反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

片岡(コロナ重篤経験者)チャンネル。阪神タイガースの報道について思うことを語ります。反俗日記の対コロナ観と真逆のコメント欄。⇒「重要なのはコロナ感染したことではなく、ルールを破ったことなんだよね。」←選手たちは会食で感染したのではない。それ以前に感染していた。したがって、問題は感染早期発見の定期PCR検査の頻度。


阪神タイガースの報道について思うことを語ります。

@参考資料としてWに使えるコロナ感染状況を現したグラフをネット上で見つけられなかった。

この記事は現在の自分の立場に引き付けて書いているので冒頭に客観的資料を挙げなけれな片手落ちだ。wacawacがコロナ感染すれば今までの見守りケアが継続できなくなる。それだけが気になる。しかし自分が防御していても、コロナが持ち込まれる環境にある。

前回の波のころはそれに対して強く出る所があったが、コロナ慣れしてしまった人たちには限界がある。コロナに対して場慣れは駄目だよ!科学的見地優先だ。

@グラフ資料で肝心なところは、コロナ感染拡大、第1波に溯った推移である。6月以降しか載せていないグラフは作成者がコロナ感染状況を長期スパンで見ていない、と思われても仕方がない。決定的な施策が実行されない限り感染の波は続く。いくら詳細で手の込んだグラフでもインチキである。日本当局にそういった施策の実行はないばかりか、惰性に任せているとしかいいようのない状態である。であれば第3波は来る。下記に挙げたグラフからもそれは推測できる。

新型コロナウイルス感染症について|厚生労働省

陽性者数 W。推定10倍以上。

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PCR検査実施人数 W、増加の中身は下図

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PCR検査の実施件数衛生研、保健所の実績は伸びていない

            検査件数の増加は金儲け民間検査会社などの増加分である。

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死亡者数(累計)前日比±死者を表現しやすくしている。第2波以降一貫して右肩上がりである。当局の把握できない感染経路が市中に広まり、高齢者など弱者が死亡している現状を表している。同時に市中にウィルスが広範に潜在しているので感染急拡大の波は繰り返されると読み取れる。発生源はいままでの経験でおおよそ特定できるが抜本的な対策は打てなかった。

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重症者数高齢者は活発な世代ほど警戒感を解いていない。世代別の感染確認者数を挙げればよくわかる。

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新型コロナウイルス感染者数の推移:朝日新聞デジタル

新型コロナ減少傾向「高温多湿の影響否定できない」 尾身会長、冬へ警戒訴え - 毎日新聞

w。逆の低温感想の環境ならば、どうだろうか?この方も時折、ジャブを適格に放つ。

チャートで見る世界の感染状況 新型コロナウイルス:日本経済新聞

W。読み取り困難!

pcr.nishitanclinic.jp

あとから情報を挿入した。本文はここから。自分用に記事を書いているので仕方がない。

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 阪神タイガースは春先、藤浪晋太郎投手他2名のコロナウィルス感染者を出している。

関西マスコミも準キー局、フジ系関西テレビの経営幹部のコロナによる死亡(コロナ重篤経験者の片岡篤史さんもこの局の解説者である)を頂点にアナウンサーなどのテレビでおなじみの顔の複数の感染者がでた。

そのなかには素人でもコロナ感染を疑う高熱症状にもかかわらず近所の病院がただの風邪と診断し自宅で本人が苦しんだ挙句、自力でPCR検査までたどり着いた女性アナのような首をかしげたくなるケースもあった。

 この片岡チャンネルでも片岡氏自身、自分が春先コロナにかかって酸素吸入のチューブを鼻に入れた生々しい動画をアップしておきながら、阪神タイガース多人数感染に際して自らの体験を一切語っていない。

あれから5か月以上経過し片岡氏は回復したが、以前の体調に戻ったのかどうか、解らない。日本人は忘れっぽい、と言われるのはこういうケースが広がり重なりあってのことだ!

