反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

監督の仕事は、選手時代とは次元の違う特殊な能力が必要だが、解説者にもソレは云えることだ。舌鋒鋭く巨人の長所短所を批評する牧野茂の書いた新聞記事を見た当時の巨人監督・川上哲治はコーチに招へい。

交流戦 阪神3―8ロッテ(2016年6月8日 QVCマリン)
昨夜は放送終了までじっくり見た。いつもアナウンサーと解説者の余計なグランド内の出来事への音声介入を遮断するため消音状態にしているのだが、江本孟紀 - Wikipediaさんが解説しているようなので音声付きだった。
ところが解説者がもう一人いた。大石大二郎 - Wikipedia(W。選手時代の活躍は風のうわさ程度に知っていたが、引退後の指導者~オリックス監督まで務めた~としての経歴もナルホドレベルである、と解った。無知だった。が、阪神には今まで関心がなかったのではないか。)と云う方で、生半可に仕入れた阪神情報をここぞとばかり垂れ流す。ほとんどメリハリの効かない分かり切った事ばかりで、江本さん得意の毒舌とユーモアを交えた持論が余り聞けなかったが、江本さんはさすが大人。しゃしゃり出てくる大石大二郎に好きにさせて(、ポントポイントで持論を小出しにしていた。←W。江本さんが後ろに控えた事情のウィキペディアでわかった。
 
そういう事で消化不良だったが、グランドのつまらない試合も最後まで視聴できた。
 
監督の仕事は、選手時代とは次元の違う特殊な能力が必要だが、解説者にもソレは云えることだ
江本さんが「ベンチがアホやから野球がでけん」で止めてから、解説者の仕事に就くときに、ボイストレーニングに通っていたという記事を週刊文春で知ったときに、感動した。
江本さんは解説者の職能としての特殊性を日本プロ野球界で自覚した魁であった
そういう観点から野球解説者の仕事をグランドの出来事と並行して、1個の独立したものとして聴いているので、解説者個々の才能がなんとなくわかる気になっている。
金本氏の監督としての能力に強烈な疑念を抱いたのは、解説者時代の言動(言説)によるものである。
矢野は論外。聴くに耐えなかった。
V9時代の川上哲治 - Wikipediaさんが、巨人と縁もゆかりもない名参謀の牧野茂 (野球) - Wikipediaを理由は有名である。
「反俗日記」はこのことを前提に、解説者時代の金本、矢野の言説は野球現場の指導者に相応しくないと主張している。リアルな野球現場で適切な采配を振るう事ができるヒトは、解説者時代にそれなりの言説を披露しているものだ。
ましてや阪神球団と云う難しい球団の監督作戦参謀を選抜するときは、彼らはネット裏でどんな仕事をしていたのか、プレイバックしてでもきちんと調べて決断すべきだった。
Wならやるね!録音を取り寄せてじっくり検討する!恣意的な周囲の意見を聞くより、<生>の方が判断に狂いがない。
もちろんコレをやるのは球団首脳、オーナーサイドだ(やったことはなかろう)。ファンもその程度の視点は持ってから、「将来優勝するため今は我慢の育成の時期~云っとくが彼らに任せておけば我慢のしっぱなしになる。元々才が決定的にないのだから如何ともし難い!~」のような絵空事を語ってほしい。
 
~大学の先輩である杉下茂監督が辞任したことを受けて同年退団。
地元の名古屋市で、スポーツ紙「デイリースポーツ」。所属の野球解説者として野球記事を執筆していたW?中日新聞系のスポーツ紙ではなかったか?牧野は典型的なドラゴンズサイドのヒト
それを川上が引き抜いた眼力。 仲良しグループを集めなかった懐の深さ、冷徹さ、私情を捨てて勝負に掛ける執念<政治力と云い換えても良い>。もうこの時点でV9は半ば約束されていたと云って過言でない
 
舌鋒鋭く巨人の長所短所を批評する彼の書いた新聞記事を見た当時の巨人監督・川上哲治が、その内容に感銘を受け、コーチとして迎えることを決意
 
1961年のシーズン途中に巨人の一軍コーチとして入団した。
当時、自球団出身者以外の者をコーチとして招聘したのは巨人ではもちろん、他球団においても例がなかった。川上監督はロサンゼルス・ドジャースで実践され、成功を収めた組織野球戦術「ドジャース戦法」(スモールベースボールの礎)をチームに根ざすことを考えていた。
 
牧野の執筆した記事を読んだ川上はその野球理論に惚れ、ドジャース戦法導入のキーマンと考え、コーチとして入団させた
それまで「特別練習」と呼んでいた練習をより強い意味にしようという思いから「特別訓練」、略して「特訓」という言葉を生み出した。これがマスコミによって喧伝され、現在では誰もが当たり前に使う言葉として定着した。
この年の巨人のキャンプはドジャースがスプリングトレーニングを毎年実施しているベロビーチで行われた。」
「牧野はチームの帰国後もアメリカに残り、ドジャーズ戦法をはじめとした組織野球戦法の研究に努めた。
ボロボロになるまでドジャースの戦法』を読み耽りその内容をすっかり丸暗記してしまった。
 
