W。参考資料 日本のファンダメンタルズに関する重要資料である。
歴史的に見た日本の人口と家族 準圧縮近代化.pdf
*********************************************雨や雪
前説
地震多発、日本列島と合わせて考えると<土建国家日本>地本主義はやむなし、むしろ合理的計画的に推進すべきだ。利権の巣窟化必至のイベント資本主義は準圧縮された近代化の病根である。
>農業農村分解促進(間違った近代合理主義)阻止⇒グローバル資本制下の身分社会化(疑似中世ヒエラルキー)阻止。
>補助金や制度で支えられている過半のヨーロッパ農業の在り方は、近代化が長い期間をかけて進行し、資本主義の発展による二度の世界戦争の戦場になり、都市と農村の力関係の逆転を実体験しために政府の政策、制度設計や国民の農業観が平行して進展してきた結果である。
日本の場合、近代化が日本よりも遅れた戦前東アジア地域(台湾、韓国そして満州国樹立)を侵略し本土の急増する人口に合わせた農地は比較的簡単に手に入った。
敗戦後の一部都市住民の本格的な食糧難の体験は風化していった。
したがって日本国民は本格的な食糧難を体験していない。
加えて「帝国主義」の時代~~G7支配層の共同戦線、ロシア、ウクライナ戦争、イスラエルパレスチナ、中国市場分離の世界情況はグローバル「帝国主義」の歴史段階~~農業農民問題は普遍的課題となる。日本の今の農業問題は日本経済の在り方に直結する。
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雨や雪の多い国土
後の方で常識とは違う意外な情報が~~~。
厳しすぎる現実
まず、解説は解り易いが内容を深読みすると結構専門的なので疑問点を解決していく。
降水量 とは
「降水量とは、地表に降った雨や雪などの水の量をはかったものです。雨量計という機械ではかります」
⇒W.下の説明、左の×と〇に文言の違いは紛らわしい。この限定なら解る<雨量計の設置されたすごく狭い範囲という注釈>。⇒「狭い範囲ならば単位面積当たり降る雨や雪の量は同じになる」⇒/1時間、時間の限定が必要。
W。雨量計の基本形。 転倒ますの左右転倒によって雨量を数値化する。
W。気象予報でお馴染みのアメダスはレーダーシステムではなかった。レーダーシステムではなく正式には地域気象観測システム。
「アメダスAMeDASは、Automated(自動的に) Meteorological(気象の) Data(資料を) Acquisition(集める) System(装置)の略で、正式には地域気象観測システムのことです。」
「このシステムは、概ねメソβスケール(20km~200km)の現象である集中豪雨や暴風・強風などの気象災害を防止・軽減するために、従来の気象官署の観測網だけでは把握できない、局地的な大気現象を監視する目的で整備されたものです。
降水量の観測地点は、
>約1300地点で、全国の17km四方に1地点の割合で設備されています。
また、このうちの
>約840地点では、風向・風速・気温・湿度の観測も行っています。さらに、積雪地域においては約330の地点で積雪深も観測されています。なお、2008年3月からは最大瞬間風速の観測が始まりデータを提供しています。」
⇒W.以上、風向きや風速を測るアメダスが雨量計アメダスだけの設置個所1300の65%840地点しか設置されていないことが分かった。雨量計だけのアメダスとは見方によれば、ただの上の写真のような雨量測定器に送信装置をつけて、それなりの環境に置いているに過ぎない。
@コレで進行速度が速い台風の気象庁情報(マスコミ気象予報)を当てにしていた時に、いきなり猛烈な台風空間が出現し大慌てした経験の意味が解った。
>大型台風襲来のときは全国840地点の地域気象観測システム
の網の目を掻い潜っていきなりアブナイ台風空間が出現することに気をつけよう。
@もっとも台風が頻繁に上陸する地方では風向・風速
を計測できるアメダス網が密になっている、のかな?
>日本は気象観測に適切な土地がすくないこともある。
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以下はGoogleのAIの気象レーダー、気象衛星をアメダスに含む、という解説である。
気象庁の説明とは違って、広義のアメダスとでもいうべきいい加減な解説である。
最近、GoogleはAIの解説が行き成り出現するように細工している。こんな手間を省く短絡をやっていると人間が退化する。下の答案、点数にすれば50点だ。
「気象庁の観測網には、次のようなものがあります。地上気象観測網、アメダス(地域気象観測システム、+気象レーダー(W、海上)+ 気象衛星(W。地球レベル)。)
引用
「例えば、面積1平方メートルで考えますと、1時間の雨量が1mmというのは、1時間に降ってきた水の体積が、~~1000cc(=1L)の雨が降ったことになります。」⇒W傘は必要。ヨーロッパのヒトはこの程度の雨では傘をささない。理由は多分、1年を通して、降雨量そのものが少なく、平均している⇒傘の備えはイラナイ。一方で日本は降雨が少ないのは寒い季節、降雨が集中するのは夏から秋にかけて、⇒傘の備え必要。
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W.農家の畑にはこの程度の雨では全く足りない。
>若い農家のヒトはこの程度の雨では焼け石に水みたいに語っていた。畑に散水してもすぐ乾くらしい。とにかくドカッとした雨が欲しい!
