性があるが、<必ず>風上の方向に頭を向けてとまる。例外はない。
道路灯5本の天辺にカモメが一斉に止まっていると全員、風上を頭の方向にしている。
ある日、みんなの方向が同じだと、気付いたのだ。
ソレから注意していると、例外はなかった。カモメの法則だったのだ
 
多分、電線にスズメ、ドバトなどが一杯止まっているときも、この法則が効いている、と思う。
身体の側面から風を受けるような電線に彼らは長居をしないはずだ
 
鳥類は恐竜の子孫。哺乳類にはない抜群のエネルギー効率を発揮できる身体構造を持っているが、飛ぶ鳥は生き延びているうちに、こう云った習性を身に付けたものと思われる?
基本的動作においてエネルギーの無駄遣いを本能的に避けているのだ!
 
道路灯の上にカモメが羽を休める季節は決まっている。
なぜか気温が上がる季節には一切、姿を現さない。
海水温と餌との関係であろう。
肌寒を感じ人間が上着をきるようになると、カモメが道路灯の上にとまるようになる。冬から春はその逆だ。
 
本日、腹100、腕30 W3km ST1000。
 

 
TOMOKO with Sapporo Chuck Berry Rock 'n' Roll Band.
引用
収録したYOU TUBE の音楽動画を整理していると、どういう訳かこの動画に辿りついた。
素晴らしいオリジナリティーである。センスがある。ノリが良いことが、この分野では肝心だ。
ベンチャーズにテクニックを認めるが、ギターテクニックの上手いものはそれこそ山ほどいるが、ちっとも楽しくない、心地よくない。
TOMOKOさんは、当たりが柔らかくて演奏スタイルベンチャーズ日本公演。いい大人が何をやっているのか!日本だからこそ、旅の恥はかき捨てとばかり、あんな気恥ずかしい振付をするのだろう)を含めてノリが良い演奏は、1960年代のエレキブームのころ、1度か2度聴いた記憶がある。
ベンチャーズの影響力が強大で定着に至らなかった
演奏を聴いて心地よかった記憶が脳のどこかに仕舞われてたのか、蘇ってきた。」
 
この記事を書いて、思い返してみると、日本のポップシーンはエルビスプレスリー以降、エレキブームが最初にあって、次にグループサウンドブームがやってきた。洋楽ではエレキブームとグループサウンドを股にかけて、ビートルズローリングストーンズ、ビーチボーイズの黄金時代があった。
エレキブームはボーカル付きのグループサウンドや洋楽ロックの熱気の中に解消されていったと記憶する。
 
そのエレキサウンドの中で日本で唯一生き残ったのが、ベンチャーズであり、日本歌謡に適応するアレンジ能力があり、歌謡曲サウンドのヒットを連発した。米国においてベンチャーズがポップであったのは60年代の多分、半ばごろまでで、以降はライブで客を呼べる状態ではなかった、と想う。もちろんレコードが発売されても売れなかっただろう。
 
前回の記事で、ベンチャーズサウンド以外の曲調を当時、聴いたことがある、と書いたが、エレキブーム全盛のころはベンチャーズの他、日本でヒットした演奏グループはイギリスのシャドウズ - Wikipedia、北欧のザ・スプートニクス - So-net ←W。このバンドの出していた柔らかい音がTOMOKOさんのベンチャーズ、メロディーに(本人は意図していないかもしれないが)再現されている。
>最大のヒット曲はコレだ。ベンチャーズとは趣が全く違う!
ロシア民謡のアレンジ曲ではないかと思う。
The Spotnicks - Karelia (1966) 
 
アメリカのバンドではアストロノウツが流行った。
ずっと後に、日本のアイドル系歌手が恰好悪くカバーしソコソコヒットした。
当時日本ではまだサーフィンは大衆化していなかったせいかひたすら不細工な詩がついていた。
太陽の彼方に ~アストロノウツ
 
 
>ということで、日本歌謡サウンドに適応したベンチャーズが、エレキギターオンリーの人たちの「教祖的存在」になって、来日を重ね稼ぎまくった。
>しかし、ベンチャーズリードギターの音調の源流をたどると、カントリーミュージックのメリハリをはっきり出す演奏スタイルに近いものである。カントリーのエレキギターはノーキーエドワーズよりももっとはっきり、音を刻むが、そこまで行くと日本人には違和感を感じて受けない。
彼はカントリーエレキギターの手法を日本人に受け入れやいようにアレンジして弾くことができた。
>カントリーのエレキギターの典型は時間の都合上、省略するが、名手がたくさんいる。多分ベンチャーズよりも上手いし、唄える。

TOMOKO with Sapporo Chuck Berry Rock 'n' Roll Band.
 
