埋め込まれた帝国間対立 欧州統合におけるヘゲモニーと国家 ...
http://repository.tufs.ac.jp/bitstream/10108/76174/1/ifa015023.pdf
W.上記を少し読んだだけだが、当地のEU議論を紹介しているだけのように思えた。
W.EU加盟国とEU通貨ユーロ使用国(緑)独仏>イタリア>スペイン>その他大勢。
W。ユーロ通貨日使用国=スウェーデン、デンマーク、スイス。@ノルウェー不参加
以上、経済自律性あり共通通貨加盟の利益無。
チェコスロバキアを除く旧東欧諸国。
W、EU帝国主義政治部の構成。グローバル資本制EU支配層のEU加盟国国民への共同搾取である。
W。下図はEU統治機構が加盟各国の住民から乖離し、その利益を反映しないEU経済の常設政治官僚機構になっていることを如実に示している。
ロシアのウクライナ侵攻に揺れるEU、内部崩壊の危機は「ドイツ帝国」化にあった | 週刊ダイヤモンド特集セレクション | ダイヤモンド・オンライン
「
EU(欧州連合)の内部崩壊をもたらす最大のリスク要因は欧州を牛耳る「ドイツ帝国」──。フランスの歴史人口学者エマニュエル・トッド氏はそう考えている。EUは今、二つの危機に直面している。一つはロシアの逆襲による分断の危機、もう一つはEU自体の内部要因による崩壊の危機である。
20世紀に入り、2度にわたって世界大戦を経験した欧州は、二度とこの地を戦場にしないため、宿敵だった独仏が手を結び、1950年代から地域統合体を構築してきた。93年にはEUが発足。2002年には単一通貨ユーロも発行された。
EUはソ連崩壊後、東欧にまで勢力を拡大。現在EU加盟国は28カ国、ユーロ使用国は19カ国に達し、巨大な経済圏を築いている。
しかし、統合進展の結果は「ドイツ独り勝ち」。そう解説するのは、前駐英大使の林景一・三菱東京UFJ銀行顧問だ。ユーロ圏の中で、ドイツの経済力・生産性は抜きんでて高い。ただユーロの為替レートは、ギリシャなど生産性が低い国も含めユーロ圏全体の平均で決まる。ドイツにしてみれば、自らの経済的な実力に比べ、ユーロは割安で輸出に有利に働いた。
困ったのは他の加盟国。ユーロ圏内では対ドイツで貿易赤字になっても、自国の通貨安で調整することができない。しかもドイツはEUに加盟した東欧諸国から、低コストの労働者を「輸入」して雇用。かくしてドイツはユーロ圏内外に対して輸出を伸ばし、輸出大国の地位を築いたというわけだ。
ドイツの独り勝ちによって、欧州ではドイツを頂点とするヒエラルキーが出来上がっている。かつての「ドイツ帝国」が再現されたというのだ。ドイツと各国の支配・被支配関係を表したのが、次のページの地図である。
フランスの極右ルペン政党、与党に賛成で高まる存在感 左派は「反対野党」イメージ定着で足並み揃わず:東京新聞 TOKYO Web
tps://www.rochokyo.gr.jp/articles/ab1910.pdf
W。日本の言論界にはフランスに対する漠とした希望的観測がある中で、フランスの社会の特徴を鋭くえぐっている。そういわれてみると確かに、と思わせる論文である。微に入り細に入り興味がなければ読めないものだが、コレによって反俗日記は「黄色いベストと底辺からの社会運動」尾上修吾著の背景を理解することができた。
日本の変わった国だが同じようにフランスも変わった国だ。
新大陸国家を除く先進国というのは、各々、古代より長い歴史を持ち近代化の過程も独自の様相を社会に刻印し、現代に受け渡し、20世紀の帝国主義と戦争に時代になって現代史において経済において足並みがそろった観(世界市場分断と世界戦争)がある。21世紀のグローバル資本制の世界市場の分断とハイブリッド戦争の時代においても各国に違いは大きい。それをアライアンスするのはグローバル資本制支配層の共同搾取利害一致にほなならない。その典型がEUとNATOである!
http://elib.bliss.chubu.ac.jp/webopac/bdyview.do?bodyid=XC19101051&elmid=Body&fname=N04_023_001.pdf
時間不足で論旨を展開できなかった。後日に譲る。