反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

日本は女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する「女子差別撤廃条約」を1979年採決した国連」の女性差別撤廃委員会から繰り返し法改正を勧告。「選択的夫婦別姓制度、その前に戸籍制度の見直しを」引用

夫婦別姓を認めていない日本に対し、国際世論が厳しさを増していると報じられ、話題になっている。9月23日付の時事ドットコムの記事によると、夫婦別姓を選択できる制度を採用する国が増え、同姓を強制する国はほとんどないのが現状で、日本は国連の女性差別撤廃委員会から繰り返し法改正を勧告されている。」
■国連による勧告とは
「国連は1979年、女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する「女子差別撤廃条約採択。(W。女差別の問題だけではないと想うが)このなかでは、夫婦が望む場合には、結婚後も夫婦がそれぞれ結婚前の氏を称することを認める「選択的夫婦別氏制度」についても定められている。
日本は1985年にこの条約に批准
しかし、民法第750条で、夫婦は夫又は妻の氏を名乗ることとされていたため、国連の女性差別撤廃委員会は2003年と2009年、法改正をするよう、日本に勧告していた
 
これに対し日本は、2014年9月の報告で、「民法等の改正については、国民の理解を得て行う必要がある」と弁明。
「引き続き、国民意識の動向の把握に努め、また、国民の議論が深まるよう情報提供等に努めている」と説明した。
夫婦の姓をめぐっては、「伝統的家族観が崩れる」(家制度<私有財産保有の上層中層向き>+最少社会ユニットとしての核家族堅持<全階層>)との意見もあり、慎重な議論が進められている。」
 
■ネットからの意見
下記のイングランドの場合、日本の様な戸籍制度は法的に成り立たない。
選択的夫婦別姓と家父長制の残滓を引きずる戸籍制度は矛盾する。
イングランドの場合、婚姻後の姓はどちらかに統一してもいいし別姓でもいい。あるいは二つあわせても良い。子どもの姓は、同じ両親から生まれた子どもは同じ姓にするよう求められけど、どれを選んでも良い。つまり、父と母が別姓、子どもたちが両姓を合わせた新しい姓という家族もいる。」
 
日本の明治維新以降採用された戸籍制度は統治者側の古代中国専制国家を真似た即自的な人民掌握=家系一覧と個々人の特定(兵役、徴税、治安維持)の必要から生まれたもの。
 
敗戦後の意匠替えは日本固有の戸籍制度+タコつぼ核家族堅持の家族観W?形成
戸籍制度に支えられた家族~~私有財産保有の上層向き~~W注>+最少社会ユニットとしての核家族堅持<全階層>による民主政と個人の自律性への二重の縛り。
 
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W注
「依然として相続人特定や親族、婚姻における身分関係を証明する唯一の手段であり、日本の遺産相続制度における根資料」
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W。日本の伝統的家族観とムード的に称されている実態の歴史的形成を抑えておく必要がある。
W。この解説ではもの足りない。研究不足で歴史用語を使って簡略に整理できない。課題としてあとに回す。
    ↓                ↓ウィキペディアとは別のフォーカス必要。
 
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      ↓                                   ↓
 引用
「    <現在の戸籍制度>
 結婚すると新しく夫婦の戸籍が作られます
 
「婚姻届を出すと新郎新婦それぞれが親の戸籍から抜けて夫婦の新しい戸籍が作られます。芸能人カップルが結婚すると「入籍した」と報道されますが、実際は「作籍した」が正しいのではないでしょうか」
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W。②引用
「そして、ofox_tailoさんが婚姻すると、「○年○月○日〇〇〇〇と婚姻、○○市○○町○○番地に夫の氏の新戸籍編成につき除籍」というような記載が<W。親の戸籍に>なされますので、婚姻後の姓も婚姻後の本籍もはっきりわかることとなります。」
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どちらかの姓を名乗るかは夫婦の選択に委ねている」のに男性の姓を選択する人が多い理由
 