1963年春にはベロビーチでその著者であるアル・キャンパニスから直接指導を受け、「守備練習こそが勝利への直通路だ」と結論付けた。
そしてその成果は1965年から1973年までの9連覇という形で現れる
V9になった73年には、作戦コーチとして活躍。川上巨人の名参謀として川上監督の絶対的な信頼を得た。」
~~~
  W、<牧野茂のチャレンジ>
「①三塁コーチスボックスにコーチが立って選手にサインを送る姿は現在では珍しくないが、それを最初に実践したのは牧野である。それまではチームの監督が立ってサインを直接選手に送っていた。W。ソフバン工藤監督は肝心な時は自らサインを出しているようである。達者なヒトである。
監督がコーチに作戦を指示し、それをコーチがブロックサインで選手に送る方式は、V9時代の巨人がパイオニアである。
 
②、柴田勲スイッチヒッターへの転向(W。盗塁王や、宮田征典の成功によるストッパー、セットアッパーの登場W。8時半の男茶の間の視聴者を意識した巧みなキャッチフレーズ) ケガや病気による選手の二軍調整など、現在のプロ野球の常識となった手法はV9の巨人で最初に行われたものが多い。
川上哲治はのちに『知ってるつもり?!』で牧野が取り上げられた際、「もし牧野がいなかったら、巨人の『V9』は達成できていなかっただろう」と話していた。
 
  W。解説者として
川上監督の勇退を受け、1974年退団。その後はTBSの野球解説者(1975年 - 1980年)として活躍。
理論的な解説は、精神論中心の解説者が多かった中で異彩を放ちファンの人気を集めた。W。理論的に解説するのは、あたりまえのことなんだけどな。←W。金本解説は和田豊監督への枝葉末節の細かい戦術批判だけだった。
間違いとは云えなかったが、現状の阪神の戦い方をみると阪神の戦力的不備踏まえた采配(野球環境偏差値12球団最低~どうしてもサバイバル戦略必要。~)と云う意味では和田豊の方が1枚上手だった。
「牧野が病床に居て、すでに意識もなく、夫人が語りかけても反応のない状態になった時に、見舞いにきた川上哲治が病室に入って「牧野!」と声をかけたところ、牧野は「ハイ」と答えたという。翌年の1984年12月2日死去。56歳没。
牧野は病床で亡くなる直前まで巨人のことを考えていたらしく、「スエッ!1番松本・・・(末次利光コーチ、1番打者は松本匡史だ)」と話していたらしい。」
W。阪神タイガースの歴史と伝統、諸先輩へのリスペクトの欠ける監督ではダメだ。
W。金本はどうして、2015年シーズン途中なくなったOB、元阪神監督、中村勝ジェネラルマネージャーの球団主催の甲子園球場追悼セレモニーを欠席したのか理解できない。
テレビ出演の予定があったという。
監督就任前に潜り抜けなければならない重大な儀式さえ立ち会えぬ者がどうして阪神監督の全責任を引き受けることができようか。
阪神監督就任と采配を振る真の意味は、野球人生のエポックにすぎない、みる。
その傾向は負けが込んでいくに従ってますます言動に露呈する。
 
    
   参考資料その1
ゴメがドメが…主軸がダメダメ 金本阪神「力がない」13残塁
スポニチアネックス 6月9日(木)7時0分配信
交流戦 阪神3―8ロッテ(2016年6月8日 QVCマリン)
「このまま、ズルズルと落ちていくわけにはいかない。阪神は8日のロッテ戦(QVCマリン)に敗れて今季3度目の3連敗を喫し、今季ワーストとなる借金2を抱えた。金本知憲監督(48)は13残塁と勝負弱さを露呈した打線を「チャンスに弱いということ。力が無い」と嘆き「これが実力だから」と敗戦を真っ向から受け止めた。←W。この発言のどこが<監督の仕事として<真っ向から受け止めているのだ?投げやりになってきたという事だ。
 
「(好機で打てない状態は)それはずっとじゃない? 勝負所での勝負根性というかね…。力みがあるなら、力みを抜く努力をしないといけないし、集中力が足りないなら、集中力を付ける(努力を)ね。なんでチャンスで打てないか、自分で考えないと。原因を。←W。現象結果には原因がある。自分のこれまでの采配は関わりがないとでも云うのか。監督責任放棄発言である。このヒトにはよくわかっていない側面が多すぎる。
相手がよかった、ハイ、そうですかじゃなくね。ヒットはボチボチ出ているんだから。要は走者がたまってからの勝負所」
指揮官が、打者に対して最も重視する要素こそ「勝負強さ」。その欠如に警鐘を鳴らし、克服のための工夫を促した。←W。グランド試合するのは選手。が、監督コーチの具体的な仕事って何か?
今季3度目の3連敗で、借金は今季ワースト2に。「別に関係ないけどね、そこは。これが実力だから」。
