反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

阪神タイガースを運営する経営環境は阪神電鉄の独立性があった時代とは様相がががらりと変わって、複層。広島<東洋>カープの松田家一族経営と似て非なるところがある

 先日、大きな公園を散歩していたら、おばちゃん数人が向こうからやってきた。
先に歩いていたおばちゃんが、「若手選手を育てな~」と後ろの仲間に言った。
すれ違いざまだったので、話の続きは聞こえなかったが、多分金本阪神のことが暇を持て余しているおばちゃん連中の話題になっているのだろう。
 
 それよりずっと以前、某所でおっちゃんがいきなり、隣のおばちゃんに「金本監督のことをどう思いますか。若手選手を起用しているだけで、試合に負けても納得するわ」など聞かれもしない語りかけていた。
ナルホド、巷の大勢はこんなところにあるのかと納得した。
 
 10年ぶりぐらいに甲子園の阪神公式戦を観戦することにした。
交流戦、雨で流れたオリックス戦の予備日の試合で観客が少ないと予想して、超変革、育成の年の試合内容、観衆の様子がどうなっているのか知るため、ただそれだけのために出かけた。
金本矢野体制である限り、阪神は負けた方がいいと割り切っているので、ただただ静かに試合内容と観衆の反応を観察し、ノートに記した。
試合は、2-0でチームの状態最悪にみえたオリックスに勝った。両軍とも打線低調の凡戦、レベルの低い試合だった。
球場出口過ぎでタイガースの上着のおっさんが意気揚々と「攻撃は最大の防御なり」などと試合の後頓珍漢の感想を得意げに云っているのを聞いた。
阪神甲子園駅の道すがら、阪神高速のガード下では、若者主体の応援団らしき連中の阪神選手の名前を連呼して気勢を上げる声が大きなガード中に威勢よく跳ね返っていた。
 
自分は、この熱気は解らないでもないが、それを横目で見やりながら、淡々と駅に急いだ。
終結果はシーズンを終わったときに出る。コレが超変革の絵空事阪神タイガース都市伝説をみなし、今シーズン阪神最下位を予想したときの矜持だ。
 
今シーズンの経過を時系列で辿っていくと、先日のおばちゃん仲間の「若手を育てな~」発言は他のおばちゃんたちの中には、金本野球に批判めいた声もあったので、「若手を育てな~」とそのおばちゃんは自己」主張したのだ。巷の暇人たちの最大公約数の意見はこんなところにある。
 
いずれにしてもこう云った人たちは、阪神タイガースの置かれた現状と将来を知らな過ぎる。
 
阪神電気鉄道は2007年村上ファンド及び(このオヨビが大事)内外禿鷹ファンドによって食い荒らされ、対抗するための資金を調達できず、企業としての独立性を放棄し、バブル崩壊で大借金を抱え、なおかつ過去に突如、阪急ブレーブスを売却した阪急HDの子会社化した、という絶対的事実を無視している。
 
 阪神グルループを傘下に置いた阪急HDは商標登録替えをして阪急阪神HDと名称変更した。ここに、対等合併ではなく複雑な矛盾を孕み、積極投資のできないリストラ優先の複合企業集団ができあがったのである。
この合併のとき、阪神タイガースセリーグオーナー理事会側から、31億円の新規参入補償金を要求されている。
 
オーナー理事会の見解は当然である。
阪神電鉄は阪急HDの公開株式買付けによってその傘下の非上場の子会社になり、その子会社が阪神タイガース。おまけに阪神を傘下に収めた阪急はかつて、理事会に相談もなく突如、阪急ブレーブスを売却している。
だから、法的論理では阪神タイガースは新規参入保証金を要求され、交渉の結果、1億円に収まった。
ただし、合併の際に阪神球団の運営は阪神電鉄の専権事項とする約束が交わされたと云われている。
 したがって、阪神タイガースを運営する経営環境は阪神電鉄の独立性があった時代とは様相がががらりと変わって、複層しているのである
 
阪急阪神HDの株主総会でのタイガースの成績や運営に一般株主の発言は、タイガースの運営を専権事項とする阪神電鉄経営陣への(直接的にはオーナー坂井)ダイレクトな意見とならない。

