反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

5月27日。日本ダービーディ。一点の曇りもない空一面に霞。腹筋50、腕立て30、スクワット50、鉄アレイ、ハンドプレス、ウォーキング3K階段登り1000段。頭の中も今日の天気と同じでボッーとしてきた。

 やっぱり今日はやり過ぎ。やった後、一日を適当に過ごせたら、それでもいいのだけど、そうはいかないからセーブする必要がある。
 
 処が、精神状態が堂々巡りに陥った時、何を起点として、突破口を開くかと云う点だ。問題は。
精神状態が行き詰った時に、<個体としての人間的物質の内側から、突破口あるいは解決の糸口を見出す>、のが自分がこれまで見出した手法。
徹底した個人主義者としては、自分の中に解決の糸口を見出すしかない。
 
 そういう意味で、ここの処の負荷の掛け過ぎは仕方がなかった。
 
前々日の階段はとても苦しかった。それでも何とかやり遂げた。
昨日の階段は大きな橋の階段の昇って中央までいく正規バージョンにランニングを追加した。
いつもより多めの酒量。10時過ぎ睡眠、4時半頃、目覚め、5時起床。たっぷり睡眠時間を取った訳じゃないのにどうした事か今朝は久しぶりにそう快感を味わった。
だから、勢いに乗って、筋トレ階段登りを全部やった。
 
 その結果、今頃になって、頭がボッーとしているが、丁度今日の天気の様に空一面霞がかかった快晴。
賦っ切れた。
>個々人のココロとカラダには其々、不思議な領域がある、と云わねばならぬ。
十人十色で全部違うのではないか。個々人は其々この地球上でたった一つの特殊な生命体だ。その意味で自分が大事なら、他者も大事。実在するモノは得手勝手に否定できない。全てよし!なのだ。
が、その人間的連鎖はやがてこの地球上から消え失せていく。
抗う事は出来ない。
 
>ゆく河の流れた絶えずして、しかももとの水に在らず。
淀みに浮かぶ泡沫はかつ消え、かつ結びて久しく留まりたる例なし。
>以下、「法丈記」鴨長明の名文は適当に掻い摘んで載せることができないので全部省略。
日本史上に残る名文は論理的、説明的であって流暢。力強く、含蓄あって、しかも無駄な言葉は何処にも見当たらず、全文一体。歴史的時間と空間の経過と雑事の移ろいをすべて説明できている。納得。
日本の古人自身から自立的に湧き起こった思考の最高到達点。
今にも通じる。
 
>昨夕の散歩途中、あるボクシングジムの前を通りかかったら、リング上でトレーナー相手に物凄いハードパンチを繰り出しているヒトに出会った。
左から右へのストレートとフックのコンビネーションだけを思いっきり打ちこんでいるだけだったが、その破壊力は見ているだけで半ばゾッとするモノだった。普通のヒトはあのワンツーを急所を外して撃ち込まれても、一瞬にして、壊れてしまう。急所にもらえば、確実に死ぬ。
全身の爆発力をグローブの先端に一瞬にして、実に無駄がなく伝道している。まさに芸術的。
相手をするパンチンググローブをつけたトレーナーとはワンツーだけの繰り返しをやっていたが、あのパンチの破壊力ではそれ以上の連続パンチは受け止められないのじゃないか、と見ていて感じた。
 
世の中にはイロイロナ人がいるモノだ。
この前、世界戦に挑戦したヒトだった。
敗れたが、層が厚いクラスなのだろうと想う。
リングを降りて、ユッタリトほほ笑む笑顔に優しく、親しみやすいヒトを見た。
頑張れ!
 
>今日は2012年第79回、日本ダービーの日。
今日の15時40分過ぎに約7900頭の同世代のサラブレッドの事実上のNO1が決定する。
この頭数、7900を知って、まだそんな多くのサラブレッドが生産されている事にびっくりした。
かつては1万頭のチャンピオン決定戦と云われていたが、その後の競馬人気の低迷、経済停滞もあって、サラブレッドの生産頭数はもっと少なくなっているのかと想っていたが、意外に多くてびっくりした。
繊細かつ大型特殊経済動物サラブレッドを生産すると云う事は手間のかかる大変な仕事。
一頭のサラブレッドを競馬場まで送り込む仕事はそこから先も大変な手間とカネのかる仕事が待っている。
鞍が付けられるようになって、按上の指示に従って真っすぐ走れるようにする。それから、トラックを走る馬群の中にいて、指示に従って、我慢が出来てエネルギーを配分、温存して他の馬よりも先にゴールに到達できるように教え込まなければならない。
ダービーで上位に来る馬はそういうハードルをクリアーし続けて、頂点の高いハードルに挑んだ結果の勝者たちである。
1着賞金1億5000万円。
その程度は出せないと本当の華のあるレースは成り立たない。
日本の場合、1着以外に5着まで、相当な賞金が用意されているが、こんな事は世界でも例がない。
2着6000万円、3着3800万円、4着2300万円、5着、1500万円。
競馬ファンにとって、馬券対象となるのは3着まで。
しかし、施工者、競馬サークルにとっては5着まで大いに関心を持たざる得ない。その意味もあって、掲示板の審議は慎重になる。
競馬サークルにとってレースは煎じつめれば、経済行為である。
サラブレッドは人類史上最高の競争する経済動物とも云える。
また、サラブレッドレースはイギリスに端を発し、何百年も経過し、施工されてきた途上で世界中に広まり、多くの観衆を呼び込み、競争能力の向上に営々と改良、工夫が凝らされてきた。その凝縮点がサラブレッドの血統である。
超大型草食動物である普通の馬のDNAの中にある自然な傾向は臆病、集団性であり、他馬より先に前に出る感性に乏しい。そのDNAに逆らって、たった3頭の馬のDNAを引き継いで中から350年程のゴール板を1着で到達できるように品種改良したのがサラブレッドであり、馬の本来持つ強固な本能に逆らった異常性のある傾向を人間が積み重ねていった。だから競馬場にいる優秀なサラブレッドは馬本来ではなく、一種の獰猛な動物と化している。
 ま、そういう事でこんな人間本来の生活と無縁な無駄な遊び(ギャンブルと云う側面も加味して)に真剣に取り組める人間が、一国に多数存在し、8000頭ものサラブレッドが膨大な手間暇カネをかけて生産育成されていると云う事自体、その国のあらゆる意味でも成熟度を表していると、云っても過言でない。文化程度と云ってもいい。
 
 >記事を更新しない間に様々な方面の統計数値や資料を知識と教養が足りないながらも、読み込んできた。
その結果、ボンヤリトではあるが結論めいたことが浮かんできた。
>>日本は世界の先進主要国のパフォーマンスに比べて、まだまだ大丈夫!
焦って、余計な道にそれてしまうのが一番いけないのじゃないか。
国民が不必要にツマ先立って、先を急ぎ、間違った選択をするのが一番いけない。
今は戦前と違う。少なくとも国民に選択権が与えられている。
国民がしっかりと腰を落ち着けて、判断でききれば、大きな歴史的間違を犯さない。
 
>ただし、中長期的なスパンで見て、日本国家としての世界に対する経済力の後退は絶対に避けられない。
それを証明する数値や資料はほぼ用意できた。
この前提に立っての焦らない慎重な目先の政治選択の姿勢が国民の側にいる。
後退して行っても比較的キチンとやっている国はイギリス、オランダなど例がある。
政治家や軍人がしっかりしていたと云うよりも、国民の側がしっかりしていた。