『[sabermetrics] アメリカ野球学会の略称(SABR)と基準(メトリクス)を合わせた造語で、統計学的見地から選手評価を行ったり、チーム編成、戦略を考える指標の総称。 「どう得点に絡んだか」「どうアウトを取ったか」など、打率、打点、防御率などの項目では表れない詳細な価値基準を示す。』
反俗日記
⇒NPB各球団が活躍できる外国人選手を以前ほど取れなくなった原因は二つある。
一つは一般的に言われている円安は為替市場におけるドル/円交換比率だが、アメリカ野球界で選手を獲得する際には単純に1ドル、157.35 円 6月3日 6:37
ではない。
現地の物価上昇によりMLBの選手の給料もそれなりに上昇しておりその分を換算すると~。
>円の実質実効為替レートは2020年を100とする(左の縦軸)が、
2016年から017年にかけて急激に落ち込でおり基本的にこの時期を100の基準にして良い。異次元と自称する日銀の赤字国債購入、円のばら撒きにより<国内よりも海外に儲け口が多すぎて国内にばらまくこともできなかった=日銀当座預金累積、引きだせば海外資本投資に流出>。
だったら財政出動?この時代状況では軍需産業に財政シフトしていくのが経済史の常識。第二次世界た戦後のケインズ有効需要の喚起を目指す公共事業は世界市場の爬行により経済効果の計算できる軍需に傾く。
大谷の選手生活終了後をふくめた1000億円契約は現地での実質実効レートは600億円=700億円だ。
逆にNPBから有望外国人選手を獲得する特に5割増しぐらいの円を積まなくてはならない。
購買力平価とかマクドナルドハンバーガー指数と呼ばれ、現地の物価指数を含めた数値。日本円は対ドルだけではなく韓国ウォンなどほとんどのOECD諸国の通貨よりも実効為替レートが低くなっている。
なぜ?日本にインバウンド客が押し寄せてくるのか?自国通貨を円に換算すると、自国よりも過大な商品とサービスが買えるからだ。
日本マスコミは知っていて報じない。見たくない者は見ない、という国民感情に寄り添っている、としか言いようがない。大谷恭平選手報道、歪なところもあるぞ!
ヤクルト。セパWPA,一位。「その選手がどれだけチームの勝利確率を増減させたか」を表す指標」
「2018年11月21日にベン・ギャメルとノア・ザボラス[9]とのトレードで、マリナーズへ移籍した。⇒W。2対1トレード。
2019年は東京ドームで開催されたシーズン開幕戦で逆転満塁弾を放つ[10]など本塁打を21本打ったものの、オフの12月2日にノンテンダーFAとなった[11]。
インディアンス時代
2020年2月14日にクリーブランド・インディアンスと単年(2021年のオプション付き)契約を結んだ[12]。8月31日にDFAとなり[13]、9月3日にマイナー契約となった[14]。その後、10月30日に球団が延長オプションの放棄を発表したため、FAとなった[15]。
ヤクルト時代
2020年12月2日に東京ヤクルトスワローズと契約した[16]。背番号は25、推定年俸は1億400万円+出来高払い[17]。」引用終わり。
>MLB最低年棒は1億4000万円。サンタナはドラフト外でマイナー契約になった。当然ロースターからも外れた。
マイナー選手のうち15人はロースター登録の選手。
「MLBの支配下登録選手枠のこと。 40人の登録枠があり、その内26人(2019年シーズンまでは25人)は「アクティブ・
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>W。マイナーにはメジャー最低年棒を保証された選手が15人いる。
基本的に半数以上が投手。
野手枠は7~8人。そのうち守備負担の多い内野手が半数~~NPBセイバーメトリックス打撃数値最低の阪神ノイジーがメジャー枠に上がってこれたのは内野手専門だったからだ。外野は守った事は無かったが、守備率95%で失格宣告~~外野手は3名を超えることが無いので狭き門。走攻守、上で需要の無い選手は狭きロースター外野手枠の登録されない。
⇒阪神ヨハンミエセスはMLB Stats, Scores, History, & Records | Baseball-Reference.com
を読み解けば(9年のマイナー時代、AA⇔AAA期間が余りにも長すぎる、球歴半ばから指名打者に回ることが多い、)外野手ロースター登録外の選手。
数字を見ると一瞬光るものがある。
来日前、レッドソックス傘下70試合OPS高率、WBCドミニカ代表で活躍(と云っても常連が辞退したための代役)。編成はもしかして、という変わり身に期待したが現実は厳しかった。
マイナー時代が長すぎて「下の環境」で野球することに馴染みすぎて体質化していた、とみる~~キャラはこの環境で培われた。ユーモアなければ過酷なマイナーではやってられないよ!~~。
ドミニカ共和国で活躍していた時代はセンターも守れて盗塁もできる選手だったのに(正確に言えば盗塁意欲あり~脚は速くはなかった)、
渡米契約をして長く下で野球をするうちに、打つ方特化の選手になった。ドミニカ共和国⇒(日本だったら、才能は削がれることはなかった。井上広大選手にも当てはまる。高卒⇒大学社会人経由の方が良かった。無理なんだよ、高校時代のあのコンタクト率では(空振りしたときのボールとバットが離れすぎていた)2軍と云えども。
ミエセスの打撃数値で目立つのは三振の多さだ。
4打席に1回は三振している。井上広大のようにコンタクト率が悪いのではなく、過剰にバットを振り回さなければ長打が撃てなかったとみる。だから長打率を鵜呑みにできなかった。⇒W。この辺を阪神の編成はどう見ていたのか?
