反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

第5回。日本固有の戸籍制度は日本における民主政と個々人の自律の欠落の法的基盤。世界のほとんどの国は何らかの形で夫婦別姓~日本固有の戸籍制度の影響再確認!~

NHK TVで放送中の鶴瓶の家族に乾杯 - Wikipedia ファミリーヒストリー - Wikipediaは摩訶不思議な世界である。
 両番組は要するに今日的聖家族の演出である。
 
 NHKの地域共同体と家系をテーマにした二つの番組は、全地球一体市場の渦中で苦境にぶち当たっている日本資本主義下で大きく変貌途中の家族、会社に代表される中間集団の(不可逆的)揺らぎに危機感を抱き
ほとんど揺らいでもいない日本の最少社会ユニットである<①修正直系家族 W。注><②夫婦核家族の範疇に何とか封じ込め
>そのユニットの連結によって社会再編を指向する露骨な支配的イデオロギーが具現化されている。
(世界各国の婚外子の割合のグラフの日本の婚外子の異例の低さと低位安定から、①②の家族ユニットは<ほとんど揺らいでいない>と結論付けられる。)
 
<日本の因習である資本制法制と封建的家制度がドッキングした天皇家に象徴される「血の重視」の風潮>に行き着く。
 
 
日本国憲法最高裁判決などは修正直系家族夫婦核家族不変の状況にほとんど影響を及ぼさなかった。コレが敗戦後日本の家族形態の歴史的事実。
 
W。 世界各国の最小家族ユニットの揺らぎと変貌は1970年、1995年、2016年の婚外子の増加の推移を参照すればわかる。
日本の婚外子の異例の低位安定から、
>第1に昭和23年の人工中絶解禁後、産児制限がいきわたった結果としての①②の最小家族ユニットは<ほとんど揺らいでいない>と結論付けられる。
>第2。

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日本固有の戸籍制度は日本における民主政と個々人の自律の欠落の法的基盤であると、問題にしている。
 
カネ、モノパワーの満開するグローバル資本制下の東アジア東端付加体列島原住民は動物的本能として、社会の最小単位である核家族のタコつぼにたてこもって社会経済の荒波に耐えようとする。
 
戸籍制度はその閉塞状態の連鎖を法的に補完強化する機能を果たす
 
従って戸籍制度を解体すれば日本は幾分か風通し良い社会になるが、絶対にできない
 

長文になるが引用する それだけの価値がある。驚愕の事実が記されている。穂が死アジア東端原住民の保守性は根深い!
 
「日本だけで生活していると、ほかの国でも、
かならず夫婦同姓と定められている気がしてきます。
実際にはそんなことはなく、じつは世界のほとんどの国で
別姓を選択することが認められています。
苗字の選択の狭い日本は特例なくらいです。
W。日本と世界の家族夫婦比較するとき、繰り返されるフレーズ。 Wと同様にこの事実を知らないヒトは多い。政治的な激動の時代を生き、戦った者たちは日本社会の根底的基盤を民主化できず、元の鞘に収まった。本物の文化革命がなかったのだ。
あの時代は単なる政治風俗だったのか、と云う痛恨が去来する。言い換えると芯から変わったものは孤立の道を歩む。我が道を行け!ヒトの語るに任せよ!もっともWは元から変わっていた。
                       ↓
欧米の民主主義国では1970~1990年代に家族法の改正が進んで、夫婦別姓が選択できるようになりました
これらの国では、選択別姓の導入なんて、もう終わったお話でしょう。
2000年代に入ると、アジアでも改正される国が出て来ました。
日本はいよいよ世界から取り残されることになります。 W。日本が取り残されようがされまいが関係がない。好きなところに行くがよい。事実を直視し、立論し行動するだけだ!

『よくわかる民法改正』という本の11ページのリストを
引用したいと思います。
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Wの知らなかった事実が続々と出てくるが、考えてみると
>日本は家系一覧機能を特徴とする(近代化のねじれに原因する)固有の戸籍制度との関連で他国の様々な姓制度を導入できない。
東アジア東端付加体列島の生きた近代史が日本支配層に人民掌握(統治~~徴兵と徴税、政治圧迫に尽きる)のために古代中国の戸の制度を真似た家系一覧機能を特徴とする戸籍制度の選択をさせた。
意地悪な見方をすれば、日本は北朝鮮の様な国。原住民本人たちが知らないだけだ。
 
「不条理は解決されることはあり得ないのだと云う事」
W。<戦闘的唯物論者の精神と実存主義> W注
「こうした反抗が生を価値あるものたらしめる。
反抗が一人一人の人間の全生涯につらぬかれたとき、始めてその生涯に偉大という形容が冠されるのだ
偏見のない人間にとっては、知力が自分の力を遥かに超える現実と格闘している姿ほど素晴らしい光景はない。
 
