反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

日本アニメ、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の第1話でルルーシュが発した「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」というセリフの元ネタはフィリップマーローとチェゲバラの合成パクリと判明。

 ヨシッ!大切なときである。今日もいこう。
まず昨日の記事の気になるところ。
大橋巨泉さんの週刊朝日掲載の記事を阿修羅がアップしたものをコピーした。
昔から、野坂昭如さん(1930年昭和5年~S20年15歳)、永六輔さん(1933年昭和8年~S20年12歳)、大橋巨泉(1934年昭和9年~S20年11歳)を尊敬してきた。
 
>「なお「土曜ワイドラジオTOKYO永六輔その新世界」は終了しますが、永六輔さんの新たなレギュラー番組がスタートします。
新番組は、毎週月曜日夜6時~7時30分放送(番組タイトル未定)。
初回放送は9月28日(月)となります。」
彼らの中に戦後民主主義が詰まっている。自由闊達、クリエイティブ、それでいて心の底に芯がある。キチンとした自己の価値判断の基準がある。
 
2015年8月15日の祈念記事では野坂昭如さんの野坂昭如著「火垂(ほた)るの墓」をもう一度アップした。
8,15前後に、アニメの「火垂(ほた)るの墓」がテレビで放映されていた。正視できなくなることが分かっているので、みなかったが、複雑な心境だった。

「If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.」
「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない
強くなければ生きてゆけない。その資格がないのに、(アニメの「火垂(ほた)るの墓」)を正視できない。
 
>しかし、コレが正確な訳文だろう。
「ハードでなければ生きていけない、ジェントルでなければ生きていく気にもなれない
矢作俊彦『複雑な彼女と単純な場所』(新潮文庫、1990年12月)
 
 
「Take my tip—don't shoot it at people, unless you get to be a better shot. Remember?」
文字通りの直訳では、次の意訳と違うのではないか?
「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」
そこで調べてみた。
 
(1)YAHOO知恵袋
英語に詳しい方お願いします。 Take my tip—don't shoot it at people, unless ...
W。違うな。「大きなる眠り」のその場面の前後関係を検討しなければ正確な訳文にはならない。
 
(2)あらゆる元ネタ由来を集めるサイト タネタン http://moto-neta.com/anime/utteiinoha/
W。正解!日本アニメ、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の第1話でルルーシュが発した「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」というセリフの元ネタは
 
「撃っていいのは~」の部分を含む原文は以下
I brought you back your artillery. I cleaned it and loaded it up.
Take my tip-don’t shoot it at people, unless you get to be a better shot. Remember?
「直訳すると、「武器(銃)を返してやる。清掃して充填も済んでいる。だがいいか、決して人に向けて撃つな、撃たれてもいいというのでなければな。分かったか?」という内容である。
W。この場面で、「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」のセリフはあり得ない。
 
「don’t shoot it at people~」以下の部分が「撃っていいのは~」にあたり、
本来ならば「撃たれていいのでなければ人に向かって撃つな」という意味であるが、
「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」と意訳されている。この意訳の出典は不明だが、こちらの方が決めゼリフとしてはカッコイイ。」
 
W。カッコいいとは思わんな。どこかヘン。前の格好良すぎる意訳と同じで、ピンと来るんだよ。
「大いなる疑問」。
 
>そこで元ネタを追及する。
課題。
「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」はアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の主人公ルルーシュランペルージ(ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア)が発したセリフ。
第1話「魔神が生まれた日」にて、ギアスの力を得たルルーシュブリタニア軍に銃を向けられた際、こう言い放った。」←この場面設定に注目!「大いなる眠り」のセリフの場面とまったく違う
どうした?撃たないのか相手は学生だぞ?それとも気づいたか?
撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだと
         ↓
チェ・ゲバラ名言まとめ(日本語、英語、スペイン語
最後の言葉:
私を殺しに来たのだろう。撃て、臆病者め。お前の目の前にいるのはただの男だ
I know you are here to kill me. Shoot, coward, you are only going to kill a man
-Sé que has venido para matarme. Dispara cobarde, que sólo vas a matar a un hombre
 
元ネタの元ネタがはっきりした。フィリップマーロウとチェゲバラの合成パクリだな。大したものだ。器用さばかりが鼻につく。
底が浅い閉じられた円環の中で、うぶな輩がその気にさせられているのだろうか?。←もちろん、アベ等に同調し易い体質の特定有権者を指しているのであって、立ちあがった学生諸君のことではない。彼らを尊敬する!今のところ何も云うことはない。しかし、迎合はしない。譲れない世界がある。
 
