ジョンダワー「Japan in wake of World War Ⅱ敗北を抱きしめて」を引用していく際の方法論を獲得した。ただ漫然とキーボードをたたいていただけではダメ、事実認識の細切れ獲得ではダメ!
ジョンダワーの記すアメリカ側の情報をアイロニーとして受け止める視座が現時点の日本人歴史認識者のWには必要である。そのことによって日米両者の情報、歴史的視座を止揚できる。
どういうことか?
重要ポイント*********************************W。閉鎖性の強い政治空間と経済グローバル化の矛盾を現状分析の基本視座に据える遠山の手法は、現状分析に使える。
イ)ある時期から経済のグローバル化と
ロ)政治空間の閉塞化が世界共通現象になってきた。
1つはコレ。
ハ)もう一つの基本視座は、経済グローバル化がもたらす経済政治覇権の急速な転換による大きな摩擦。
さらに
ニ)以上3相互矛盾の激化を推進していくこと。
そのいみで、遠山の「なぜ私達国民が戦争にまきこまれ、おしながされたのか、なぜ国民の力でこれを防ぐことができなかったのか。」という問題意識は個人としても国民としても空虚なアドバルーンに過ぎない。
世界戦争過程の推進がなければ中国、朝鮮の分断独立や日本の一定限度の「民主化」、高度経済成長甘受、国内資産累積アベノミクスはなかった。
コレがあからさまな現実。
@この記事が描く遠山茂樹の歴史観はレーニン的な世界市場の再分割戦という帝国主義論の見方が欠けているように思われる。
「帝国主義戦争を内乱に転化」できなかった。
@日本以外の東アジア地域ではある意味で第二次帝国主義戦争が国内戦争に転化され今日に至っている!
コレがあからさまな現実。
したがって、下記の敗戦直後の歴史的事実にたいする、総括的な見方には同意できない。
「敗北を抱きしめながら、日本の民衆が『上からの革命』に力強く呼応したとき、改革はすでに腐食し始めていた。←W「改革」政治状況の中に予め変転する要因が内包されていたのだ!!これがジョンダワーの「敗北を抱きしめて」を特集しながら他の資料を解読した結論だった。「敗北を抱きしめて」の指摘する数々の米側資料を主とした歴史的事実は現時点のWにとってはアイロニーを込めてしかとらえなおすことができない。
ジョンダワーの指摘する歴史的事実の数々をわれわれは認めざる得ない。それを止揚することができないからアイロニーとして誤魔化すしかないのだ
>他方、現時点の米側の日本敗戦直後の状況と今の日本への受け止め方はそのものズバリでアイロニーであるはずがない。
引用 人物
「2016年8月15日、ペンシルベニア州での演説で、ドナルド・トランプへの批判のために「(日本が)核保有国になり得ないとする日本国憲法を、私たちが書いたことを彼(トランプ氏)は知らないのか」と発言。アメリカ政府の要人によって、アメリカによる日本国憲法の起草を強調することは異例である[31]
^ “バイデン副大統領「私たちが日本国憲法を書いた。日本は核保有国になり得ない」 トランプ氏の容認論批判、異例の発言”. 産経新聞. (2016年8月16日) 2019年4月3日閲覧。
W.トランプ大統領来は異例の来日をした。米軍関係者フリーパスの横田米軍基地に降り立った。日本政府側もその異例を現時点の日米同盟の在り方として受け止めている。
なぜか?インフォーマルな同盟関係の日常的現実に直接接していれば、米大統領来日の玄関が米軍基地であっても異常事態でも何でもないからだ。却って手間が省けるぐらいに思っているのではないか。日米安保体制は煮詰まってきている。
wacwac 上記の米側二つの事例と朝鮮半島情勢、中国情勢、米中対立の状況を勘案すると、日米安保体制の軍事政治部門の同盟関係が圧縮されるようになっている、とみるしかない。それは下記のような力学が機能することに対する政治軍事部門の無原則な防衛本能に基づくものである。
沖縄米軍基地の現実をコロナが暴いてくれた。
トランプ大統領来日、横田基地スルー大歓迎日本側(東京キーメディア含む)パフォーマンス展開の事例から、沖縄勢軍基地のフリーパス状態を問題にする動因がない。
>世界的変化状況が進行すれば、それに対する防御も密集する。
閉鎖性の強い政治空間と経済グローバル化の矛盾を現状分析の基本視座に据える
イ)ある時期から経済のグローバル化と
ロ)政治空間の閉塞化が世界共通現象になってきた。
1つはコレ。
ハ)もう一つの基本視座は、経済グローバル化がもたらす経済政治覇権の急速な転換による大きな摩擦。
さらに
ニ)以上3相互矛盾の激化を推進していくこと。
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第12章 憲法的民主主義その1.GHQが新しい国民憲章を起草する
時間切れ次回に