反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

プレミア12。結論、小久保日本代表は何が何でも第1回プレミア12に勝たなくてはらない立場ではなかった。

 2015年、11月19日、夕刻、近所のスーパーで遭遇した何げない光景であった。
中学生ぐらいの女子が大きな声で
「お母さん、早くして、**が始まるのに~」
**はよく聞き取れなかった。
生鮮食料品の陳列棚に目をやりながら、母親はほほえみを浮かべた表情で
「コレでも早くしているのよ。そんなに急ぐんだったら、あなた先に帰りなさい」
ココまでのやり取りは周囲の雰囲気とは浮きたっていたので、せかせる女の子の表情を見やると、これまた笑顔があった。
会話の肝心なところが聞き取れなかったので、ほほえましい母娘関係と感じた。
今から想うと**とはプレミア12の野球中継だったのだ。
視聴率25%はスポーツ生中継としては異例の数字である。
 
 この日の夜は、次のような動画などを見ているといつの間にやら、プレミア12の時間帯を超えていた。
真髄・打つ 王貞治  https://www.youtube.com/watch?v=a11sSu3eENkとか、(非常に面白い。打撃技術の基本解説。ここで云われていることは、どの解説も表現をかえて、繰り返しかたっているが、凡人には実行し難い。いきなり、間の取り方からはいっている。コレが一番難題。)
 
 そのままPCで確認するとナント、日本代表が韓国代表に9回大逆転されていた。
予想外であった。
偶発性、技術性、精神性が結果を左右する要素の強い野球では、一回負ければ先のないトーナメント試合で、こういう番狂わせがあるが、その場合も、大きな実力差があれば、そういうことはない。野球は9回まである。
それにしても、見事に予想は覆された。
 
 もっとも、予想するにしては、下調べ情報収集の段取りを全く踏まなかった。
WBCとか云う野球の国際試合は、完全無視、一度も視聴したことがなかった。
今回突然の<プレミア12>とは一体何なんだ、ということになるのだが、二つの東京キー局が交互に、試合終了まで完全中継するなんていう、異例の措置で入れ込んでいる。
 
 そこで偏見を持って、最初に見た試合がコレだった。
 
2回裏、日本代表の右打者の放った三塁ライン上への何でもない打球がベースに当たって、不規則バウンドして、三塁手が大きくファウルゾーンに後逸、塁上のランナーはやすやすと生還した。
その直後のグラウンドと両軍ベンチ、球場の雰囲気から、この試合はココで勝負ありとみた。
 
なにしろ日本側のピッチャーは大谷である。
公式戦終了後、実戦から遠ざかっている韓国打者は、大谷の160キロのストレート、高速フォーク、スピード差のあるブレーキ鋭いカーブをバットの芯にあてることはできまい。韓国には大谷のようなピッチャーはいないことも、面食うので余計に打てない。
韓国投手は、コレと云って特徴のないピッチャーで打てない投手ではない。
ハイ、ココまでとスイッチを切った。みていて楽しくない、みる価値もない。スポーツ観戦にはスリルとサスペンス、わくわくドキドキ感がいるんだよな~。他にやることもあった。
 
 次にみてみたいと想った試合は対アメリカ戦であった。
メジャー選手は参加しないが、実際に、日本プロ野球では3Aクラスの選手でも活躍しているのだから、アメリカチームがどの程度の選手を揃えているのか興味があった。
 
11/14(土) (グループB)
画面をみてからの試合展開。
引用。侍ジャパン オフィシャルサイト。
アメリカの先発・J.グルーベに対して
日本は序盤3イニングで1安打のみ。しかし、4回に5番・筒香嘉智のタイムリー2塁打で反撃の狼煙を上げると、6回には番手・S.シモンズから
四球とヒットで1死1、2塁のチャンスを作り、再び筒香が代わったばかりの
D.イヴランドからバットを折りながらもセンター前に弾き返す同点タイムリー。そして続く6番・中田翔が豪快なひと振りで左中間スタンドにライナーで突き刺す会心の勝ち越し3ラン。この回一挙4点を奪って逆転に成功した。
 勢いに乗った日本は、続く7回にも筒香が3打席連続のタイムリーを放って1点を追加する。」
日本アメリ
000104500 10 131
011000000  2 72
①先発・ジャレット、グルーベ
解説席では、球威があるとか、球が動くとか試合を盛り上げているが、画面から受ける印象では、どうしてこの程度の投手が打てないのか、と感じた。
長身から投げおろす球に角度あり、重そうではある。
確かに、握りによってストレートを動かしているが、どう見ても打者の手元の変化ではない。
球種
ストレート MAX140キロ中盤。平均140キロ前半。
スライダー コントロールできる普通に良いスライダーである。
ツーシーム系 OR スプリット この球種が「決め玉」の様だ。が、球筋はプレートとホームベースの中間を過ぎてから、沈みだす代物で、急速がそれなりにあることと、コントロールできることだけが取り柄の決め球と云うには程遠い。
むしろこの程度の投手を打ちあぐんでいる方が問題にみえた。
  
