公式戦が始まっても、気が向いたときにラジオ、TVプロ野球を視聴する事に決めている。
オリックスの先発投手陣の金子千尋、ディクソン(対阪神OP戦2戦目で撃ちこまれたのが不思議だった)の投げる映像は見たことがあった。西勇輝 - Wikipediaは名前だけ知っている程度で、球歴、実績は全くと云って良いほど知らなかったが、初回からの投げっぷりを見て感心した。
調べてみおると、侍ジャパンの銘バーに選ばれるレベルの投手だっ。納得!
>本人も「まさか」 オリックス西、プロ7年の成績と“右肩上がり”年俸推移
ドラフト3位指名。甲子園で格別に目立ったわけではないが、当時から投手としての身体の使いかたがよかったのだろう。投手としてうだな力を使わない抜群のバランス感覚がある。金子千尋の例があるようにオリックスのスカウトに見る目があったのだ。OP戦第1戦に先発した2015年ドラフト1位の投手もネームバリュー以上に見どころと成長の可能性を秘めた投手である。今年のドラフトの左バッターの石井も小柄だが良い打者である。
阪神のスカウトはトンデモナイ選手を上位指名すること有名である。指名さえた選手の実名を挙げるのは控えるが、外野守備がまるっきりで、ミートする瞬間に首をほぼ真横にかしげるドラ1の選手。このケースなど、目線の移動がプロに入って問題ないのか、外野守備に問題がないのかと云う最低限の確認さえ、球団サイドで意見が統一されていないと思われる。
今年のドラフト2位指名の捕手も大学通算打率が低すぎるし、顔つきからして、サラリーマン向きであり、プロの荒波にもまれて成長していくように思われない。アマ野球でそつなく立ち舞われることと、プロでのしていくことと事情が違う。数年前、開幕東京ドームでリードして10点も献上した捕手と雰囲気が良く似ている。要するに彼らに共通するのは、学業成績の良いアマ選手である。なぜか阪神はこの手のタイプを評価する。
西は今の投手では珍しくなっている振りかぶって投げるオーソドックスな投法で、足を上げて軸足に体重を移動し、スムースにリリースポイントに向かってボールに体重を移動する流れるようなフォームである。弓をいっぱいに引いて放つようだ。このようなフォームで投げる投手は両リーグにいなのではないか。
ボールに体重がのってリリースしているので、横からみると糸を引くような球筋であり、コレはストレートがホームペレートに向かっても、急速が落ちないで、打者目線からすると、低めの球でも打つ瞬間にボールが伸びてくる。
一回の表
*1番、高山 空振りの三振を喫する 1アウト
W。このとき、高山は、最初から撃ちにいかず、珍しく球筋を見極めてカウントを悪くして、やや低めのストレートをフルスイングした。おそらく高山としては、自分の好きなゾーンに来たと瞬間的に判断し思いっきり振りぬいたのだ。
横から見ていて振りおくれではなく、タイミングは合っているようにみえて、きれいなフルスイングのバットの軌道がボールの下を通過した。見ていて納得できる気持ちのいい三振だった。
高山は西の投球にプロとのレベル差高さ、と述べている。
*2番、横田 レフトへのヒットで出塁 1塁
W。ストレートに逆らわず、上からコンパクトに叩いて三遊間に流したクリーンヒットだった。
OP戦出ずっぱりで打撃成績第3位の横田 393は、内野安打が多いことと、こういう動物的な読みが、なぜか打席で実行できた結果である。高山の打席を見ていて、ミート中心に切り替えたと思われるが、流し打って、バットに芯に当たるのだから不思議である。
*1塁けん制:ランナー横田戻りきれずタッチアウト! 2アウト
W。クリーンヒットを打った直後、盗塁の意欲満々で左足を1塁のアンツーカーの円状に掛けるぐらいに大きなリードの位置に近づき、さらに一歩踏み出し右足に体重を乗せた瞬間、西投手の素早いけん制が決まった。
>この投手はけん制の素早い身のこなしは右投手では最高レベルである。コレでは大きなリードを取れば、帰塁をいつも体感しながらのリードとなるので、ほんの少しリードの幅が狭まるし、スタートのタイミングがずれる。
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*3回の表 ↓
横田 小谷野(一)の悪送球により出塁する 1塁
一塁走者横田:すかさず初球から盗塁を試みるもアウト 3アウトチェンジ。
W。この時の横田は「左足を1塁のアンツーカーの円状に掛けるぐらいに大きなリード目指す位置」までリードできず、スタートのタイミングも合わないのに無謀なスタートを切った。
横田が出塁いしたとき、思わず自分は「横田!走れ!」と声をあげた。一回やられたかといって、自重しては、ダメのなのである。横田のOP戦とはそういうものである。左腕のけん制も含めて(世界の盗塁王福本豊によれば左投手の方がモーション全体が視野に入るので、微妙な癖がつかめて盗塁し易かったそうだ)西のような最高レベルけん制をする右腕投手も1軍の中には偶にはいて、絶好の機会とすることができる。走らなければ、身体にけん制アウトと盗塁失敗が刻み込まれない。
動物的感の働く横田は、この状態で走ればどうなるかは分かっていたはずだ。
この盗塁はベンチからのサインによるものとみた。
>西投手は平均的に140キロ半ばのストレートを投げ、この日のMAXは148キロで変化球も切れる。しかし、弱点を探すと、ワインドアップもセットポジションも投球フォームがきれいすぎて、タイミングが取り易いところではないだろうか。