 引用する
「*>したがって、民主主義の闘いは、グローバルであることが求められると同時に、各々の国民国家内での固有な営みを決して軽視してはならず、むしろ主戦場は国内にあると考えるべきなのである。」
W。最後に、静かな日  医療構造改革に抗して 野田浩夫 は次のように結論付けている。
「これは結局、 よく言われる think globally,act locally  ということに決着するといっても良い。
しかし、この本を読む前と後では、こんな手垢にまみれた言葉の意味も違って見える。」
W。「日記」のような反国家主義者には古臭いとは思えない。
 
kim hang 「帝国の閾(しきい)」 引用
「この二つの自由主義が『進歩的』にいけ取られるところに、日本ファシズムの『実際問題の実地』が横たわっている、というのが戸坂潤の診断だった。
>それゆえ彼は『日本は世界的な角度から見られなければならぬ。』といいながら『コレは、日本は民衆の立場から見られなければならぬと云うことに基づくのである。』
すなわち『実際問題の実地の解決』のための『包括的で東市的な観念のメカニズム』は世界と云う普遍性と民衆と云う党派性が結合した理論構造を意味したのである。」
「従ってこの唯物論者が小林秀雄(W。日本の保守思想は小林的思想に尽きる)に対するもっとも峻烈な批判者になったのは当然のことである。」
W。付け加えると、日本の小林秀雄的保守思想の立場からも、アベ路線への批判が噴出している。
 
日本を世界的な角度から見れば、上記のような仕掛けに気づく。

個人的にはこのほうフィットする。自分に合った服が良い。
 
人間が弱いのは群れられないからではなくて、群れるから弱いのだ 竹中労
W。逆説的だけど、そういう場面に真実がある。
 
https://www.youtube.com/watch?v=HbowFXNcOxA    二木紘三のうた物語より、引用
1 今はもう秋 誰もいない海
  知らん顔して 人がゆきすぎても
  私は忘れない 海に約束したから
  つらくても つらくても 死にはしないと
2 今はもう秋 誰もいない海
  たった一つの 夢が破れても
  私は忘れない 砂に約束したから
  淋しくても 淋しくても 死にはしないと
3 今はもう秋 誰もいない海
  いとしい面影 帰らなくても
  私は忘れない 空に約束したから
  一人でも 一人でも 死にはしないと
  一人でも 一人でも 死にはしないと

    坂口安吾堕落論」より。宮沢賢治の遺稿、「眼にて言ふ」
だめでせう
とまりませんな
がぶがぶ湧いているですからな
ゆふべからめむられず
血も出つづけなもんですから
そこらは青くしんしんとして
どうもまなく死にさうです
けれどもなんと風でせう
もう清明が近いので
もみじの若芽と毛のやうな花に
秋草のやうな波をたて
あんなに青い空から
盛り上がって湧くやうに
綺麗な風が来るですな
あなたは医学会のお帰り何かはわかりませんが
黒いフロックコートを召して
こんなに本気でいろいろ手当てをしていただけば
コレで死んでもまづは文句もありません
血が出ているのにもかかはらず
こんなにのんきで苦しくないのは
魂なかばからだをはなれたのですかな
ただどうも血のために
それが言えないのがひどいです
あなたの方から見たら
ずいぶんさんたんたるけしきでせうが
わたくしから見えるのは
やっぱりきれいな青ぞらと
すきおとった風ばかりです

<酔って死んじゃあ、男じゃねぇ!> 国定忠治
刑場に引き出される前の役人とのやり取りの言葉。

「忠治よ!おまえも年貢の納め時だなぁ。手も足も利かなくんなっちまってざまぁねぇやなぁな」

 「うるせぇ、こちとら、伊達や酔狂で、博徒をやってんだよ!小役人が偉そうな口を利くんじゃねぇやい」

「はは、普通は伊達や酔狂ではやらねぇというんじゃねぇのか?
全く学がない奴はやだねぇ」

 「だから、おめぇら、小役人は出世しねぇのよ。 まぁおいらの気持ちは大樹さま程じゃねぇとわかんねぇかもな

「盗人猛々しいとはお前の事だ。よりによって公家様の名をかたるとはいい度胸だ。
な~んて、言っても、お前も今日限りだせいぜいほざくんだな。」

 「けっ」

「ほら最期の酒だ。もう一杯いくか。」

 「じょうだんじゃねぇや。 こちとら男を看板にいきてきたんだ。 磔が怖くてよ、酒を何杯もかっくらって
  酔っちまったらどうすんだい。
  酔って死んじゃ、男じゃねぇ!、てっよ」