「気象庁の定義している「猛烈な雨」とは「1時間に80mm以上の雨」です
10km四方に800万トンの雨が降ったことになります。これは東京ドーム約6.5杯分です。
これだけの水が幅100m、長さ10kmの溝に流れ込んだとしたら、その深さは8mになります。」⇒強固な護岸工事必用。日本の河川は急流(しかも急傾斜の山地が多く大量の降雨は直ぐ海に~渓流の砂防ダムはごみ溜め状態~~)。天井川が多い(決壊すれば広大な流域が浸水~この程度の川の護岸にテトラポットは不思議だったが、その後堤防決壊。大浸水被害のニュース、含水を無くす上流の森林放置は事実だが強固なコンクリート工事も不可欠~~<すべての流域に当てはまらないが~)。
日本は世界平均の1.4倍の降水量がある
国土交通省が世界の主な国の1年間の降水量の平均を調べたものです。日本の1年間の降水量は1,668ミリです。世界の平均は1,171ミリですから、日本の降水量は世界平均の約1.4倍。」
ASEANE諸国は雨が多い。⇒タイの30年間の降雨量の平均は日本よりも少ないとは意外
ニュージーランドは日本よりも雨が多いのはオ大陸から2000キロも離れた大洋の離島で南極の冷気の影響もある。
韓国は日本の30%程度雨量が少ない。
AIの引用「夏は蒸し暑く、7月から8月にかけては30℃を超える日が続き、年間降水量の約60%が7月から8月にかけて集中。夏と冬の気温差が非常に大きく、冬は厳しい寒さに見舞われます」⇒W.7月8月の梅雨の季節以外は気温は日本よりも低く、冬の寒さは日本よりも厳しいが空気は乾いている。
ノルウェーとスウェーデン、デンマークは気候はかなり違う。ヨーロッパ諸国は平均雨量が少なく降雨時期も安定。
左図、バンコクは東京よりも意外にも雨が少ない。ソウルの梅雨期の最高降雨量は東京の11月よりも少ない⇒もっとも、折れ線グラフの数値、と数字の降雨量の数値が合致しない。折れ線グラフだけであれば、GoogleのAIは大雑把な情報を垂れ流している。日本的概念ではソウルに梅雨は無い!
右図をみると、折れ線グラフのここ30年間の平均降水量の数値が表しているのは30年間の気候変動によって降雨量が極端に増加した都市が3つある。左図からソウル、右図からニューヨーク、マドリード。
雨は多く降っても、限られた量の水しか使えない
「日本全体でどれだけの降水量があるのか、「降水総量」を求めます。(降水総量)=(降水量)×(国土面積)という式で求めます。日本の降水総量は630立方km/年です。下の図の左側の水色グラフを見てください。国土の面積が広くて、雨や雪が多く降る国ほど降水総量は大きいという結果がでてきます。アメリカ、オーストラリア、インドネシア、アメリカ、中国などです。」
降水総量をその国の人口で割ると、人口1人あたりの降水量を求めることができます。下の図の右側の青色グラフを見てください。日本の人口1人あたりの降水量は4,945立方mです。世界平均は20,768立方mですから、日本の人口1人あたりの降水量は世界平均の約4分の1しかありません。
しかも、降った雨の全てを水道や農業、工業に使っているわけではありません。空気中に蒸発したり、そのまま海に流れ出ていく分があります。どれくらいの水を「水資源」として、水道や農業、工業などに使っているかというと、下の図の右側の青色グラフを見てください。日本の人口1人あたりの水資源量は、3,372立方m/年です。世界平均は7,256立方m/年ですから、人口1人あたりの水資源量は世界平均の約2分の1もありません。
①せまい国土に人口が多いという理由のほかに、日本の国土は外国に比べて
②山地の割合が多く、地形が険しく、川の長さが短いです。また、
③雨が多く降るのは梅雨や台風の時期に集中しています。
@このため、降った雨が水資源として私たちの生活に使われないまま、すぐに川から海に流れ出てしまうのです。
日本の都市は世界でも有数の降雪量
>W。気温が低くでも降雪の少ない都市が多い、ともいえる。
ロシア。サンクトペテルブルグと山形の1年間平均降雪量は同じ297ミリ。富山あたりでも263ミリ。「降雪」とは雪が降ること、「積雪」は雪が積もること。
国土の半分の地域、約1900万人が豪雪地帯に暮らしている
日本は雪の多い国のひとつでもあります。たくさんの雪が降り積もることによって、道路や鉄道などの交通が混乱したり、そのために産業の発展がおくれるなど、地域の人々の生活に困ることが多くあります
雪が少ない地域よりもたくさんのお金がかかります。例えば、札幌市役所では雪のために毎年、140億円以上のお金(予算)を使っています。そのほとんどがピンク色でしめされている道路の除雪費です。札幌市に住む人たちは、その分のお金を税金として納めているのです。