忘れているのではない。自己限定の貴重で苦しかった体験を時空間を経てその時点の当局の都合、大勢の都合で作った世間の流れに何となく同調させている。

こういうことは世界中どこでもあることだが日本ではその傾向が際立っている。

なぜか、天変地異激変しその中で必死に対応せざる得なかった付加体日本列島の地政学的流れがそんな民族性を生んだ。水に流して目先のことに集中する術がこの列島の処世術では大切である。

 確かなことは片岡氏のような体力あふれたヒトでも重症化すればこういう事態になる、ということ。

もう一つ確かなことはかつて緊急事態宣言を発し自粛要請をした当局のコロナ対策が変わった。それに従属するかのように<世間>のコロナ観や日常生活にかつての緊張感は薄れ、マスク着用など初歩的なルーティンが残った。仕事現場の在り様も変わった。

@しかし、片岡氏を追い込んだ(厳密に言えば酸素吸入装着したがICU無しなので中等症である)新型コロナウィルスが、現時点での当局と世間の変わりようほど<変異>したとは思えない。ここが一番大事なポイントである

@ネット動画のゲノム分析専門家によれば3月4月のコロナにたいして第2波のコロナは変異しているという。東アジア型とヨーロッパ型は違う、米国で言えば東海岸と西海岸の違いがある、という。

@ワクチンは、あの尾身さんでさえ肺感染型のウィルスに対するワクチン完成は今まで例がなく、厳しいと述べていた。肺結核結核菌であり、ウィルスではない。

@変異激しく脆弱な構造のRNAウィルス免疫反応するウィルスの最期の治験は難しいので、開発側は責任を取らないという特例を設けて、開発途上のワクチンの前売りをしている。日本などが予約しているのはこの条件下である。手付金を打っているのかどうか知らないが。そのうち中途半端な見切り発車したころにコロナウィルスは下火になっているような気がする。サーズウィルスと同じだ。

 


元阪神・片岡篤史さん感染公表 「予防を」病床から呼びかけ

 回復明けの動画出演の際も「思い当たる節はない」「医療関係者の皆さんに本当にお世話になった」「皆さん気を付けて」などの発言に終始しており、視聴者にとって、コロナ感染は普段、気を付けていても突然感染するのだ、という印象をあたえるにとどまった。

 1分過ぎから、高木豊氏が片岡氏の空咳に注意したの発言がある。病院に搬送される前も後も、高木豊氏(片岡氏をYou Tuberにしたのも豊氏、先駆者などと称賛している)と連絡を取り合っていたなかで4月7日の夜、38度の発熱をみて病院に連絡したところ救急車で搬送され、病院側はすでにコロナ防疫体制を敷いて出迎えていた。血液検査、肺CT検査←肺に炎症、血液検査の尿酸値が高くなることなどからコロナの疑いが濃くなる。PCR検査をした後←結果はすぐ判明しなかったと思う。最初搬送された病院で高木豊氏と連絡を取り合っていたがその内容は豊氏が指摘しても完全にすっ飛んでいる。そしてコロナに対応できる病院に移った。

最初搬送された病院までの経緯、コロナ対応病院への移送など迅速な対応事情について詳しい説明はない亡くなる方々、重症化する方々にとって一番肝心なところは、コロナ対応の病院までたどり着くまでの日数や病状、自宅待機環境である。

アビガン投与は4月7日最初の病院入院の2日目4月8日、副作用の説明を受けて承諾し一日朝8錠夕方8錠投与(酸素吸入以上の重症者)、朝夕投与は不明だが10日間服薬、3~4日で38度から解熱。この時に動画アップできた。

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W参考資料

新型コロナ治療薬、アビガンは軽症患者に、レムデシビルは中等症・重症患者に「弱く推奨」—救急医学会・集中治療医学会 | GemMed | データが拓く新時代医療

引用 W。最新の治験である。とすれば、現時点では片岡氏は酸素吸入までの中等症患者なので軽度患者に弱く推奨するアビガンは不適切投与ということになり、点滴静注液レムデシベルが「弱く推奨」となる。

既成の薬の臨床におけるコロナ転用でさえ治験が変わるのにましてワクチン第3段階治験がスムーズにいくわけがない。

それまではアビガンは中等症まで、レムデシベルは重症者とされていた。

そうすると、アビガン投与の片岡氏の副作用がきになる。しかしこういう有名人は影響力を気にして口をつぐむ。

2020.9.15.(火)

新型コロナウイルス感染症の治療薬について、ファビピラビル(アビガン錠)は、軽症患者へは投与が「弱く推奨」されるが、中等症患者・重症患者への投与については、現時点では「推奨」を提示しない—。

逆にレムデシビル(ベクルリー点滴静注液)については、軽症患者への投与は、現時点では「推奨」を提示しないが、中等症患者・重症患者へは投与が「弱く推奨」される—。」  その他重要な見解が述べられているが再読し引用終わり

