私たちの体を守る免疫システム
~その良い面と悪い面~
東京医科歯科大学難治疾患研究所 市民講座
第5回 知っておきたいゲノムと免疫システムの話
W.ゲノムの項目は基礎知識不足で十分理解できずカットした。
http://www.tmd.ac.jp/mri/koushimi/shimin/ouchi.pdf
免疫って何?
ふだん免疫は何もしていないようでも、 じつは、私たちの身体を病原体から守って、病気 にならないようにしてくれているのです。
これが免疫の一番たいせつなはたらきです。
一度ある感染症にかかったら免疫のはたらきが強くなり、 二度目にはもう病気になりません。
でもそれは、同じ病原体の場合だけ。新しい病原体 にはかかってしまいます。 昔かかった病原体をおぼえているのも免疫のはたら きです。これを「免疫記憶」といいます。
免疫細胞が体を守るしくみ
1.ばい菌にはまずリンパ球以外の細胞!
*単球/マクロファージなどの食細胞膿(うみ)W、痰(たん)炎症
>しかし,かれらもウイルスのように血液中を流れたり細胞の中に 入り込むようなものはうまく処理できない...
単球/マクロファージ→感染してもーた….
2. そんなときは、
<リンパ球の出番だ!>
>リンパ球のB細胞がウイルスに対する抗体を出す。
①ウイルス← 抗体(Bリンパ球のB細胞)
<リンパ球の出番だ!>
②キラーT細胞がウイルス感染した細胞を攻撃する。
wacwac。血液検査結果。リンパ球基準値以下。新型コロナウィルス他に対する抗体反応が弱い、と自覚しなければ。
<まとめ:免疫の3つの主な仕組み>
*免疫は大きく<自然免疫>と<獲得免疫>に分けられます
(食細胞)系細胞 1.病原体を食べる 自然免疫
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Bリンパ球 2.抗体をつくる 獲得免疫
キラーTリンパ球 3.感染細胞を殺す 獲得免疫
<自然免疫の働き>
マクロファージ食細胞 好中球食細胞(共通成分を認 識できる分子)VS病原体(細菌に共通した成分)
自然免疫とは?
病原体をやっつける方法として、まず食べるという殺し方があります。自然免疫の主な仕事はこれです。
体を 守るための最前線の戦いをしてくれています。
病原体は、例えば細菌なら細菌に共通した成分を持っています。
食細胞は そういう共通した情報を認識できる分子を細胞表面に出して、標的を見定めているのです。
ひとつの分子で沢山 の種類の細菌を見ることができます。
*自然免疫と獲得免疫の役割分担
>自然免疫が苦手とする相手 自然免疫ではカバーしき れないものがあります。
①血液中に溶けて流れている毒素分子や
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>②小さな病原体
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③また細胞の中に入り込んだ病原体などです。
獲得免疫は、こういう事態に対処できます。
獲得免疫系の4つの特徴
>①<特異性>:病原体を見分けられる
例ハシカウィルス *例外、何もしない!おたふく風邪ウィルス
>②<多様性>:どんな敵でもやっつける はしか、天然痘、百日咳などきわめて多種>③<自己寛容>:自分の身体は攻撃しない 異物(非自己)攻撃 自己成分 何もしない
>④<免疫記憶>:2度目はかからない
どうやって病原体を見分けているの?
①特異性=攻撃性(免疫の基本)ハシカにかかった人はハシカには2度はかかりませんが、
>おたふく風邪 にはかかってしまいます。
>つまり、免疫の基本は 「狙い撃ち」です。これを特異性といいます。
どうして出会ったことのない病原体とも戦えるの?
②多様性 どんな病原体に対してでも狙いうちできる 免疫細胞が、身体には用意されています。
このようにいろいろな異物に反応できることを、免疫の多様性とい います。
ハシカ攻撃隊 天然痘攻撃隊~~~~~<極めて多種類!
どうして自分の身体は攻撃しないの?
