<ボランティア、ケア日誌>
2017年 6,29 木曜日 転倒
ヘルパーさんが帰る直前、水屋の前で倒れる。
尻餅をついた状態で落下し、左頬骨を水屋の角で打撲。
ヘルパーさんの急報で駆け付け、慌てて力任せに抱きかかえようとすると、ヘルパーさんから鋭い指示が飛んだ。
本人の後ろに回り込み、脇の下から前に手を入れて抱き起しながら、本人の両足の踏ん張りを利用し立ち上がらせる。
指示を聞きながら、かつて、ヘルパー養成所で習った記憶がおよがえった。
ベッドに横たえると、気丈にも痛くないといった。
↓
もっとも、処方されている薬に鎮痛、筋肉や神経の感覚を和らげる成分、血圧80、90台の低血圧状態にさせる成分が重複しているのでことは複雑。
>薬の副作用で転倒事故が起こる危険性が常にある。
>Wの知らないずっと前にウォーキング中に植え込みの中に倒れ込んだことがある。
Wの長期にわたる血圧測定記録によれば、スーパー後期高齢者という年齢を考慮すると、ほぼ正常値であり、
血圧降下剤は本当に必要なのか、脳に悪い作用を及ぼしているのではないかという疑問が常に付きまとっている。
W注
「「高血圧を放置すると脳の血管が動脈硬化で狭くなり、脳梗塞のリスクが高くなります。脳血管が詰まってしまうと、その先に酸素などが行き渡らず脳細胞が死んでしまう。その結果として起きるのが脳血管性認知症です。」
「◆「脳に血液が行き渡らない」
「脳へ血を流すには重力に逆らう必要があり、血管のポンプ機能が低下した高齢者が降圧剤で血圧を一気に下げると、脳の末梢部に十分な血液が行き渡らなくなる恐れがあります。それが脳梗塞や認知症のリスクを高めることにつながると考えられます。
イタリアで認知症を扱う2つのクリニックが、高齢の軽度認知症患者172人を約9か月経過観察し、血圧と認知機能の低下の関連を検証した。その結果、降圧剤で血圧が低くコントロールされた患者ほど、認知機能が低下したというのだ。北品川藤クリニックの石原藤樹院長が解説する。
「この研究では、日中の血圧の平均値を『128以下』『129~144』『145以上』の3グループに分けて比較検討しています。その結果、『128以下』のグループでは他の2グループに比べて認知機能の低下が有意に大きかったのです」
「この研究では、日中の血圧の平均値を『128以下』『129~144』『145以上』の3グループに分けて比較検討しています。その結果、『128以下』のグループでは他の2グループに比べて認知機能の低下が有意に大きかったのです」
「健康な若い人であれば、血圧が多少上下しても、“脳の自動調節機能”によって、脳の血流を一定に保つことができます。しかし、動脈硬化が進んでその機能が衰えてきている高齢者の場合、調節機能が不十分になり、降圧剤で血圧を下げ過ぎると脳に血が行き渡らないリスクが高くなる可能性があります。75歳以上になったら、血圧が150くらいあってもそれほど気にしなくていいと考えるべきでしょう」
当然ながら、急激な血圧低下は薬の効能としてもたらされるものだ。つまり、「薬に頼らずに適度な運動や食事制限など生活習慣の改善で血圧をゆるやかに下げる方法を取れば、認知症リスクを避けることにつながる」
当然ながら、急激な血圧低下は薬の効能としてもたらされるものだ。つまり、「薬に頼らずに適度な運動や食事制限など生活習慣の改善で血圧をゆるやかに下げる方法を取れば、認知症リスクを避けることにつながる」
「
現代人のように塩分が過多の状況ではレニンおよびアンギオテンシンIIの分泌はもともと抑制されている。
- 従って、基本的に塩分過多の高血圧症例ではアンギオテンシンII変換酵素阻害剤(ACE阻害剤)やアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)による降圧効果は十分でない。このため、現時点の本態性高血圧の治療は、依然として塩分制限が中心であり、これにカルシウム拮抗剤や利尿剤とARBを組み合わせた配合錠が広く使われるようになっている。