>乱暴にいえば、阪神電鉄のタイガースに対する関わり方は、
優勝した広島<東洋>カープの松田家一族支配と似て非なるところがある
そう想って眺めていくと、今後の阪神タイガースの成り行きの底流が理解できる。
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W。ココを読めば広島東洋カープが25年間も優勝から遠ざかってきたのは資本環境が大きな原因だったと解る。この事実は将来の阪神にそっくりそのまま適応できる
 
阪神電車オーナー球団サイド、関西マスコミ、監督等)は乗客(阪神ファン)を乗せて出口不明の長いトンネルに突入中なのである
客車の何両目までトンネルの中に入るのか、ファンの認識次第である客車の中は真っ暗ではない。車内照明に照らされているが、電車は暗いトンネルの中にいることは間違いない。
 
>したがって、ファンの自覚症状は以前の時代とは違う。以前の様な暗黒時代のタイガースを頑強に否定する一部ファンの意見もそれなりの事実に基づいているのである。
グローバル資本制下プロ野球では一定のファンは付着する。オタク以上の広がりを持つモノ好きが多数存在する社会環境が醸成される。
 
なお、西武鉄道西武ライオンズも関係も強い西武の時代とは大きく様変わりしている
プロ野球球団を経営する母体として鉄道資本(20世紀半ばまで)は古い業態となっている
以前はプロ野球球団経営する私鉄資本は、ざっと挙げただけで関西鉄道資本4社、国鉄西鉄、西武の計7社。
大きな固定資本の重圧で常に収益率を意識(今も旅客部門の収益率が一番高い)してリストラが目論まれるので、波及効果も限定的で、採算性の悪い球団経営は適さない。←重厚長大の経営構造自体が球団への設備投資を阻む。
 
古い業態の鉄道資本が経営母体である西武、阪神の今後は万年Bクラスに低迷する宿命にある。
球団経営をするための<カネなし、ヒトなし、知恵無し>ロクでなし
西武ライオンズの次期監督問題の記事をよむと、この球団も相当、詰んでいる状態であると解る。阪神の方が酷いが。
 
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  引用
広島東洋カープの「東洋」は、マツダの旧社名である東洋工業を指す。「東洋」がチーム名に入ったのは68年からだった。
当時東洋工業社長の松田恒次氏が球団株を集約し、68年に東洋工業と松田家が株主として名を連ね、球団名に「東洋」の文字が入ることになった。
東洋工業オイルショックで経営危機に陥った70年代、当時の松田耕平社長(W。戦前の3輪トラックの時代から数えて2代目)は、経営責任を取って非創業家の山崎芳樹氏にバトンを渡すと、79年には米フォードと資本提携を結び、東洋工業における松田家の発言力はみるみる低下していった
松田耕平氏はマツダ株を手放す代わりに球団の経営権を手元に残す形になった。←W。阪急阪神合併の際の球団運営を阪神電鉄の専権事項にした約束(マスコミの一致した報道)は阪神電鉄が松田家化したようなもの!(法的拘束力のある文書化しているかどうか不明。)。したがって、HD側からみると阪神タイガースは子会社の子会社で収益率が絶えず気になる存在であるが積極投資はできない。
 
 
   
  W。<一族が経営「私物化」> ~良く言えば、ドジャースのかつての経営者オマリー家みたいな存在。サラリーマン球団経営者と違ってそれなりの責任性が持続し、明確化し、工夫も生まれる。 阪神にはないところである松田家は地元広島の超名士である
 
>現・球団オーナーの松田元氏<W。3代目>(耕平氏の息子)は、77年に東洋工業に入社しているが、82年には退社し、83年に球団取締役に就任。父・耕平氏の死去に伴い、2002年にオーナー職に就いている。
>次期オーナーの最右翼と見られているのが、現オーナー代行の松田一宏氏<W4代目>。
球団の社外取締役に就いている松田弘氏(元氏の弟)の長男だ。一宏氏は慶應義塾大学卒業後、球団に就職し、マツダへの出向も経験している。まだ34歳と若く、球団オーナーとしての帝王学を学んでいるところだ。
すでにお気づきだと思うが、株式会社広島東洋カープは典型的な同族経営の企業になっている。」
 
