反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

阪神タイガースの親会社阪神電気鉄道は全国規模の人気球団阪神タイガースの経営環境を喪失している。鳴尾浜球場、独身寮の劣悪環境。

以下の記事は、2016年8月30日(火)にアップした記事の後半部分。語数制限のためカットしたものである。
ナゴヤドームの中日VS阪神
谷繁前監督の末路を金本もなぞることになろう!壊し屋金本、矢野をできるだけ早く追放すべきである!と改めて確信した試合だった。
 
中日と阪神のチーム事情は似通っている。
 
他球団と比較してチームの核となる選手たちの力量が足りない←絶対的な比較劣位である。
選手たちの名前を上げて指折り数えてみると、事情はハッキリする。
必然としてFA、外国人選手獲得の当たり外れがチーム成績に直結する。
 
セリーグ順位を下からみるとその実情は良くわかる。
 
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ちなみに、繰り返しになるが、阪神タイガースの親会社阪神電気鉄道は2007年の村上ファンド買収劇の結末、株式公開買い付けの資金を調達できず、大借金会社阪急フォールディングスが「白馬の騎士」となり、その傘下=子会社化し(従って電鉄株は非上場)、商標登録を阪急阪神フォールディングスとした段階で、全国規模の人気球団阪神タイガースの経営環境を喪失している。
 
9000億円の有利子負債を抱え、債権者に生き血を吸われリストラ巨額負債圧縮が一大経営戦略になっているような会社に阪神タイガースに不可欠な設備投資をする経営環境はない。
そうすると、節操無き一部ファンに迎合一部マスコミ報道に依存して甲子園に客を呼び、目先の小銭を積み上げることが経営基本戦略になる。
 
若手育成などと称しているが、そのための遠くて近い回り道であるチーム設備への投資<カネなし、ヒトなし、知恵無し>の3重苦でできない。←ロクで無し、といことになるわなぁ~。ソレで金本に監督就任懇願の大きな流れ。
 
 調理器具不足、器が小さすぎで、素材は適切に調理できず、豊富な料理は盛り切れないのである料理人の腕前以前の問題である
球団経営者はやるべきことをしない、できないのである。

               鳴尾浜球場、独身寮の劣悪環境。
具体的な1例を上げるとすぐわかる。
 
22時30分に若手1軍選手が試合後のアフターケアを終えて寮に帰館するとする
 
食事から睡眠まで相当な時間を要し、次の朝の起床、食事、始動開始は少なく見積もっても午前10時過ぎごろになるだろうが、それ以前の時刻に2軍選手は近接する鳴尾浜球場で試合の準備に入り、球場からは様々な音が聞こえてくる。
 
1軍の試合時間の遅くなった場合、1軍出場の若手選手は、午前中、寮の部屋でゆっくり疲れを取ることもできない環境が生まれる
 
つまり昼勤の労働者の仕事場と夜勤の労働者の寝室が隣り合わせになっているため
夜勤の労働者は睡眠を十分に取れず、リラックスできず、疲れ蓄積し食欲減退し、体力と集中力が次第次第に消耗していく。←8月30日。阪神VS中日、TV中継、アナウンサーが紹介する阪神北條史也内野手の発言で裏を取っている。Wの想像は待ち杯ではなかった。発言を紹介したアナウンサーは、Wのような問題意識を持たず必死に一軍で頑張っている独身寮住まいの美談に仕立て上げていた。コレが関西マスコミ関係者一般の大きな限界である、井の蛙大海を知らず。
 
北條史也からマスコミがとったコメント
「朝、10時ごろ。隣の2軍球場の選手たちの掛け声で目が覚めるとき、2軍には戻りたたくない、1軍で頑張ろうと云うと気持ちになる」
 
猛練習や実戦の積み重ねによる経験の蓄積以前の環境の問題が阪神若手選手には立ちはだかっている、といって過言でない
 
おまけにすぐ近くを阪神大阪間の物流の動脈である湾岸高速道路が走って夜間騒音もある
 
さらに大手食品会社(臭い系食品製造)の大きな工場もあり、臭気もある。
上記2点は公害ではない
 
阪神の虎風荘は付近に半径Ⅰkm内に1軒の民家も見当たらない本来宅地でない工場地域に立地しているのである
 
要は若手育成を本気で戦略にするならば
こう云った環境からはできるだけ早く抜け出す方途を球団経営者が用意しなければならないのである
 
>ファン、マスコミの側もこうした不備を表面化して、球団経営者の姿勢を改めさせなければならないのである
 
>ソレを放棄するあるいはできない経営はチェンジすべきであり、コレこそが当たり前の処置であり、真の超変革である。
 
米大リーグ経営では2007年村上ファンド事件以降の阪神電気鉄道のような、株式法規上消滅した会社の運営する球団は資金力のある所有者に売却されている。球団経営にカネを出す経営母体は、どんな名門球団であっても時代の流れと共に変節してきた。
 
出口不明のトンネルを走行中の乗客を乗せた阪神電車が景色の見渡せる外界に抜け出せる条件は、経営母体の交代に留めを指すと考える