反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

競馬の裏話。疑問に思っていた視点から長時間かけて調べた結果、この情報にたどりついた。結論⇒競馬ファンは馬券を手控えること。

@W。以下のスレッドを引用させていただく。

疑問に思っていた視点から長時間かけて調べた結果、この情報にたどりついた。リアルな指摘と実際のレース結果がマッチングしている。

@一部に証拠なき論調もあるが思い切って載せた。

私見をあえて添えるとサプリメント程度としておこう。

 

競馬ファンにとってG1レースの予想行為は馬券を買う買わないは別としてレースを楽しむための要素である。最後尾に挙げたが日本の競馬はスポーツとしてのだいご味にかけるので予想行為をしてレースに参加することを抜きに楽しめない。

>出走馬の通例の情報、や数値は競馬マスコミで公開されているが(日本の競馬は情報量が豊富で精度が高くファンを引き付けているが外国ではそこまでやってくれない。公営(国営)競馬と私営競馬の違いという背景もある)、下記の事情は全く未公開。

今やG1レースに至る各出走馬の生産牧場やトレーニングセンター外部の厩舎(今や外厩の呼び名が定着)の臨戦過程の情報は必要不可欠となっているが、

>スポーツ新聞、競馬専門紙などの競馬マスコミには公開されている部分は少ない。

 

@今のJRA競馬に公正競馬が確保されているかどうか怪しんでいる。

競馬評論家大川慶次郎 - Wikipedia

さんで競馬を始めたものとして、彼の公正競馬がまず第一というモットウは今でも頭にこびりついている。(70歳で亡くなったのか!美浦トレセンに馬を見に行っての帰りのすし屋で脳溢血で倒れて意識が戻らないままあの世に行った)

それが今怪しくなっている、という思いがある。また一部の馬主やその関係馬主や生産牧場にビッグレースの賞金が集中しているのでいつの間にやら馬柱の生産牧場の欄にチエックを入れている自分がいる。出走馬の半数以上が同系列の生産牧場になってこともよくある。

外厩情報未公開。この点は詳しく載せた。

>さらに枠順決定も不透明(公開抽選は有馬記念だけ。多分、売り上げを伸ばす最大の手段としとしてやっている。)

>主催者が直接競馬結果に関与できる機会はこれしかない。

>コンピューター抽選をやっているというが、

@くじ引きソフト>に仕込めば予め決めた結果がでる。

>枠順だけの時代(ミスターシビー単枠指定なんてこともあった。当然競馬のしやすい枠に入れる)の習慣が馬番の時代にまだ残っている。

@結論。競馬サークル外のファンが馬券購入を控えるためにこの情報を載せる。

W.このひとがノーザンF天栄外部厩舎の場長さん。木實谷雄太 - Wikipedia

sundaysilence.club

1: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 14:51:10.87 id:Q4wQTJM50
天栄仕上げってなんかおかしくないか?
ここ4年ぐらい前から馬券の一番の必勝方が天栄仕上げ、しがらき仕上げの馬を買えだよね。
休み明け急に指数が伸びる
数戦並みの指数だったのに休み明けで激変するノーザン馬多すぎる。
これじゃ前走の内容はまったく意味をなさない。

 

23: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 15:17:21.85 id:VMmHikL40
設備が劣るからトレセンにいる期間が長くなるほど馬が劣化していくんだよ。W.オークス1番人気の馬の大敗の要因という見方は嫌われる。放馬時間が長すぎてゲート裏で待機中の馬がいら立った、ということに収めてみんなほっとしている。
ではどうして1着馬から5着馬までが外部厩舎仕上げだったのか?放牧リフレッシュもあるが、そこで競馬仕様の調教もしている。競馬法ではレース10日前まで帰厩すればOK.
26: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 15:20:34.43 id:CtuRyzKk0
>>23
坂路比較
ノーザン信楽 全長800m  高低差39.7m
ノーザン天栄 全長900m  高低差36m
栗東トレセン 全長1,085m 高低差32m
美浦トレセン 全長1200m  高低差18m 
W。まっ平らな地面に安い費用で傾斜をつけるためには、盛り土する以外になく、盛り土の限度はこれぐらい。他の有力施設は山間部の傾斜を利用。坂路の下に構造物を仕込こむのも問題がある。全長1200mだが、カーブきつすぎ、直線短すぎの欠陥がある。
 

栗東トレセンは充分立派な設備だからそれほどマイナスにはならんけど
美浦の場合は天栄利用しないとどんどん馬が緩くなる

 

27: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 15:20:48.51 id:V1xtCI+l0
外厩だと薬物投与しまくれるからな
28: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 15:22:28.81 id:CtuRyzKk0
ブラストワンピースとかデビューしてからの現役期間だけ見ても美浦滞在期間よりも天栄滞在期間のほうが長いからな

 

36: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 15:30:56.24 id:euW+UD9u0
外厩での社員は競馬関係者として登録されていないから、言い方悪いけどなんでも有り。
  W。以下真偽のほどは確認する術がないが、参考資料として載せておく。

厩舎に居る馬は薬物検査があるけど、外厩に居る段階では薬物検査は無く薬物を使っても競馬関係者でない為、現状問題はない。
勿論、競争馬は薬漬けって事は当たり前だけど外厩で調教できるという事は薬物をレース間近まで使用できるという事でもある。1週間で抜ける薬に限定されるけど。
今一番言われているのが血液ドーピング オリンピックでも問題になっており取り締まる規定がない。自然界である赤血球・鉄分などが成分で有る為取り締まりが厳しく。
効果は14日間以上は持つと言われている。
>14日間以降は効果が落ちるが血液ドーピングをしているしていないでは全く違うと言われている。
>>36
W.

マティリアル - Wikipedia

はレース中に故障してすぐの場で薬殺されたはず。⇒記憶違いだったがレースはTVで見ていた。激走骨折シーンは目に浮かぶ。普通、薬殺のケースとみていたが、オーナーが電話で薬殺を差し止め、手術に至ったが翌日亡くなった。多分全身麻酔薬などの薬や術後の馬体の姿勢維持ができなく死亡したのだろう。
 
W。シンザン以降の3冠馬シンボリルドルフ和田共弘)と元名ジョッキーで調教師野平裕二の仲たがいも、生産者兼オーナーで飛ぶ鳥を落とす勢いの和田が野平の調教を信用していなかったことに端を発している。
ササ針という荒っぽい手段で馬の新陳代謝を促す時代に、
外厩舎の手法を取り入れた和田はルドルフに鼻ねじをかけてササ針する現場に遭遇し激怒した(理由は馬が非行に走る要因になる恐れ)
****
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何を今さら、
潰れたけどシンボリ牧場なんて薬中で有名、
ただマティリアルなんかは薬が合わなくボロボロで全然走れなくなったけどね、
それと当時のドーピング検査も現在のレヴェルにはほど遠かったから、
W.シンボリ牧場がつぶれて社台が買ったはずがそのころの社台は大種牡馬ノーザンテーストと会員馬主の二本立てで儲けていたが今ほどではなかった。高馬を買ってくれる個人馬主の筆頭はサクラの全オーナーだった。社台の吉田勝己さんは全オーナーには助けられましたと謙虚な発言をしている。今の金子とかはそのずっと後だ。
 
結局他の大手牧場が淘汰され、外国流儀を取り入れるだけの頭脳(英語力のあるオーナーと地主農家のおやじの延長線上のオーナーの違い=仲介者に騙されて大きな負債。日高の中小牧場がJRAが以前のように、種牡馬を購入(代表例テスコボーイ)してくれなくなって共同で50億円で購入したニジンスキーの子のダービー優勝種牡馬の子供が全く走らず、気性難の子供を出しつつけたことも日高の牧場が傾いていく切っ掛け。当時、超有名だった競馬評論家の大川慶次郎は種付け初期から、馬体が貧弱すぎてダメという烙印を押していた。同じ小さな馬体のノーザンテーストの再来を期待していたのだとおもう。)と資金力があった社台(ダイナーズクラブだけ。~サンデーなどなかった。クラブ馬は全部ダイナの冠で走っていた。~なお、ヨーロッパでは日本的な多人数会員制クラブ所有は個人馬主保護のために禁止!貴族の持ち馬競争が競馬の始まり~~)がその施設と人材を吸収していったという側面がある。
 その後、JRAが強い馬づくりとかいう、競馬制度の中途半端な自由化(中小生産者への援助カット~テスコボーイトウショウボーイなど繋養し安い種付け料維持の種牡馬場の閉鎖~)をしたことでトップの人材、資金力で勝る社台は勢いを得て右肩上がりの好循環で今日の外厩「制度」にいたる。
 たしかにイギリスフランス競馬みたいに独占化の勢いが増しているが、マスコミと組んだ国営競馬の馬券売り上げ、トレセンシステムでヨーロッパのようにファン離れはない。
 
606: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/16(木) 09:43:18.99 id:EbUzbBgq0
>>36
数千万、数億する馬にそんなアカギみたいな危険なことすんのかね

 

610: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/16(木) 09:54:13.79 id:uVMy3FqA0
>>606
逆だから、数十億数百億が動く世界で使用しないほうが問題。
あなたがノーザン経営者・馬主なら競馬法に当たらないのに競馬法を順守するの?
薬物を使用すれば数十億が入って来るのに。
此処ってやっぱり学生が多いのかな?
社会でれば信じられない事が本当に多いよ。
50: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 15:41:30.75 id:B4w79iuv0
外厩使えば馬房が空くからってJRAも放置気味なのが問題だと思うわ
W.調教師は最高30馬房与えられているが(栗東須貝調教師はJRAのコロナ通達~~レース後、勝利騎手と寄り添って写真を撮ったという理由~~を破ったという理由だけで2馬房削減~~28馬房~~され裁判所の提訴中)、調教師はそれ以上の馬を預かっている。馬の回転率(生産性)をよくするためもあって外部厩舎は必要という事情がある。主催者JRAにとって1R~12Rまで頭数がそろえば馬券の売り上げは上がる。ところがファンにとって外部厩舎での調教具合は不透明なので2~3本のトレセン追切で判断するしかない。巨大外部厩舎はトレセンのように馬が密でなく馬にストレスがかからず、トレーニング施設はトレセンに劣っていない。一見、良いことずくめのように思えるが繰り返しになるが馬券購入のファンにとって不透明な部分が多い。例。オークス2番、2着、スタニングローズ。結局、天栄で競馬仕様に仕上がっていたのか、血統的背景や馬体もあるが最終追切は普通評価だったが激走。外部厩舎仕上げの馬の追切評価は旧来と違う仕上げ方をしているのか難しい。
******
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もう日本競馬から外厩なくすのは不可能なんだから公認制にしてガイドラインくらい作れよ
80: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 16:10:56.41 ID:3R5B5wJX0
外厩を最初に取り入れたのはシンボリ(W。千葉)でルドルフはそこで鍛えられて強くなった。
社台系ではだいぶ遅れて山元トレセン(W。宮城県を作ったのが最初。
外厩の必要性は 40年以上前から競馬有識者の中では言われてたこと。
日本もようやく欧米先進国なみになってきたってことだよ。
問題視してるアホが一部いるようだがむちも甚だしい。
W。ところがイギリスフランスでは日本ほど競馬ファンは多くない。トレーナー馬主の寡占化が進んでいることもファンをしらけさせる要因。自由放任にすれば弱肉強食。資金力、設備力、人脈のある強いものしか勝てない。結局、アラブの石油王とか私営馬券売りの胴元(ブックメーカー)の馬主や有力調教師の馬しか大きなレースは勝てない⇒ファン離れ。
W。アメリカ競馬はもっと私営の様相が強い。州によって制度が違う。調教師も馬券を買える州があった。今でもあると思う。アメリカ競馬はギャンブル性が高い。映画でその一端が描かれている。
86: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 18:22:14.92 ID:2PabMXgB0
坂路だけで全てが変わるとは思えねえんだよな
馬がまるで別の馬になってんだもんよ
骨折れるまで走るって異常だぞ。w30年以上前には(坂路ができて、枯芝がなくなってから~前脚開放骨折予後不良~激減した。)レース中に骨折した馬の現場に専用の馬運車が直行し、観客席側に故障馬が見えないように幕を張って、その場で薬殺し横たわった馬を馬運車にウィンチでひっぱりこんで~~立ち去っていく光景は競馬の残酷な風物詩だった。テンポインの故障は目の前で見たことはない。さつき賞、菊花賞サクラスターオーの有馬の故障は競馬場で見た。逃げ馬サイレンススズカの故障はTVでみた。競争能力以上に一生懸命走り過ぎでいずれは故障すると思っていた。

 

202: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 18:35:29.26 ID:l/Wv1xCU0
外厩に全休日とかないだろ
トレセンは生き物の調整してるのに全休日があるからなW.餌やりはローテーションを使ってしているが、今でも馬は馬房に閉じ込めたままだと思う。厩務員経験者に聞くと馬から遠くに離れられないのがこの仕事の辛さだという。そのひとは騎手を目指していたが厩務員になって、酒女に強くないのでカネの使いどころがなく古物商の免許を取って骨董収集を趣味にしていたという。

 

205: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 18:36:08.50 ID:2PabMXgB0
俺は薬漬けとしかおもえんわ
マイルの馬じゃねえやつがマイル爆走はおかしいって
坂路で鍛えられるなら馬体重も増えないとおかしいやろ
220: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 18:52:44.42 id:vMkvyQl80
競争馬は普通に薬漬けよ。
マジだから、でも厩舎にいるときはダメ。
あくまで育成時だけ、だから天栄はレース前まで使用できるのも強み。
現段階では違反じゃないんだから。

 

224: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 18:56:26.00 id:veiA688K0
>>220
欧州は厳しいとか禁止してるとか言ってる馬鹿がいるけど
欧州の方がもっと高度でヤバイんだがな
人間みりゃ分かるけど、競馬の馬も同じ。薬物がどんどん進化して
出ない薬物、禁止じゃないけど効果がある薬物ドンドン使ってるのにな
欧州競馬もアメリカ競馬も同じ。人間のスポーツも同じ
じゃなきゃ欧州人もアメリカ人もあの天下のツール・ド・フランスであんなにドーピングしまくらねえよ
あいつらはそういう意識なんだよ。競馬も例外じゃない。日本はーとか欧州は厳しいとか行ってる馬鹿よくいるよな
248: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 19:34:31.04 id:h9qax6vO0
外厩の情報を公開しろという意見がよくあるが、それをする為には南関のミッドウェイファームのように認定外厩としなければいけない
つまり、美浦を使わず天栄から直接レースを使えるようにする事。もちろんノーザンも反対はしない
それであれば公正競馬の観点から天栄での調教をオープンにしないといけないとなる

 

でも現状は美浦厩務員組合(W。昔、美浦は二つの組合に分かれていたがその後どうなったのか。春闘ではその一方が赤い腕章をまいてパドックで馬を引いていた!悪い光景ではなかった。懐かしい!)が猛烈に反対しているから実現できていない
要は自分たちの仕事がなくなるから反対ということ(W。労働条件を守ることは大切違うかな。外部厩舎の労働条件はどうなっているのか。施設建設はカネがあればなんとかなるが、人材集めと維持は大変だと思う社台系外部厩舎のような労働環境を作るのは大変だと思う。ここが非社台系外部厩舎のネックだ。一時の勢いだけでやっていると早田牧場の二の舞になる。最もオーナーの本業のあるなしの違いはある。種牡馬を抑える社台には逆らえないのじゃないかな?