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 動画での病状報告を要約すると肺にコロナウィルスが侵入増殖し激しい炎症反応にともなう高熱と肺機能低下による肺静脈血流の酸欠状態による息苦しさ、ということになる。酸素吸入器を装着しなければ心臓に必要な酸素を含んだ血液がリターンしてこない。回復期に入る前の血管は自己防衛し委縮するようだ~点滴の針を刺すのに苦労する)。片岡氏はまだ、酸素吸入器の補助で自力で呼吸できたが、自力がなくなれば(人工肺)を外部装着するしかない。病室にテレビがあったなどの発言から転院した病院のICUに入っていなかった。コロナ患者専用の隔離された個室であると思う。

なお、片岡氏の場合、自己免疫反応が暴走し身体の生存機能を傷つけるサイトカインストームにどの程度踏み込んでいたのかいないのかわからない。

>1人の中程度以上のコロナ患者に対して医療機関は多人数を総員して対処しなけらばならない。厳重な感染防止対策も必要である。

コロナ患者の院内ベッド移動に遭遇したが看護師3名、移動空間確保のための職員3名の大ごとになっていた。多くの病院では経営苦境に陥って、従事者の一時金も抑制されているという

 基準では酸素吸入器装着以上は中程度の患者装着し集中治療室に入れば重症、酸素呼吸器装着してもICUに入っていない片岡氏は中程度のコロナ患者に分類される。人工肺をつけてICUに入った高齢者の命は危ない。基礎疾患持ちも厳しい、と思う。「社会ファシスト国家」スウェーデンでは命の選別が行われている。

片岡氏は普段、1か月に1回は血液検査をしていた健康には気を付けていたのか、持病があって定期検診していたのか、この辺もはっきりとしない。ココ、非常に大切なポイントである!持病持ちであったのかどうか?1か月に1回、血液検査をする病院で感染した可能性も否定できない。

感染経路自覚無し。タクシー電車は利用する。無症状感染者がいることがコロナの怖さ、という。片岡氏は喫煙者ではない。


コロナウイルス感染経験者として、アビガンの効果や副作用…院内の様子やウイルスの脅威など今本当に大切なことを語ります。

 関西在住の有名OBでは、片岡さんのほかに近鉄、日ハム監督経験者の梨田さんも片岡氏と同様、コロナ感染の苦境から生還した。回復後の動画で、どうして感染したのか思い当たらない、と述べていた。

片岡さん共々それが感染実態なのだと、おもうが、この風土と阪神球団集団感染を重ね合わせると実情が何となく分かる。(女子アナ例も含め)。

 今回の阪神タイガース主力選手5名。スタッフ2名の計6名の感染者が出たことに対して、球団側の選手管理が甘い、とか球団が設けた会食特例のルール(1日だけ4名限定、ポジション重複回避)を破った事実や、とどのつまりこの時期に会食特例を設けたことへの批判が相次いでいる。

 wacwacの基本視座はタイトルに記したように、

ルールがあるから守るではなく、なぜそのルールが設けられているのか理解し必要ならば絶対に守る、裏返すと納得できないルールは守る必要がない(コロナ自粛の際、反俗日記はホッブス的状況から国家とは何か、さらに社会契約とは何か、を記しWにとって政府の自粛の論理は無関係、W流に自衛するだけだ、とした)

 阪神タイガースの主力選手の名古屋遠征先での外出会食は9月19日、二つのグロープに分かれて行われた。

news.yahoo.co.jp

Aグループ最長老、元中日、カブス福留外野手糸原2塁手~~①コロナPCR陽性~~ 岩貞投手~②感染認定者、昨年の春インフルエンザ感染しその後の低迷期間が長すぎた。~~、陽川外野手兼3塁1塁手~~③感染認定者~~、江越、小林(途中移籍)、木浪(遊撃)、1軍チームスタッフ~④感染認定者~の4名限定の定員オーバー陽性判定にならなかった選手は濃厚接触者とは判定されなかったが、登録抹消することになった(W隔離措置を受けている)。最低14日間試合出場はできない。

Bグループ。同一ポジションルールに抵触、若手投手4名、岩崎馬場(⑤感染認定者浜地(⑥感染認定者)小川(若手投手)

 チームのコロナ発症が解ったのは、一軍昇格後、たった1回の登板で0点に抑えたにも変わらず2軍落ちした浜地投手が遠征先に広島で9月24日、発熱しコロナ独特の症状を呈し、PCR検査陽性が判明たことから。

 

なお、記事作成後、情報源のデイリーの記事を検討すると、チームスタッフBは福留A斑の名古屋遠征の際の19日、会食に参加しているが感染者確認者スタッフAに相当する人物は同じく19日のABの会食に参加していないので行動履歴は記事の中に反映されていない。いったいこれはどうした事か?

