反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

小沢無理やり起訴案件の世田谷土地取引とDさん配布の間違った内容の関連ビラ。

 第二回目の大阪デモ報告でDさんの撒いているビラの内容を批判した。これでは小沢さんの弁護ではなくて、一般の方から見ると疑惑が深まってしまうのではないか、との観点からの批判だった。
だから、デモ行進の沿道でこういうモノをまくのはいかがなものかと、主張した。
 
 2、20東京デモではDさんのビラをまいていた方が主催者から退去を迫られたとの報告が阿修羅コメントに載っていた。投稿者は特定のモノを排除する主催者に不快感をあらわにしていた。
 押し問答の挙句、最後は警察官まで連れてきたらしい。
 
 この点は完全に間違った対応であり、反省してもらいたい。
 絶対にしてはいけない。自分たちの内輪のことは自分たちで解決せよ! 
 
 当事者同士が理を尽くして、現場でもいいから話しあうべきであり、これは決して内輪もめではない。今後の自分たちの中身を高めることにつながるものである。
 内容がなければ、意志の強い人第三者を説得できない。逆に反発を招く。
 
 >Dさんの世田谷深沢土地取引に理論的に切り込んで小沢真っ白と結論付ける、その熱意は大切にしたい。
が、ビラの中身に間違いや思い上がりがある。
 
 ただ、もっと突っ込んで考えてみる必要を感じて自分なりに、短時間だが調べてみた。
小沢疑惑を主張する意見も閲覧したので問題点が立体的に浮かび上がってきた。
 
 先回りして書けば、Dさんの主張するような、記載ずれは一切なし、ではそもそも、法廷での弁護が成立しない、と理解する。記載ずれはあったが、虚偽記載などと仰々しく騒ぎた立てることこそ利権癒着集団とその追随者の政治そのものだ。
まず、小沢疑惑拡大の目的ありき、小沢政治生命抹殺ありき、だ。
 
 マスコミなどは小沢さんの政治資金問題の具体的にどこがどう法的に問題なのか指摘できず、市民の専門知識のなさ、想像力の貧困、という盲点に付け込んで、疑惑なるモノを湧きたて、反小沢世論を意図的に作っている。
 
 私の様な単純な人間に最も解りやすい方法がある。
 
 事案の背景をまず想定する。次にどうしたら、記載ずれなどという言いがかりをされないか?
この二つの想定でほぼ問題点が解りやすく網羅される。
 
 >まず、特捜検察はこの事件に対してお得意のストーリーが組み立てた。
 
 小沢さんが土地購入に際して、秘書たちに渡した現金4億円の中に水谷建設からの賄賂が混入していた、と。
この線で逮捕しグラグラになっている石川氏を脅しつけ検察調書に署名させようとした。
 
 村木さんに対するやり方と一緒だが、完全に違うところがある。
 
相手は国会議員であり、背後の与党最高実力者小沢さん起訴まで見通した、必死のステップボードにしようと画策している所。
 
 従って、石川氏に小沢さんを裏切らせる転向強要が必要になる。
 
 その背後で特捜検察は現金4億円の中に水谷建設からの賄賂混入を各所をガサ入れして集めた証拠物、事情聴取で証明できなかった、という事実がある。
 
  だから、石川を落とせ!特高警察とそっくりの手法が一切のカギを握る。
 
 彼らは、それまで調べた結果、小沢さんの現金4億円に疑惑を挟む余地がないことを知っていたが、政治資金収支報告書の土地取引記載ずれでは強引に立件可能とみており、ここで小沢さん関与の石川さんからの供述がどうしても欲しかった。
 おまけに起訴できない場合は検察審査会利用まで視野に入れていた。
 
 一年中、仕事と人生をかけて大の大人が寄り集まっている。それくらいのことは考えつくし、やる。
 
 だから奴らは、最初からこの案件に関して3段構えの戦法をとっていた。
転向強要で水谷賄賂の供述を石川さんから引きだせれば儲けもの。この線でガンガン石川さんを攻め立て、グラグラの石川さんを<袋小路に追い詰め>、
    単なる<記載ずれ、と小沢さん関与>の<逃げ道>を開けておく。
 
この件で逮捕された関係者の中で、小沢側に立って土地とカネの取引行為の実務を担当した石川さんが一番検察誘導にそった供述をしている。残念!
 