***

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現状、JRAはレースには外厩から帰厩後に10日最低必要だから、トレセンでの馬の状態を見れば出来の良し悪しはわかるから外厩情報はオープンにする必要はないというスタンス
それでも外厩情報は公正競馬の観点から必要だとJRAが主張すれば、じゃあ外厩からのレース直行を認めろという議論になってしまう

⇒W国営システム依存(マスコミ、競馬場、馬券売りシステム依存)なので、外部厩舎側はそこまで強気に出られないが、JRA側には馬券が売れている以上、波風立てたくないという意識が強い。JRAの眼目は馬券の売り上げ国庫上納。

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そうするとJRAは職員と板挟みになるので現状維持を選ばざるをえない

外厩と内厩(美浦栗東トレセン)の問題は根深いよ

283: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 20:50:16.19 id:veiA688K0
内厩の調教師共なんかダビスタやってるお前らみたいなもん
そりゃノーザンや社台にしてみりゃあんな奴らに馬仕上げさせたくないわな
だから今現在は自ら仕上げて「お前らは名義だけ貸してりゃいいんだよって」スタンスなんだよ
海外と同じ事やってるだけだし、ノーザンとか批判するのはお門違い
347: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/14(火) 23:28:40.55 id:moRpw/5p0
調整ルームも内厩システムもいらないんだってマジで
あくまでも『管理してる感』であって
実際これで担保されていることなど何もないどころか風通しが悪くて腐る一方

 

364: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/15(水) 00:22:17.15 id:J2z2f2Ng0
賞金はノーザンが独り占めで
トレセンも使ってくれないとか
JRAは夢実現と金儲けの道具でしかないな
497: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/15(水) 13:53:41.83 id:BCfi44Hc0
>>364
JRAの上役なんか直接牧場関係者と会うでしょ
牧場お得意さんの大富豪も一緒かもな
接待受けて賄賂もらって私腹肥やせたら組織の問題なんか目を瞑るに決まってる
日本を食い尽くそうとしてる今の政治家がそんなもんだろ?
馴れ合ってるうちに弱みを握られて言われるがままになる
国全体から見れば金額的な問題は小さくても内容の本質は一緒
395: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/15(水) 03:16:38.12 ID:0YnV8GDZ0
おクスリの進歩が凄すぎて使わずにはいられないんだよ
それと同時に隠す技術も進歩する いわゆるマスキング技術
アンチドーピング検査は一昔も二昔も前の理論ではい検出されませんでしたやってるから実質共犯
447: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/15(水) 09:56:59.99 id:M8Vnj5r90
YouTuberが今週の外厩情報とか流してて、外厩外厩が言ってる状態

@騎手エージェントもそうだが、もう馬柱に組み込めと
526: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/15(水) 16:25:32.55 id:IjW0QTA80
可能性の指摘はいいが、まるで事実と決めつけて語る馬鹿は世間で有害としか言いようがない
こういう奴って信憑性のない事がTVで言われると何でも信じちゃいそうで怖い
事実前提として語る妄想癖は自分が馬鹿と気付いてないからね
>薬を使っているならその証拠を示して語るか
根拠のない推測だがという言葉を添えろ
630: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/16(木) 16:19:02.79 id:pD0azcBl0
競争するのは良いんだけど
ファンが離れたらオワコン業界なんだし
トレセン並みの情報公開は必要
631: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/16(木) 16:52:05.27 id:Pyt6aGwd0
>>630
今で競馬法では外厩で何をしても良いからな、なんでもやり放題なのが問題。その上で馬券も買える。
禁止薬物はない、社員は競馬関係者に登録されていない。
外厩自身が本当にグレー状態になっている。
それで公平性が保たれる方はおかしい、早急に競馬法の適用範囲を外厩まで広げる必要があるし
時代に応じた競馬法に変えて行かないと。
635: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/16(木) 18:47:20.55 id:fx3cu/xk0
素人どもがこぞって薬物薬物連呼してて滑稽なスレだな
あくまでも飼料の改善であり、百歩譲ってもサプリの範疇を超えるものではないよ

 

666: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/17(金) 00:31:14.79 id:ODF8EAdr0
火消がすごくて笑える。いちいち設備をおしてくるやつな。
たしかに設備もスタッフも良いが某グループの上は獣医学部がかためてるの知らんのか?
仔馬のころから頼ってるやつもいるくらい●は身近だぞ。
休み明け3か月の話だが食べたものが体にちゃんとつくまで1月はかかるしそれが抜け切るとなると1月とプラスアルファの日数が必要。
競馬っていう競技としてはルールには則っているからセーフ。
公正の点では怪しいかもな。

 

667: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/17(金) 00:35:13.16 id:urLU8Gl80
もし薬なら、外厩全部同じ条件じゃないの?
なぜ他の外厩はやらない?って話になるんだが。

 

668: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2019/05/17(金) 00:52:56.51 id:ODF8EAdr0
他がやらないではなくてできない。金設備知識ノウハウが揃わないとできない。薬学をそこらの馬乗りが理解してると思ってる
                引用終了。
  感想。
競馬に使う時間とカネは残り少ない人生の無駄。
 
>ただし、今回この記事をアップしたのは、ここで語られている事情をリアルに検証する典型的なレースが今週末の東京競馬場で行われる。
 
 4歳馬クラッシック第1戦さつき賞、1,2着馬は同一調教師で仕上げは天栄外部厩舎(福島県)だった。
>2着馬の臨戦過程は約5か月休養という今まであり得ない、長期休養明けだった。
@なお、1,2着馬の調教師は所属若手騎手暴行で告訴され罰金を支払っている。

競馬ニュース詳細|東京サラブレッドクラブ

引用

 JRAは28日、所属騎手・大塚海渡(20)への暴行で罰金刑の略式命令を受けた木村哲也調教師(48)の管理馬の調教を停止すると発表した。木村調教師は19年12月11日に美浦トレセンの自厩舎内で当時所属の大塚の頭を叩いた。

>なお、管理馬全67頭は岩戸厩舎に転厩。臨時貸付の28馬房が与えられ、今後は岩戸厩舎の所属馬としてレースに出走する。⇒W。与えられた馬房数の倍以上の預託馬がいる天栄外部厩舎と直結する調教師!名義上の転厩であり、所属馬はそのまま馬房に留まる。

>調教師本人の調教関与停止処分期間中の成績は関わる前よりもずっと上だったという珍現象

天栄仕様と帰厩後10日間の有能な助手、餌やり世話係がいれば、自動的に成績はついてくる、という環境を整えることが今様調教師像の典型がここに見られその意味でも2022年ダービーは興味はある。

      他にも話題豊富!

1着馬はレース前にのど鳴りの持病が盛んにマスコミを賑わせたおかげで人気落ちしていた。

今まで競馬を見てきてのどをヒューヒュー鳴らしながら返し馬をしている馬をよく見てきたがここまでノドなりを積極的に公表した調教師に出会ったことがなかった。それぐらい競争馬によくある症状。特に地方競馬の馬によくみられる。無理に手術しないで放置しておくのだと思う。

>競争能力に影響するかどうか、といえば自分はノドなりの馬が激走したのを一度も見たことがないが分母が少ないのでなんともいえなかったが、ジオグリフ1着で軽いノドなりは競争能力に影響がないと証明された。最も影響があれば手術している。

客観的に見てはっきりと影響がないと断言しないままのど鳴りを積極的にふれ回った方が得策だった

走らなければノド鳴りのせいにできるし、走ったら調教師の腕が認められる。情報を積極的に公開していると解釈もできる。この辺の機を見るに敏、策士的なところがある。その意味でらつ腕調教師なんだと思う。

3着馬も天栄仕上げ。

 

ノーザンファーム天栄 - Wikipedia

引用

滋賀県甲賀市ノーザンファームしがらきと並ぶ本州におけるノーザンファームの拠点である。美浦トレーニングセンター栗東トレーニングセンターに勝るとも劣らない設備を持ち、「第二のトレセン[2]「最強の外厩[3]とも称される。レース直前まで外厩での調整を続け、JRAの規定ギリギリであるレース1週前にトレーニングセンターに入厩する「10日競馬」と呼ばれる調整法も多用されている[2][注 1]

美浦トレーニングセンターからは自家用車で約2時間半、馬運車で3時間半から4時間ほどの距離にある。北海道からも、輸送熱が出づらい時間内に到着可能であり、利便性が高い立地条件を誇る(W。所在地は東北新幹線白川駅と郡山駅の中間付近。美浦トレセン⇔府中競馬場の距離と変らない。)敷地全体が盆地のような地形で、坂路の向こう側には那須連峰が望める。厩舎内は馬が寂しがらないように、縦に貫く通路を挟んで馬房が並び、互いに顔が見える構造になっている。スロープを上った場所にある事務所からは、敷地全体を見渡すことができる[3]

人材育成に力を入れており、2017年現在では総勢100人のスタッフが所属し

   歴史

引用

前身は早田牧場を母体としていたシルクホースクラブの育成牧場「天栄ホースパーク」である。

2002年早田牧場が経営破綻すると、次第に同クラブとノーザンファームの結びつきが深まり、2011年に完全提携へと至った。

>同時に「天栄ホースパーク」も同ファームへ売却され(公営なのか早田の余技だったのか)、「ノーザンファーム天栄」へと名称が変更された[5]

   設備

引用

「厩舎 15棟(286馬房)W.調教師10人分ぐらいの馬房![3]

  • 屋外 900坂路コース
  • 屋外 1200 m 周回コース
  • 角馬場2面
  • 屋根付きウォーキングマシーン・トレッドミル[

 

 

***
4着馬は宮城県にあるノーザンと同系列の社台ファームの生産馬なので宮城県山元トレセン仕上げ。
5着馬は同上。
6着馬も同上。
****
7着馬に至ってやっと非社台系牧場の生産馬=外厩舎の調整は多分

チャンピオンヒルズ - Wikipedia

総面積は約71ヘクタールで、360頭を収容可能。」

W.大津市近郊によくこんな広い土地があったものだな。

引用

大津市伊香立のびわこサイエンスパーク」で事業未着手となっていた開発エリアに建設され[2]、「競走馬の調教施設」を中心とした新たな地域活性化を掲げている[3]。」⇒W。官が事業計画通りに行かず安値でに売り飛ばした点において、福島天栄ホースパークと同じ様相。」==上級騎乗経験者優遇==
生産・中期育成をご希望の方もお気軽にお問合せ下さい。⇒W.問題は優秀な人材集め違うかな?

ノースヒルズー=旧マエコウファーム)という非社台系。
W.遠くに見えるのは琵琶湖。馬路コースはダート。周回走路は特殊樹脂。
 

アイテック株式会社

W.要するにごみ焼却場、汚水処理場、水道事業など地方自治体のインフラ事業への人材派遣業。要所は地方自治体役人が取り仕切りその指示のもとに派遣労働をする。役所のリストラの波に乗っている。

****
105: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2021/09/23(木) 17:58:02.20 id:lbHlAS/A0
もう調教師もトレセンも要らない時代なのか。
天栄としがらきあれば。

110: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2021/09/23(木) 18:12:52.61 id:YEF2TnvH0
旨い餌、良い水、これを用意するだけでいいんだ
W。一番大事なことを書き忘れていた。
ヨーロッパ競馬はアラブの石油王、ブックメーカーの親玉など馬主の持ち出しで成り立っている。
所有馬が種妻になった時のシンジケート料、種付け料で投資資金のバックを受ける程度で、ビッグレース以外の賞金は高くない。5着まで賞金が出ることはない。出走頭数も日本ほど多くない。日本競馬のような全国のファンの馬券購入資金の循環で支えられていないから、そうなってしまう。
日本競馬はファンの馬券購入で成り立っている。
この両者の違いは決定的だ。
 
ファンが馬券を買わないようになれば、これらの大型投資は金持ちの趣味になるが、獲得賞金が減ったら耐えきれないと思う。
 
 
 そもそも日本とは競馬システムの根本が、違うのに海外遠征でかったの負けたのはちゃんちゃらおかしい!
 
日本のサッカーや野球の有能な選手が海外で活躍するのと日本馬が海外で活躍するのとは次元が違うことである。
そもそも日本競馬は国営競馬、向こうは私営、共通の土俵に上がっていない。
なのに国をバックにした日本馬が負けることが多かったのは、ブラッドスポーツである競馬の本質に従って足元の軽いスピードの出る走法に偏って淘汰されてきたためだ。スピード最優先の競馬は道中のちょっとした出来事で波乱含みとなりやすい。日本馬は海外の芝のレースよりも馬の馬力の問われる海外のダート競馬で活躍する方が難しい。
 持論では降雨量が多く、同一競馬場の開催日数の多い日本の馬場向きの競馬は、馬場調整備がし易いダート競馬であり、その意味で馬場状態の有利不利の差が少なく公正が確保されやすい(ダートでも内外の馬場に違いはでてくるが)。ダート競馬の方が馬の故障が少なくて済み使う側も便利。強い馬は強い、弱い馬は弱いとはっきりとしているので、クラス分けは細かくする必要がある。騎手も馬を追う力のないものは淘汰される。馬券を買う側も予想の組み立てがしやすい(もっともその分配当は下がる)
 
外国人騎手が重宝がられ成績の良い理由もはっきりしている。
JRA競馬は土日しか開催していない。競馬って毎日レースに乗って騎乗技術が上がって維持しやすくなるものだが、土日合計10鞍ぐらいしかもスピード優先の多頭数のレースが多すぎる、ので騎乗技術を磨く機会と余裕がない。着賞金がまんべんなく出るのも競争心をそぎ騎乗技術の妨げになる。
>したがって日本の競馬は馬券以外にスポーツとしてのだいご味が味わえない。
@競馬を長く見ていても上位騎手の上手い下手は本当のところわからない。結果から判断するしかない。だからコレがスポーツなのかどうか怪しい。
 

4,13(金)記事の内容を詳しく編集。見守りケアのひとをグループホームに送った日(4月21日木)から20日経った。しかし、有りのままの世界の中では、意味づけはイラナイ。

 記事をこの際、詳しく編集し、エポックメーキングにしたい。

********

見守りケアのひとをグループホームに送った日(4月21日木)から20日経ったグループホーム入所が決まって送り出すまでの日々は、いろいろありすぎて必死だったので、偶に心の奥底にある感情が表に出てきても、送り出す体制を整えたり維持するのに汲々としていた。

彼女の持っていた位牌、遺影、死に装束は自分が預かった。

彼女の部屋に荷物は整理屋が運び出す前日に、これまで付き合いのあった同じ階の3人に<お別れの品>として欲しいものを持って行ってもらった。以前から、この集合住宅でガレージセールのような機会があれば良いのに、と思っていたので実行した。

5年も見守りケアをやっていると彼女の部屋のほとんどの用品は貯金のないころに自分が出費したもの(ネット買い)、貯金ができてからは自分の一時立て替えで買ったものばかりだ。

 見守りケアが生活習慣になっていたので、いなくなって気が抜けたようになり、フトしたきっかけで脳裏にその姿や声のトーンが度々浮かんできた。

あんな穏やかで明るく素直な認知症の人がいたのだ、と思うと己の不甲斐なさに身の置き所がなくなる。

こちらが丁寧に接してあげると、必ず答えてくれた。一方的に気が荒ぶることなんて一切なかった。根が気のいいひと、朗で上品な美人、魅力的な人だった。横顔を見ると、フト見惚れてしまうときがあった。実年齢よりもずっと若く見えた。しかし、この資質が彼女の人生に波乱を呼んだ。

 

 これではいけない、と思って5月1日(偶々メーデーの日だった大塩平八郎の墓のある寺に行ってみた。 今までここに来るたびにみっともないな、と思っていても涙が次から次に湧いてきた。

しかし今回だけは違った。感情的になることは一切なく 寺門正面の写真を撮って、所有墓地を調べて帰宅した。墓地内の大塩家の墓は見落としたが。

 