更なる疑問点は、デイリースポーツ引用

最初に感染が確認された浜地(19日デーゲーム登板、同日の若手投手陣B斑会食参加)エスタン・広島戦が行われた由宇(山口県岩国市)への遠征に帯同し24日朝に体調不良を訴えて帰阪21日から軽度の頭痛を感じていたという本人の申告を受けて兵庫県西宮市内の病院でPCR検査を受けた結果、陽性と判定されたという。」

   ↓  

参考資料 引用

「 浜地は19日の1軍の中日戦(ナゴヤドーム)に登板後、出場選手登録を抹消された。1軍は25日からヤクルト戦(神宮)のに備えて東京入りしており、監督、コーチ、選手、チームスタッフ全員がPCR検査を実施25日昼頃に検査結果が出る予定(W。PCR検査器の性能が上がっている)で、それを待って試合開催の可否が判断されることになる。」

>それにしても19日登板後、即2軍落ち決定通告を受けた浜地はB斑会食に参加し2軍帯同し21日にから軽度の頭痛を自覚し24日朝に体調不良を訴えて帰阪、兵庫県西宮市内の病院でPCR検査を受けた結果、陽性と判定された。」

コロナウィルスの潜伏期間は通常2,3日程度の短期ではないので、登板の日の会食で感染した確率は低い(19日⇒21日)、と言わざる得ない。

>であれば、

A事実。

浜地は会食以前に感染していたという推定が成立する。

B事実。

両会食不参加スタッフAにも陽性反応が出ている。

C事実

今回の報じられた情報に接した多くの人は、単純に会食した飲食店で感染したととらえているようだが、その確率は低い

なぜか?

19日名古屋遠征先のA斑8名の飲食店、b斑4名の飲食店、別々の店内で同日にコロナウィルスに感染する確率は低い。もし同時感染が事実であれば、名古屋の飲食店はとんでもないコロナウィルスのエピセンターに認定されてしかるべきだ

>もちろん当局は両店の従業員、備品の感染チェックは十分するので、感染源であればわかる。

>そのような報道は一切ない。

@当局によって福留選手ら陰性確認者が濃厚接触者に認定されていないことも、店側に感染源が発見できなかった、と遠回しに物語っている。

以上3事実によって会食以前に感染者がチーム内に存在していた可能性が強い、ことを示唆する

@そうすると、

引用 W。第2波への右肩上がり

5月17日時点ではRt=0.66だった数値が、6月17日時点でRt=1.267月4日時点Rt=1.84と、いったん収束へ向かっていったものの、また拡大しつつある状況になっていることが推測されます。」

W。第1波終息

この数値は過去の状況はどうだったのかを把握することにも役立ちます。緊急事態宣言が発出された後の状況を見ると、4月7日時点でRt=2.37だった数値が、4月後半にはRt=1以下まで下がっています。外出自粛などの対策の効果が数値に表れているいえます。」

wacwac しかしながら、PCR検査能力が低いままでは(分母が小さい)、上記のような実効再生産数は大げさな数値になる。←人と人との接触8割減の理屈。この緊急事態宣言、自粛の反動が第2波の大きさに影響を与え、高温多湿の夏要素も加味した第2波の低減化は寒冷、乾燥の冬に向けての第3波の予測させる。

wacwac

実効再生産数は巨視的な単位で用いられるもので

今回の阪神球団のクラスターには適応できないが、分母が多く見積もっても50名程度(出入りのモノ常時接触者も含めば増えるが)なので陽性率が非常に高い。スーパースプレンダーが球団内にいないかぎり、短い間隔での定期PCR検査、日常的なコロナ対策の実行があれば、チーム内の初期感染者は炙り出されたと想定する。

>無感染者どうしは感染しない。感染が広がるのはそこに感染者はいる状態、くわえて無症状活発な感染者がいれば、感染はもっと広がる。

@ここまで順を追って考えていくとPCR検査はいったいどれぐらい間隔で定期に実施された居たのか、付着感染、飛沫感染対策の実態はどうだったのかなどの球団のコロナ対策の実像に接近できる。

 

 球団は対ヤクルト戦の東京遠征中の1軍選手、スタッフ全員にPCR検査と事情聴取をし、急遽、谷本球団本部長が記者会見した。

なお、その日のナイトゲームヤクルト戦はNPB本部が容認し阪神球団は2軍から急遽藤浪投手など9名の選手を1軍登録し試合に臨んだ

 