W。広島東洋カープの松田家経営の方が阪神電鉄のサラリーマン経営者よりも経営責任がはっきりし、その自覚も高まり、創意工夫ができるようになると考える
 
そもそも、現在のマツダ松田家に次ぐカープ球団2番目の大株主の売上高3兆円超の世界企業。フォードとの関係も清算して以降、その気になればカープにカネは出せる状態。
  
 
     資料
広島東洋カープの主要株主> 松田家が経営権をにぎるが、マツダは資本参加している。結果的に経営と資本の分離ができている。
 
マツダ 34.2% ←スポンサーのようなものという意見もあるが、後ろ盾の関係にあることは間違いない(宣伝広告費としての出費など様々な手口がある。
松田一族42.7%
カルピオ18.5% 公正取引委員会の勧告 (平成27年2月26日)株式会社広島東洋カープに対する勧告について ... W。カルピオは広島東洋カープのグッズ等々を一手に納入する球団関連会社である。
この勧告は、消費税分を上乗せしないで商品を納入する様にカルピオ側に内通した事が告発されている。
カープ女子ファッションの供給元の会社である
 

「清貧球団カープ」の俗論を徹底検証する6~旧市民球場時代のカープは「貧乏球団」ではなかった証拠。
W。詳しい内容は上記を参照。
引用
自己資本比率とは資産額に対する純資産の割合、平たく言えば手持ちの金がいくらあるかを示します。これが高いほど借金への依存度が低い健全経営であり財政基盤が健全であることを表します。カープは旧市民球場時代から常時、50パーセント前後でした。これがどの程度高いかと言うと資本金額が1億円~10億円の企業の平均値は26.2%ですからカープは旧市民球場時代から「超優良企業」だったことが分かります。」
 
では何故、「カープ=清貧球団」というイメージが先行しているのでしょうか
W。洋工業マツダは他球団の親会社のように宣伝費などの名目で球団経営に巨費を毎年つぎ込まなかったなかった事だけは事実。身の処し方としては賢明だったと云うだけだが
広島というキャパシティーの限界、カープ球団設立時の中国新聞などの資本力のぜい弱性、を踏まえると当然の処置
 
W。大衆相手に高額の耐久商品自動車をつくり売り込まなければならない会社が特定球団の経営の前面に立つことの不利益は計り知れない、とするのが経営者の健全な常識!東洋工業マツダが特別利口にたちまわったわけではない。
 
 そして大きいのは地元メディア、特に「中国新聞」の記事です。←W.中国新聞カープ設立時に読売正力松太郎、広島出身の旧内務官僚と連携し主導権をとった。現在スポーツ新聞も発行しているのじゃないですか?
 
>「親会社がない=貧乏」という先入観(というよりイメージ戦略)で報道してますね。「貧乏球団であるカープを救うために市民が立ち上がり募金活動を始めた」という美談を無理やり作り上げていることが分かります。」
ということで「市民球場時代、カープは経営危機だった」「カープは貧乏球団」というのはマツダ一族と中国新聞によるプロパガンダの見事な成果あることが分かります。
マツダ - Wikipedia W。ホッー。後ろ盾は球界1、2を争う大きな会社なんじゃねぇ~。大リーグにも宣伝費を投じている世界企業。もちろん生産拠点もある。大リーグ事情にも詳しい、助っ人情報的確も当たり前。物的人的基盤が米国内にある。
自動車メーカーが普通に経営できるとコレぐらいの売り上げと儲けになる。
東洋工業は戦前から輸送機を製造してきた会社であり、なりあがりではない。多分地元企業ではNO1であり続けたのではないか。戦前の広島は軍事(軍需)都市だった。
 
売上高   連結:3兆4,066億300万円
営業利益 連結:2,267億7,500万円
純利益   連結:1,344億1,900万円
純資産   連結:9,767億2,300万円
従業員数 連結:4万4035人
ソフトバンク - Wikipedia
売上高  1兆5,791億600万円←連結決算ではない。単体。しかし、世界企業マツダの経営規模との比較にはなる

従業員数 約1万7,700人
 

現状の阪神電鉄の売上高は、村上ファンド以前の約半分になっている。
売上高
連結:1,856億38百万円 ←以前は約3500億円、阪急の連結は7000億円強だった。
 