  帰宅後、次のように考えることにした。

当初の予定通りここを選んで見守りケアの対象を見つけた。そして5年の歳月が経った。その間に 持病を悪化させ手術をした。目も悪くなった。見守りケアの都合上、諸々の関係者への配慮は見守りケアの30%は越えただろう。ありのままの自分にブレーキをかけてきた。金銭的な損失もある。

それで何かを達成した、と思い込みたかった。

 

>しかし、守ってあげられなかった、という思いが募る。

もっと見守りケアの人との距離を詰めていたら、もっと丁寧にやっていれば、と

>いつしか便利屋、代行屋に徹する、という一番、楽な道を選んでいた。

こころのケアはできていない、大きなマイナスがある、と事あるごとに周りの人にいっていた。

彼女は私のことを「二重人格」「情がない」と何度も言っていた。

 

  見守りケアの半ばごろに、がんで長期入院中の夫に取り残され独居になっていた近所の認知症の妻の焼死事件が発生した

その一家の離れたところにいる長男は脳梗塞で仕事のできない体になった。このうちは介護保険を使っていなかった。妻がヘルパー訪問を嫌がるときいた。

それにしても自分にやれることはあったが、夫は近所の女性たちに独居の妻の面倒を託していったので出る幕はなかった。合鍵が手元になく外からの訪問者が中に入れず部屋の様子がわからなかったが、ずっと前に政治新聞の配達人の集金の際に高所の廊下の手すりの上に立ち鍵をしていない窓から自分が中に入ってドアを開き用を足したことがあった。私の最終「学歴」はとび職である。

女性たちに頼まれそうな機会があったが、目で制するようにしていたので、いつでも窓から入るつもりあったが集合住宅全体の金集めや見守りケアに集中したいので任せていた。自分の気持ちとしては地域の超古株の人たちなのであらゆる手を使って、独居妻の介護ににもっていくことはできるだろうと思っていた。結局、介護系の訪問員が来ても中に入ることができなかったことが大事件につながった。深夜に煙がもうもうと立ち込め、一番最初に駆け付けた自分が中に入ろうにも鍵がないので入れなかった。もっともドアを開けても火の手が回りすぎてんかにははいれなかっただろう。

 

 その頃は自分も含めて認知症の介護の難しさの本当のところを知らず、危機感がなかったことも影響している。

持病の手術明け、2週間程度で焼死事件の惨事に遭遇した。集合住宅の金集めは退院後すぐはじめ、引継ぎまで全うし、見守りケアは続いた。

 たった3年間で夫は各種の持病が悪化し最後はがんが転移した。消防活動によって集合住宅の近所は水浸しの被害を受けた。

認知症介護のむつかしさ、一つ間違えば行きつくところに行きついてしまうことを目の当たりにしたことが見守りケアの転機になった

そのころ影響を受けた本は太宰治姨捨

安岡章太郎「海辺の光景」だった。

認知症介護の本ではなく、小説だった。

 

近所付き合い、古株世話役の限界も知った。

ちなみに自治会とか町内会。

後段の毒入りカレー事件の記述にも関連するが

あれは、地域の助け合い、というよりも住民の行動を縛り付け、自由な時間を浪費させ、日本の統治機構最末端としての機能優先、年間結構な金額を赤十字に上納する機構というほかない。

いざというときに地域の助けなどあてにならない、と割り切った方が良い。やりましたという形はつけるが中身はない。

日本の地域共同体は日本的封建時代の年貢村請負という、きめ細かい地域共同体自己責任、特殊制度(朝鮮半島、中国の同時代と比較すると年貢村請負の実態が鮮明になる~東アジアは地域共同体の塊がもっと緩い、移動性も大きい、サムライがリストラされず数が多すぎるから~~薩長土肥~~、年貢を厳しく取り立てたり、半百姓サムライの必要があった~!同調圧力の元を辿るとここに行きつく)に根源を置いてきた。

 

 近代になると、その地域共同体は政府統治機構の末端に位置付けられ機能し敗戦以降もその本質は変わっていない~~グローバル資本制以前の会社組織にも地域共同体の組織形態の影響があった~~

最も合理的に機能する側面は行政の上からの指示に従うときで、今やまとまって上に何かを要求する側面はしりすぼみになり住民同士の横の関係は形がい化し客観的には相互監視、末端秩序維持機関と化している。

見守りケアを終わっての結論がこれでは心貧しくなるが事実だから仕方がない。

これまで見てきたところ、ほとんどの案件は家族内で処理されてきた。

だから今様、核家族化の弊害をまともに受けて悲惨残酷な事案が連発されるのを目の当たりにしてきた。

子供たちがいても、親の面倒を見ることから遠ざかっている、場合が多く、独居、または老夫婦が放置され、悲しい結末を迎えるケースが多くなっている。

結局、欧米型の個人主義が徹底された親子関係(親と子供が個人~個性~として向き合う)と戸籍制度に象徴される日本的な家制度の残存のどっちつかずになり問題が大きくなっているのだと思う。

>この方面の日本独特の法制度は日本支配層の住民支配の根幹にかかわるので改革できない。

自分のように家族を超えた助け合いを自然にするものは極少数派。もっとも自分も活動の都合上、そういう術が身についたまでだ。しかしその経験がなければ助け合いはできない。思っていることと行動することの間には大きな溝がある。所詮、井戸端会議の話題、噂話、におわる。

 

自分はここぞというときは徹底して行動する。このスタイルでなければ効果がなかった経験を未だにひきづってきた。

 

 女性たちは対象に近づくが徹底しなけれならないケースに遭遇すると立ち止まり遠巻きにしている。突出して動けば恥をかくこともある。コレも嫌がっているのじゃないかな。自分もなぜこんなに生き恥さらさなければならないのだと、よく思ったが、目先のことが大切なので突き切ってきた。いったん前に出ると引き返せないのだ。

近所の世話好きは使える手段はありそうなものなのに、自分の都合のいいように現実を解釈できる、特技があるようだ。

 

 見守りケアの人がいなくなってあたりが急に静かになった見守りケアの人の直ぐ近くで大声でいつもふたりで大声で井戸端会議みたいなことをしていたのにいなくなってぴたりとやんだ。

一体あれは何だったのだろうか?

見守りケアの人は嫌がっていた。出入りする自分も嫌だった。

見守りケアの人は日中ドアを開けっぱなしにする癖~自宅で屋内作業をする自営業を営んでいた風習が残っていた~があったので、話声は余計に堪えた。可哀そうに思って閉めたほうが良いよ、というと相手が気付くのでなどとって自分からはドアを閉めることはなかった。出入りする自分も立ち話している人たちに気兼ねしいない時を見計らって訪問したり、介護宅から外に出ることも度々だった。

こういう状態だったので以下に書くことに無理はないと自分では思っている。

 

他人が他人に煎れ込む状態に

近所付き合いのバランスが崩れた逸脱観から生まれた、寂しく生活している老人のある種、本能的な嫉妬が動機なのでは?

言い換えると、自分と見守りケアの人の交流や毎日、朝晩のヘルパーさんたちの煩雑な出入りは<ケ>であるべき通常のの近所づきあいからの逸脱である<ケガレ>であったのか?

その<ケガレ>を打ち消すためには見守りケアの人のドアの直ぐ近くで大声でおしゃべりをする、エモーショナルな行為があったとしか思われない。

だからいなくなれば、その用が足りたのでぴたりとやんだ。

 

とにかく、見守りケアの人を含めて噂や<人目>をきにする。

ただし、この人は自分の立場(地域の活動をやってきた)を守ることを異常に気にする!名誉欲が人よりも強いのだろう。自治会町内会の役員の常連にはこのタイプが多い!

したがって、役員が偉そうにしているとか、プライバシーを監視されているような気がする、近所付き合いが面倒だ、とかの理由で若い人は入ってこない

わたしも来る前に散々この手のうわさをネット記事で読んだ。

結局、中途半端極まりないボランティア、啓蒙啓発活動参加で長年やらせているから、こういう耳年増、現実適応できない過剰な自信のある人物が育つ。実践活動で役立つ訓練を受ける機会がない。自治会活動も各々のマニュアル通りにやっているだけだ。

ネット情報などと離れたところにいる人ばかりだから仕方がない。いまだに新聞、テレビ情報の世界だから、そのいみで殆どうのみにしているので私よりも情報通。自分たちの活動が無関係な周りからどう総評されているのか、知らないのではないか。

あまりにも長い年月が経つと、同じような傾向の人が残り、独特の環境が生まれる。

 

>集合住宅の交流の在り方が変わったことも原因だろう。

入居者の高齢化に対して自治会活動の合理化が悪い方に作用している

コレはもっと若い世代の入居率が多い時に効果を発揮するもので、安否確認に至っているスーパー高齢化状況では孤独死、放置死の逆作用。お互いの助け合いも蔑ろになり、やっているものがやたらに目立つ。わたしでさえ症状に進行に対する介護が必要になって、目立って行動しなけらばならない機会が増え、生き恥さらしている感を意識しだした。

 

>以前は普段の掃除などは自分たちでやっていた。そのときに近所同士の情報交換、交流ができたが、掃除する人を二人来てもらうようになって、その場がなくなった。

@近所の古株は掃除は自分たちでやった方が良い、という意見を堅持していた。⇒正しい!

@入居間もなく、班長や住宅全体の金集めの任についた自分は事情がよくわからず、手間暇かけない合理主義の意見に賛成したが、途中でコレは拙い、と気づいたころは、規約は修正された後だった。

>修正された規約を読み込むと、本来の任が異質の町内会と自治会の金銭の出所を一緒に自治会費として徴収すること~~同一徴収は仕方がないとしても記述の仕方はもっと組織の違いを明らかにすべきだが、集合住宅の共益金の徴収が核となる自治会の構成員が町内会の活動に自動的に参加しなければならない、と明記している。町内会活動参加は任意、コレは民主政の初歩的原理。初歩的なことに関心がない人とは話し合いにならない、とおもった。面子、都合への拘りが崩れたら役員の任はしんどく成るのはわかる。~~。

自治会長、町内会長の任が公選ではなく、本人の辞任の申し出がない限り継続する

など怪しい文言があふれていたが、

@会議の場で反対すると、私と同じ理屈っぽい人との論争になるので、ひいた。

共通の立ち位置のない人と論争は時間がかかる。

@会計帳簿のつけ方は複雑すぎる(複式簿記)と問題にしたが、一斉に反論された。

@あり得ない!たかが120~130軒の帳簿をつけるのに、1件につき3~4か所きにゅうする。大きな不正が起こるのは同一人物が長く金銭管理を担当するからだ。

 

見守りケアをしている現状を差しさわりのない程度に公開し協力を仰ぐ、と心がけても~~社会的な介護をやっていることは自覚しているので~~、こちらから話しかけなければならないのでいつしか、億劫になった。

わたしだけの情報だけでなく見守り介護の人の意見も公平に必要ということも考えていた。ここまで考えて、集合住宅の茶話会に出席しない、と結論付けた。出かけると知人たちに愚痴をこぼすことになり、不公平になる。介護する者が介護されている、と考えていた。

認知症は頭の老衰。介護するものされるもの人格は対等だ。

仕事ととしてやっているものは金銭の対価がある、ボランティアは介護しているつもりでも介護されている、ことに気づかない。

私は介護されていた!

介護されていたから、介護が解けて今、悩む。

 

>以上後で編集した記述を土台にしてもやはりこの際、書いておかなけれなならない。

>人の命や大切なものがかかっていた。

 

@そもそも大事に至っている人に対する中途半端なかかわりで同じ階の救える二人を放置したのを目の当たりにしている、と自分は見ているが本人たちにその意識は全くない

なぜ部屋の中に入れない状態を放置し焼死させてしまったのか?そんなに苦労しなくても方法あった(自分たちでできると思ってもやり始めたもできない場合がある、他に助けを求めることも必要)のに中に入れずどうしようもなかった、などと最後までいっていた。

>突然、やり始めたのだから、できないて当然だった。

>結局、状況を楽観視したがる庶民にある癖、当時の自分も含めて無知が災いした。

 

そして集合住宅の総意は介護拒否の認知症の本人のせいにしているが、

そもそも責任能力の怪しい段階に達している者は一方的に助けられる対象でその術があるものが行使しないことを無責任という。ドアの合いかぎを手に入れることが、介護につなげるキーポイントなのは普通にわかることで閑のある大人なら普通にできることだ。

  ケースその2。

 糖尿病が悪化し足がはれ上がって買い物にも行けない状態なのに、買い物の用は足してあげるが、病院に入れてあげられなかった

判断ミス違うかな?そんな日々が続いた挙句、ある日部屋を覗くと心臓麻痺で死体になっていた。

自分のやり方は素人診断でも様子を観察し、血圧体温を測定し、緊急に医者に見せるか判断してきた。

この状況は第一発見者で警察の取り調べを受けたという美談として吹聴されている。

もっとも、見守り介護のひとを担当するヘルパーさんには39度の発熱がある、と入浴中やってきて大騒ぎした人がいた。いても役に立たないと判断し帰ってもらって、コロナを疑って一斉に窓を開けて計測すると平熱だった。ヘルパー責任者の心配してやってきた。次の日、勤務時間外の早朝ドアを開けるとそこにいて、いきなり体温計が壊れているという。

便秘を自分なら勤務時間の30本で治せるごとき振る舞いをして本人を落ち着かせることを最優先に、薬を買ってきたり時間をかけてどうにかしよとする私のやり方を頭ごなしに否定し、結局退散した。

この人である。勤務時間中、ドアにカギを掛けるのは。

勤務時間も自分の都合であわせて、1Hも誤差のある時がある。

邪魔をしたいけないので時間を外そうにも著中バッティングする。

ヘルパーさんに「なぜカギを掛けるのか」と本気で詰め寄ったのは、この人である。

この時は悪条件が重なって私の勘違いだった。

見守り介護の人を目の前に、本当に悪いことをした、と今でも悔やんでいる。

彼女はその夜、外に出て近所家を訪ねて保護された。今でもつらい!