でも現状は、ほとんど女性が姓を変えてます。これは昔からの習慣だから、とか周りがそうだから、ということもありますが私は「戸籍制度」のせいだと思ってます
 
W。①の詳細な記述を概観すればわかる。ざっくりいえば男女同権ではなく、家父長制の残滓濃厚。
だからこそ
女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する「女子差別撤廃条約」を1979年採決した国連」の女性差別撤廃委員会から繰り返し法改正を勧告を受けている。
 
 姓を選んだ方が戸籍筆頭主になる
戸籍筆頭主には何の利益もないのですが、なんとなく一家の代表という感じがするので男性が戸籍筆頭主になることが多いです。←W。私有財産分配に無関係な労働力商品の再生産をする家族は、このように単純に考える。
会社によっては家族手当を出す条件を「戸籍筆頭主であること」としている場合もあるそうです。
 
  戸籍謄本を見ればわかる。戸籍筆頭主と戸籍筆頭主以外の扱い
戸籍謄本の一番上には本籍地と戸籍筆頭主の氏名が書かれてます。
わたしの場合、元夫の氏名です。←W。引用
「戸籍謄本の身分事項【従前戸籍】(「前の本籍地」ではなく「前の戸籍」)には、前に記載されていた戸籍の筆頭者と本籍地が記載される(一般には親。離婚し戸籍を新設した場合は前配偶者)。
その下に戸籍に記録されている者が記載されているのですが、わたしは氏名ではなく「名前」しか書かれてません。
「氏」は戸籍筆頭主と同じだからなのでしょうが、「名前」しか書かれてない戸籍謄本を見るとなんだかさみしく感じます。
 
 
   女性側の姓を選ぶと「養子?」と言われる理由
女性の姓を選んだ場合は女性が戸籍筆頭主になるのですが、これに違和感を覚える人が多いのでしょう。
そこで、結婚後に女性の姓を選んでも男性が戸籍筆頭主になる方法として「養子縁組」という制度が使われます。
男性は女性の親の養子ですから相続人にもなれます。女性に兄弟がいる場合、夫婦合わせると他の兄弟の2倍の遺産をもらう権利があります。兄弟が納得していれば良いですが、そうでないと揉める原因になるかもしれません。
ちなみに養子縁組しても元の親との関係は残るので男性が自分の両親の子供として相続を受ける権利は残ってます。
 
 
   戸籍筆頭主って必要ですか?そもそも戸籍制度も必要?
戸籍筆頭主の姓(氏)が戸籍に入っている人全員の姓(氏)であるという今のフォーマットを変え、個人戸籍にすれば夫婦が別姓でも同姓でもどちらにも対応できます。
W。個人戸籍の内容不明。
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日本の戸籍制度は独特の考え、家族単位の管理は海外では珍しい
「姓への繋がりを重んじ、家族単位で確認したいと云う日本独特の考えにより今まで使われてきたようです。
>となると姓や家族への集団意識の繋がりは、他国より国単位で見ると強い、ということでしょうか?」
 
W。モノカネパワーの満開するグローバル資本制に対して
戸籍制度に支えられた家族~~私有財産保有の上層向き~~>+最少社会ユニットとしての核家族堅持<全階層>の現日本の家族形態は格差拡大するなかで、圧倒的多数を占めていく後者の最少ユニット立てこもりの連鎖=閉塞社会を招き不適応。
治安維持には最適かもしれないが(集団指向の最少ユニットの連鎖を一塊にして管理できる)、核家族の社会との内外意識は内側の実態に問題が山積していくにもかかわらず強化され、内外の人間性を疎外していく。コレに対してマスコミと政治は強力な共同政治幻想を刷り込み続けるしか方途がない。
 
グローバリズム以前の姓や家族への集団意識の繋がりが会社社会日本の基礎にあり、経済躍進の一つの動力であるとすれば、グローバリズムは姓や家族超えた諸個人の能力と創造性を問う。諸個人が身軽に動き回れる社会がグローバル資本制に適応している。
日本以外の諸国が次々と家族関係の基礎である夫婦関係の法制を修正していったのは、
グローバル資本制下の社会の最少ユニットのあり方の実情に即したためともいえる。