なお、文中、阪神西大阪線延伸工事の巨額出費が球団への設備投資にブレーキをかけている現実には触れない。甲子園球場大改修工事とともに阪神電鉄の過去の堅実経営の動向からまず何より償却が優先される。鳴尾浜球場、隣接独身寮はずっとそのままの状態で放置されると云う事だ。
 
 
阪神ファンには、日本プロ野球ビジネスの到達段階に対する一知半解がある。
 
こんなショボイ非上場子会社(阪神電鉄)が阪神球団を経営していることに大きな無理がある。
DeNaも似たような経営規模だが、南場のオバハンがハマスタ運営会社を株式公開買い付けで乗っ取って、資産225億円の無借金超優良会社不動産、有価証券半々)の資産を球団を強くするためという名目で取り崩しできるようになった。阪神よりも経営環境は整ったとみるべきだ。
 
阪神タイガースは球界1の貧弱な経営基盤しかない球団である。
おまけに球団責任体制は一企業内のサラリーマンの出世の論理に縛られる南前球団社長の失脚がその典型
前社長南が、村上ファンド以降の阪神電鉄の現状を糊塗し、FAや補強で何とか体面を保ってきたので、ファンは阪神球団の経営が直面している実態を目の当たりにしないで済んだ。
 
振り返って若手育成を蔑にしたなどと簡単にいうヒトがいるが、南社長時代に何よりも優先してやるべきは鳴尾浜球場と隣接する独身寮の移転であった。少なくとも独身寮だけでも移転すべきだった
器が小さすぎるのにどうして豊富な料理が盛れるだろうか?
松田家にも劣る阪神電鉄レベルで対処してきたから、その矛盾が金本監督要請になって噴出し、出口不明のトンネル突入を早める結果になった。
 
松田家のような責任の継承性もない。職責を止めるとそれで責任は解消される。当然創意工夫にもつながらない。
 
第2。20世紀半ばまでの古い資本、鉄道資本では21世紀の球団経営はできない。
球団経営をできるだけの資金の余裕が作れない。収益性の面から球団を経営するメリットもない。
西武は球界に途中参入した企業。
結果的に、かつての鉄道資本で球団経営を維持しているのは阪神だけあり、コレは究極のところ春夏の甲子園高校野球の開催知る球場を保有していることと密接に繋がった朝日新聞毎日新聞系と分かち合った利権の寄与度大きい。コレがなければ阪神はとっくに球団を手放している
 
しかし、裏側では、春夏甲子園高校野球に本拠地球場を提供しているための不利も大きすぎる
阪神タイガースは12球団1、野球環境偏差値が低い。シーズン終盤の失速の大きな原因はココにある。
打破する手当は経営の設備投資で選手たちの環境偏差値を得げてやること経営者の最大のなすべきことであり、金本監督招請に熱中するなど、論外である。
 
阪神ファンにも相当なところまで来ている人が多い。
若手育成
他球団との競争の中での具体的な個々の選手の問題である。誰誰の選手がどの程度の水準にあり将来どうなるのか?この課題の設定の仕方を抜きに一般論として若手育成を語っても意味はない。言葉、掛け声だけだ。
阪神ファンの一部は具体的に見なければならないことを一般論で済まし、監督や選手をその目玉から評価している。そんな野球の見方は邪道であり、何年も続けられるわけがない。我慢するとかしないとかものんだいではなく、野球の正常な見方を全うできるかどうかの問題である。
問題のすり替えである。
金本等も最初から抽象論が多すぎ具体論が乏しかったからこそ、負けが込んできたという現実がある。
金本の究極の野球像、<指導者が何もしなくても選手が勝つ野球をする>などという野球は草野球、そのものではないか。
抽象的な期待が他球団との具体的な試合で裏切られてきた結果、他所からの戦力補強に望みを託すと云う実に解り易い道を選んでいる。
しかし、最初に大間違いをしたモノが既成の戦力と上手くミックスして、補強した戦力を使いこなせるだろうか。
また、金本の様な首脳陣に国内から補強選手が集まるだろうか?
今年1年の戦い方から普通に考えると来年も悲惨な事態が待っている。まだこの程度の借金で済んでいるのは他球団にも特殊な負の要因があったとみるべきで、去年ならもっと悲惨な事態になっていた。来シーズンは今年の様なことはない。
 