 
 引用 日本代表応援団http://sportvilogger.com/baseball-america-1046
メジャーリーグ経験者の項。
①ジャレット、グルーペ
メジャーでの活躍はないが、今季インディアンスの3Aで9勝0敗と波に乗っている投手です。
193センチ 99キロ 右投げ 年齢<34歳>
>W。年齢から想像するとこの投手は、過去にメジャーと3Aの間を行ったり来たりする存在だった、のでは?
現状、メジャーは使わない。先発中継ぎ、特化するポジションがない。
日本のプロ野球の1軍レベルで仕事をする場があるとすれば、中継ぎになるが、1年を通じての活躍は無理と見たが、今回、実際に日本の一流打者が途中まで全く打てなかったのだから、オファーがあるかもしれない。
要するに日本プロ野球の打者は、非力で芯に当たらなければヒットドーンにボールを飛ばせないと云うことに尽きる。日本の大ホームラン打者松井はメジャーでは普通に優秀な中距離打者にすぎないが、イチローは芯をはずしてもヒットが打てる超特殊能力があった。」
 
 
  <参考資料>
 2015 MLB AL Wild Card [Houston Astros @ New York Yankees]  ヤンキーススタジアム。
>W。動画、試合経過時間、25分21秒→26分。
ヤンキース田中将大は、シュート回転して左バッターコービーラスムス(FA加入選手2014年104試合で18本塁打)の内角膝元ギリギリのストライクゾーン入ったストレートをライトスタンド上段にすくいあげられた。
コルビー・ラスムス (Colby Rasmus)長打力はあるが三振が多い。足は速くない。内角低めはホームランを打てるポイントだったのではないか。
パイレーツ時代、ラスマスとポジションを争って勝った選手ジョン・ジェイ
レベルの高い競争だったと解る。
 
「②セス、シモンズ(2番手)
ダイアモンドバックス3A メジャー経験なし 175 77 右投げ 27歳
W。この投手の球筋を見たとき、唖然とした。酷過ぎる。案の定、まるっきり通用しなかった。
日本でも完全に2軍レベル。
 
③ディナ、イブラント メジャー経験者 オリオールズ3A 195 106 左投げ 32歳
2005年メジャーデビュー その後、各球団に昇格するも定着できず、一時は韓国リーグでプレーし最多敗戦投手として名を残してしまう。
>球速は140キロ前後だが四球が多い。W?
>W。以前はもっとスピードが出た、と解釈しなければ、2005年メジャーデビュー後の球歴とつじつまが合わない。昔は球がそれなりに速い、荒れ球の左投手だったから使い道はあった。
 
>W。継投策に疑問が沸くが、先のトーナメントを見据えて、負けも覚悟した投手リレーだったのではないか。
 
と云うことで「続く6番・中田翔が豪快なひと振りで左中間スタンドにライナーで突き刺す会心の勝ち越し3ラン」が出る前に、あまりにもばかばかしいので、見切りをつけた。
 
それにしてもこの時ふと思ったのは、初戦の韓国戦を含めて、『弱い者いじめをしているような印象』。
全部勝ちにいって、相手に強さを印象付ける戦い方もありだが、シーズオフと云う時期を考えると、果たしてそういう戦い方でどんなものか?
実際に、上位の勝ち抜きトーナメントが初戦を勝った韓国の監督は「強いモノも弱いものに負けるときがある」と語っていた。
 
しかし、日本代表の各チームとのスコアを見ると意外や1点差ゲームの接戦が2試合もある。
11/11(水)
11/15(日)
 
対ドミニカ戦も得点差を見ると接戦のようだ。
11/12(木)
 