>なおヨハンミエセス選手のマイナー時代、レフトはあまり守ったことが無い。
>DH以外はライトだ。そういえば来日当初、ライトの守備で練習していた。
@6月2日のロッテ戦のゴロ、無様なトンネル打者走者3塁進出、勝敗の危機一髪。
>才木投手が助けた、というが彼は現時点のセパ両リーグ、1位の価値ある投手だ。宝物を大事にして欲しい!彼は今年限り、ではない。高齢で腰痛らしい監督はやめられるが、才木の替わりになる投手は見当たらない。
@ミエセスは今シーズンの2軍落ち前もレフトライン付近のハーフライナーのワンバウンドをグラブを上から持っていって無様に体が逃げて後逸したが、ロケーションや経験値に少なさも影響している。
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@またレフトの守備はライトと比べてNPBでは守備負担率がMLBに比べて過小評価されている。
@MLBではライトの守備負担率とあまり変わらない。
@ファースト守備もNPBではMLBと比べて過小評価されている。
@MLB守備補正値=全方位~~TV観戦の限りだがMLB打者にセンター返しの打法はあまり目にしない。SS、セカンドは守備範囲の広い選手が起用されているのでNPBでよく見かけるセンター前、平凡なゴロヒットは少ない。そもそも守備位置が深いし(内野守備も見せ場)、打者による打球方向で守備位置かえている(大きなゾーンシフトは禁止されたが)。
NPB=センターライン重視。捕手の配球面での評価高い。コメント欄をよく読むが配球云々のコメント見たことが無い!日本は訳が分かっていない配球論が多すぎる。⇒W注。1塁、3塁守備軽視。草野球レベルでも内野はどこを守っても外野よりも難しい。SS、センター守備重視。
>総じてこと打撃力に関する限り、1年を通して指名打者で両者を争わせることができたら(残念ながら仮定)、ノイジーよりもミエセスの方がポテンシャルがある。
@言い換えると野手にとって守備はそれぐらい大事だということだ。ノイジーは大学時代SS、プロではサード本職の内野手である。
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矢野監督時代の3年契約5億円のロハスJRはもっと極端で、2Aと3Sを行ったり来たりの選手だった。KBリーグで花開いたが、レベルが上がるとアメリカ時代の実績が表面化するのは当たり前だった。⇒良くやったよ。もっとも5億円だから。ノイジーも3年契約に換算すると5億円越え。外国人打者獲得に関する限り阪神編成は懲りない。無能。
セイバーメトリックスの数値を穴のあくほど吟味し、選手の動きを一杯見たら、解りそうなものだが。現地スカウトに候補者リストを出すはずの?仲買人の選定が悪いのか?