その日からしばらく経って、大きな音の鳴る発信タグをつけた財布紛失事故が起こった。

それまでつけていたスマホアプリの発信タグから強力なメタル電池のものに替え、何度も紛失の度に反応させ、財布を見つけているので安心していた。最も彼女の財布の置き場所はタンスの衣類下着の下がせいぜいのところで、本当に見つからないようなこみいったところは一度もなかった。

それなのに発信タグは無反応、家探しはもちろんベランダ、郵便ポストなどどこにもなかった。タグは押し入れの布団の下に財布があっても音が聞こえる

財布がなくなるまでの時間帯は約48時間内とわかっているので自治会長と二人で防犯カメラのPCモニターを入念に確認し彼女が外に出た形跡がないのも確認した。

しばらく日にちが経って、突然、財布がいつもの置き場所にあった。

いろんなことがあった。

症状の進行に対処できない自分の問題もある。

後悔の挙句、焼死事件のような究極の状態まで介護すべきだった、頭の中で肯定することもあった。

お前はボロボロになること、死ぬことを怖がっていたのか、と。

それはなかった。

自分の世界、という最も大事にしているものを失うことを嫌がった。

自分の時間の集中と見守り介護の時間を両立させてきたが、症状に進行とともにぴったりと張り付く時間を長くとる必要性は解っていた。そうすると自分の世界はかけていく。

その段取りはできていたので引っ越せばよかったと今にして思う。

引っ越しができるとわかった日は見守り介護に人を眼科に連れて行った帰りのポストに入っていた通知だった。一瞬、困ったことになったと思った。締切日の前日にようやく書類を提出した。その日、彼女の家の相続人から渡されていた財産処分の書類を処分するため印鑑証明を代理でとる日でもあった。私は彼女に代わって書類の手続きをした。もちろん、ケアマネは関係ない、できないというので役所の関係者と話し合った結果、そうした方が良いというアドバイスをもらった。自分の引っ越しの方は断りの電話を入れた。

その眼科に今度は私が通うことになった。

介護放棄をするつもりはなかったので泊まり込みをするつもりだった。

引っ越しの部屋が、2Fではなくもっと上の空き部屋だったら、やっていたかもしれない。最もそこに移って別な活動をするつもりもあったが、調べて自分のやることはないと思った。

自分自身のわがままだもあるが運命に翻弄されている。

まるで、西鶴一代女 - Wikipedia

の世界ようだ。

東京にいたときの正月のTVで見たときは次々と訪れる人生の岐路にいつも決まって悪い結果が待っている道を選ぶ主人公に震え上がる想いがした。

主人公の最後は天王寺に至る坂の途中にある一心寺の縁の下。

見守り介護の人の夫や両親の骨ここに眠っており、毎年通知が来る。

墓のないものが多少のカネを払って、大きな仏像に骨を刷り込んでもらうという。

見守り介護の人の母と夫の位牌を一心寺にもっていったらいい、といつも入ってくれていたヘルパーさんは言うが、わたしは徹底した無神論者。身近に置くことに不都合ない、むしろ意味が出てくる。グループホームにいる本人との信義を守る。位牌がここにあるのもめぐり逢いを貴重にしたい。事あるごとに心と体の問題は気にかけてきた無神論者は心と信義を大切にする。

今回の機会にも自分の無神論と葛藤し点検している。

位牌、遺影、死に装束を捨てたら自分の無神論は成り立たないのだ。ここに安置することを力にする。

 

 ケースは続く。

身寄りのない認知症の人に役所経由で介護をつけたという自治会は言うが、

その高齢女性はヘルパーさんは入っていたが4月上旬のある日、ものすごいエアコンの爆音が続く日々の最中突然死した。自分は見守り介護の人の入所日が近づいて体制づくりに忙しく、上の階の酒癖の悪い<手間のかかる人>に文句をつける手間を省くために、近所の家で寝泊まりしほとぼりを覚ますことにした。後で想うに苦情を言いに行ったら死なずに死んだかもしれない。このケースも近所の人たちの介護事情所につなげる間の放置に問題があったとみる。

 

 隣の水漏れ事故も結局、修理したのは自分だった。被害者は原因が分かっている、自治会も来て騒ぎ、自分は素通りした。87歳の老婆に有料の修理屋しか処置できないのに、なぜ呼んであげない。大事な時は一歩踏みこんだ対応が必要。この修理で金を払うといってきかないのでもらったが、その行為にがっかりした。部品の代金はもらう、しかし修理代をもらうと侮辱されたような気になる。よその家のパラボナアンテナ修理して「ありがとう」の一言で終わらせる女性を尊敬した。この女性が糖尿病を悪化させ突然死した女性であった。結局、家族と古い慣習に閉じこもるものが生き残り、それ以外のものが出て行ったり、死んでいく。コレがこの集合住宅の傾向であった。

 

 車いす生活になった隣人が夜中に転倒したとき、同行者と起こしに行ったことを吹聴していたが、車いす独居なれば転倒は当たり前。以前、バイクに乗って汚物まみれの転倒者を助けに行くのを仕事にしていた自分に、そういわれても答えようがなく感心して見せるしかなかった。

 グループホームにボランティア体験をしたというが、老健施設のグループホームのはずだ。そもそも、有料老人ホームと特養、老健の区別もご存じないので詳しく説明した。まして、見守りケアの人の入所したところにボランティアはありえない、とおもう。

 認知症も全部一色、区別はなく生半可な知識で良しとしているから自分の守備範囲以外の余計なことは、考える必要がない、という根がシンプルにできている存在。

>見守りケアのひととの関係でこれまで配慮してきたが、この機会にけじめをつける。

 

無展望に時間の経過に任せていれば大変なことになる、と焼死事件から考えるようになった。

大きな方向性として訪問介護などの関係者との連携を大事にするようになり、連携を解ってくれないときは(そこに同席しているのにあからさまに無視する行動の出られると神経を逆なでされたように感じた~ある種の人はそういう行動によく出る~偶に感情的になったが、自分が引くようにしていた。開き直って生きてきたものが相手を立てる、という慣れないことをしていた。

年月が経って、あきらめない自分の姿に多少は解ってくれる輪が広がったと感じるようになった。

ただし、自分のようなタイプの人間に遭遇する機会のない人には最後まで理解してもらえなかったとおもう。

@が、自分の資質として納得のいくほど守ってあげられたのか、その条件があったのかと。

@できたのにできなかったことも多すぎる!

 

@日常ケアは相手の状態に影響を受けるので自分の世界を維持するのは難しい。

>一番いいと今になって思うのは、事業所を介さない認知症の介護者同士の横のつながり、だと思う。

自分は悩みを聞いてもらえる相手がいなかった。頭の中であれこれ考えたり空回りすることで挫折と再起を切り返した。このような環境が見守りケアの人に良いはずはなかったが見守りケアの人を手を差し伸べてくれたることが実に多かった!

認知症が進んでいたけれど素晴らしい人だった!

>良すぎたから、自分を責め後悔ばかりしか浮かんでこない。

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>直近で、4,21以降続く悩みから肩の力の抜けるような感じがした。

>和歌山毒物カレー事件の死刑囚の再審請求のYOU TUBEを見たとき。

>それも保険金詐欺傷害事件の内容に立ち入った関係者の発言にある魑魅魍魎としか言いようのない世界に遭遇したとき。

@たいていの人間は、情報を得れば得るほど、綺麗ごと、型にはまった世界にそれを抽象化する学校の教育やマスコミ報道はそのためにあるようなものだ。こんな魑魅魍魎の世界もある、しかしそれでいいのだ!という結論には絶対にもっていかせないように情報内に仕組んでいる。でも現実はそうはなっていない。魑魅魍魎の世界が広がっている。多くの人は(市民社の多数派)そんな世界から離れた世界で生活労働できている。

 

@動画で語られている検事や判決は、度重なる保険金詐欺傷害事件において毒婦を実証しカレーなべにヒ素をいれるぐらいは平気でする、というストーリーに対して実行者本人が死刑囚はその直接の実行者ではない、との実証している。

 

  自分は見守りケアの人に

>できてもやってあげられなかったこと、

>やれる資質も条件もなかったことを

>グチャグチャに頭の中で混同し、思い描いて悩んでいる。

@過ぎ去った事実を事実として実在させて、その中で泥まみれになっていない。

@自分を美化しようとしている。

@型にはめようとしている。

@だから、大塩平八郎の墓前に佇んでやり切ったと動揺する自分を納得させたい、達成感を得たかったのだ。

架空の物語を作り上げて悩みから解放されようとしたのだから、効果がなかったのは当たり前だ!

>有りのままの世界の中では、そんな観念作業の居場所はない、見守りケアに意味づけは要らなかったがそれなしにはできなかった。いかに人生を全うするか、それが最初からのテーマだったから、挫折しそうになると絶えず、意味づけをしていた。

>最後の時期、自分の衰えから実生活で失敗するようになって以降、もうどうでもよくなってお互い様、とやっとケアできるようになった。しかしその時期が別れの時だった。自分の衰えよりも見守りケアの人の衰えが早すぎた。迷子になったり、自分の部屋意識がなくなり、バラ色の故郷の想い出語りが大半を占めるようになっていた。結局、最大のケアは自分の生活拠点を移して存在感で安心させるしかない、と感じていた。コレは自分の世界の大部分を放棄することになる。自分はそこに踏み切れなかった。

 

@しかし、不思議な感覚だ。

>ロシアウクライナ戦争の悲惨な情報を得て、自分の今の悩みなんてそれを想うと、大したことがない、というあるYOU TUBERの感想には何ら心を揺り動かされないのに、あの死刑囚夫妻の保険金獲得詐欺事件の魑魅魍魎の世界に安心する。

事実は小説よりも奇なり、なのか。

世の中の現実を直視すれば、白黒はっきりしないファジー、魑魅魍魎、あるいはグレー、もっと進めば黒い世界が広がっている。

ここで林健治さんさんが証言していることは有りのままの悪の世界である。しかしそれが、介護経験を抽象化するときに、できるのにやれたこと、条件や資質がなくやれなかったことを混同し自分を美化したり、感傷的になったり、不必要に悩んだりする今の有り様を矯正してくれる。

 私がこの記事の中で指摘した身の回りの事故のケースの数々も、事実は有りのままだが、問題は具体的な事実をその人の立場で抽象化するときに、価値観の違いというフィルターを通しているわけで、この点において見方は色々ある。

交流し意見をすり合わさなければ、解らない。

しかし、すぐ隣での毎度の大声での話し合いは、見守り介護の人がいなくなってぴたりとやんだ

彼女らはお別れの品を持って帰り、私の介護とヘルパーさんのでいりは終わり、喧しくやっていた井戸端会議は止んだ。もちろんその背景にも詳しく言及したつもりだ。

反俗日記の役割は、こういう事実を掘り下げて記事にすることだ。それは文学の領域を含む。

大から小まで一人の異様な個性が動き回ることによって周囲がかき乱されることがまれにある。「いしん」の創出者もこの部類。以後の大阪は、一人の男の出現に翻弄された。文学の世界では谷崎潤一郎がその異様な世界を描いている(子供の世界だけれど~反俗日記収録済み)。

小の人物に目の前で遭遇し短期間一緒に生活したときにびっくりした。頭が良い(IQが高い)、向こう意気が強烈、エネルギッシュ、このうっとうしいやつを黙らせ動きを止めるためにはぶん殴るしかないと思ったほど不快極まりない男だった。林健治は当時あっていれば自分にとって、この手のひとだったろう。

再審請求の際、必要な林健治の検面調書に行方はわからない。

ますみがヒ素を飲ませたという調書には署名していないというが、判決文は真逆、保険金詐欺などの罪で6年の懲役で出所しているのが事実。1審2審の弁護団は国選だった。

www.youtube.com

@今日ある女性が今の動揺を燕の巣の旅立ち症候群とか言った。最初は何を言っているかわからなかったので聞き返したが、

@悪いけど現実を無視したたとえ話で安心できる人はそれで良いが、自分は現実を知りすぎている。

@見守りケアの人はスクラップ置き場に収容されたのだ。コレがあからさまな現実。

生身の人間がスクラップ置き場に収容されたらどうなるか、

じぶんはグループホーム入りが決まってから施設入りを伏せて「これからは生きるってことが仕事だよ」と繰り返し言ったが、その言葉を信用していなかった。

>知っているから悩む。在宅中にできたことがあった、と。

>自分のこれからの生き方、の課題でもある。

>世界は広いけど、実に狭い!コレが今の自分の現実。

*****************

>なお。和歌山毒物カレー事件のネット上の情報はほぼすべて収集した。

>時を経て冷静に証拠を吟味すると、判決理由の根幹が崩れきた。

>死刑囚は冤罪である。

@素朴な疑問。

 ヒ素を使った保険金詐欺で多額の収入を得て発覚しないままこの地区の豪邸で過ごしてきた「知能犯」が1000人は毒殺できる量のヒ素をカレーに混入させ、なおかつヒ素を入れてきた紙コップを混入後、無造作にカレーなべ付近のビニールゴミ袋捨てるだろうか?

@普通に考えると後先全く無視した発作的極まりない犯行である。

>ここから先はかけない。憶測になる。

@この真の<状況証拠>を覆すためには死刑囚ヒ素を身近なものに服毒させ保険金詐欺を繰り返した異常人物に描き上げる必要があったが、

>各種の荒っぽく乱暴な保険金詐欺を繰り返し実行してきたのは、夫と周りの知人たち悪党たちであり、保険の外交員の経験もあり看護学校出身の妻は知恵袋的共犯者だった。

2021年、和歌山地裁で再審請求が認められた。

反俗日記で、収集した情報を自分なりに再構成し記事にするつもりだ。

 

ロシア、ウクライナ戦争はイデオロギーを超えたところで展開されている。 ジョーブログ【CRAZY CHALLENGER】 チャンネル登録者数 150万人。

 

www.youtube.com

ロシア、ウクライナ戦争はイデオロギーを超えたところで展開されている。

ここがわからなければ、一方のイデオロギーに同調し感情的な泥沼にはまる。

>即時停戦を望む。

そうしないと世界の投機筋がこの戦争のどさくさに紛れて不当な利益を得て、世界国々の物価は上がり、投機で得た膨大な利益が将来の全世界の庶民生活を経済的に支配する。コレがグローバル資本制の実相だ!

>この戦争が続くと

この戦争で儲ける人、困らない人と、苦しむ人、貧しくなる人の格差は広がる!

 

@またウクライナ、ロシア戦争を受けて東アジアにおいて軍事危機を日本列島から煽る人々に警戒する。

ウクライナと日本の立場は、同列ではない。

日本には政治と経済の蓄積と幅、選択の余地がある。それを狭めてはならない。

日本の戦後の民主政の如何が試されている。

憲法論議は東アジアの現実直視を矮小化するもの。

 

ロシアの「ウクライナ侵攻」が、 日本に突きつける“残酷な現実”とは? 中野剛志:評論家を批判する。財政膨張、軍事費増強で庶民の生活は潤うのか。真逆だ。

 引用

なぜロシアはウクライナに侵攻したのか。なぜ米国をはじめとする西側諸国は、それを阻止できなかったのか。どうすれば阻止できたのか。さまざまな解説がなされているが、侵攻の理由は明白である。

 ロシアがウクライナに侵攻したのは、1997年から続くNATO北大西洋条約機構)の東方拡大、とりわけウクライナの加盟を阻止するためだ。

ロシアにしてみれば、歴史的・文化的にも関係の深い隣国ウクライナNATO加盟は、自国の安全保障に対する直接的な脅威であり、喉元に匕首を突きつけられるに等しい。だから、ロシアは、ウクライナNATO非加盟を何度も要求してきたのだし、実際、2014年にはクリミア奪取の挙にも出た。

米国は戦争を回避したければ、少なくともウクライナNATO非加盟を約束し、ウクライナをロシアとの間の地政学的な緩衝地帯とすべきであった。

W参考資料

redtigerkun.hatenablog.jp

W YAhoo,ブログ時代は(7年前の記事)まだ頭もはっきりしていた。多方面にわたる記事も検索サイトに分散し、そこからの訪問者も多かった。いい記事と失敗記事は散らばっていることで見分けがついた。今は他人にとってたわごとを並べているだけとの自覚はある。

 

大前の記事を取り上げているが、中国の経済改革とソ連の経済化改革への着手の違いが判る興味深い。庶民に目に見える形の即効性、実利性のある農業改革から市場形成を図る中国のしたたかさと重工業改革から始めるソ連に納得するが、こんな記事をアップしたことは全く記憶にない。

ソ連のサウジ化。将来の自国生産を見据えた地元への外国企業の誘致をする中国輸入すればいいと短絡するソ連

学ぶ姿勢の有るモノと学ばないもの、の違いが拡大していった。

  中国にはないロシア市場の魅力。
「中国では~日本製品と他の国のと天秤にかけられ苦労する。
ロシアでは、日本製品が他の国と同じように並んでいれば少しぐらい値段が高くても日本製品を買ってくれる。
>このように特別待遇してくれる点が、他の国と決定的に違うのだ。」
 
@偽ブランド品を作ってでも儲けようとする人々のいる国とブランド品に飛びつくだけの人々の国の違い。製品の創造は模倣から始まる。ロシア人は気位の高い人たちなんだな。気位の高い人が憧れを抱いたり挫折するところから文学が生まれる。文学は空想的ボヘミアン的でなければ生み出せない。中国文化は実利と趣味の文化。12億の量の質への転化という真理もある。

***

⇒W。簡単に緩衝地帯にできたのだろうか?