>精神がみずからに命ずるあの規律、隅々まで鍛え上げられたあの意志、あの毅然と向きあってたじろがぬ姿勢、ソレらには力強い独特な何物かがある。
 
>現実の非人間性が人間に偉大さを作るのだから、そうした現実を弱めることは、同時に人間の力を弱めることだ。
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重要なのは和解することなく死ぬことであり、すすんで死ぬことではない。自殺とは認識の不足である
不条理の人間のなしうることは、いっさいをくみつくし、自己をくみつくす、ただそれだけのことだ。
 
不条理とは、彼のもっとも極限的な緊張、孤独な努力で彼が絶えず支え続けている緊張のことだ。
なぜならこのような日々に意識的であり続け、反抗をつらぬくことで、挑戦という自己の唯一の真実を証しているのだと云う事を、彼が知っているのだから、以上が第一の帰結である。」
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1. 男女平等と個人の尊厳の見地から、同氏・別氏         選択的夫婦別姓 
(国によっては複合氏も含めて)の選択を可能にする国
東欧や北欧の諸国、オランダ、ギリシャなど。

2. 呼称の自由として、同氏・別氏の選択が可能である国      選択的夫婦別姓
イギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど。

3. (a) 氏不変の原則の下、夫も妻も不変の国             夫婦別氏が強制される国       
韓国、中国、カナダ・ケベック州、イタリア、スペイン、中南米スペイン語圏(名+父の氏+母の氏)など。
(b) 夫は不変だが、妻が夫の氏を称したり、              妻が自分の生来の苗字を付加
妻の氏に夫の氏を付加することを認める例として、
フランス、ベルギーなど

4. (a) 夫婦の共通の氏として婚氏を定めるが、
定めなかった場合には、それぞれの自己の氏を称する国     選択的夫婦別姓
ドイツ、オーストリアなど(実質的に1.と同じ)
(b)スイスでは、夫の氏が夫婦の氏となりますが、           妻が自分の生来の苗字を付加
妻は自己の氏を付加することができます。
(c)タイでは、夫の氏による夫婦同氏を強制していましたが、    選択的夫婦別姓
違憲判決を受けて、実質的に選択が可能な1.に移行しました。


1.、2.、4.(a)、4.(c)は、同氏、別氏が選べる選択的夫婦別姓です。
3.(a)のように、夫婦別氏が強制される国もあります。
3.(b)と4.(b)は、完全に平等ではないですが、
妻が自分の生来の苗字を付加するかたちで、
結婚後の名前に残すことができるので、
まったく残せない日本よりは、進んでいることになります。
 
アメリカ合衆国の名前闘争

アメリカ合衆国では1970年代に、名前闘争と言われる
選択別姓を求める運動が起こりました。

1970年代の末に認められています。
アメリカ経済が不況に陥って、女性も外で働き続けることが要求され、 ←W。70年代80年代の日本に米国ほどの社会の基盤を変えなければならないほどの経済苦境はなかったともいえる。付けは必ず付加体列島原住民に回ってくる。ソレが歴史というものだ。

ウーマンリブが盛んになったころです。   ←W。日本のウーマンリブジェンダーは嘘っぽい意匠の一つにすぎなかった。

名前闘争もその一環としてなされたのでしょう。


中国・韓国・東南アジア

東アジアや東南アジアでは、苗字はだれの子かという
出自を表わしていて、ロジア人の父称に近いものです。
したがって、結婚改正という発想がないので、
伝統的に夫婦別姓の国が多くなっています。

中国や韓国の夫婦別姓は、女性は家に入れないという
封建的な儒教思想がもともとはあったのでした。
現在では法律や戸籍制度が改められ、
男女平等的なものに意味付けが変えられています


カナダ・ケベック州   W。エッてなものである。全く知らなかった。世界を知らないとは恐ろしいものである。

カナダのケベックも夫婦同姓の国でしたが、
1982年12月から、個人主義と男女平等の見地にもとづき、←W。フランス語圏のケベックでは独立闘争など何かと大きな社会闘争があった時期。文化革命も同時進行していたのだ。

夫婦別姓が強制されるようになりました。
家族法改正以降に結婚したカップルは、
かならず夫婦別姓となっています。
子どもの苗字は、父母のいずれかから選ぶようになっています。
スペイン・ラテンアメリカスペイン語

スペインは伝統的に夫婦別姓の国です。        ← W。驚き!知らなかった。
子どもの苗字は、父親と母親から、それぞれひとつずつ採ります。
ラテンアメリカスペイン語圏は、植民地統治時代の
影響であることは、言うまでもないでしょう。


タイ   ←W。驚き!タイも選択的夫婦別姓
     
タイでは、ヨーロッパ近代の家族法の影響で、
夫の姓で夫婦同姓が強制されていました。
21世紀になって、違憲判決を受け、2005年1月から
夫婦別姓
選択できるようになりました
また夫婦同姓のときも、夫と妻のいずれの苗字でも
選べるようにもなっています。


トルコ ←W。日本はトルコと社会保障関連では、何かにつけて似ているところが多いが~戸籍制度との関連を改めて確認できる。

トルコも、ヨーロッパ近代の家族法の影響で、
夫の姓で夫婦同姓が強制されていました。
2001年に家族法が改正され、妻の苗字を
結婚後も残せるようになり、3.(b)型と同様になっています