乱暴にいえば若手の成長過程を楽しむのならば、2軍の試合をじっくり見た方が良い。可能性を秘めた未熟な選手が一杯いる。
1軍の試合はある程度のレベルを基に楽しむべきものではないか。
一般論としての若手育成がシステムとして成り立つ基盤は経営者の設備投資が肝心。ココをスルーしての若手育成を指導者の責任だけに済ませるのは間違い、古い野球観である。

    <追記>
金本、矢野の野球をみていると嗤える事が多い。
今シーズンは、そんな歪な「楽しみ方」もするときが多かった。
そんなな思考回路のからくりでもしなければ、みていられない試合が多かった。
 
ざっくりいえば、和田豊監督が金本の力同じならばならば、若手を使うなどという(金本本人の弁。片岡打撃になるともっと酷く、きちんと挨拶できる選手を使う)機械的な野球をしていても今の借金17より、6つか7つ勝ち星が多かった、とおもう。←もっともそんな機会的な素人野球はするわけがないが。
 
という事はプラス、マイナストータルして、純粋に采配ミスで負けた試合が7つはあったと云うことである。
 
金本等が率いる来季も絶望的だが、
まず何より、この純粋に采配ミスで負けた試合を引っ張り出してきて、精査すべきである。一般論やムードであ~だこ~だ、振り返っても1歩でも前に前進できる答えは出てこない。
まず何より、金本が解説者時代よく語っていた作戦戦術面の反省である。戦略ではない。
 
野球のセオリーに反する采配ミスが相当、あった。
ココをはっきりさせることである。
 
「―残り11試合。今季の集大成にもなる。

   
「うちの野球というのが結局、目指すものができなかった。(目指していたのは)4人(福留、鳥谷、ゴメス、西岡)を中心として、若手がしっかりアピールして付いていく野球。(できなかった要因は)主力の不振が一番。西岡のケガ<W。休ませながら使わなかった。上本を否定したから故障持ちの西岡依存になった。>とかあったなかで、出てきた若手が数名。どういう野球をやる、というのがなかったわね。やりたい野球はあったけ←W。現有戦力を無視した絵空事
横田、江越がいたころは足を使えて、足でどんどん攻めていく。2人が2軍に落ちて、いなくなって、代わり原口とか中谷とか足がAランクでない選手が試合に出始めると、やっぱり足の攻撃は使えなくなったし。どういう野球をするという方向性は正直、選手がグルグル代わったからなかった←W。監督責任放棄の自然現象を語るような、いい加減案発言。」
 
 金本発言  セオリーに反する野球の反省が全くない。
① <鳥谷が変わらなければ阪神は変わらない>などというシーズン当初のチームマネージメントは野球のセオリーに反している。4選手の力の限界は昨シーズンで明らか、無理な期待をしている。無理な期待の反動によって、彼らを機能させる術を失った。この情緒野球がまず第一の反省点である。
鳥谷、ゴメスと監督の間に不必要な対抗軸を作ってモチベーションを与えることができなかった。
②横田等を使った走る野球は草野球レベルの野球。シーズン当初だからできたモノ。この反省ができない。
 
>③インタビュー記者の質問は簡潔明瞭
「「―残り11試合。今季の集大成にもなる。」
    ↓
これに対して金本はシーズンを振り返っての<総括>めいた発言をしているが、そこまでこたえる必要はない。
 
しかも、選手個々の名前を上げなければ、シーズンの戦い方の総括ができない。具体的問題に対する抽象力の貧困さ加減は監督として致命的欠陥である。即物的な見方でしか世界をみえないヒトだから行き詰まったときに逆に精神に救いを求め、精神の在り方を問題にせざる得ない。
 
こう云う監督としての思考力の欠陥がチーム全体をマネージメントしていくことができない事に繋がる。
 
>この発言はチームの結束力を心がける監督仕様ではない。
>監督対個々の選手の個人的関係の軸を常にチーム内に生み出してしまうものである。
>甲子園の高校野球の勝利監督インタビューにはこの種の発言はない。厳しいトーナメントを勝ち抜くため、また教育的措置として、この種の発言はチームの結束力を強めることにならないと知っているからだ。
長丁場のリーグ戦のプロ野球にも同じことが言える。
 
金本は常日頃から監督の目で野球を見ていない。選手個々の状態をみるコーチの野球の見方である
なお、今頃になって、また横田選手の名前が出てきた。
一部阪神ファンの横田選手観。→横田選手は野球センスがない。野球以外のスポーツの道を歩んでいればよかった。
Wは一生懸命、一途な横田選手選手をみているとせつなくなる。金本の横田選手へのこだわりも解る。しかし、一事が万事という事がある。監督としては、こう云う見方は自制すべきではなかろうか?
 