過去のウクライナ政策はロシアから離反させ、ロシア敵対国家に育て上げる政策

国内政治はリアルな政治勢力同士の鬩ぎ合い。米国やEU肩入れの勢力の伸長は止められなかった。国内が三つの地域に分裂している現実も政治軍事の統括を難しくしていた。近親憎悪を叫ぶ声が大きくなるのは政治の常。そもそも、ウクライナに政治史はなかった。ソ連時代に民衆は政治の訓練を経験していない。

***

 引用 中野

「しかし、米国がそうしなかったのだから、ロシアがウクライナへの侵攻を決断したのも、当然だ。

ならば、米国に、そこまでしてNATOの東方拡大を達成したいという強い意志と戦略があったのかといえば、そんなものは、まったくなかった。⇒W?ネオコンも政策決定には関与している。ヌランド。米国政治はポトフ状態。

ロシアとの緊張が高まる中で、バイデン政権は、軍事対決の選択肢を早々に排除した。これを弱腰と批判する声が米国内にはあるようだが、核大国であるロシアとの戦争のリスクなど冒せるはずがないだろう。

核抑止力などと言うが、核兵器の存在が戦争を抑止するとは限らない。

保有国同士の紛争は、実際には、核兵器の使用の本気度を試す”チキンレースになる。

ウクライナNATO加盟は、米国自身の安全保障に直接関係するものではないが、ロシアにとっては、自国の安全保障上の深刻な脅威である。

そう考えると、チキンレースの勝者は、おのずと明らかであろう。

これは、1962年のキューバ危機と同じ構図である。⇒W。反俗日記も直ちにキューバ危機を連想した。あの時代を知る機会があったもので、まるっきりそのような政治感覚がないのは、一方的な政治感覚で頭が占領されている証拠だ。

 当時は、自国の安全保障を直接的に脅かされようとしていた米国が、チキンレースに勝利したのである。

軍事介入をするつもりがなかった米国は、経済制裁によって、ウクライナ侵攻を阻止できるとでも考えていたのだろうか。

しかし、ロシアにとって、ウクライナNATO加盟阻止は、安全保障上の核心的利益である。

国家にとって、自国の安全保障は最重要課題であり、経済的利益よりもはるかに優先度が高いのだ。

しかも、経済制裁の効果は相互破壊的、すなわちロシアだけでなく西側諸国にも打撃を与える。

ロシアは、安全保障上の核心的利益を守るために相当の経済的損失に耐える用意がある。しかし、西側諸国がウクライナを守るために耐えられる経済損失は、ロシアほどは大きくない。

要するに、米国には、そもそも、ウクライナNATOに加盟させたいという強い意志と戦略があったわけではないということだ。⇒W。米国政治はポトフ状態。強硬派のネオコンもいる。最もそれでも覇権を維持できて来たのはのは地政学的他立ち位置。金融軍事力による。

なぜ、ロシアの「ウクライナ侵攻」を防げなかったのか?

引用

「ならば、ロシアに、ウクライナNATO非加盟を条件に、侵攻を思いとどまらせればよかったであろう。ところが、それができなかった。なぜか。

 それは、おそらく、米国にとって、ウクライナNATO加盟は「鶏肋(けいろく)」(さして役には立たないが、捨てるには惜しいものこと)だったのであろう。

 米国は、冷戦終結以降、リベラルな国際秩序を建設するというリベラリズムの戦略思想に基づき、世界各地に軍事介入を行ってきたNATOの東方拡大も、その一環である。⇒W?

しかし、このリベラリズム大戦略は、イラク戦争に典型を見るように、多大なコストを払いながら失敗に終わった。米国の覇権は凋落する一方で、中国の台頭を招き、国際秩序はかえって不安定化した。

***

⇒W。中国の台頭は米国覇権の凋落とは直接関係がない!

中国はもともと保持していたファンダメンタルズにふさわしい地位に立った。

冷戦体制前と崩壊後のロシアと中国の歩みを比較すると党と国のファンダメンタルズの違いにたどり着く。

世界資本制とはもともと、変転するもの。その意味で日本バブル崩壊までの日本も同じ。成長条件がなくなれば後退する。

>ロシアがこの戦争で後退すれば米国は中国を標的にする。日本国民の多くは同調すると損をする。支配層の一部は資産的に海外逃亡できる。利害一致ではないところが肝心。

***

米国には、もはや国際秩序を維持する覇権国家としてのパワーはない。米国民にも、その意志はない。バイデン政権にも、それは分かっていた。だから、アフガニスタンからの完全撤退を決定したのだし、東アジアにおける中国との競争に集中しようとしていた⇒W。なぜ太平洋を隔てた東日アジアで中国との競争をしなければならないのか?

自国の利益のためである。

***

ユーラシア大陸の東側で中国と対峙しながら、西側でロシアと事を構えるような二正面作戦をとるパワーは、米国にはなかったはずだった。しかし、バイデン政権は、長年に及ぶリベラル戦略、そしてNATOの東方拡大を諦めきれなかった。だから「鶏肋」なのである。

***

⇒W。第二次世界大戦帝国主義戦争)の勝者、米国のリストラされないままの最大の国家機構は膨張した軍隊とその(拡大)再生産機構=狭義には軍産複合体~バイデン政権軍事予算100兆円なので戦争や軍事危機を世界中で醸成させなければ、軍事商品の需要は衰える。冷戦終結しても仮想敵はある時はテロリズムある時はロシア中国、と果てしない。

その勢いの根源は国内の貧富、世論の分裂にある。

 

@世界の戦争危機の過半は米国の国内問題である。

国内問題を海外に輸出している。もう信じる者の少なくなったアメリカ流儀の民主主義は世界を紛争に陥れる口実に過ぎなくなってきた。100兆円の軍事予算は必ず世界に戦争を呼び起こす。中国を挑発しても米本土は無傷でいられることがウクライナ、ロシア戦争で明らかになった。

 

その2。米国の覇権力の2大要素は軍事力、金融力。これによって基軸通貨ドルの威信を維持し世界中からカネとモノを集めている。

中野のバイデン政権評価は米国のもう一つ世界的力の源泉である文化力に影響されている。

長年に及ぶリベラル世界戦略の実態は何か?

>米国基準のグローバル資本制の刷り込み押しつけである。

>行き過ぎたグローバル資本制によって発展よりも疲弊の契機が目立つようになった。特に日本の場合、その欠陥が明らかになっている。その基本認識は中野にはあるので、一般に流布されているこの戦争の認識とは違っているが、次の見解まで発展させていない。

@このウクライナロシアの戦争は帝国の戦争であり、その根底にはグローバル資本制VS国家資本制の世界市場分割が潜んでいる。

@中野の著書でグローバル資本制を是正するために国家の役割の強化、再分配、社会主義などと唱えるがそこまで言い切っていない。ニューディール政策でさも国家の経済過程への強制関与と財政膨張政策がセットにされていた。

 

したがって、中野は米国世界戦略を長年に及ぶリベラル戦略、その惰性などと甘く矮小化して見積もっている。

**

W反俗日記4月28日記事引用。エマニュエルトッド

米国の目的はウクライナNATOの事実上の加盟国とし、米国には対抗できな従属的な地位にロシアを追いやることでした。

一方でトッドは米国を予測不可能な国としている。

米国内にはネオコンもいれば、そのほかの戦略家もいる。

下記に引用した見方を一言で表現すると新大陸巨大海洋国家米国の圧倒的な地政学的戦略的優位性。危うくならない足元の地盤にたって、遠く離れたところに戦争を発火拡大させ(戦争を発火させるが積極的に止めたことは一度もなかった)、その地で身が危うくなると固い地盤に引き返せば何とかなった。この繰り返し。

第1次世界大戦、欧州戦線への派兵は遅れ、スペンイン風邪を持ち込んだ。

第2次世界大戦への本格的な参戦も真珠湾攻撃を待って世論を統一してからだった。

朝鮮戦争ベトナム戦争、その他諸々の戦争に対する米国の参戦過程もすべて事前の工作をしてからだった。

米国⇒予測不能な大きなリスク。プーチンを中心とするロシアと対照的に中枢がいないからです。

米国の脳内は雑多なものが放り込まれた<ポトフ>のようです。

****

⇒Wアメリカ合衆(州)国。アメリカ的民主主義は権力、権限の分散と統合の過程が必要。トランプ大統領末期の支持者の国会乱入において、国内世論、階層分裂顕著になって戦争による人心の統一、財政拡大=軍事予算拡大しか出口がなくなった。バイデンはこの道しかトランプに勝てなくなっていた。コレが米国政治の現実態。

巨大軍事予算とその執行は民生品生産と違って戦争と軍事危機がある限り供給過剰になって過少消費が先延ばしにできる最も有効な経済成長の達成手段。

1930年代の世界恐慌アメリカ発の恐慌(この時点で世界の生産力の工業生産値の40%以上を占めていた)、ニューディール政策では危機を回避できず結局、世界戦争によってアメリカ経済は回復し、戦後、西側の復興過程へのドル散布によって、世界覇権国家になった。

***

 エマニュエルトッド引用

「思想的にも冷静な現実主義者がいる一方で、断固たるロシア嫌いのネオコンもいて破滅的な対外強硬策を後押ししています。

@アフガン、イラク、シリア、ウクライナと米国は常に戦争や軍事介入を切り返してきました。

@戦争はもはや米国の文化やビジネスの一部になっています。

@こうなってしまったのは、戦争で間違いを犯しても、世界一の軍事大国である米国自身は侵攻されるリスクがないからです。⇒W。まさにこれが新大陸米国の地政学的な位置。カナダ。、オーストラリア、USA,イギリスはインフォーマルな情報共有、軍事協調のグループ。」

       反俗日記エマニュエルトッド 引用終わり

**

中野 引用に戻る

そのことは、バイデン政権の顔ぶれを見れば明らかだった。例えば、国務次官(政治担当)のビクトリア・ヌランドは、オバマ政権時の国務次官補であった当時、ウクライナに親米政権を樹立させようと画策したことが電話記録の流出により暴露された人物である。そして、そうした動きがロシアの怒りを買い、2014年のクリミア奪取を招いた

>そのヌランドが国務次官に任命された時点で、ウクライナ有事は決まっていたようなものだった

この米国の「鶏肋」と化したリベラリズムが、今般のウクライナ侵攻を招いたのである。この失敗の結果、米国は、欧州にも深く関与せざるを得なくなった。その分、対中戦略は、手薄にならざるを得ないだろう。」

 すでに、ロシアのウクライナ侵攻を見て、中国による台湾あるいは尖閣諸島への侵攻もあり得るのではないかと不安視する声が出てきているようだが、当然である。

尖閣」は自国の力で守らなければならない

引用

「 われわれは、ウクライナ侵攻で何が起きているのかをよく見て、それを東アジア情勢に置き換えて考えるべきだろう。

 第一に、核保有国同士の紛争は、チキンレースになり、安全保障上の核心的利益を守ろうとする国の方が、その勝者となる。

 中国にとって、台湾は、中国の安全保障上の核心的利益である。他方、米国にとっても、台湾は戦略的に非常に重要であり、ウクライナよりも積極的に軍事的な対抗措置を講ずるだろう。

 しかし、台湾が中国に占拠されても⇒W占拠するということは政治的軍事的に中国本土に戦争を呼び入れることになる!日米安保の米軍世界戦略に従属する拡大も考慮に入れると台湾限定作戦に終わらないのは火を見るよりも明らか。

こういう現実離れした論法がまかり通る世の中になれば東アジアの戦争危機は高まり庶民生活は窮迫する。戦争危機になれば得をするものと大損するものが生まれる。

***

「米国本国の安全保障が直接的に脅かされるわけではない。米国が、核を保有する中国との戦争のリスクを冒してでも台湾を防衛するとも思えない。そう考えると、このチキンレースでも、最終的に先に降りるのは、米国であろう。」

>W。中国通史において周辺拡張や保護国化はあっても欧米のような植民地主義は見いだせない。何よりも植民地主義を正当化する思想や強制力が中国には一貫してなかった。中華思想は中国領域内で通用する思想であり、諸民族を包摂するイデオロギーではないし、本来漢民族という規定も純粋性に乏しく怪しいものだ。

20世紀の半分の中国は帝国主義国の分割の餌食になるような半植民地状態だった。

それ以前は辺境民族の支配が合計300年ぐらい続いた。その象徴である万里の長城は破られた。

国家統一した共産党政権によって中国は実験国家のような状態に陥って、国民は多大な犠牲を払った。

@それが、改革開放の80年代後半から、たった40年後に強国にのし上がったのか?

@後発国において資本の巨大化を短期間で達成できる環境は国家の統制下で成長が保障される、という資本制の真理だ。

@イギリスアメリカなどのアングロサクソン型、部分的にはフランス型の資本主義発展コースは例外であるという歴史的事実である。以上が世界市場に先発した資本制国であり、それに二度もチャレンジしてはいたいしたのがドイツ型である。日本資本制は先発資本制国の利権とアジアで衝突し排除された。

@今回、世界市場で型の違う資本制がぶつかり合っている。ロシア資本制はソ連邦崩壊後、普通にやっていれば強国状態を維持できていたものが、経済機構の手綱を握る独裁政党が国家権力を手放すと同時に経済運営の主導権を民間に売り渡し、多大な公共財が消失した。この時点で冷戦時代の一方の雄であり軍事大国を引き継ぐソ連邦を引き継いだロシア国家は一気に後退し経済的にも行き詰った。プーチン政権のウクライナ侵略は、ソ連崩壊と資本制のタイプ分類を理解しなければ真相はわからない。プーチンソ連邦崩壊時の欠損感は異常に大きいくそれが追い詰められて方初してという側面がある。

もっとも、共産主義政党とは言っても、社会民主主義の要素から出発したソ連共産党ロシア社会民主労働党、多数派、少数派、内乱で成長した党)と中国共産党(健軍=健党)は完全な別種類。前者が長年の統治で役人化し構成員が弛緩すれば社会民主主義に展開する余地があるが、後者から社会民主主義が出てくる余地はない。

 

>中国専制国家史の王朝没落の特徴は、専制による国家事業の拡大のいきつく先の自己崩壊や他民族の征服があった。それでも中国民衆は専制支配と別の世界を築き上げ生き続けてきた。

@中国脅威を過度に主張する者の下心には、そのような中国史を知りながら中国本土分割の野心がある。中国政権はそれを感知している。

朝鮮戦争時のように限度を超えると、新しい専制は国民の多大な犠牲をいとわず、最後は大事になる(国境地帯に国連軍が迫って核使用の脅威にさらされていた)。コレがロシアとは違うところだ。

**

W。中国は台湾に侵攻するとすれば、

台湾が現状の対中軍事バランスを逸脱し中国本土への攻撃的な軍事配置をした場合、

あるいは中国の経済成長が停滞したとき、

共産党政権の土台が緩んだとき

だけだろうがその侵攻も防衛的措置にとどまるだろう。⇒中越戦争

なお、台湾の野党国民党と中国共産党国共内戦で戦い、敗走した国民党は地元民のいる台湾を占拠し弾圧し独裁政権を築いた。この歴史経過より台湾本土包摂は中国共産党の党是の意味合いで強調されているところもあるが、中国民衆レベルでどこまで台湾包摂願望があるのか怪しい。