 

 今日のネットニュースによれば球界の大御所、阪神を叱るなどというタイトルが目に飛び込んできたので早速開けてみると、広岡達郎氏の阪神球団は選手管理がなっていない、などという例の管理野球丸出しのお叱りのフレーズの羅列で、挙句の果てに、こんなことをやっているからいつまでたっても阪神は巨人に勝てないのだと締めくくられていた。

 ばかばかしい

まして今更、巨人などどうでもよろしい。

ここから先は阪神コロナ集団感染の本題とは直接関係ない!抹消しても良かったが集団感染の会社組織的背景を語るうえで見逃せない視点である。なぜそうなったのか、原因は根深いところにある。

 ここからあまりにも長すぎる脇道議論に入る。

しかし、本記事は、阪神球団、コロナ感染状況、大阪という土地柄の3つを重ねて、探求することを目的しているので抹消はできない。その相互関係は自分の頭の中に一つの繋がりとしてあるので、別々に論じることはできない。

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泥沼に蓮の花を咲かせても、所詮、泥沼は泥沼に過ぎない。

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昨年の日本シリーズ。巨人はソフバンに完璧にやられると予想したがその通り一つも勝てなかった。セパに戦力格差は大きすぎる。W流儀では日本人選手のいないMLBの方が面白い。

 なお、阪神と巨人のライバル視される経緯は2リーグ分裂を検索すればよくわかる。

だが、時代は変わった。20世紀の産業構造を代表する新聞資本、鉄道の存在は薄れた。阪神タイガースの構造的矛盾点は阪神資本がかつて所有球団ブレーブスを売り払った阪急資本の傘下に入っていること、しかも阪神タイガース経営は阪神資本の専権事項という一札を阪急側から取っていることである。以前の阪神資本⇒タイガース球団という太い一筋の完結した資本関係が阪急傘下における宝塚歌劇団のごときエンタメ純化の存在に堕してきている。もとよりサラリーマン社員のあがりのような人物が形式的なオーナー職に収まっていた無責任体質が阪急阪神グループに統合されて、さらに深まったのは、自然の流れである。

こういう次元まで考慮しなければ、今回の阪神コロナ事態を本当に理解できない。

 

 そもそもセリーグ、巨人の優勝はコロナ集団感染によって突如、主力選手、10人以上が離脱しない限り決まったも同然なのである阪神のコロナ事態によってセリーグ、コロナ渦ペナントレースは凍結されたも同然である。

>しかも、いつどこでどういう議論をして決めたのか知らないが、クライマックスシリーズ中止とシーズン前に決定されている。

>他方、すさまじい戦力格差上位のパリーグはCSはやる

ならば、こういうコロナ渦でファンの耳目を集めるCSの中止決定は、東京ドームや神宮球場の貸し出し日程の都合で決められたとしかいいようがない。

でなければ、コロナ渦でペナントレースを引っ張る愚策そのものである。昨年の2位とのゲーム差を見れば巨人独走の想定しCS日程を組むのリーグ運営のプロである。セリーグは運営者(オーナー会議=多分、読売経営者の意志)まで頭が固まっている。

マスコミは一切報道しないが、コロナ渦の巨人独走、CS無し、現時点の2位阪神集団感染戦力ダウンは、セパの格差を人気面でも推し進める結果となる。

                 

コロナ渦は強きが増長し弱きが弱体化する契機になる。それを調整するのは公的な制度、政策しかありえない。今からこれから日本プロ野球に資本の原理が実行されていく。

 そういう意味をあって、こんなことではいつまでたっても阪神は巨人に勝てないなどという広岡氏の言説は、視野狭窄の的外れも良いところである。セパの戦力格差はもう巨人だの阪神だの言っておれない状況である。MLBナショナルリーグは今年からDH制を採用した。ただし、セにはDH採用しても不都合な障壁があるが別の機会に書くことにする。要するに古いものが廃れ、新しいものが伸びていく、この構造は年輪を重ねた結果なので是正しようがない

日本ハムは札幌ドームをでて開閉式の新球場を札幌近郊に2023年までに間接すると公表している。

 