 >当該土地を巡って、どう動けば、特捜検察のでっち上げを防げたかというシュミレーション。
 
そうしなかったから、隙を突かれてでっち上げられた。
 Dさんなどはこの観点が全くない。
 
小沢さん個人。不動産会社、東洋アレックス。政治資金団体陸山会。秘書(石川、大久保)。銀行。
 
 以上の関係の中で土地取引、カネの貸し借り関係が生じて一般人の常識では理解しづらい面がある。
云わば、一般人の視線を送っても見えないところ、盲点なのだ。
 
そこを突いて極悪人どもは、記載ずれをあたかも大疑惑があったかのような情報を垂れ流している。
 
  <でっち上げられない、隙のないやり方はただ一つしかない>
 
平成16年10月、世田谷深沢8丁目の土地の所有者、渋谷の資本金1億弱の不動産会社東洋アレックスと個人としての小沢さんが土地取引契約を結んだこの年の間に政治資金報告書への記載、銀行との取引信用関係関係の成立、仮登記、本登記など実務を一気に片付けておれば、付け込まれる隙はなかったし、事実、可能であった。これに尽きる。
 
 実務担当者は石川さんと土地所有者、東洋アレックス担当者である。
 
Dさんは当初、市街化調整区域における地目、畑から地目、宅地への変更に地元農業委員会の許可が降りるまで時間が要したから、政治資金報告書への記載が明けた平成17年に切れ込んだと主張していたようであり、私も同見解だった。
 
 ところが、
 そもそも、当該土地は東洋アレックスが周辺の畑を一まとめに買い上げ、8つに分割して売りに出されている内の1区画であり、登記所で実際に他の分筆された土地を調べると、短期間で地目変更が完了している。だからこの点では陸山会政治資金報告書への記載が越年する必要はない。
 
 であれば、Dさんの主張の越年の理由は、当時、土地購入資金4億がない、陸山会当事者の石川さんは当該土地の取引を小沢さん個人の取引として、4億円で仮契約した、と。
 
 だから、当然、小沢さん個人の取引だから、その時点で収支報告書には載せなくていいという理屈になる。また、陸山会はマンションの管理組合と一緒で土地取引を主体としてできる権能がない。
以上は正しい。
 
 ただ、当たり前に考えて、小沢関連の政治資金団体から集めた資金と小沢さんから拠出金4億を合計した金額を銀行口座に集め、陸山会の定期預金口座意を開設し、4億の借入金を作り、銀行との信用関係をつける作業は越年する状況も乏しいい。陸山会の政治資金報告書の4億円の借入金の帳簿を作ろうと思えばできた。
 
 仮登記、本登記、個人から政治資金団体への所有権の移転も年内にできた。
 
 小沢さんからの4億を含めて陸山会名義で銀行に定期口座を開設し、4億円の融資を受けたる行為は銀行との信用関係を作り、いざという時、融資を受けやすいようにしたものである。陸山会側に担保するモノがあり、定期口座が開設されていれば、いざという時銀行はすぐ金を貸す。
 
この点に関しては自民党が無担保で主要メガバンクから30億円の無担保融資を受けている事実を小沢資金疑惑を唱和する利権癒着集団とその追随者はどう説明するか?
 
またカネは動かさなくても、利権癒着関係のコネで人を動かしている政治家はどう解釈したらいいのか?
公明、共産などの宗教政党の無償政治労働も含めて考える必要がある。
  
 中小零細の会社経営者なら同じようなことをする人がいるだろう。
 
 政治家も突発的に銀行から融資を受けなければならないことが多い職種である。
典型的な例が突発的な解散総選挙である。
 
 これら一切のことを年内に片付けなかったことを虚偽記載と大騒ぎし、庶民の土地取引、銀行との信用関係の形成という専門分野に疎い盲点を利用して大騒ぎしているのが、極悪人どもである。
 