ヤクルト。サンタナ、1億4000万。現地の物価高を換算すると9000万円弱だ。
マイナー契約になった選手だから。
マイナーの年棒は500万円弱だ。それでも1昨年に大幅アップした。
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それからその選手の所属球団も大事な要素。ロースター枠に良い選手が揃っている球団は除外されている選手の中にもいい選手がいる可能性が高い。
アスレチックスのような長期低迷を逆手にとってマネーベースボールをしてベンチに碌な選手がいないチームからマイナー降格にされるノイジー選手みたいな選手は、年齢を加味すると、以降の野球人生はマイナー決定という烙印を押されたようなモノ。
藤浪投手はマイナー降格されずその年は優勝争いをしているオリオールズにトレードされた。年棒5億円はオリオールズが負担する。
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MLB各球団のフロントにセイバーメトリックスの数値と現場の選手の動きを両睨みで解るものがトップにいる球団は順位の上の方にいるか、上にいく可能性がある。メジャーファンの中にもそのことを知っている者が多い。機会均等を目指して野球を面白くする制度が前提なのでチームの編成力は注目されている。
>その他の球団は、MLB機構の平等システムに依存した球団運営をしているが、
>マイナーリーグも含めて、選手個々人の能力が浮き彫りにある評価方法が導入されて長くなり、セイバーメトリックス評価が浸透し選手個々のチーム力に依存しない実力を浮き彫りにする手法が定着しているので、その間隙を掻い潜ってNPBが掘り出し物の選手を獲得できるチャンスは少なくなった。この点はほとんど日本スポーツマスコミに報じられていない。
@ヤクルト、サンタナの球歴を見ると、
マリナーズ019年のHR21本でノーテンダーFA
>チーム大改造でノーテンダー?新庄日ハムのケースに似ていないこともない。
@020年、インディアンス
「単年(2021年のオプション付き)契約を結んだ[12]。8月31日にDFAとなり[13]、9月3日にマイナー契約となった[14]。その後、10月30日に球団が延長オプションの放棄を発表したため、FA」
⇒021年ヤクルト1億2000万は、
>020年の飛ばないボール導入の影響もあった、と推測する。急にボールが飛ばなくなって不調になったが、潜在能力は数字が示している。
>掘り出し物の打者獲得はこういう機微に詳しくないと無理だ。
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日本におけるセイバーメトリクス
引用 ウィキ
「日本球界では千葉ロッテや日本ハムのように指標として導入した球団があるものの[4]、全体としては定着しているとは言いがたい。[独自研究?]。
セイバーメトリクスの専門家が「セイバー的には送りバントは勝ちにつながる作戦とはいえない」と指摘した際、「そうなんですか!」と驚いた解説者もいたといい⇒W注、このような現状を「日本の野球界は精神論を重視し、セイバーメトリクスのもたらした野球の価値観の変化を受け入れられておらず、ガラパゴス化が進んでいる」と批判的に見る向きもある⇒W注。
阪神タイガース、オリックス・バファローズの監督に就任した岡田彰布は、セイバーメトリクスに近い考え方をベースとしたチーム作りを行っているとされる。
>ただし、本人はセイバーメトリクスは後から知ったもので、自分が実践した野球が「少し、セイバーメトリクスを使った野球に重なっていた」と記している。
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⇒W注
「ESPNはMLB Stats, Scores, History, & Records | Baseball-Reference.com版(rWAR)を公式記録として採用。
とデータスタジアムのWARが著名
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/redtigerkun/20240603/20240603141855.png)
⇒W。NPB監督、フロントはほとんどの場合、WARなんか指標としておらず旧態依然たる数値や感(主観)にたよっている。
W参考資料①
プロ野球「キャッチャーのリードのせい」は的外れ 求められる風土改革 野球データアナリスト 岡田友輔 - 日本経済新聞
W参考資料②
送りバントを妄信する日本球界が気づかぬ現実 野球離れを加速させる「データ野球」の軽視姿勢 | 日本野球の今そこにある危機 | 東洋経済オンライン
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NPBではセイバーメトリックスの数値をはじき出す組織がまだ発達していないようだ(DELTAは福岡で監視システムを射ているそうだが)。その筋の人たちの評論や組織の構造にざっと目を通す限り。
>球団側が人材と資源を投資し、独自にサイバーメトリック数値を算出した方が在野の会社が大きくなるのを待つよりも、手っ取り早いのではないか。
@NPBはMLBの球団数の半分以下、しかも地区外、リーグ外の試合は少ない。しかも高性能監視システムは各球場に既に導入されいる、と聞く。
@邪魔をするのはアマ野球の精神論かな?