 阪神グループの企業体質に生身で接する機会は昔、一度だけあった。仕事関係なので余計にひしひしと感じた。

他と比べて様子が違うずいぶんのんびりしているなぁ~あのような現場の様子だと働いているものにとって居心地がいいだろうなぁ~~とおもった。

自分自身阪神ファンだったからその後の阪神タイガースというチームカラーやいろいろな出来事(世間を騒がせる事件といってよい)と当時の印象と重ね合わせてみると、あのような現場状況をぬるま湯とするか、個性の屹立したものにとってその才能をのびのび発揮できる環境とするかは本人次第なのだ、と<痛感>した。

阪神タイガースがずっと下位を低迷し興行にもならないのならば話は簡単⇒オーナー転換だが、ペナントレースを戦う上で大切な時期の春先と真夏に高校野球に本拠地甲子園を明け渡し長期ロードに出なくてはならない特殊日程野外球場である、東京に3球団集中などの不都合な野球環境のわりによく戦っている、とおもうし、W自身、阪神タイガースの優勝を熱望しないまま阪神タイガース受け入れてきた。

 しかし、金本矢野の両監督はWの許容範囲をオーバーしてしまった。

しかも野球は見るものではなくやるものだとずっと思ってきて、見る楽しみを味わう現場観戦があのような応援スタイルでは踏みにじられる、かといって映像野球は野球でないことに知っている。ゆえに阪神タイガースを止めた。MLBは子供のころから注目していた。しかし日本人選手が活躍しだしたころから腰が引けた。理由?国家、民族人種、に固執する報道姿勢は肌に合わない、虫唾が走る。それでも日本プロ野球よりも野球を純粋に楽しめる。

 阪神グループは企業ロボット人間ではない本当の人間が育つ環境である、ともいえる。良くも悪くもこれが阪神タイガースの育った土壌だったのだ!古い阪神ファンは意識するしない、に関わらずそうしたもの(一種の野球文化)を共有している。だから負け続けても気になる。心の片隅で応援する。

しかしそんな阪神電鉄村上ファンドにとっては絶好の標的だった。その村上がコロナ対策に資金援助をしていると知ったときは、Wの古い見方が気になった。

現時点でもWは阪神球団は管理が甘いなどという一面から球団を批判しようとは思わない。ましてこういう時こそ、選手たちを元阪神ファンとして温かく見守りたいと強く念じる。緊急事態に無理をしケガをしないでほしい。たかが野球である。野球は続く。こういう時に元阪神ファンとして選手たちが気になって仕方がない。もう無理な頑張りは必要ないと思う。のびのびとやってほしい。

ただ、鳥谷敬がロッテに行って、ロッテ台頭。その一方で福留は多人数を引き連れ会食。

コレが金本矢野という本質的な部外者が監督として阪神タイガースに刻み込んできた結果だ。外に出ていった選手が活躍をする時期の阪神はろくなことが起きない。そういう歴史を長年みてきた。

両名の阪神タイガース歴はWに4分の1にも満たない。許せるはずがない。勝ち負けは基本的に関係がない。星野も北京五輪の力みぶりに嫌気がさした。日の丸を背負ってなどという思考はWと水と油の関係にある。野球にオリンピックは似合わない。世界大会にジッとして動かずのMLBがトップレベルの人材の結集点になるのは一見パラドックスに見えるが実は世界基準と世界市場を先に作ったものが漁夫の利を得るというITグローバル資本制の法則を指示しているだけだとわかる。

 しかしここでも調整の力がいるが上部構造の「調整」が排外主義、安直大衆扇動政治の蔓延の方向に誘導される現状下部構造におけるグローバル資本制の世界的分という新たな歴史段階への突入と認識する。

@そこにおける相克、争闘の本質はサバイバル戦争である。今、トランプアメリカ状況はこの視座で見ると実像がみえてくる。

 

 大阪や阪神間の土地柄や政治状況。

昨日の午前中、公営住宅1Fの保育園の前を通ると、狭い庭に園児たちと父兄があふれ何やら運動会ごときものに熱中している光景に遭遇した。コロナ感染状況などほとんど意に介さないであろう、振る舞いが「いしん」政治によって容認されている、とWはおもった。あまりに密で狭すぎて屋外とは言えない。園児たちは集団で運動もしている。少なくともびっしり狭い場内観戦の父兄を外から観戦させる、という配慮がないのが不思議である。保育園児にコロナ渦の運動会は必要か。保育園側、父母という大人の事情が先行してやっているに過ぎないと考える。

 リストラによって保健所は極端に統廃合され、PCR検査数は足りていない。コロナ感染対策は初期のパフォーマンス政治対応から徹底した経済を回す感染容認政策にかじを切られ、関西マスコミも同調している。