尖閣が日本の領土などと声高に主張しているのと比べてもトーンは低く現状維持、と思う。

中国社会の基本構造は歴史的に民衆世界と専制為政者世界の二分構造。さらに中国社会は複層構造。

民衆が専制を打倒したことも、外征が歴史的に専制支配したこともあるが民衆世界はそれなりに順応して続いてきた。

 

参考資料1。台湾をめぐる覇権争いの過去現状。事実を知らない人が多い。

米華相互防衛条約 - Wikipedia

大事なところはここだ。

Wの注目点は日米安保と米国が台湾有事などといって台湾をウクライナのように台湾関係法」以上の相互安保体制の枠組みで中国本土への攻撃性の強い武装化に着手したとき日米安保との連携を強化したとき、中国の軍事的なリアクションの可能性は高まる。

引用

1971年10月にこの条約は中華人民共和国国際連合の代表権を獲得し、中華民国が脱退するという国際政治環境の変化の中で次第に無力化していく。1972年2月ニクソン大統領の中国訪問、同年9月の日中国交正常化

>1979年1月の米中国交樹立によって

この条約は無効化し、アメリカは台湾協防司令部英語版軍事顧問団を廃止して台湾に駐留するアメリカ軍中国語版を撤退させた。

中華民国との国交断絶後は、1979年4月に事実上の同盟の継続となる「台湾関係法」を制定し、現在に至っている。

 

台湾関係法 - Wikipedia

引用 基本的にこのような「法律」(条約ではない)の修正とは関係なく、NATO非加盟のウクライナのように攻撃的な武装化の実態が進んでいく。

台湾の安全保障のための規定を含むアメリカ合衆国の法律である。同法は、カーター政権による台湾との米華相互防衛条約の終了に伴って1979年に制定されたものであり、台湾を防衛するための軍事行動の選択肢を合衆国大統領に認める

>米軍の介入は義務ではなくオプションであるため、同法はアメリカによる台湾の防衛を保障するものではない

>台湾有事への軍事介入を確約しない台湾関係法に基づくアメリカの伝統的な外交安全保障戦略は「戦略的あいまいさ」(Strategic Ambiguity)と呼ばれる。」

 

***

 引用

「他方、尖閣諸島については、中国にとって、台湾ほど重要ではない。しかし、米国にとっても、尖閣諸島の重要度は台湾よりはるかに低いので、米中戦争のリスクを冒してでも守る理由はもっとない。米国とその同盟諸国が、尖閣諸島を守るためにしてくれることは、せいぜい経済制裁であろう。」

W。岩礁でもそこが中国本土からたった、300キロしか離れていない海上にある現実は直視すべきだ。日本軍事力が防衛の題目を掲げようが本格的に軍事展開すれば軍事緊張は高まる。尖閣が緩衝地帯ではなくウクライナ要素が加味される。それ以上のの事態を招き寄せるか否かは日中国民の政治判断にもかかわることである。

 動物レベルに近づいた人間は大脳辺縁系の諸器官から生まれるテリトリー(縄張り)意識に行動思考が左右される。この手の人たちを政治権力から遠ざけるべきことは政治の知恵。この知恵を蔑ろにすれば苦しむのは民衆自身。どこの国にもいる。暴力や戦争選好の人が。

***

日本は、今のウクライナ同様、領土を自らの手で守らなければならないだろう。⇒W。現状維持である限り中国から攻めてくる理由が見当たらないが

>日本が中国を挑発する必然性はある⇒エレファントカーブの図と日本列島のユーラシアへの経済的沈み込み現象によって中国排外は必然化する。

www.youtube.com

「これも歴史の中の1ページとしてとらえるのか、それぞれの人の自由だが、俺らが日常的にあるものと隣り合わせやと思っている。

唯一の日本人ガイドの方がいて、その人がここの強制収容所に入っていた生存者の人から、いろいろ同情的になって涙を流すよりも、考えてほしいと。

でも俺はこうやって考えたときに、

>日本人に例えるとしたら、いじめであったりとしたり

>どこかの国に対して批判的な気持ち、なんかそういう思いを持っている人はおると思う。

>そのうわさや情報がどっから流れてくるのかとか、

>メディアに踊らされて実際に自分たちが勝手なイメージを持っていることだって実際はあると思う。

>未来実際起きるかも知らん。実際そういう風にいろんな国に対して~。」

 

Wは韓国の高校歴史教科書(日本語訳、図書館所蔵)を読み込んだ。非常に細部にこだわる難しい本だった。古代史において明らかに怪しい記述もあるが、歴史教育は日本よりもきめ細か学問的にやれていると感じた。現代史は討論形式を重視している。日本帝国主義の植民地支配と抵抗史をあげるのはそれ以外に自国史の書きようがないので仕方がないことだが、無理な記述はなかった。

それ以前に通史も読んだことがある。朝鮮戦争前後の様々な民衆がらみの事件も調べたことがある。民主化以前のパク大統領射殺犯のKCIA長官の実行前後のドキュメントも読んだことがある。韓国の本は理論書も含めてなんとなく著者の緊迫感が伝わってきて、日本のものよりも面白いものが多い。北朝鮮の実録本も読んだ。何か儒教精神と国家体制が一体化しているような国と感じた。この意味で非常に窮屈な国である。対外的緊張を取り除いたら支配に正当性はなく中身のない国におもえる。

韓国の民主化運動の過程から韓国を評価する基本視座を持った。

元来中国嫌いだったが、毛沢東思想には興味があったので主要な著作はほぼ読んだが個人崇拝を嫌悪する者にとって文化大革命は批判的な目で見ていた。ただし党内闘争は中国共産党を鍛え上げ、改革開放期の試練と理論化に役立った。この点が国家権力を手放したロシア共産党との大きな違いである。

 ある時、図書館で偶々手に取った中国史の研究家たちの論文集で中国の歴史がわかったような気がした。中国の歴史を理解するためにはキーポイントがありそれが明快になっていた。その本はボロボロで今は所蔵されていないようだ。

ただし、今でも中国には根本的に関心が薄いがその歴史を知ると急速な経済発展は理解できる。古代文明発祥の地で営々と国家の興亡を繰り返し、人類史に残る発明品を創造してきた大陸国歴史文化伝統の蓄積は、遅れても現代化すれば、中国人民の中に受け継がれてきた。人の要素と元来のファンダメンタルズが合致した。中国の台頭があるとすればソレ帝国の再興ともいうべきものだ。中国文化は日本文化より欧米先進文化を受容する特性がある。いったんキャッチアップした中国を止めることはできるのは大戦争による敗北だけだ。今の中国が世界大戦前のドイツになるかどうかは、中国支配層の決断次第だが、中国には侵略戦争の歴史と動機が内在化していない。

 

ジョーブログのワイマール憲法状況の中で反ユダヤ共産主義で台頭し旧体制に支持を得て権力を手に入れたヒットラー政権が公共事業拡大を通じてドイツ国民に受容されていく政治過程のとらえ方はナチズムに対する一刀両断ではなく、公平でよく考えている。

EUの東方拡大はNATOの東方拡大と軌を一にしている。ユーゴスラビア分割紛争ではドイツ空軍はセルビアを猛爆撃し地上軍を派兵した。

@民主主義とかの名目に関係なく事実行為を取り出してみると、ドイツはNATOの東方拡大を容認しウクライナを人間の盾にしてナチスに代わってロシアを攻撃している、とみなすこともできる。コレがEU,とNATOの歴史の現時点での結果である。

ドイツ資本制の東方拡大の縁辺を守るためウクライナへの武器供与は当たり前にする。もともとウクライナ地域はドイツ人入植者の多い地域でもありナチス支持層の塊がいた地域。20世紀初頭、ユダヤ人虐殺暴動(ポグロム)の多発地域でもあった。

>しかし、ファシズムもナチズムも醜悪極まりない最終局面は当初の政治運動レベルにあったが(だから当初から運動の本質を見抜くために気分で判断するのではなく考えろ、と。)人々の支持と旧国家体制の支持が政権に押し上げた。

@だったら、もう一方の世界覇権を争った帝国である英米仏の連合国に正義があったのか。

帝国主義戦争における人の殺し方にキレイも汚いもない!

先に獲物にありついたものがたらふくきれいに食べて新参者のハイエナは意地汚く獲物を分捕ろうとする。それだけに違いしかない。

ムッソリーニファシズムヒットラーナチズム、日本軍国主義英米仏の違いはただそれだけだ。それが総力戦の特質である。国民軍はその国の文化、生活様式を反映する(映画「戦場のメリークリスマス」で大島渚が提示したのはこれだ。203高地に屍を超えて突撃を繰り返す乃木将軍の戦いに対して日本の保守論客の文学者は日本の悲しみをみた。それはガダルカナルインパール作戦に継承され地元民に対する戦時を超えた非人道的残虐行為もあった。

しかし国民に武器を持たせて互いに争わせる支配層のやり方の本質に何ら違いはない。

 国民に武器を持たせるためには、それなりの報酬が必要だった。

大戦後の階層間格差の縮小の要因は世界戦争への国民規模の動員であり、戦後の経済成長の平等的中間層創出の様相を刻印づけたが、今の戦争にその様相はないことは戦争国家アメリカの階層格差の広がりを見るとはっきりしている。

***

 引用

「第二に、中国が台湾や尖閣諸島への侵攻を決断したら、経済制裁によってこれを抑止することはできない。

 もちろん、経済制裁ともなれば、中国経済は大打撃を受けるだろう。しかし、経済制裁は相互破壊的であり、米国とその同盟国もまた、大きな損失を被る。そして、台湾併合を政治的な最優先目標とする中国の方が、より大きな経済損失に耐えられるのだ。」

さらに、尖閣有事について言えば、米国とその同盟諸国はもっと損失を恐れて、手ぬるい経済制裁しかしないだろう。ウクライナに侵攻したロシアに対する経済制裁ですら、侵攻を止めるには不十分な程度のものだったのである。

 このように、ウクライナの現状は、米国のパワーに依存することも、経済制裁など非軍事的な措置に期待することも無駄だということを教えている。ウクライナ国民は、自ら武器をとって、自力で強大なロシアに抵抗している。⇒W。エマニュエルトッド

@今の状況は『強いロシアが弱いウクライナを攻撃している』とみることができますが

地政学的により大きくとらえれば『弱いロシアは強い米国を攻撃している』とみることもできます。

>ロシアの侵攻が始まると米英の軍事顧問団は大量の武器だけおいてポーランドに逃げてしまいました。

@米国はウクライナ人を人間の盾にしてロシアと戦っているのです。

 米国もプーチンがここまでの決断をしこれほど大規模にウクライナに侵攻し

米国主導の国際秩序には向かうとは思っていなかったのでしょう。」

W.帝国同士の戦争において、片方に加担することなどあり得ない!即時停戦せよ!

ゼレンスキー、プーチンなどの戦争主導者を民衆は引きずりおろせ!

****

 以下の言説は許せない!この人は歴史を無視できる。

日本を東アジアの戦争の泥沼に陥れたのは高橋是清の金融財政膨張政策だった。

出口政策を模索していた時期に2,26事件で斬殺された。

積極財政は支配層の政権が続くかぎり主として軍事膨張に回りそのおこぼれが庶民に。

もちろん、日本だけがそうするのではなく周りも重武装化するので、大事になる。

そもそも支配的階層関係の交代を抜きにした積極財政は過去も現在も支配層の延命策

日本のようなファンダメンタルズの脆弱な国は現代戦争の肝である総力戦(中野のようにハイブリッド戦と言い換えようが本質は同じでその国も本来的なファンダメンタルズがあらわになる。その意味で日本は大国ではない!)に圧倒的に不利、戦争的事態を招き寄せると一番苦しむのは大多数の国民。支配層の上の方は海外逃避するのはミエミエ。

  中野

「ところが、わが国の防衛力の強化に対しては、厳しい経済制裁がすでに課せられていて、できないことをご存じだろうか?

 いったい、どんな経済制裁を、誰が課しているのか。

 財政規律という経済制裁を、日本政府自身が課しているのである。

 プライマリー・バランス(基礎的財政収支)黒字化目標などという財政規律がある限り、防衛費を大幅に増やすことはできないし、国力も衰弱するばかりだ。

 しかも、日本の財政破綻はあり得ず、財政規律など不要なのだから、この愚劣さときたら、平和ボケどころではない。」

W中野剛志「変異する資本主義」。本屋で買ってきた。

日本経済の長期停滞は本来のファンダメンタルズに相応しい地位への回帰であり、それを前提に政治経済戦略を立てるべきだ。

中野は積極財政などという言葉でここを覆い隠し軍事費に水増し紙幣を使えという

第二次世界大戦前の1930年代の日本の支配層の政策よりも愚か。

あの時代の日本の周りは植民地、半植民地状態。日本資本主義は上り調子の途上で先発資本制国の権益とぶつかった。

それでもアジア太平洋市場を望み通り再分割しようとしていた。その点今の日本はどうか?引き返せる余地もない。

中野の基本認識は完全に矮小、的外れ。日本の経済力の後退を財務省の基本政策にしている。一国の相対的な経済地位低下が財務省の政策の如何で是正できるなんてことがあるだろうか。

冷戦構造の最大の受益者、日本は歴史段階が変わっているので、その段階にふさわしく分相応に立ち回ることが求められている。

 

    財政金融積極論者の足跡。

A)日銀の政策が消極的すぎる⇒リフレ派=アベノミクス

      ↓A)をやってもダメだった。今度は。

B)財務省の財政政策が消極的すぎる⇒いわゆる現代貨幣理論=A)+B)どうなる?

ナルホド、財政破綻はない。しかし、ある一定のスパンを経るとヘリコブターからカネが降ってくるところにいるものと、

いないものの格差は拡大していく。輸入に頼る経済体質なので庶民に近い物価は高騰する。ロシアや中国よりも日本国民の生活は戦争的危機に窮乏する。

@ロシア、ウクライナ戦争と東アジア情勢は同じところと違うところがある。

@中野の言説は短絡すぎる。

@日本はウクライナとではその歴史、経済規模、政治力軍事力にあまりにも違いが大きすぎる。

>戦争前のウクライナは3つの地域に国家が分裂した事実上の破綻国家。近親憎悪もあるのか自分がわからなくなっていた。そういうものは他の誘導に乗って一線を踏み外す。ロシア実効支配地域に先に戦争を仕掛けると軍事大国ロシアが出てくるのは予測できたこと。

@東アジアにおける日本政治の選択の幅を狭める言説はだめだ!

