現在の低出生率の各国、イタリア、日本、韓国、其々1,3台。ここには載っていないが、スペインも確かその位だった。
低出生率の国々のうち、日本、韓国は出生率の急激な落ち込みの見られる国。多産の時の出生率は4ぐらい。ところが、イタリアの場合は日本が4の時、2、3ぐらい。イタリアは日本、韓国のように急激な出生率の落ち込みは経験していない。2,3から1,3への落ち込み。日本韓国は4台から1,3への落ち込み。
この意味するところは何だろうか?
戦前から、1950年代半ばまで、日本社会はイタリア社会とは異なった、社会構造を持っていた。イタリアはイギリス、スエェーデン、フランス、アメリカとこの時代の出生率は変わらないのだから、欧米型の産児制限のあった社会。教育、福祉、文化程度のあり方が産児制限には大きく影響を及ぼす、事は言うまでもない。
戦前の日本はイメージとしては革命前のロシア社会、経済の状態に近かっただろう。ツァーリのロシアが1917年の革命を経ず、そのまま発展したモノとイメージする。
朝鮮併合は1914年。1932年ごろには満州国が成立している。
今日は時間不足のため、次回にこの続きを必ず、やっていきたい。
単なる能書きではなく、日本の今を知る、大切な手続きとして、確認しながら論を進めて行く。
「反戦な家づくり」さんのブログはよく閲覧する。キチンとした方で、考え方の基本が私に近いところがある。
ただ、違う所もある。
その彼が日本の戦後史を物凄く平易に総括されていた。どうしてそういう作業が必要なのか、その事情も良く理解できる。
歴史観をキチンと持たなければ、これから巻き起こるであろう事態に、対処できないからだ。
彼の戦後史の総括は民衆の革命、あるいは民主主義運動という視点から行われている、とみている。
つまり戦後政治に対する国民の積極的関わりという観点から、国民の一人として自己反省をして新たな出発点として行こうとしておられる。
この点に関して私の意見は多分、傍観者的になろうが、より真実に近いと思う。タラやレバは一切排除している。歴史の必然性に重点に置いていると思う。
だから、出生率を冒頭に挙げて論を展開していく。