また、球が軽いように思われる。
しかし、実際に高卒3年目で、いきなりこう云うことをやってのけている。阪神、外野手横田に驚くことはない。
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3回の表 梅野 カウント1-0からライトスタンドへのホームランで阪神先制! オ0-1神
W、ライトポール際のホームランだったが、梅野のそんなHRは始めてみた。出会い頭であったが、梅野のスイングの軌道は今までTV画面でしか見たことがなかったが、3塁内野席からの角度からみると、実に理にかなっているのが分かる。TV中継には死角があり、ファンはその選手を総合的に評価できないと気づいておく必要がある。TV中継はあくまでも特定の視角から、プレーの結果を伝えるものだ。
梅野のスイングの軌道は、テニスのラケットの振り方のようにミートポイントのバットが線になっているから、向かってくる球に対するミートポイントが点ではなく線となる。
コレはバックスクリーン左横の定点のカメラ映像では分かりにくい。
W。コレと対象的なスイングの軌道が岡崎太一捕手である。
球団はこれまで岡崎に関して十分、金銭的保障をして現在に至っている。
次に、社会人時代の試合もな見ており、(松下同期の久保康友を指名すべきだった)気になる存在であり続け、その以後の名前さえ聞かれなくなった経過と突如、2016年の新体制のシーズンにおいて一軍正捕手候補に抜擢された事態に対して、宗教繋ぎりのエコひいきの臭いをかぎつけている。
岡崎を持ち上げるマスコミ人士はほとんどこのつながりである可能性がある。
最後に怪我もなかった12年間があまりにも謎であり過ぎる。このようなエースは今までのプロ野球界にになかった。
岡崎の打撃フォームは投じられたベースに向かって来る球に対して、当てたい一心から、自らのアクションで間合いを取らず、1,2,3で横からみると半円形の弧を描くようなスイングの軌道をしていることがはっきりと確認できる。
バットの先端が寝て、上半身と下半身の始動がほぼ同時のスイングである。
ミートポイント梅野とまるで違って戦ではなく点となる。
このような場合特定のコースの特定の球種がたまたな芯に当たるだけであり、公式戦に向けて投手が仕上がってくると、まるっきり打てない様になる。岡崎が最後にヒットをうったのは1週間以上前のメッセンンジャー登板の時のレフト側への2本の長打であり、その後無安打のはずである。(その後メッセンジャーが岡崎捕手で2軍戦に登板して1安打ピッチングをしていることから、10日弱、前から無安打のはずだ、)
付きっきりの指導で撃ち方が変わった、といっても、ソレが簡単に身に着くようならば、ドラフト自由枠入団以来12年間、2軍の正捕手にさえなれない様な事はなかった。岡崎の場合、打てないだけではなく、ここ一番の極端に弱い、心の問題もある。
*7回裏 オリックスの攻撃。捕手岡崎。2アウト、投手小嶋。
縞田 デッドボールを受ける 1塁
5:1塁縞田→代走:鈴木昂
>6: 小嶋(投):暴投 2塁
7:伊藤 ランナー2塁の3-1からセンターへの同点タイムリーツーベース!
8: 打者伊藤は2塁を回って3塁に向かうもアウト! オ2-2神 3アウトチェ
>W。「小嶋(投):暴投 」を岡崎は一端、止めていたが後ろにそらしたのである。
リプレイを見なけらばわからないが、前にはじけたかどうかは微妙なところとみた。
8回の裏、オリックスの攻撃。
1:投手交代:小嶋→高橋(中日からFA移籍、数少ない左腕の貴重な中継ぎとして期待されている)
2:吉田正 ライトへのヒットを放つ 1塁
3:1塁吉田正→代走:小田
4:西野 見事送りバントを成功させる 1アウト2塁
5:糸井 内角のフォークを見送りフォアボールを選ぶ 1,2塁
6:モレル ファウルフライを今成(一)が捕球してバッターアウト 2アウト
7:ボグセビック 死球を受ける 満塁
8:投手交代:高橋→歳内
9:小谷野 一打勝ち越しの場面で外角のストレートを打つもレフトフライ 3アウトチェンジ
W。結局、暴投以降、回をまたいで、キャッチャーボックスの岡崎の動作がお手玉したりして急に落ち着きをなくして、投手との間合いが、悪くなっているように見えた。
公式戦を前にしたチーム全体の問題は、中継ぎ左腕として期待するFA移籍の高橋を満塁で降板させざる得なくなったことだ。
>7回から9回の岡崎の動きに注目すると、急にバタバタしているとみるか、機敏な動きをしていしているとみるか、対岡崎太一感によって見方は180度違ってくる。自分は所詮、OP戦、捕手はそこまで動く必要はなく、格好だけ付けているとしか見なかった。
ココで撃ちこまれるとFAスズキの公式戦に尾を引く可能性も無きにしも非ずで、交替は適切な処置であるが、替わった歳内の撃たれたあたりは、レフトフライではなく、センターよりフェンス手前の良い当たりで打球が上がり過ぎたためぎりぎり捕球できた。
岡崎であれば、小宮山、鶴岡が上である理由は、ここ一番に弱くミスも出る(グラウンド上で無駄な言動が多く別人になる)、ヒット性の当たりが期待できないスイング軌道をしているなど、プロ1軍にふさわしくない心技体である、所にある。宗教がらみのエコひいきはやめてもらいたい。