反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

当局は肝心な情報を公開しないから混乱が起きている。放射性物質飛散などの結果でなく原因=火元の現場作業の実情、進捗状況を正直に公開せよ!後は大人が判断する。

 今回の激甚災害福島原発だけでない。多くのの死亡、行方不明者、今後の被害が想定されている。
が、それでも福島被災原発の状況を取り上げなければならない。
 これは人類史上未曽有の災害である。
 
 それにもかかわらず、当方の住む大阪では早朝から夜間まで統一地方選挙のけたたましい連呼の騒音が鳴り響いている。
 ハシモト大阪府知事の押し進める「大阪維新の会」の大阪都構想に沿って各選挙区に候補者が乱立し、激戦模様となっている。
 
 これも、日本のある種、クルッテイル現状とみている、がどうだろうか?
国政でなく地方政治で今現在、議員を選抜する環境にあるかどうか?決断すべきだったと考える。
 
 勿論災害翼賛体制を作れといっているのではない。
 ものには順序がある。優先順位がある。
地方選挙をやるカネと労力があれば、災害現場に集中すべき、と考える。
 
 止められない、止まらない、と云う保守の名に値しないような日本の現状が事を深みに導いてきた。
 
 原発人災も、この辺の戦後日本人の悪性DNAによってもたらされた所があるとみている。
 
 「平和ボケ」と云う言葉は使いたくないが、ついそう思ってしまう。
日本は激動してるよその国を横目に眺めるだけで、経済活動にまい進できてきた環境にタマタマ恵まれた。
 
 そのタマタマの恵まれた環境が外されているのに国民規模で目覚めることはなかった。
 
この云わば、ぬるま湯につかった国民的状態の極致が今回の原発人災を引き起こしている現場当事者の東京電力である。
 こういう企業が日本にはほかに沢山ある。それらが官僚層、保守政治家と結んで日本の支配層を形成し、国民の生き血を吸ってきた。
 この政治方向が改まるのではなく強化されるとみているから、執拗に機会をとらえて非難してきた。
 
 ところが多くの日本国民はそうは考えていないようである。啓蒙次元でどうなるという問題ではない。
一般的な教養や知識を超えた問題がそこに内在している。
 戦後の日本と云うシステム全部が悪い法に作用し合っている。
 
 
>さて、福島災害原発
当局に要求する!
大人の判断に耐えうる情報を公開しなければ、日本社会の根幹が動揺してくる。
ここら辺りが、当局には解っていて非公開なのか、解らないのか。
 
 核物質が広範囲に飛散することぐらいは常識で判断できる。
日本列島を覆う大気の状況から判断できる。
 
 以前の記事で台風が来たら核物質は現場から根こそぎ舞い上がり、遠心力で拡散する。
大きな台風が関東地方に位置しているときに関西でもまだ強風が吹いている時がある。
 当然そのズット西まで大気は影響される。
 
そもそも、海外にまで核物質の影響が及ぶと外国からはみられているときに、寝ぼけていてはいけない。
 
>しかし、核物質の飛散は被災原発の現場から撒き散らかされている。
その意味であくまでも結果である。
 
>原因である被災原発対応作業の現場状況、進捗状況が明らかにされなければ、云っては悪いが大人には根本的な判断材料がない。
 
 当局の情報公開の現状は子供未成年対策の様なものである。
 
あそこがどれどれの数字を計測した、今度は気象庁に大気の状態を含めた核物質飛散の情報公開をさせるとか云っても、現場作業の状況が伝わってこない現状では、大人はそこを最大限に注視しているので不安がる。
 >先が見えてこない。
 
 まるっきり不案内だが海外メディアは現場の作業状況、進捗状況をもっとも注視していると思う。
現場作業の状況が明らかになれば、国民のかなりの部分は自ずから判断できる。その結果、腹も座ってくる。
 
 その人たちに判断材料を満足に与えないで周辺情報や結果だけの情報をいくら公開しても、国民の中軸が肝心な情報不足で憶測しかできない現状では、今後の作業の状況いかんによっては国民規模で動揺が広がる。
 
>最初の段階でキチンと現場状況を公開せいよ!
 今ならまだ間に合う。
 
 主力空母が撃沈され、肝心な制空権を失って機動力なく、無力化した連合艦隊のような状況なら、それはそれとして、国民二正直に伝え、判断を仰ぐのが民主主義であり、これが最終的には将来を含めて力を発揮する。
 
 当局の現場隠しは戦前の大本営発表を踏襲して部分がある。
やはり戦前と戦後の国民統治の習性は支配層において続いていた。「天皇、官僚支配の国体」が形を変えも本質的に残ったのだから当然ではあるが。
 
 一体今現在、現場がどうなっているのかさえ、私には憶測するしかない。
 
 間接情報をつなぎ合わせると、現場状況は非常に厳しい。
緊急冷却装置を復旧し、稼働されられる環境はない、と想像する。
一部の圧力容器、格納容器は破損しており、強烈な放射能が拡散している状況では手作業はできない。
手作業ができなければ、破壊された冷却装置の循環系の復旧の見通しは立たない。
 
 とにかく、肝心な現場情報を公開せず、海洋汚染や放射性物質拡散などの二次情報ばかり公開しても大人の判断材料にはならない。