③自己 寛容 免疫系には自分の身体中の成分と異物を見分 けるしくみがあります。自己非自己の識別といいます。
自己成分に対しては攻撃しないことを、自己寛容といいます。
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<抗原受容体が特異性をもっている>
<病原性微生物由来の物質>を<抗原>
T細胞やB細胞=<抗原受容体>=「目」のような働き。
免疫反応を起こすもとになる<病原性微生物由来の物質>を<抗原>といいます。
>T細胞やB細胞は、<抗原受容体>という分子を表面に出してい ます。
<抗原受容体> は、いわばT細胞やB細胞が抗原を調べるときの「目」のよう な働きをします。
リンパ球のすごいところは…
T細胞、B細胞の受容体~どんな物でも、攻撃できる多様性、それなのに、自分自身は攻撃しない自己寛容性
<獲得免疫の仕組み>
けがなどで病原体が体内に入ると、樹状細胞がその病原体を取り 込んでリンパ節へ移住します。
リンパ節の中で、樹状細胞は病原体 襲来の情報をT細胞に伝えます。
樹状細胞 (待機中)
けが 病原体⇔樹状細胞
樹状細胞
リンパ節 情報伝達
<T細胞>T細胞、B細胞の受容体~どんな物でも、攻撃できる多様性、それなのに、自分自身は攻撃しない自己寛容性
獲得免疫系反応の基本的な仕組み
樹状細胞
ヘルパーT細胞 キラーT細胞
抗体産生 細胞障害
液性免疫
細胞性免疫
抗原<病原性微生物由来の物質>
VS
B細胞 抗体
免疫記憶の仕組み
~2回目の感染では速やかに免疫反応が起こる仕組み~
鳥インフルエンザウイルスは防ぐことができるか?
サイトカインによる情報伝達
サイトカインは細胞が放出する情報伝達物質です。
遠く離れた細胞でも、それを見分ける受容体を持ってい れば、働きかけることができます。
サイトカインは、いわば「増えろ」とか「働け」という指令書のようなものです。
中には「おとなしくしてな さい」とか「死んで下さい」というメッセージを伝える も のもあります。
情報~~~~~サイトカイン~~~~サイトカインは、いわば「増えろ」とか「働け」とい う指令書のようなものです
私たちはたくさんの種類のサイトカインを持っています。
インターロイキン(IL) 1,2,3,4,・・・・31
細胞増殖因子
インターフェロン(IFN) コロニー刺激因子(各種CSF)
造血因子(エリスロポエチンなど)
ケモカイン(RANTESなど) 炎症性因子(腫瘍壊死因子TNFなど) 抑制因子IL‐10, TGF‐
W。ここから先の肝心な部分を省略している。
@参照→
http://www.tmd.ac.jp/mri/koushimi/shimin/ouchi.pdf
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鳥インフルエンザウイルス H1N1型
①樹状細胞やマクロファージ が異常に活性化する
②炎症性サイトカイン がたくさん作られる
インフルエンザで 最悪の場合、死にいたる
私たちの体を守る免疫システムですが、
>コントロールできなくなり、暴走すると自分自身の組織を傷つけ、最悪の場合、死に至る
免疫システムは諸刃の刃である
>免疫反応をコントロールする必要がある
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私たちは新しい免疫反応をコントロールする仕組みを発見
↓ ↓
ウイルス感染時に死んだ赤芽球を食べた樹状細胞が免疫反応を抑制するサイトカインIL‐10を出して免疫反応にブレーキをかけている。
ウイルス感染によって死んだ(アポトーシスを起こした) 赤芽球
樹状細胞が食べて消化する
免疫反応を抑制する <IL‐10>を出す
自分の組織 <T細胞>~~ ブレーキ匙加減を調整
まとめ
1.免疫システムは私たちの体を守っています。
2.免疫システムは巧みに病原体を見つけ、 除去しています。
3.免疫システムが暴走してコントロールできないと 私たちの体を傷つけます。
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W。上記の記事を新型コロナ風邪に適応してみる。
イ、鳥インフルは
>>免疫反応をコントロールする仕組みが解明されワクチンができた。
ワクチン、病原体から製し、これを人体・動物体に接種して、体内にその病気に対する抗体を生じさせるもの。伝染病の予防に用いる。
ウイルス感染によって死んだ(アポトーシスを起こした) 赤芽球を樹状細胞が食べて消化する
↓
免疫反応を抑制する IL‐10を出す
自分の組織 T細胞 ブレーキさじ加減を調整
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今回の新型コロナウィルスを含めた各種のウィルスインフルエンザは、