 資金隠しなんて意図がこの一連の行為の何処から類推できるのか聞いてみたい。
闇で調達し、闇で消えていくカネの流れをわざわざこのように期ずれ記載する馬鹿はいない。
 
 小沢さんは一般人とは全く違った環境の人である。
父親こそ若くして苦学した人だが、千葉の大金持ち資産家の娘と結婚している。弁護士もしていたし、自分の育った環境から蓄財もするはずだ。昔の保守政治家はカネがなければ、勤まらなかった。
小沢さんは金持ちのうちに育って、夫人は東証一部上場のゼネコン、オーナーの娘である。
4億円ぐらい、タンス預金はできる境遇にある。
 
貧乏人と富裕層の金銭感覚はかけ離れている。市民目線など単純に当てはめることはできない。
住む世界が違うということを知らなければならない。
 
 鳩山さんにしてもそうだが、そうした環境にある人が自民党と戦っている事実の重さを知るのが本当の市民目線だ。ネタミ嫉みを政治の原動力にしてはいけない。
 
 小沢さん個人の土地購入と政治資金団体陸山会への記載は年度内にやろうとすればできた、私は見るがDさんは陸山会に手持ち資金がなかったから、仮契約から本契約、さらには当該土地の陸山会への所有権に移転は越年せざる得なかったとみる。陸山会側にカネがなかったから、1月7日正式売買の成立約束書は東洋テック側と交わされた、と。
 
 この山場となる論証を彼は陸山会側に小沢さん個人から土地所有移転を法的に裏付ける資金がなかったから越年したと片付けているが、完全な無理があって理解不能となっている。
 
 小沢弁護団は期づれなしでは弁護できないから、別の方法をとるはずで、Dさんはそのことさえビラ冒頭で批判している。事実上、自分の言い分の期ずれなし、で裁判をやれといっているかのようである。
また、裁判の判決は厳しいモノになるなどとも、いきなり、冒頭で断言している。
 
    <追記>
私の説明はぼやけたところがある。きちんと説明できるためには勉強しなけらばならないことがある。
 
 ただ、一点。Dさんの名誉にもかかわるが、Dさんの展開している期づれなし、論理も半分ぐらいはあったている。記事の中でも正しいと指摘している。
 
 この方面の論争はずっと前にザ、ジャーナルを賑わせた。
戦う公認会計士の様な方の論説がもっともこの件に関して真相を言い当てていると思う。
記づれ、は石川さんが検事調書で認めた時点で記づれとなると。
 仮に否認し続けていたら、記づれそのモノの判定も裁判で争うことができると。
 
この意味でDさんの言う記づれ一切なしも妥当性がある。
 
 私が書いているのは、従って、付け込まれない理想論である。
小沢さんは不動産関係の契約でこういう手法をとったのは、この一件だけだった。
 
 が、平成16年の取引は買主、個人小沢一郎と売主不動産会社の仮のモノであり、これは報告書に記載する必要はない。
 
が、通常はその後の必要手続きは速やかにする。遅らせる理由もない一方で、遅らせたことは虚偽記載に問えるモノかどうか?疑問なのだ。石川さんは検事調書で検事のでっち上げた虚偽記載との調書に署名している。
 ここが非常にネックになっており、しかも、小沢さん関与の供述もある。他の秘書さんらの傍証の供述もあるのではないか。
 
 故にDさんの言う、記づれなしでは裁判できない。
Dさんは理論方面に純化しすぎて、実際の裁判の攻防からかけ離れた主張をしている。これだけは100%間違いない。
 
Dさん!あなたとも解っているようだが、小沢裁判は、悲しいかな今の日本の司法の実態からすれば、マイナスからの出発になり、、プラスに転じ根ければならない。これが実態だ。前途多難はは共通認識。
 
 だとしたら、そういう自分の勝手な理論をデモの脇で公にばら撒く、あなたの心境が知りたい。
無責任な退職者の姿が垣間見えると言ったら失礼か。
 
 運動は甘くない。これから戦いは続く。継続性がいる。そのためにも最初が肝心だ。
 
私はあなたが、デモで同じビラをまいている所をみかけたら容赦しないよ!
論議は尽くすが毅然とした態度はとる。警察は絶対に呼ばないが。