メキシコは今ちょうどメキシカンリーグの真っ最中。
ベネズエラ、ドミニカはカリビアンリーグで、出場を見やわせる選手もいたと云う。
最初の韓国戦後、ラジオで某解説者も点差は開いたが、試合の中身を見ると、接戦の要素があった、と指摘していた。
テレビの前の視聴者も、初戦の韓国戦、大差のアメリカ戦を含めて、それなりにワクワクして、みられたのではないか。
そういう意味スーパーの母子の会話も、わかるような気がする。
 
今から想うと~日本側の実戦から遠ざかって感が鈍っている。シーズン終了後、一端、オフにしたスイッチを入れなおすのは無理がある。プロの選手は試合現場で真剣になれる。しかし、それとトーナメント試合で、その意義と目標をキッチリ定めて相手を倒していく動機づけ、をすることとは違う部分が多い。
そういう意味では、今回の大会。
監督コーチも含めて、日本プロ野球選手の身体能力を借りて、モチベーションは女子ソフトボール日本代表を借りた方が良かった。
 
ダル、侍ジャパン選手の体調を気遣う「身体大丈夫なのか?
スポーツ報知 11月20日(金)0時0分配信
ダルビッシュは、通常のシーズンなら体を休めている時期に、満身創痍(そうい)の状態で激闘を繰り広げている選手に「もう12月になりそうなのにバリバリ野球やっていて選手たちは身体大丈夫なのか?」と心配な様子。   米大リーグの選手が国際大会にあまり出場しないのは、疲労を蓄積しないためなのかというフォロワーからの質問には「MLBの場合はシーズン試合数+移動距離等でいっぱいいっぱいですが、そもそも球団が出したがらないですよね」との見解を示した。」
 
W。引退した松井秀樹もイチローとの対談で、メジャーのスケジュールにはバテバテだったと語っていた。
162試合+ワイルドカードでは、シーズンオフに国際大会は無理なんだ。実際のところ。
日本プロ野球も現在、交流戦数が若干減って143試合+両リーグ半数のチームの参加するCSシリーズで、150試合はしている計算になる。
>高温多湿のペナントレースでは、ドーム球場が絶対有利。
セリーグの関東地区の球団集中も3球団にとって有利。
>巨人は二つの有利が重なっている。
夏の高校野球に甲子園を明け渡す阪神は、不利。
小さな違いが最後に大きな違いになって、響いてくる。
 
>9人制でやる野球(セリーグ)と10人制(パリーグDH)でやる野球。同じ野球でも、投手と打者の在り方というルールの根本がここまでい違うと、同一次元で論じられない。競争条件としてどちらが有利か、云うまでもない。
 DH制は、後発で、どうしてもリーグとして人気面で劣るアメリカンリーグがその打開策として1971年にアメフト的攻守感覚で導入したものである。
それによって、現状のア、ナ両リーグの力関係も昔とはずいぶん替わってきているのじゃないだろうか。
ワールドシリーズアメリカンリーグのチームが優勝することが多くなっているのじゃないだろうか。(調べていないが)
 
>それからどどめを指すようだが、ベースボールに国際大会は本質的に矛盾している。
フィールドの広さ、使用球の大きさ重さ、ストライクゾーンが違う。バットの状態も違う。メジャーンの基準に統一すると、日本野球は激変する。たぶん故障者がいっぱい出る。日本を基準にするメジャーはメジャーでなくなる。
ルールとそのそこにあるプレーも複雑すぎて技術的要素が強く、基本的に実際にプレーしたものでないと、わからない。身体能力の高い人でも野球に限りイマイチの人がたくさんいる。天性の素質が大きく左右するスポーツである。
硬球でプレーする以上、道具もキチンとそろえる必要がある。カネがかかる。
硬球、バットは凶器でもある。気をつけないと危ない。
一定の瞬間的動作をパワーを入れて繰り返すので、身体の出来上がっていない子供は故障し、二度と野球のできない身体になる危険性もある。
我らの野球が世界だ。それで良い。
>唯一つだけ云えることがある。
野球は世界基準に対等に対抗できる日本唯一の団体競技である。鈴木イチローが出現する団体スポーツは日本には野球以外になかったし、今後ともない。(活躍選手は彼だけではないが)
 