一般的な感冒と同じく特効薬はなく、対症療法をするしかない。症状の緩和、体力回復待ちである。
風邪の特効薬を開発出来たらノーベル賞ものだとずっと言われ続けている。
ウィルスインフルの症状の緩和、体力回復待ちの間に上記に示された免疫システムが、どの程度、どのように、機能し続けてくれているのか、
それとも知らんぷりをして症状が進行した末に徐々に緩和してウィルス菌が「自然に」?体外に出ていくのを待つしかないのか、Wはわからない。
こういう当たり前のことも教えてくれず(もっともWは知らないのかもしれないが)、感染予防対策や関連雑多情報に加えて果ては2020オリンピック開催まで心配しなければならないのだから、まともに相対する視聴者のは混乱する。
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W。3月24日2020年東京五輪延期発表。直後、都知事小池はオーバーシュート、ロックダウンなど耳慣れない用語を使いだした。この資料をメモしたのは2020年3月上旬頃だった。
反俗日記で明かにしたようにコロナ第一波の頂点は6都府県緊急事態宣言発令の4月7日よりずっと前の3月末から4月初頭だった。
全国緊急事態宣言は4月13日であり、感染のピークはとっくに過ぎていた。緊急事態宣言発令の是非はともかく、政府の対応は明らかに五輪経済至上主義の周回遅れであった。発令は補償、罰則、議論を俎上に載せてからだ。
この記事の落としどころは、
>鳥インフル、ワクチンのできるまでにあり(込み入った医学情報は省略したが)、
>鳥インフルエンザの特効薬ができるまでではないのだが、鳥インフルが再び流行りだすと、~一度、鳥インフルにかかったヒトは免疫力を獲得し再び発症なないのかどうかも、はっきりしないな、この記事では!~~~
ワクチン接種によって、流行の歯止めはかかり、現在の新型コロナ対策の感染予防、強制的封じ込めだけではない強力な予防対処ができる。
新型コロナウィルスのワクチンが開発されるまで、向こう半年から1年ほどかかると、厚労省は公式発表しているが
<2020年8月3日追加書き込み>
(W。政府が開発業者に予約しているのは、第2段階まで開発の進んだワクチンで、そのワクチンが実際に使用できるまでには第3段階の実地試験使用をしなければならないが、多くの難易度の高い試薬は、この際3段階でつまずき使用不可のとなる、という。)~~今まで得た新型コロナワクチン関連の情報~知識が足りないが~では、インフルエンザワクチンのようなワクチンは開発されないと思う。
21分過ぎから新型コロナワクチン開発の現状が解説されている。
【上昌広医師に新型コロナウイルス、検査・ワクチン・治療薬について聞く】郷原信郎の「日本の権力を斬る!」#25
一端感染し、症状が悪化すると、一般的な感冒と同じく特効薬はなく、特別な措置はあるが対症療法しかない。
結局のところ症状の緩和、体力回復待ちである。
>で、ハードボイルドな現実は、この状況に耐えきれないものは最悪死んでいくしかない。重症化で苦しむ人も多く出てくる。
呼吸器系にダメージを与える特徴から内臓疾病などに疾病を持つの高齢者に重傷者死亡者が集中する傾向がある。人工透析の患者さんなど厳しい感染対策が求められる。
幼児や子供は重症化していないようだ。
数年前インフルエンザの経験をした。
インフルエンザはワクチンはあるが、発症した場合、強力な解熱鎮痛作用のあるアセトアミノフォン(カロナールなどの商品名)の錠剤を症状の沈静化、体力の回復を待つだけである。
普通の風邪とは違って高熱悪寒身体の疼痛がひどく、咳鼻水も伴い回復を予感するのは1週間以上かかり、体力に自信ができるまでに10日は要する。
感染し発症した経過はかなり変わっている。
山歩きで道に迷って体力を異常に消耗し帰りの込み合った電車内で感染した模様。
>数日前、記事を詰める都合で世界の総人口を知る機会を得たが77億人もいて2018年から019年のたった1年間に8000万人も増加しているというではないか。
まだ信じ切れないが、10年たてば8億人増え地球の人口は85億、この調子で増えてきて77億になったと思うから納得がいく。
中国の人口は12億とばかり思っていたが、14億人にもなっている。日本の総人口の1,8倍近くの人が増えている。規模の経済とはよく言ったものだ。
Wの中で時間は止まっているのは昔からの指摘される傾向で、その意味ですっきりしているが
>開明にならざる得ない方々が、諸事情において平行線の長く続く日本列島の眼と頭に大きく規定されて事をなしていくばあい、
>他方では、何はともあれ成長し続けている世界を相手にせざる得ないのだから、
<まともに世界と正対すれば>本質的におのれと違う世界を抱え込まざる得ないので、大変だと思う。
その方々のうち、経済活動、企業活動をしている人たちはがっちりとその枠内の作法があり、それに準じればいいが、
その他の有用な方々の頭や行動の整理は、どうなっているのだろうか?