@政策的な実効性は、タカだかケインズ政策に毛の生えたような程度に過ぎない経済理論に大層なラッピングをして売りさばくのも如何なものか。

>ステファニーレイトン来日時の質疑応答の動画を視聴すると、実際の経済政策には慎重でケインズ政策と大して変わらないとの印象を受けた。ま、新ケインズ派ていどかな。それを日本の論者が唱えると、過大なラッピングを必要とする。

なぜか?過去の金融財政政策が行き詰ってノーマルな政策の選択肢が極端に狭まっているので、極端を宣伝しなければアブノーマルな政策に着手できず地道に政策展開するものを道化に見立てる必要がある。リフレ派の日銀攻撃の様相と似ている。そして採用されたアブノーマルな金融政策が国債大量買い付けだった。しかしその資金の多くは当座預金に眠ったり、投機市場や海外投資に回って、列島のファンダメンタルズに従って民間投資は滞った。

 金融と軍事の覇権がまだ残っている米国ならまだしも日本でそういう政策をとれば経済がもっとガタガタになるのは明白。後戻りはできない。それは圧倒的な経済不平等感が付きまとうのでファシズム政治の経済政策に結果的になってしまうという大局的な政治感覚が完全に欠如している。中野はこの点を意識しお題目として空疎、実体のない社会主義によるできもしない是正を掲げる。

 国民全体の強力な合意を得るための手っ取り早い手段は対外危機の手前勝手な醸成。相手もあることだからそのうち実際の戦争事態が生じる。そのような政治軍事経済情勢の中で国民生活は疲弊していく。

戦争は政治の継続なのだから、日本のファンダメンタルズで軍事的な政治を推し進めていくと庶民生活は窮地に陥っていく。中野ような言論の徒は、危機的事態になればもてはやされるが庶民は生活で苦しむ。

 1930年代日本にもそういう輩がいた。軍事的言説が正面に出てきて国民も同じように考えるようになった。他の意見は排除された。

中野が「変質する資本主義」で唱えている社会主義はこの日本で何ら実体が見いだせないものである。その意味でサンダースの米国よりも支持者は少ないし中枢政治への影響力もない。山本太郎の令和何とかでも軍事予算云々は同調しないだろうが、旧財閥系の製造資本にとって中野の言説は軍需増大の強力な援軍になる。それ以上に軍事予算100兆円の米国政権にとって強力なお得意先となる。敵対情勢が激化すれば仮想敵国も同じように構える。それで庶民の生活は潤おうのか?

エマニュエル、トッド。文藝春秋5月特別号掲載ロシア侵攻後、世界初のインタビュー。要点抜粋。

    前書き

 W。(今のフランスは)シャルリ、エブド事件に対して「私はシャルリ」運動が盛り上がり表現の自由」という名のもとに「反イスラム」の空気が社会を支配した時と似た状況です。この時私は世論を敵に回しかねない「シャルリとは誰か」というほんをだしましたが、自国で自分の見解が冷静に受け止められる望みはなく~~

私自身<市民としての私>と<歴史家としての私>の二つに引き裂かれています。

~ここからは<冷酷な歴史家>として話しますがこれは私という人間の一部であることもご理解ください。

    戦争の責任は米国とNATOにある

 英仏独など西欧では今顕著なのは地政学的思考が姿を消して、皆が感情に流されていることです。

それに対して米国では議論があります。

この戦争が地政学的戦略的視点からも論じられているのです。

その代表格が元空軍軍人で、現在シカゴ大学教授の国際政治学

***

ジョン・ミアシャイマー - Wikipedia

引用

「1982年以来、シカゴ大学で教員を務めている。

1994年のウクライナの核放棄に反対し、ロシアの侵略を予言した。

実際に20年後の2014年にはロシアによってクリミアが併合された

***

W。予言者トッドは予言者を信頼する!予言予知能力がなければ21世紀の政治学者ではない。Wがトッドから影響を受けたのはソ連邦崩壊と米国バブル崩壊を予言できたことだった。過去に起こったことの解釈は学者ならだれでもできる。それが現在から遠く離れるほど解釈の自由は広がり、素人でも解釈に参加できる。問題は現状の分析と将来の見通し。温故知新は簡単ではない。余地予言能力のない学者は信頼しない。

***

2003年のイラク戦争時には反対に回った。

2019年の民主党予備選挙ではバーニー・サンダースが望ましい候補者であるとし経済的不平等をアメリカが直面する最大の問題であると結論付けた。」

                 引用終わり

****

  本文に戻る

 ジョン・ミアシャイマー

 『リアルポリテックスの観点から、戦争の要因を考えなければならない』

『今起きている戦争の責任はだれにあるのか?米国とNATOにある』と多くの人に視聴された動画でそう断言しています。

>私は彼と同じで、欧州を戦場にした米国に怒りを覚えます。

**

W。反俗日記もこの戦争がヨーロッパの縁辺で発生していることの歴史的な意味を問うた。1次2次大戦はヨーロッパ発の戦争だった。

**

プーチンはかつてのソ連ロシア帝国の復活を目論んでいて東欧全体を支配しようとしている。ウクライナが終わりではない。その後はバルト3国やポーランドに侵攻する。

ゆえにウクライナ問題でプーチンと妥協することは、緩和的態度で結局ヒットラーの暴走を許した1938年のミュンヘン会談の二の舞になる』

ーー西側のメディアは日々こう語られています。

これに対してジョン・ミアシャイマー

ウクライナNATO入りは絶対に許さない』とロシアは明確な警告を発してきたにもかかわらず、西側がこれを無視してきたことが、今回の戦争の要因だとしています。

  

   NATOの事実上の加盟国

 ウクライナは正式にはNATOに加盟していません。

しかし、ロシアの侵攻が始まる前の段階でウクライナは事実上の『NATOの加盟国』になっていた、と彼は指摘しています。

米英が高性能の兵器を大量に送り、軍事顧問団を派遣しウクライナ武装化していたからです。

~~

ロシアが看過できなかったのは、この武装化がクリミアとドンバス地方(東部実効支配地域)の奪還を目指すものだったからです。

今回の侵攻の目的は、何より日増しに強くなるウクライナ軍を手遅れになる前に破壊することにあったわけです。

**

W。この辺の事実問題は帝国同士(この戦争は帝国同士の戦争~~A)自由放任、先発グローバル資本制!VS B)後発、国家資本制~~ウクライナは一方のA)の代理人、人間の盾)の戦争では枝葉の問題。

 Wの基本認識はグローバル資本制が世界を覆いつくした状況において、その資本蓄積過程の自由を放任すれば

経済的不平等が最大の問題に増々なっていくしかなく、世界中の多数派住民が労苦する。

それを緩和する方向に持っていけるのは国家権力を使った経済統制しかない

EUやTPPのような広域経済圏は自由放任グローバル資本制の資本蓄積過程の根幹を守り拡大する方便である。⇒エレファントカーブの図の示すところによれば、こうした広域経済圏の中心部における中間層の所得停滞あるいは没落、貧困層の拡大、に対比した一握りの富裕層の富のさらなる増大と周辺国新中間層の形成を生む。

>欧米日本のマスコミや政治家がウクライナに異常に肩入れする深層心理には、

自由放任グローバル資本制内の既得権擁護

資本蓄積過程を放置すれば、とんでもない階級格差世界が現れることに対するどうにもできない無力感<権益の代弁者となるしか存在理由がない>ニヒリズムが混在している。

@だから、自国に今や上辺だけか存在しない自由や民主政に拘りその先兵としてウクライナを位置付け物心両面の支援を訴える。

ウクライナの人々とその軍は~A)自由放任、先発グローバル資本制の人間の盾であり先兵。

この戦争は帝国同士の戦争なので、正義不正義、善悪、民主主義か否か、などを判断基準に片方に肩入れし支援を訴えることは自国のグローバル資本制支配層と同伴しその政策を容認することに等しい。

20世紀の2度の世界戦争は帝国主義戦争だった。

特に第二次世界大戦の解釈をめぐって民主主義とファシズム軍国主義との戦いなどというイデオロギーに偏った見解が流布されている。

スターリン主義ソ連を巻き込んだ帝国主義戦争(1次世界大戦の爆発矛盾が解消できず再発火)そのものであった。

後発ドイツ帝国は2度世界市場の既得権にチャレンジして敗れ去った。

そして今現在、EUの経済実権を握って、ウクライナを先兵としてロシア侵略の道を歩んでいる。

EUはもともと東西ドイツの統一によるドイツ強大化への危惧からイギリスのサッチャーとフランスのミッテランのイニシアティブで本格化したものであった。

アメリ(カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、インフォーマル情報同盟)をバックポンド体制を維持したまま参加したイギリスが離脱したので、フランス支配層もともと対米対抗的な要素のあったEUに政治的に固執するしか戦略的な展望が開けなくなり足元では反EU派の台頭を生んでおり、この戦争に強硬姿勢をとるしか方途がなくなっている

 独仏の経済政治利害はウクライナを利用しロシアをこの際一気に叩く方向で一致し、英米とか違った対応をとることができなくなり結果的に英米の対ロシア叩き、対中国世界市場からの分離という世界戦略に沿って行く。

 

 日本帝国主義は大陸と東南アジア、太平洋地域で先発帝国主義の既得権にぶつかって原爆を投下され一掃された。なお、現状の日本帝国主義の経済停滞は、経済発展の恵まれた内外条件がなくなって、その固有のファンダメンタルズに相応しい位置にらせん状に歴史回帰していると総括できる。事実を直視しオランダのようなわが身にふさわしい質実な国が日本にふさわしい。

イタリアのファシズムだけが先行した思想運動の側面から評価できる。もちろん肯定できないが。

@なお、トッドさんの見解は同意できるところとできないところがある。ウクライナ、ロシア戦争への意見は反俗日記が経済的背景を持ち出している点に違いがあるが、ほぼ同じ意見だ。

黒海沿岸のこの地域の紛争はユーゴスラビア内戦に類似点を見出すことができる。

ユーゴの紛争の本を読んだとき、「なぜそこまで住民同士が残酷極まりない殺し合いをするのか」当地の住民どうしでなければわからない非常にセンシブルな日常生活的及び民族的歴史歴宗教的な様相が複雑に絡み合っている、文字で書かれた論旨では理解できなかった、というが正直なところだった。

>今想うに各共同体の国家レベルへの共同幻想的組織的結集度が歴史的に異常に低い地域(バルカン半島は紛争の地)をイデオロギー優先の広域政治組織で繋げ覆い隠していた。広域政治組織が退くともともと軟弱で国家レベルに組織された経験のない共同体がニワカルーツを無理やり掘り下げて、まず何よりたとの違いを明らかにすることが、自らの存在証明とする。日本列島住民の経験した歴史とは全く違ったものがそこにある。

>だから、自分はわからないというのが正直なところだった。

ウクライナ、ロシアもコレに当てはまる。

@なるべく早く停戦に至らなければ世界経済、特に円安進行の日本経済には、痛手になる

資源大国、軍事大国が国境からすぐ向こうで長期戦を構えているというところがこれまでの戦争とは全く違うところ。

戦争が長引けば、世界市場において有り余っている膨大な投機資金が絡んできて資源原材料などあらゆる物資が値上がりするのは必至。我々の生活も苦しくなる。

@著作「帝国以後」以降のトッドさんは知日派外国人学者の一列に加わっているようなところがある。論旨の展開力も昔ほど鋭さを欠いている。

EUに対する姿勢も最初反対、その後半ば同意、そしていつごろか保護貿易派に転じているようだ。

****

ウクライナ軍が強く抵抗するほど、~軍事的に成功すればするほど、ロシア軍はより強力な武器を用いることになり、戦闘は一層激化していきます。

 マウリポリの街が見せしめのように攻撃されていますが、アゾフ海に面した戦略的要所というだけではなく<アゾフ大隊>の発祥地だからです。プーチンの言う非ナチ化はこのアゾフ大隊を叩きのめすことです。

Black Sea map.png

Mariupol pos.png

ウクライナの加盟でNATOが国境まで迫ること自体が、ロシアにと取って存亡にかかわる死活問題だ。

同時に米国にとっても死活問題になりつつある。

ロシアの侵攻は、米国主導に国際秩序を揺るがしつつあります。

米国は軍事と金融の覇権を握る中で、実物経済の面では、世界各地からの供給に全面的に依存する国ですが、このシステム自体が崩壊する恐れが出てきます。

ウクライナ問題は米国にとっても、それほどの死活問題なのです。

ウクライナ問題はすでにグローバル化している。

戦争に帰趨をめぐって

「ロシアの侵攻にウクライナがどれほど耐えられるか」

「西側の経済制裁にロシアが耐えられるか」と議論されていますが

「これほどグローバル化した危機に米国と西側はどれほど耐えられるか」も問わなければなりません。

>そもそもロシア資産の凍結は所有権の否定で、制裁を各国に強いることは、

@外国資産を補償なしに国有化してよい、という反資本主義思想を広めることです。

⇒W。この戦争は帝国同士の戦争の項、参照!

@そのことに米国はどこまで自覚的なのでしょうか。

     第3次世界大戦はすでに始まっている

米国の地政学的思考を代表する

ズビグネフ・ブレジンスキー - Wikipedia

ウクライナなしにロシアは帝国になれない」と述べています。

米国に対抗しうる帝国となるのを防ぐためにはウクライナをロシアから引き離せばよい、と。⇒W。反俗日記でもずっと以前にプレジンスキーの地政学的ロシア論を取り上げている。最近読み返してみたが理解が足りない記事だったが、肝はロシアに気づかれないように周辺地域を分離させ本体を弱体化させる。低強度戦争の方式

ゴルバチョフプーチンをさも有能政治家のように持ち上げるのも弱体化作戦の一環だった。

プーチンを論じた本を読んだことがあるが、内容に反して無能政治家の標本みたいな男だと感じただけだった。豚もおだてりゃきにのぼる。

ウクライナ武装化してNATOの事実上の加盟国としたわけですがこの米国の政策によって

ウクライナ問題は『グローバル化=世界戦争化』したのです。

@今人々は『世界は第3次世界大戦に向かっている』と話していますが

@私は『すでに第3次世界大戦は始まっている』とみています。

ウクライナ軍は米英によって作られ、

>米国の軍事衛星に支えられた軍隊

>その意味でロシアと米国はすでに軍事的に衝突しているからです。

米国は自国民の死者を出したくないだけです。

    ウクライナ人を人間の盾にした米国

 米国の目的はウクライナNATOの事実上の加盟国とし、米国には対抗できない従属的な地位にロシアを追いやることでした。

ロシアの目的は、米国の目論見を阻止し米国に対抗しうる大国としての地位を維持することでした。

だからこそウクライナ武装化がこれ以上進むのを恐れ、侵攻を決断したわけです。

@今の状況は『強いロシアが弱いウクライナを攻撃している』とみることができますが

地政学的により大きくとらえれば『弱いロシアは強い米国を攻撃している』とみることもできます。

>ロシアの侵攻が始まると米英の軍事顧問団は大量の武器だけおいてポーランドに逃げてしまいました。

@米国はウクライナ人を人間の盾にしてロシアと戦っているのです。

 米国もプーチンがここまでの決断をしこれほど大規模にウクライナに侵攻し

米国主導の国際秩序には向かうとは思っていなかったのでしょう。

~最大の敵であったはずの中国に急遽協力を要請したり、厳しい経済制裁を科したベネズエラとの関係修復を急ぐなど米国が動揺している姿が羽化替えます。

@ロシアも西側がこれほど強硬に出るとは予想していなかったはずです。⇒W。コロナ渦、経済停滞はグローバル自由放任資本制の矛盾を露呈させ戦争による既得権益維持、脱却願望が潜在していた。感覚の鋭い巷の一部の論者は、戦争を予感していた。Wももはや戦争による抜け道しかないな、と予感していた。

~~ロシアのエネルギー依存する欧州

~~核の存在による本格的介入はできないとの予測。

>ロシアの最大の誤算はウクライナ社会の抵抗力を見誤ったことです。

ウクライナ社会は自分たちとは異なる」と認識できなかったのです。

     国家として機能しないウクライナ

 家族システムでいえば、

>ロシアは共同体家族(結婚後も親と同居、親子関係は権威主義的、兄弟関係は平等)の社会で、

ウクライナ核家族(結婚後は親から独立)の社会です。

*****

家族システムの話となる。従来は家族というと核家族か大家族かという区別しか考えられていなかったが、トッドはそこに遺産相続システムという要素を導入した。つまり兄弟の平等・不平等ということである。これによって家族は4つのタイプに分類される。