 くわえて大阪市をなくし4つの特別区に分割し、従来の住民市民税、法人市民税、固定資産税など大阪市の財源が大阪府に吸い上げられた後、4つの特別区に分配される、大阪都構想の賛否を問う二度目の住民投票がこの10月に実施される政治利権府議会の旧大阪市を含めた議席配分によって、府議会野党意見は数の力で封じ込められる)経済利権(府に予算が集中すれば、当然、万博カジノ、子育て支援、企業優遇など利権が生じる)府議会与党に集中するのは火を見るよりも明らかで、大阪都構想の第1回目に反対した公明党は与党利権に一転すり寄った。国政で起こっていることが地方政治で再現されている。高齢化社会の綿密な施策に地域単位の主権が必要なのに広域行政区に流れるとは結局、人間の一生よりも目先のカネを求め、しかもこれまでの経済実績の数値を参照するとそれさえ叶えられないという道を歩んでいる。人間労働のロス、カネのロス、そのロスは一部に吸い上げられる仕組みだ、大きくならないパイのうち、これまでより大きなパイをよこせということだ。

 

 という訳で時間もないことなので強引に結論に行くしかないが、

泥沼に蓮の花を咲かせても、所詮、泥沼は泥沼に過ぎない。

wacwacは井原西鶴の発見された墓がどこの寺のどこにあるかも知っていて、何度も参ったことがある。

大塩平八郎の墓前で何度も滂沱の涙を流した。

井原西鶴は江戸初期の元禄時代、大阪が本物の天下の台所であった時代に今読んでも何ら褪せていない好色一代男を書き上げた。

東京が粋(いき)ならば、それに相応するのは浪速の粋(すい)である。

世之介は好色の道を究めようと志し最後まで徹底した

粋(すい)のひとだった。一種の上方落語の<らくだ>世界に通じるものをそこに見る。

キーワードは世間に奇矯といわれようとも選んだその道に全存在をかけた徹底である。

井原西鶴のもう一つの注目作は「日本永代蔵である。(実作者別人説もあるがひとまず置く)

上方商人の倫理と論理を描いたこれまた「好色一代男」と同じく、ショートオムニバスの作品で、キーワードは<ゼニ>と商売繁盛である。

 

 井原西鶴近松門左衛門の時代から150年後の天保期、引退し家督を養子に譲った前与力大塩平八郎が窮乏する経済難民救済を訴え武装蜂起した。

 井原西鶴から150年後の大塩平八郎経済難民救済を掲げた武装蜂起の間に上方と江戸の立場と環境はかわった

江戸は100万都市になり、経済面での主導権も武家社会が200年も続けば江戸に移った。文化面でも1700年代末期からの文化文政時代に浮世絵、歌舞伎、など江戸文化が開花した。

他方、大阪では井原西鶴描くところの<ゼニ>への徹底が経済合理主義を育んだが、元禄時代の文化隆盛は町人文化として定着したが質にみるべきものがなくなり経済格差は広がった一端飢饉になると、住民の4割程度が食えなくなって街中を右往左往するようになった。

要するに、大阪の市中人口25万ほどはさほど変わらず、経済の主導権を握る大商人や町人の発言権が大阪城代に替わって強いまま、

いったん不況に陥ると簡単に貧困が表面化する底の浅い経済状況が武家の経済力の基盤がある江戸と違って際立っていった。

大阪都構想など行政手法の改変で数百年をかけた経済の地盤沈下が静まるわけがない。

もっとシリアスに言えば、戦後からの経済地盤沈下は治まるわけがない、むしろ逆効果になる。大阪都などお笑いの世界であるが被害者にとって深刻な事態である。庶民レベルの主権と資産の上位への移転の大枠が作られようとしている。

 「いしん」政治の本質を語る場合、地元生まれではなく肌感覚のないものにはここまでさかのぼらなければ、よくわからないところがある。

 

 ところが、こういう根深い「いしん」政治と同じ位相の政治が日本中に蔓延する兆候がはっきり表れている

 

                        脇道論議終了!