>第2次世界大戦の敗戦というのは経済蓄積段階に似合わない地域的軍事膨張の結果、世界に先行する資本制の国々に力づくで場外に押し出された格好だが
今の事態(世界の成長と日本の停滞の状況下のかじ取り、といった大状況)は
近現代日本史にはなかったことではないのか。
>トランプ、アベ電話会談が3,12に予定されているという。W。この資料の収集日は3月の上旬だったと確定。マスコミは煽りすぎ、などと8月1日時点でまだうわ言のようなことを言っている人は、要するに気休めが欲しいだけ、の人が過半数。Wも残念ながら自分で情報を取って自分なりの考え在方に到達する前は、心情的にマスコミ煽りすぎ派だった。ま、ヒトは十人十色、イロンナ考え方があっていい。しかし、自己理念を実際の行動の間には柔軟なクッションや、区別と関連性を意識する思考があってしかるべきだ。ブラジルのボルソロナやアメリカのトランプの真似を日本の庶民の立場のモノがやれば、どういう事態を引き起こすか、国柄の違い、風土、資源など何から何まで違いすぎるのだから、その辺はよ~く想像力を働かせてみるべきだ。なお、同調者はさておき扇動者。ああいった人たちはいつの時代、どこでも必ずいる。
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2020年開催の東京オリンピックのことも話し合われるとテレビは報じる。
もちろん、コロナウィルス風邪の対処も話し合われる。
日本政府側から見ると、複雑な世界を抱え込み、難しいかじ取りをするよりも、スッキリと歩調を合わせたい、という政治的思想的欲求が湧いてくる。
それにしても、日本のネットの汎用品(家電も含めて)市場では中国製品あるいは中国系企業の製品があふれている。
年間100万人の観光客の来日は数字だけ見るとなるほどすごいが、中国の人口は日本の約10倍。
ということは中国側から見ると、総人口当たり毎月1万人年間12万人の訪日観光があるに過ぎない。
同じような市場状況はあってもアメリカには中南米やヨーロッパがあって、トランプは中国製品に関税を上乗せしてけん制できるが、日本政府はそこまでできない。
で、尖閣嫌中世論を焚きつけたり、韓国には~~~省略。
「プレパンデミックワクチン~
新型コロナ風邪の死亡者の多くは免疫システムの暴走が原因の死亡とは違って、ウィルスの病原菌の毒素に対してそもそもの免疫抵抗力が弱すぎてないので死亡した。
従って、新型コロナウィルスの毒素そのものの威力が過去のコロナウィルス症状や各種インフルエンザと比較して、どの程度なのかをおおよそ見当をつけなければならない。
感染力も比較して見当をつける必要がある。
インフルエンザに比較して死亡率が高いのは呼吸器系へのダメージを与えるこのウィルスの特徴によるものと想定できるので、死亡者に高齢者が多くなっているのではないか。
死亡者の年齢別構成を公表すべきだと思う。
ロ、重症者や感染者は、免疫システムが、
>コントロールできなくなり、暴走し、自分自身の組織を傷つけている場合も多い、と推定できる。
ニ、