TOMOKOサウンドの最初の曲は「ドライビングギター」だと想うが、二番目に弾いた曲は昔から好きな曲だったが、バンドがあまり演奏しなかったので、曲名が見当つかず、調べたところ、
Perfidiaとわかった。
ベンチャーズ、アルバム収録曲より。
パーフィディア Perfidia in L.A. 4/18 TheVentures 
 
この楽曲の作曲者を知りたいと調べたところ、
Perfidia 
"Perfidia" (Spanish for "perfidy", as in faithlessness, treachery or betrayal) is a song written by Alberto Domínguez (1911–1975), a Mexican composer and arranger born in the state of Chiapas, about love and betrayal.

メキシコ人のアルベルト・ドミンゲスの作曲とわかった。
メキシコのチアバス州出身というのも気にかかる。
グアテマラに接する
チアパス州の住民の多くは貧しい農民である。人口のおよそ3分の1はマヤ・インディオで地方住民の多くはスペイン語を話せない。州の住民の多くが栄養失調に苦しみ、その数は人口の40%以上と推測される。
 
Wがチアバス州と聞いて真っ先に想い浮かぶのは
 
メキシコ辺境の生まれで、彼がどんな人なの見当もつかないのだが、メロディーラインは独創的であり同時に洗練されており不滅のものがある。
 
引用
グアテマラとの国境に近いメキシコ南部チアパス州の町、サン・クリストーバル出身のマリンバ奏者、アルベルト・ドミンゲスが1939年に発表した作品。
曲名を『パーフィディア』としてあるのをよく見かける。しかし、この読み方は正しくない。スペイン語読みで『ペルフィディア』が正しい曲名だ。」
音楽を探して(番外編)
7.「ペルフェディア(Perfedia)」

「実はメキシコという国は知られざる音楽大国であり、数多くのポピュラーミュージックが生まれた地でもあります。
その中から、マリンバ奏者でもあったアルベルト・ドミンゲス(Alberto Dominguez)が作曲した「ペルフェディア」は、世界中の歌手および演奏者によってカバーされた名曲
映画「カサブランカ(Casablanca)」でもパリでの回想シーンにて、
リック(演:ハンフリー・ボガート)とイルザ(演:イングリット・バーグマン)が踊っているときに演奏されていたのが、それ。」←W。カサブランカで二人が出会う前に、ナチス侵攻直前のパリ時代のイルザはリックと束の間の「不倫」関係にあったが、亡命目的でカサブランカのリックの前の表れたときは、有名な反ファシスト闘士の夫を伴っていた。
回想シーンはとってつけたように不自然であり、映画そのものもの芸術性にも疑問があるが、第二次世界大戦に臨む当時の米国の世界軍事戦略をよくあらわしている。ヒットラームッソリーニを名指しておらず、漠然とファシスト侵略者としている。
 
>ちなみに、「カサブランカ」の脚本を書いたのは、現シカゴカブス球団社長セオ、エプスタインの祖父と叔父である。セオ、エプスタインは典型的な東部エスタブリッシュメントの一員である。
 
村上春樹を聴く
「パーフェリアはスペイン語では裏切りという意味。恋人の裏切りに苦しむ姿が相反するような情熱的なメロディーに込められている。
メキシコ南部チャパス州出身のアルベルトゴミンゲスが1939年発表し多くのミュージシャンが取り上げたラテン音楽のスタンダードナンバー。
ベンチャーズもカバーし1960年全米15位のヒットとなっている。
~~~」
村上春樹の本はパーシーフェイス楽団の<パーフェリア>である。さすが音楽喫茶を経営していただけあって、通である。
 
Nat King Cole - Perfidia.
 
Julie London- Perfidia
 
Perfidia - Glenn MIller 
 
>W。ベンチャーズサウンドにはない柔らい弾き方を昔聴いたことがある。
その音が今でも残っている。