反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

海上保安庁、(海洋情報部)は南海トラフ巨大自身調査結果を、なぜか英国「ネイチャー」誌に真っ先に発表。~ネット上の一番分かり易い解説は英国の危機管理会社の記事。*南海トラフ地震の原理を再確認する。

          <付録>
    (水辺でよく見られる鳥)
2016年5月24日、港に面した展望デッキから見たⅠ羽の鴨の姿かたちは冬の鴨ホシハジロに違いないのだが?。水の中に突き出た大きなコンクリートの上でのんびり日光浴をしていた。そこで調べてみると、ホシハジロは5月でも本州でも稀に見られる、とわかった。
う~ん。もしかしてあのホシハジロは冬場でも仲間群れからずっと離れたところで、いつもたった1羽でいた鴨なのかもしれない。北の大地に帰らないのかな?


 南海トラフ地震起こす「ひずみ」 初の実測分布図を公開 ~朝日新聞デジタル 5月24日(火)0時28分配信~
 
  TBS放送番組冒頭引用
「巨大地震が想定されている南海トラフ震源域で、地震を引き起こす「ひずみ」がどの領域に多くたまっているのかの分布が初めて明らかになりました。
これは海上保安庁などの研究チームが24日、世界的な科学雑誌「nature」の電子版で発表したものです。」
          ↑                                   ↑
W。発表の内容以前に、この疑問が沸き起こるのが、真っ当な反応。基本スタンスとすべきだ。
                                   ↓
「*わかりやすすぎるメディアの動きです。
しかも、海上保安庁が情報を発表したのは、イギリスのネイチャー電子版って、なんじゃそりゃ?
 日本にとっての超重要情報だろ、なんで真っ先に海保の公式ウェブサイトや主要各紙に発表しない?」
 
W。まだ疑問が尽きない。
 
なぜ3流官庁海保?国家プロジェクトはなし!海上保安庁の海洋情報部毎日新聞発)という部署が今回の観測をやっている。
この観測と気象庁地震観測及び大学などの研究チームの地震研究を国(政府)が統括して管理できていない。内閣危機管理室は大災害発生後の対応である。
 
東日本大震災に連動した福島原発事故は、原発監督官庁通産省の一部局と現場の東京電力政府首相官邸)の監督管理責任指揮系統の不明確さによって、官民の利権原発ムラの原発安全神話が暴走し、引き起こされた<人災>の側面があった。
 
付加体列島日本の原住民は巨大地震発生不可避の現実を直視したくない、と云う「動物的本能」が働く(無常観)。
加えてグローバル資本制の「今だけ、カネだけ、自分だけ」の非地震国欧米発祥の自然発生的新自由主義イデオロギーの日本版にとって
巨大地震へのリアルな日常的対策のような非経済的プロジェクトは疎んじられるのである。だから、地震研究や予知もバラバラのままでよいのだ
 
*******海上保安庁南海トラフ地震調査の関連記事一覧(9本)
 

    <太平洋側の巨大地震発生のメカニズム>~W。原理的な事柄を図解入りで再確認。
>英国の危機管理会社のネット記事が一番、簡潔明瞭解説できているのはどうした事か?
福島原発事故の際も、外国発の情報が迅速、かつ適切だった。
海上保安庁海洋情報部の調査成果を真っ先にネイチャーに発表する理不尽な行為と深いところで繋がっているとみる!
ネイチャー電子版に載っている海上保安庁の論文を探そうとしたが時間不足だった。残念!
 
             ニュートンコンサルティング、マネージメント 引用
       ~W。クリックすると拡大図~
イメージ 1要点引用
「地球の表面は、十数枚の厚さ100kmほどの大きな岩盤に覆われています。そのうち、北米プレートフォッサマグナ - Wikipedia。 中央構造線 - Wikipedia
この二つの解説のもっと根本的な日本列島の組成のでき上がる過程の図は
「反俗日記」に何回も掲載した!
日本列島の太平洋側半分は揚子江付近にあった。このとき、フィリピン海Pも太平洋Pもなく、代わりに<イザナギP>~移動方向は当然にも、北東寄り~があった。
 
天下泰平 掲載図使用
~W。拡大図はクリック~
イメージ 2
ユーラシアプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートの4枚が日本列島の近くで接しており、日本列島はちょうどその境界に位置しています。
 
>重要 南海トラフの説明
静岡県駿河湾から九州東方沖まで続くフィリピン海プレートユーラシアプレートの境界は、トラフと呼ばれる、水深約4,000mに及ぶ大きな海底の溝となっています。これが南海トラフと呼ばれているものであり、大規模で活発な活断層となっています。
*********
 
                                                                                  <南海トラフ巨大地震発生のメカニズム>
イメージ 3
「太平洋プレートとフィリピン海プレートが海側にあり、日本列島がのっている陸側のユーラシアプレートと北米プレートの境界の下に、1年に数cmというゆっくりとした速さで沈み込むように移動しています。←W。地球規模と比較するとユックリではないな!
 