日本シリーズワールドシリーズで、野球の試合は終わりとしている。興味がわかない事には、まったく関心を示さないが、あからさまにいえば、バカなことをやっているな、としかおもえない。
>国際大会はやり方を間違えると、衰退の道につながる可能性もある。
野球は固有で特殊な競技条件が、競技と観戦に大きなウェイトを占める団体スポーツである。
その意味で競馬と似ているところがある。競馬は馬と騎手が走っているだけのように見えて、その裏側や背景は大変な団体スポーツなのである。
中央競馬会の競馬の推移を振り返ってみると、下降線をたどったのは何も経済不況で馬券購入者が減っただけではないと解る。
競馬官僚が、国際化のやり方を誤ったことや、女性若者などの新規ファン層の開拓を急ぎ過ぎて、膨大な旧来からの固定ファン層の大量離脱があったからだ。
国際化は制度改革の問題だったが、政策修正に終始した結果、生産者馬主、きゅう舎サイドの制度がそのまま温存され、そこに競争原理が導入されたため、弱肉強食で格差が生まれ、結果的に競争原理が機能しなくなり、事情を知る古いファンは興ざめした。
そういう事態を招いたとっかかりは国際招待競走としてはじめられたジャパンカップであった。関係者など諸経費全部招待者側、負担のあご足つきで勝負気配のない馬を呼んで最初は、見てくれだけは華やかだったが、事情を知る者は相手にしなくなった。今のジャパンカップでは勝つのは地元の日本馬、外国場は参加するだけの関係者を招待する観光旅行である。
 
現状の日本プロ野球も、足元の制度に改めることはあるのではないか。
そもそもパリーグセリーグの球場施設に大きな格差がある。経営主体の資本力にも開きがある。そこに、指名打者制をめぐっても、力量差は開く一方になる。
 その他に、チーム編成の柱に関わる部分で改めるべきことがあるのにできていない。
侍ジャパンなど寝言でないかと思う。ネーミングのセンスも悪すぎる。
 
 
今回のプレミア12。
2020年東京オリンピック開催を見据えて、野球をオリンピック競技として復活させることを当面の目標として関係当局は大きな絵を描いているようだ。
支配下選手に職業野球をやらせている側(球団とその所有者と相互利益保護団体)及びその市場から金銭的利益を引き出そうとする関係者(マスコミ、電通などの仲介巨大企業)、そして、う上がった見方かもしれないが、消費税増税、オリンピック開催を政治スケジュールに見立てると、スポーツを大衆の深層に鬱積する不平不満(閉そく感ともいう)のはけ口として、大衆操作の道具として本能的に感得している政権などの思惑が、これまでのWBC国際大会路線ではモノ足りないと、プレミア12に合致したのである。
世界の野球市場のヘゲモニーを日本寄りに修正しようとする意図が隠されているのだ。
ただし日本の世界市場への突出力が足りないまま、プレミア12を迎えてしまった。
 ソレがこの試合結果につながった、と云えなくもない。
繰り返すが、
「シーズン終了後、一端、オフにしたスイッチを入れなおすのは無理がある。プロの選手は試合現場で真剣になれる。しかし、それとトーナメント試合で、その意義と目標をキッチリ定めて相手を倒していく動機づけ、をすることとは違う部分が多い。
そういう意味では、今回の大会。
監督コーチも含めて、日本プロ野球選手の身体能力を借りて、モチベーションは女子ソフトボール日本代表を借りた方が良かった。」
日本代表は監督も含めてプレミア12の政治目的を理解できていなかったのである。
「プレミア12は他の手段を持ってする政治の継続」と云えなくもない。野球日本代表がスポーツ政治のヘゲモニーを自分サイドに引き寄せようとして準備しても、十分にそろった肝心のコマを動かすことができなかった。
野球技術的総括以上に、結局、大局的政治力がなかった、と云うことに尽きる。
小久保監督に批判が集中しているようだが、コーチ陣はどうなのか、ふれるものはいない。全ても方が未経験者じゃないんですか。
阪神ファンの立場から云わせてもらうとバッテリーコーチの矢野さんは、コーチとして全く未知数、来年初めてコーチとして阪神のユニフォームにそでを通す。また野球解説を聞いている限り、その能力があるとは思えない。優柔不断ぶりが垣間見える解説だった。どういう経過で就任したのか不明で、順序が逆、と考えるのが当たり前の考え方。金本監督を補佐する立場にいると云うことだが、両者はそろって、未経験者。こういうケースは前代未聞とは思うが、来年の阪神は戦力面、首脳陣の不安から、一気に最下位十分あり得ると想定しているので、今回の日本代表チームで、前もって、試験してくれたと解釈している。
 