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>なぜアプローチから送球の一連の動作がギコチナイ佐藤輝明がサードなのか、理会できない。エラー以前の問題だ。
佐藤輝明、阪神入団が決まったあと、恩師に語った言葉。
「野球が上手いからといって立派な人間になったわけではない」
こういう情況を相対化できる選手を大切にしなければNPB選手はMLBに向かう流れは深く広く拡大する。精神論はやめてもらいたい。プロ野球選手は一種の職人である。世界は狭い。上記の言葉を語る佐藤選手に共感する。所詮現場からかけ離れている第三者に過ぎないファンの思惑はどうでも良い。
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@肩守備難のある前川選手はDH併用できるパリーグ向きだ。元広島、FAオリの西川の弱肩ぶりも目に付くが、OPSが相当のところまでいかないと、+ー収支が合わない。前日大活躍した前川に代わりミエセス起用を左右病とか批判する前にもっと奥深い次元を考えてみるがよい。岡田監督はミエセスのマナー漬け病(マイナー環境への適者生存~ケセラセラ精神)までは考えていない。
パリーグのDHで1年間使い続けると仮定すれば、ミエセスはノイジーよりも打つポテンシャルを秘めている。ボールの見送り方。スイングの軌道。アメリカでの成績は岡田監督が云うように「ミエセスはキチンと野球を今まで教えてもらったことが無いのではないかな?」という言葉に象徴されている。スタートラインの両者の違いは大きい。
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井上広大選手の先の1軍抜擢期間のOPSは4割台だった。
25打数10三振1四球、H4(三振、四球を除いても打率は3割無い。打者として野球を成立させていない。)。出塁率と長打率を合わせた数字だから当然そういうことになる。使えば何とかなるとズルズルと使っているとチームは負ける。
高校時代、一流投手の球を空振りしたときのバットとボールの間隔があれほど開いているのはコンタクトする才能が無いのではないだろうか?と疑問を持った。
2軍よりも大学社会人経由の方が階段を一歩づつ上がれる。
@MLBナリーグもDH制を導入した。選手会の要望が大きかったという。9人でやる野球と10人でやる野球。その違いは大きい。時間短縮にもなる。タイブレーク制も賛成。
@時間はもったいないのでプロ野球の実況中継は見ないように心掛けている。
この期に人生を無駄にしたくない。細かいプレーを注視するので見ていて疲れる。アナウンスはイラナイ。邪魔。野球は球場で観戦するものだ。試合の流れを肌身で感じることができて納得がいく。その機会を邪魔をする集団応援を忌避するので結局は見ざるに徹する。
>9人制プロ野球で守れない選手は出番が限られる。成長も遅くなる。
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アメリカの野球情報サイトによればミエセスはマイナー時代、レフト経験は少ない。ライトとDH。ノイジーは内野のみ。阪神入団当初、ライトで練習していたはずだ。森下が出てこなかったらライト起用だったかもしれない。守備はヘタだが、多分あんな無様なエラーはしなかったはず。ロハスJR程度はやれたかな。打者としてのポテンシャルは情報サイトの数値、NPB打席でのボールの見送り方、スイング軌道を見ると(NPBではコンタクト率を心掛け振りは鈍いが、マイナー時代はブンブン振って三振率井上広大並。)ノイジーよりも上だろう(この点を監督は評価しているのだろう)。大きなマイナス点は9年間の長いマイナー環境に適者生存し(ユーモアで生き残る知恵)、上に這い上がる心が摩耗し馴染んでしまったこと(ドミニカ時代は盗塁数も結構多い)。ココは監督の計算外か、もしかして団体競技の奥義を踏まえて居るのかもしれない。2軍監督時代の岡田野球は有望選手をローテーションのように順番で休ませ替わりに1軍が遠いベンチの選手や2軍のまま引退する選手をスタメン起用していた。チーム全体のまとまり気にかけているといっていた。
今年の阪神は優勝しなくてもよい。Bクラス何ならヤクルトのように翌年最下位でもOK。阪神の社会的立ち位置は連覇、常勝チームではない。
選手たちは無理をしてケガしないで欲しい。優勝しても感謝は一時のファンの現状は浅知恵で監督、選手批判を繰り返して現状を見ればわかる。その幼稚な精神は情けない。
所詮、選手を慰み者にしていた、と言われても仕方がない。逆に言えば選手、球団、マスコミはファンを飯のタネにしていたのか。
特に阪神球団は調子に乗り過ぎの傾向が随所に散見される。
球団自体が慣れない優勝ましてや相手チーム主力複数のケガの運に恵まれたに過ぎない日本一に浮ついて2024年を迎えた。
大山選手はゴーイングマイウェイ。人の語るに任せよ!佐藤選手はテイクイットイージー、ジックリ2軍で腕を磨いてほしい。才木投手には将来がある。替わりはいない。