この時、海側のプレートの沈み込みにともなって、陸側のプレートの端が巻き込まれて曲げられていき、岩盤に歪みがたまっていきます
この歪みがある限界を超えると、陸側のプレートの端が跳ね上がって地震起こします。
南海トラフ地震は、この4枚のプレートのうち陸側のユーラシアプレートフィリピン海プレートの境界で起きる地震を指します。」
 
「この南海トラフ沿いで起きる地震は、発生する地域により3つの地震に区分されています。
 
A、すなわち、四国沖から紀伊半島沖で発生する南海地震
 
B、紀伊半島から浜名湖にかけて発生する東南海地震
 
C、浜名湖から駿河湾にかけて発生する東海地震です。
 
これらの地震同じ南海トラフに連なることから過去の事例からも互いに連動して起きることが知られています。
 
いずれの地震でも、陸側の跳ね上がったプレートにより海水が持ち上げられ津波が発生して被害を大きくすることが危惧されています。
*************
 
       <過去の南海トラフ巨大地震
~歪みがたまりはじめることになり、それがまた限界に達すると地震が発生するというサイクルを繰り返す~
過去に起きた南海トラフに関係する地震を見ても100~200年の周期で発生。
W。海側のフィリピン海Pと太平洋P<イザナギP)が常に陸側のユーラシアP側に沈み込むのは太古から不変。 
>南海地震東南海地震東海地震とも連動しているため、短期間のうちに立て続けに起きる傾向にあります。
 
過去の被害状況も四国地方、関西地方、東海地方、九州地方と広範囲に及んでおり、
特に津波による被害が大きかったことが記されています
 
現在の被害想定に関しても、内閣府の中央防災会議防災対策推進検討会議の下に設置された「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループで、
特に津波対策を中心に実行できるものから早急に強化していくことが重要であるという認識のもとに中間報告が発表されています。
 
W。現実的対処は個々人に任すという事です。
      ↓
<身近なところからの安全確保>
国や各自治からは南海トラフ巨大地震に関連する被害想定が発表されており
特に津波が到達する沿岸地域については大きな被害想定がなされています。
過去の南海トラフ巨大地震の発生時期を見ていただいた通り、
残念ながらいつこれらの巨大地震が発生してもおかしくない時期に差し掛かっていると言わざるを得ません。
まずは日頃、身近なところから安全確保を図るための準備を進めていただくことが肝要です。
1968年 日向灘地震 - Wikipedia
地震の発生確率
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1944年(W戦時中) 昭和南海地震 - Wikipedia
「東海地域の軍需工場が壊滅的な打撃を受けたことを隠匿するため、「東南海地震」に変更したとする説がある」
1945年前後にかけて4年連続で1000名を超える死者を出した4大地震鳥取地震三河地震南海地震)の一つである(#震源域も参照)。一般に死者・行方不明者数は1223名を数えたとされる。
東南海地震震源域で発生した<前回の巨大地震>である安政東海地震から90年ぶりでの発生となっている。」
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「>年齢が2千万年程度の若いフィリピン海プレート沈み込み帯であるため、
フィリピン海プレートは薄く比較的高温でプレート間の固着が起こりやすい
GEONETの観測からプレート間の固着による東海沖・南海沖の広い範囲でプレート間の滑り遅れが確認され、地震カップリング率[注 1]が高とされている」
********
 
「”第二次世界大戦中と大戦後に起きた4大地震は、戦中戦後の国民の士気を下げない為に、殆どの記録が闇に葬り去られてしまったと言われており、現在、僅かに残されている資料の数字もかなりの修正を掛けられている可能性が高くなって来たとのコメントも出始めていると言われています。”」
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1943年の鳥取地震、1944年の東南海地震、1945年の三河地震、1946年の南海地震、「戦中戦後の4大地震」と言われている。
しかし、これらの地震は戦火と戦後の混乱に埋もれ、震災そのものが十分に伝えられているとは言いがたい。
だが、終戦を挟んだ昭和の地震活動とその被害は、今後の日本の防災にとって極めて重要な教訓をはらんでいる。
~しかし、同地震の被災記録は戦時中の報道管制でほとんど残っておらず、詳細ははっきりしていない。
 
津波の被害に遭った三重県、島勝浦の住人の証言
「昔から、地震がきて二時間後ぐらいに津波が来るW?、と伝えられていましたが、この津波は直ぐに来ました。磯は皆、真っ赤になっていました。湾はすり鉢のように見えました」
東南海地震のわずか37日後、1945(昭和20)年1月13日午前3時に内陸直下型の三河地震が発生
海溝型地震の前後に直下型地震が頻発する傾向のあることは、歴史的に知られている
東南海、南海地震南海トラフ(浅い海溝)を震源とする海溝型地震で、
残りの3地震南海トラフの活動に誘発された直下型地震
W。その逆も歴史にあった。
1703年元禄地震 - Wikipedia→(縁起を担いで宝永と年号変更→1707年宝永地震 - Wikipedia
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イメージ 5>「地震学者は、今の日本列島が終戦前後と同じような地震活動のピークに向かっていると考えているという」
>「地震調査委員会によると、南海トラフでM8~9級の地震が発生する確率は、今後30年以内で60~70%、50年以内だと90%程度以上としている」
 
また、国が発表した被害想定では死者数は最大で32万3000人。そのうち津波による死者は全体の7割の23万人に達するとしている
 
 
 ハザードナビ 図と引用
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< 南海トラフを発生源とする過去の地震