さらに加えて、あの銅メダルさえ、逃した北京オリンピックを想いだす。集合的意思が一挙に噴出するが、空回りする傾向は、国民性なのか。
小久保監督批判の一方で、韓国代表の発言を評価する記事をネットで見たときにほっとする想いだった。
スーパーの母娘にもエンタメとみる余裕があった、様に想う。
江本さんじゃないが「たかが野球、されど野球」だ。
 
WBCと比べても物足りない印象も 「プレミア12」で日本がやるべきこととは?〈週刊朝日
「野球の国際大会「世界野球WBSCプレミア12」。西武ライオンズの元監督・東尾修氏は、各国の取り組みが淡白であることを認めるものの、WBCのように日本がリードし続けることを願う。」
 
*  *  *
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催し、世界ランキング上位12カ国・地域が出場する「プレミア12」の第1回大会で、日本代表が戦っている。
>W。今回の大会をTBSととも中継したテレ朝系の週刊朝日なので、プレミア12に政治性を見る東尾修発言をよくくみ取っている。
ベストメンバーがそろわない韓国やカリブ諸国の事情を挙げながら~。
 
「だが、ものは考えようだ。選手の質や各国の取り組みを見て、大会自体の価値が低いと見限ってしまっては、それまでだ。
~~日本が真剣に取り組み、日本発で大会を盛り上げるといい。どこかが本気にならないと、大会は続かない。何十年もたった後、「世界一決定戦」と呼ばれる大会になるまで、日本がリードし続ければいい。」
侍ジャパン”は常設化されたのだから、世界をリードする形で国際化を図ってほしい。野球少年に「将来日本代表になりたい」と思ってもらえる魅力を携えるためにもね。」
 
W。この発言も空回りの部類に入るが、
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)なる、これまで聞いたことのない国際団体の調べてみるとプレミア12舞台裏が一気に見えてくる。
記事の内容から類推して、最終結論を先回りすれば、2020年東京オリンピックで、野球、ソフトボールは球技種目として復活する。その後はどうなるか分からないけど。
例えると、春の選抜甲子園高校野球の希望枠による出場みたいなものだ。
ということは、東尾さんみたいに
 「~~日本が真剣に取り組み、日本発で大会を盛り上げるといい。どこかが本気にならないと、大会は続かない。何十年もたった後、世界一決定戦」と呼ばれる大会になるまで、日本がリードし続ければいい。」
侍ジャパン”は常設化されたのだから、世界をリードする形で国際化を図ってほしい。野球少年に「将来日本代表になりたい」と思ってもらえる魅力を携えるためにもね。」
などと力まなくても良いと云う塩梅になっている当面は。
その限りにおいて小久保日本代表もがむしゃらに勝ちに行く必要のなかったと云う裏事情がある。
むしろ諸事情のある他国に勝ってもらって花を持たせ、今後につなげるという高等戦術も結果的に間違いでない。 
ただし、ほぼ3Aチームのアメリカが優勝することもあるので、うがった見方になるのだが。
 
>イロイロ解説してくれているが要はこういうことらしい。
   <2020年復帰へ道開く>
「前述のとおりIOCのバッハ会長は、選挙公約でもあった五輪改革に着手し、40項目による改革案からなる「五輪アジェンダ2020」を作成した。この改革案の一つに、開催都市が実施競技および種目を提案できる改革案が提案された。この案が採用されれば2020年東京五輪組織委員会が「野球・ソフトボール」を提案すれば、IOC総会での承認を経て実施競技に採用されることが可能となる。そして2014年12月8日モナコで開催されたIOC臨時総会において「五輪アジェンダ2020」が採決され、この案は満場一致で可決された。これにより、2020年からの「野球・ソフトボール」復帰への道が開かれた。
今後の課題としてはまずは2020年東京五輪組織委員会に「野球・ソフトボール」を開催都市実施競技として提案してもらうことである。
>>~~2020年東京五輪組織委員会から「野球・ソフトボール」が提案されれば、早ければ2015年7月クアラルンプールで開催されるIOC総会で承認されることになる。
IOCのバッハ会長春の「五輪アジェンダ2020」によって、野球スフとボールは選抜高校野球の希望枠のようなオリンピック競技として復活するのである。
 
小久保日本代表は何が何でも第1回プレミア12に勝たなくてはらない立場ではなかった。
小久保監督の大谷7回降板は、続投とか、果ては完投などと云うコメントよりも、大谷の将来を含めた、よほどまともな采配だったのである。
 
ダル、侍ジャパン選手の体調を気遣う「身体大丈夫なのか?
スポーツ報知 11月20日(金)0時0分配信