第1章 トッドに未来予測を可能にする家族システムという概念
 ①絶対核家族 「イングランドアメリカ型」
  トランプ政権誕生は民主主義の理にかなっている
  トランプ当選をもたらした「絶対核家族
  金銭解決に傾きやすい親子関係
  『リア王』と『ハムレット』は財産をめぐる相続劇
  過剰なグローバリゼイションによる疲弊
  イギリスのEU離脱を促した隠された理由
 ②直系家族 「ドイツ・日本型」
  EUの覇者ドイツ
  イエの支配者としての父親の権威
  東日本大震災でモラルの高さが賞賛された日本
 ③平等主義核家族 「フランス・スペイン型」
  土地よりも家具が大事
  フランス人がおしゃれになった理由
 ④外婚性共同体核家族 「中国・ロシア型」
  大帝国が誕生する条件 ~権威ある父親と平等な兄弟~
  大帝国が崩壊する兆し ソ連崩壊と乳児死亡率が語る~
  家族類型とイデオロギーの相関関係

****

共同体家族の社会平等概念を重んじる秩序だった権威主義的な社会で集団行動を得意としています。

プーチン大統領は、こうした社会にふさわしい権力者。西側メディアが「戦争を引き起こした狂った独裁者」として名指しで糾弾するのは端的に間違っています。⇒W。 ④外婚性共同体核家族 「中国・ロシア型」

W。習近平の権力を中国の共同体家族形態の社会から分離してクローズアップする手法も的外れ。

対象認識を誤れば、ロシアのウクライナ侵攻のような事態を東アジアにおいて予測できない。

**

こうした人類学的差異ががるがゆえにスターリンは大ロシアでは農業集団化をさほど苦労せずすすめられたのに

>小ロシア(ウクライナ中部)では、コレを強行する過程で抵抗する農民を皆殺しにした。⇒W。ジーク(ロシア農奴)村は一種の共同体(ミール)が存在していた。人民の中へ運動はそれを革命の根拠地にしようと農村に大量の青年が入っていったが、打ち解けることはできず挫折し人民の意思党のテロ活動の一気に転換した。小ロシア地域に農民共同体はなかった、とみている.農家は個人営農主体横の連携は乏しい。トロッキー自伝、名作<わが生涯>~~父親は商人で金を貯え農地を買って農業を営んだ。)黒土地域なので農業の生産性も高く個人営農が可能だったこともある。

 プレジンスキーのロシアはウクライナなしに帝国たりえない。という言説は根拠のその1は、ウクライナはロシア歴代皇帝帝国発祥の地である。その2はウクライナは肥沃な黒土を有する屈指の農業地域。多分、小麦の生産性も非常に高い。他地域ではこうはいかない。

***

 核家族英米仏のように自由主義的な国家に見られる家族システムです。

>しかし民主主義は強い国家なしに機能しません。

個人主義だけでは、アナーキーになってしまうのです。

@問題はウクライナに「国家」が存在しないことです。

@しかも西部、中部(小ロシア)、東部南部(ドンバス黒海沿岸)という三つの地域に違いが著しく、正常に機能するナショナルな塊として存在してきたことは一度もありません。

こうした差異がソ連崩壊後の両者の運命を分けます。

ロシアに対してウクライナは、独立から30年以上経過しても十分に機能する国家を建設できないのです⇒W。ナショナルなまとまり欠如ゆえに外部からの工作に容易に載せられる。

 ウクライナから安価な労働力を吸い寄せてきた西欧諸国にも重い責任があります。

ウクライナは独立以来、人口の15%を失いました。まさに破綻国家と呼べる状態です。高等教育を受けた労働人口が流出しました。本来国家建設を担うべき優秀な若者が、よりよい人生を求めて海外に出ることを選んだのです

>現在大量の難民が発生していますが、ウクライナからの人口流出は、実は以前から起きていたのです。

   プーチンの誤算

この戦争がウクライナの人々に「国として生きる意味」を見いだせさせたといえるかもしれません。実に悲しいことです。

 独仏にとって

ウクライナNATO加盟がロシアにとってどれほど死活問題なのか、

>米英がウクライナ軍をどれほど武装化していたのか十分に認識していなかったのでしょう。⇒W。蒙古軍の占拠。ナポレオンロシア侵攻、ロシア革命におけるブレストリトウスク条約締結(ドイツ軍との停戦、~この際にウクライナでのドイツ軍の残置を容認したはず~。第二次世界大戦ヒットラーを押し返しベルリンに到達したソ連地上軍。ヨーロッパにも歴史認識の欠如があった。

    ロシア嫌い

私は以前から欧州におけるロシア嫌いの問題を指摘してきました。

ロシア嫌いとはむしろ欧州自身の問題で、

無意味になりつつある欧州という政治的通貨的空間を無理に維持するためにロシアという外敵を必要としてきたのではないか、と。

このロシア嫌いは戦争が始まって以来、激化しています。

反ユダヤ主義を思い起こさせるほどです。

>欧州のロシア嫌いの高まりは米国にとって戦略的な成果といえます。

ここで私が恐れるのは暴力の連鎖です。

ある国への攻撃が、むしろその国の悪い側面を引き出してしまう。

そういう悪い連鎖が必ず起きてしまいます。

 西欧の人々もすぐ気づくはずです。

対露制裁で犠牲者になるのは欧州自身である。

欧州はロシアとの共同で相互に経済的利益を見出せる関係になります。

経済制裁はたがいに気づ漬け合うだけです。

米ロは経済的にそこまで相互に依存していません。

おそらく米国と欧州の利害不一致があらわになってくるでしょう。

   予測可能な国と

ロシア⇒合理的で暴力的でも一定の戦略の下に動いている。

欧州⇒卑怯ではあっても半ば予測可能。

中国⇒ロシアと同じく合理的暴力的であってもある程度予測可能。

++++++++++++++++

   予測不可能な国

ウクライナ米英に背中を押されてクリミアとドンバスの奪還を目指したわけですが軍事力や人口規模からみて非合理的で無謀な試みだったといわざる得ない。

@この国は軍が仕切っているのか、大統領は引いているのかわからないところがあります。

ゼレンスキーの演説を聞いていると「次に狙われるのはあなた方の国だ」と、

とにかく欧州諸国を戦争に引き込もうと必死です。

しかしロシアがこれ以上大規模に新たな領土を奪うとは私には思えません。すでに広大な領土を抱えており、その保全だけでも手いっぱいだからです。

ポーランドロシアを相手に無謀な戦争を繰り返して負け続け』自ら国家として崩壊したことのある国です。

ポーランドルーマニアウクライナというバルト海から、黒海に至るゾーンは

核家族社会で、18世紀以来、国家が十分に機能しなかったゾーンです。

外交的に注視する必要があり、

ポーランドウクライナが協働する動きを見せたら、<危険有り>です。

プーチンの核発言も何よりもポーランドに向けたメッセージでした。発言後、戦闘機の供与を撤回しています。

>この時は合理的に行動したわけですが、潜在する反露感情が」いつまた爆発するかはわかりません。

米国⇒予測不能な大きなリスク。プーチンを中心とするロシアと対照的に中枢がいないからです。

米国の脳内は雑多なものが放り込まれた<ポトフ>のようです。

思想的にも冷静な現実主義者がいる一方で、断固たるロシア嫌いのネオコンもいて破滅的な対外強硬策を後押ししています。

@アフガン、イラク、シリア、ウクライナと米国は常に戦争や軍事介入を切り返してきました。

@戦争はもはや米国の文化やビジネスの一部になっています。

@こうなってしまったのは、戦争で間違いを犯しても、世界一の軍事大国である米国自身は侵攻されるリスクがないからです。⇒W。まさにこれが新大陸米国の地政学的な位置。カナダ。、オーストラリア、USA,イギリスはインフォーマルな情報共有、軍事協調のグループ。

     日本は核を持つべきだ

米国の行動の危うさは日本にとって最大のリスクで不必要な戦争に巻き込まれる恐れがあります。

当面、日米安全保障は不可欠だとしても米国に頼り切ってよいのか。米国の行動はどこまで信頼できるのか、こうした疑問をぬぐえない以上、日本は核を持つべきだと私は考えます。

~核の保有は攻撃的なナショナリズムの表明でもパワーゲームのなかでの力の誇示でもあありません。

むしろパワーゲームの埒外に自らを置くことです。

~~

つまり核を持つということは国家として自律することです。

核を持たないことは、他国の思惑やその時々の状況という偶然に身を任せることです。

米国の行動が危うさを抱えている以上、日本が核を持つことで米国に対して自律「することは世界にとって望ましいことです。

 ウクライナ危機は歴史的意味を持っています

大戦後今回のような通常戦は小国が行うものでしたがロシアのような大国が通常戦を行ったからです。

つまり本来通常戦に歯止めをかける核があるはずなのに、

むしろ核を保有することで通常戦が可能になる、という新たな事態です。

コレを受けて中国が同じような行動に出ないとも限りません。

コレが日本を取り巻く状況です。

いま日本では核シェアリングが議論されていると聞いています。

しかし核の共有という概念は完全にナンセンスです。

核の傘も幻想です。

使用すれば時刻も核攻撃を受けるリスクのある核兵器は、

原則的に他国のために使えないからです。

中国や北朝鮮に米国本土を核攻撃できる能力があれば

米国が自国の核を使って日本を守ることは絶対にありません。

自国で核を保有するのかしないのか、それ以外に選択肢はありません。

広島と長崎は世界で米国だけが核保有国であった時期に起きた悲劇です。

核の不均衡はそれ自体不安定要素となります。

中国に加えて北朝鮮も実質的に核保有国になる中で日本の核保有はむしろ地域の安定につながるでしょう。

>現在、日本も対露制裁に加わっていますが、

>この危機が去った後も中国とロシアは同じ場所に存在し続けます。

@台頭する中国と均衡をとるためには、日本はロシアを必要とする、という地政学的条件に変わりはありません。

ロシアの行動が許せないものだとしても米国を喜ばせるために多少の制裁は加えるにしても、ロシアとの良好な関係を維持することはあらゆる面で日本の国益に適います。

感情的にならざる得ない状況の中でも

決して見失ってはならないのは、『長期的に見て国益はどこにあるか』です。

2022年4月21日(木)見守りケアのひと、近所の人3人、訪問介護の人、4人(ケアマネ兼所長、ヘルパー責任者、古いヘルパーさん2名)に見送られて旅立った。キャリーバックを運んだWは車の窓越しに別れの握手をした。がらんとした空き部屋の荷物を近所の人の<お別れの品>に持っていってもらった。

 Wは食事を済ませ、部屋に詰め、最終的な荷物整理をする。いつも黙って部屋の用事をするWに慣れているのか、食事中の見守り介護の人は変りなかった。

昨日も耳掃除や足のケアをするWに言った。「あんたはよく動くなぁ~」

前日にメモッタ品々を揃え、予定の行動をした。ヘルパー責任者が「いつも着ているショッキなので」と持ってきたものを強引一気に押し込んだ。 

 長年、詰めてくれたヘルパーさんが来てくれた。近所の人たちも見送ってくれたWがパンパンに膨らんだキャリーバックを先に施設の車に乗せたので廊下の近所の人達の見送り姿は見ていない。

 施設の車が発車する際に窓を開けてくれてお別れの握手をしたWは別れの近づいたころによく言っていた「ありがとう!」の言葉を忘れただ握手しただけだった。窓越しの見守り介護の人の顔はやつれ気味のように感じた。これが最後の見守りケアのひとだった、と今にしてい思うと、時計の針を逆回しにしたくなる。今まで出会った男女を問わず一番気の良い人だった。

 見守りケアの人の部屋に帰って所長兼ケアマネージャーをベッドに並んで座って、過去を振り返っていろんな話をした。

訪問介護業界の現状は厳しい。特に都会にしては交通の便が悪いこの地域ではケアマネを募集しても集まらない。4事業所が廃業したと。最後は、廃品回収業者がコロナ渦で身動きの取れない状態であることまで話した。エアコン、風呂設備は取り外しても高価な廃品として持って行ってくれる業者がコロナ渦で身動き取れない状態なので、撤去費用がかさむ。風呂設備7万円(ステンレス浴槽)だとか。Wが取り外し作業をし、廃品回収業者にもっていってもらうとダダ同然になるとおもう。

 所長ととの話の終了後、見送りに来てくれた人たちに連絡し空き部屋に残された品々を<お別れ>として気に入ったものをもっていってもらうように手配した。みんなで色々昔話をしながら有用物はほぼ片づけた。

何か残酷なことをしているように感じていたが、自治会があるのになぜガレージセールのようなものをやらないのか、と前々から思っていたことを実行したまでだ。

遺影、と位牌が残ったままだった。それから死に装束も出会ったときに託された。

どうしようか?

Wは約束は果たすべきだ。

見守りケアの人を背負って生きていくのも運命にチャレンジし続けたWらしい。

不甲斐ない自分ではあるけれど、この責は果たそう。

Wの中に見守りケアの人の一本の柱をぶったてよう!

@一度もあったことのない、ただ見守りケアつながりの人たちの遺影と位牌を部屋に安置しよう。

>コレが戦う唯物論者の回答だ。最後は心を大事にする、守っていく。

 

この部屋の用品はほとんどWが自腹を切ったり、本人のカネで買ったものだ。何しろ便利屋、代行屋を自認していたので、即断即決、そのうちとか、いうのはなかった。

 

 作業しながら近所の人と話して分かったこと。 

施設に入っても見守り介護のひとのように籍を抜かず家賃を支払ったまま、部屋を維持している顔見知りの2名のケース。

@よくよく考えると、<老人健康保険施設(老健)>という中間施設に入所できた人達だろう。

建前上<老健>施設は在宅復帰を名目とした施設ところが実際はここに長年滞在し、入所施設がないままなくなっていく人が多い。あるいは要介護3以上の入所条件の特別養護老人ホームのアキマチで、老健に入れたひとたち。国方針ではこういった老健施設の滞留を止めたいが実際は存続している施設が多い。

 他方、見守り介護の人のような認知症の人は介護保険の認定基準が厳しく、要介護1でしかないが、認知症は進んで徘徊が現実化し在宅生活が困難になっている。こういったケースの人が一番悪条件の施設入りをしなければならない。他人がどうこうの比較以前に認知症に対するきちんとした認定基準が出されていない、ところに不公平が生まれている。

 見守り介護の人は、介護保険の認定日を過ぎたころに診療所がCT画像と脳血流検査をするという事態が3年前の認定の時期に発生している

@最新の判定基準になる材料が滞ったまま、認定が下りておるという現実に対して怒りを発したのはWだけだったしかも診療所まで出向いて来いという。そういうところが体制を整えていますから、などと平気でいう。

 この系統の団体に接触した感想は間口広く奥行き狭い。

特に認知症に関しては典型的な施設収容主義をとっている。認知症=どうしようもない病気観念が徹底している。戦車に竹やりだから認知症介護はやめろ、「切れ」と幹部は言う。もともとかかわりのない人たちだったが。しかしそれは、認知症の人を早々と施設に入れた介護者が充当の活躍ができる、という前提がなければならない。ぼさーっと時の過行くままに流されて生活している者にとって、介護へのチャレンジも悪いことではない。

 Wは認知症の人の見守りケアをすべき宿命だった。それが使命だった。

己の不甲斐なさ至らなさへの絶望も真摯に受け止める宿命だったが、今後、宿命を使命に転化する方途が見つからない。

 

 数日前に見守りケアの人と話したときに「あきらめる」ということを語った。

見守りケアの人は年を取ると、ばかになることも必要、と返した。

Wはその点、自分は馬鹿になれないのでくろうする、あんたはえらいと応じた。

見守りケアの人は最近、柄になくこれも運命と思うようになったと唐突に語ることが度々あった。Wは執着しないことは最高の人間的な行為である、とずいぶん前に想い出した。