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結語

泥沼に蓮の花を咲かせても、所詮、泥沼は泥沼に過ぎない。

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>こじつけではなく今回のコロナ集団感染に当たって阪神球団に管理がたりないというだけの批判の洪水は、日本のポテンシャルを下げる方向に働く

>管理を求めるならば、文化的経済的土壌も含めた見解があってしかるべきだ。また具体的なコロナ対策の指摘がいる

                 ↓        ↓

@MLBのようにPCR検査2日に1回やっていたのかどうか。

1週間に1回では話にならんよ

詳細な検討をした結果、スプレンダーは会食以前に球団内にいた、との確率が高い

当局による店側検査でわかることだが、会食を提供した飲食店側が感染源であった可能性は低い。

コロナ感染に対して情緒的見解の空中戦がまかり通るのは、発信者に対する膨大な受け手側にキーポイントに絞った判断基準がないからだ。だから、即チーム管理の問題に飛びつく。しかし、判断基準があれば、スプレンダーは会食以前にチーム内にいた(多分複数)。そこで管理体制を具体的に問う。しかし、責任問題を問うならば、こういう順序をたどったほうが問題点、不備なところがはっきりする。

>短期のPCR検査を繰り返していれば、モンスタースプレンダーや余程の杜撰なコロナ対策がない限り、ここまでの集団感染はなかった。~クラスター陽性率が高すぎる~

分母がスタッフを含めて50人程度、球団関連の出来りのモノ、接触者もある程度特定できるはずで、感染ルートの特定や日常的なロナ対策の不備は洗いだせる可能性が強い。その結果をきちんと公にすることこそが、今回の事態を本当に生かす道であると思う。もっとも集団で遠征しているという不確定要素もある。

対コロナ対策は2日に1回程度の日常的PCR検査の実施も含めて、感染ルートを見極めることから始めなければ、いつまでたってもどうして感染したのかわからない、とりあえず、ルール順守という次元にとどまる。

阪神に限って言えば、二度も多人数感染を繰り返していることから、抗体検査も必要だと思う。

>科学的対処の視点をスルーしてルール順守を呼号するだけでは世の中が窮屈になり安心して経済を回すことの障害になる。

>徹底した検査が社会経済運営の基礎である。それに伴う措置は専門的知見と実行力、公的資金の裏付けも必要である。

もっとも見えるものを見ないほうが前に進みやすいという日本人の特性もある。そういう同調性でうまくいく時と行かないときがある。

>反俗日記は緊急事態宣言以前にコロナ記事を連発したが、その時の得た知識はその後、感染者の減少によって揺らぎかけたのも事実。それなりに費用をかけた備えは無駄だったのか、との想いが強まった。

>夏に向けて、コロナ感染は下火になると予想し、コロナ感染の本番は秋冬と予測したが、湿度、温度の上昇する6月に感染の波が来たのは予想外だったのだ。

>感染増加の波が再びきて、自分の意見が揺らぎかけたことにまず、意識がいった。

@所詮、wacawacはど素人にすぎない。

@しかし、下記の意見は春先に得たコロナウイルス観に基づくものである。

*これから冬にかけてコロナの体外生存時間が長くなる(温度の低い金属板の上、生存期間3日。段ボール上1日。この付着感染の強さがパンデミックを引き起こした。3密などの飛沫感染対策だけではおさまらない)。普通に考えると、今よりも冬を迎えてコロナ感染は広がる。インフルや普通、風邪も流行り混迷するインフルや風邪症状によってコロナの抗体ができるわけがない。また、それらによって体力が落ちたときにコロナに感染したらどうなるのか?高齢者や基礎疾患持ちの抵抗力の脆弱さに普通の風邪にかかったものの免疫力の低下も重なるのではないか。

>もっとも風邪やインフル発症の際にはリンパ球や白血球が大量に動員されるので、杞憂なのかもしれないが、こういうこともアナウンスする必要があると思う。

*徹底して弱いものが、実は執拗かつ強かった。コロナウィルスにも当てはまる。

*RNA遺伝子の漸弱性、動揺性は、次元が違うが、天然ウランが人為的に精製され異常な核分裂を引き起こす位相と似ているところがある。

@ヒトは強い存在ではない!この生きた物質は弱い。

@語の真の意味でのサバイバルはあり得ないのだから~~~。

 

*PCR検査、抗体検査の増加、感染防止環境の整備は諸活動推進の基礎である、とわかる。

>今のままのコロナ対策では世代間も含めたあらゆる格差の拡大に寄与するだけである。

<持続化給付金>受給を契機に事業をたたんだ方もたくさんいると思う。中小零細企業は整理される。受給条件に事業継続認定事項があるのかどうか知らないが。

こういう時期に資本の急速な集中が起こる。それが働くものを支配する力になる。資本主義の法則である。ショックドクトリンが機能する。

東日本大震災福島原発事故をはるかに超える重大事態が眼前に世界で日本で万力のような法則をもって進行中である。

泥沼に蓮の花なんて邪魔なだけだ。