指揮官は敗戦を真っ向から受け止めたが、ここが底だと信じたい。←W。超変革、阪神生まれ変わり都市伝説はいよいよ 本性である信心の領域に到達しつつある!やがて、信じるもの層と信じない者の層の両極に二分され、中間に相変わらず球団と関西マスコミの繰り出す情報操作に一喜一憂するこれまでだまされ続けてきた層が存在する。
 参考資料その2 W情報の歪曲操作の典型記事
阪神・青柳を悩ませたマリンの風 スライダー決まらず直球系狙われた
 スポニチアネックス 6月9日(木)9時22分配信
コメント
W。印象に残るコメントはきっぱりと先発としての実力不足を指摘している。最大の特徴=制球力がない!→中継ぎの大事なところは目をつぶってか?本人の将来のためにも2軍修業をしばらくした方が良い。しかし、初登板時の1塁けん制の明らかな癖も担当が修正していなかったとはどういうことだ。動作解析担当の山脇は2016年からベンチ入りしていないはずだ。広島の畝コーチはその道のプロ。盗まれているかも、の気配の試合が数試合あった。金本等は情報戦にも後れをとっているようだ。
 
dai.talk
| 2016/06/09 07:10 ?
ゴチャゴチャ打線をいじり倒すのも原因の1つじゃないか?
力がないで済ますなよ 指導者がそれを言ったら終わりやで


ボケ那須与一 W。芥川龍之介の例の肖像写真が貼ってある。

|2016/06/09 07:32 ?
1年目の金本監督責めても可哀想や。
球団が人気優先でマネージメント能力も二軍
経験、他球団の経験もない馬鹿を監督にした
からね。
選手としての素晴らしい過去の栄光が馬鹿監
督の烙印押されてイメージがちたわ。
この球団はむかしから観客動員数だけしか見
て来なかったから選手は色物としかみてない。←W。激しく同意する。試合のヒーローがリリーフカーに乗って外野を1周しているのをみると、気恥ずかしくなる。いったいこの球団は何を考えているのだろうか、選手を薄っぺらな見世物としていると疑問がわく。手を叩いて歓声を上げている観衆も同類。
選手は芸者みたいな感じでみてるな。
しかし肝心の芸がない
だから芸者以下や
球団はむかしから野球に対して戦略がなく目
先の利益ばかりに終始。
この球団はシャープみたいに中国に買収され
ん限り改革は絶望やろな
 
 
  参考資料その2
阪神、金本監督の迷走采配で連敗 THE PAGE 6月8日(水)7時0分配信
W。この記事の主旨は「反俗日記」の前回の記事の関連項目と一見同じようだが、似て非なるものである。
反俗日記は感性⇔肉体鍛錬の閉塞から抜け出すためには、チーム内外の情報とデータをインプットして采配の参考にする習慣をつけららどうかと提起している。
狩野選手の情報とデータを采配前に処理していたら、初球バントをやらせてみて、余りに酷いのでひっ天狗に切り替え、上げ機の果てに三振などと云うマイナスは多少防げるのではないかと云う事だ。
 
何よりも肝心な点は、バント失敗を指摘した後に、監督自ら狩野の情報とデータを実際に目を通したらどうかという提案である。
そうすればはっきりとそこに情報と数値が示されているはずで、ソレを目の当たりにした監督は、今後の糧にできるだろうということだ。
ID野球をやれと云っているのではない。根拠のある情報と数値はリアル采配の参考にしべきで、金本監督のこれまでの采配をみているとそういうところが見受けられず、長いペナントレースでは、そういう<やってみて試してみての起用してみて>の経験主義ではマイナス要因が積み重なっていくだろうと指摘している。
 
具体的事例として
陽川選手を使うよりも、同じ使い勝手が悪い選手なら、バーターで2軍落ちさせたヘイグの方がまだマシ(出塁率340、得点圏打率333)と云うことだ。外国人打者かくあるべしにこだわるよりもダメでも適切に使う術が必要。
横田、陽川を打線に並べておいて、打線が機能しない、ではほんまつ
 
同じようなタイプの選手の時も
 
(ついでにスタンドの応援風景もぼかしができるようになったらいいのに、見ていて吐き気がする。いい年をした大人が集団で何をやっているのか!大リーグ観客席ではあ云う応援は他の客、個々人の観戦する権利を妨害するので禁止事項だ。阪神の公式戦はココ10数年来、生で観戦しない理由は、観客席の雰囲気を拒絶しているからだ。甲子園球場だと野球をリラックスして観戦できる観客数はおおよそ3万人弱(2万7~800人程度)だと想っている。観客にとって野球はサッカーなどと違って微妙な技術的機微を楽しむスポーツ、団体示威行為は馴染まない。
の消音状態を止めて、音声付きだった。
アナウンサーと解説者の余計なグランド内の出来事への音声介入を遮断するため消音状態にしている