金本の個々の選手を見抜く力さえ疑わしいものになってきた。
つまり監督不適格だけではなく、コーチとしても不適格者ではないだろうか、という疑問がわいてくる。
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その采配ミスを重ねてチーム成績が急激に低下していったときに監督金本は矢野作戦バッテリーコーチに攻撃時のサインを丸投げし、自分は傍観者の立場に立ったはずである。ベンチの矢野金本の動きをみていると素人でもはっきりとこの経過は分かった。
 
金本矢野が攻撃時の采配を確認しあって矢野が3塁コーチにサインを出していた時期は交流戦終了までであった。それ以降、攻撃のとき、矢野が単独でサインを出すようになった。
このような肝心のベンチの動向の変更は、経験豊富な相手チームに隙を与えることになる。
巨人、広島戦の対戦成績に悪さは、ベンチの動向にも大きな原因がある。
 
矢野が攻撃のサインを出すようになってからは、金本が関わっている時よりはセオリーに沿ったサインがあったが、手堅く行くべきときに攻撃し、攻撃的な策をとるべきときに手堅く行くと云う、野球センス欠如を物語るモノだった。
 
そうすると、金本矢野の両者とも不適格者丸出しなのだが、
>まず何より金本流草野球を厳しく具体的ゲームに沿って反省し、采配音痴の金本は攻撃時の作戦に関わらせないように処置すべきである。それくらい首脳陣間で厳しく確認し合わなければ、来シーズンも借金過多状態になる。
 
野球センスなき矢野は余計な思惑を捨てて高校野球的教科書通りのサインを出すべきである。
 
ま、結局は今年限りで止めよ!といっているようなものだが。
 
両名は学ぶ力のない御ヒトである、と端的に想うが、彼らは謙虚に学ぼうともしなかった。
教えるヒトは教わるヒトに学ぶ、という相互間の自己成長の論理も彼らにはなかった。
*********
 
引用
「<ジョーマドン、カブス監督> 良い話である
レイズ時代のマドン監督との出会いで人生が変わった。
半分は一杯で、半分空っぽなヒトなんだ既にイロイロな知識をもっているけど、常に何かを『学ぼう』『取り入れよう』とする柔軟性がある。
正直でいつも明るくハッピイ。そしてさりげない。
あるとき、数試合で連続で安打を打たれ本塁打を打たれた事があった。
またAAAに落とされるのか。でもジョーは呼び出すこともなくフラッときて挨拶と同じくらい普通の感じでこう云ったんだ。
『また同じような場面が来たとしてもぼくが選ぶのは君なんだからな』って。さりげない一言なんだけど自分には半端なく大きかった。『次はアウトをとれる』って信じてくれているんだって。そんなこと言ってくれる監督は何処にもいなかった」
今では緊迫した場面の方が興奮する、自信をもって語るランディ。まるで」<父。を語る少年のような生き生きとした、笑顔がとても印象的だった」
*********
 
こうした輩を想いきって1年限りで排除するのが、被害を最小限度に収める方法であるが、そこまでの決断はできない。なにしろこれらの呼び込んだモノがベンチに溢れている状態だから、もう1年谷底をみなければ刷新できないだろう。
 
しかし、来シーズンも大借金を抱えているはずなので、途中の金本休養の可能性もある。3年の任期いっぱいの契約金を保障されたまま、チーム成績不振から我が身を守るための自己保身逃亡である。
 
しかし、今シーズンのベンチの金本の表情や金本発言を観察していると、成績不振で精神的にダメージを受けるほどの責任感は全く感じない。休養を言い渡さなければ平気な顔をして監督の座に胡坐をかいている。
 
金本監督要請の経過から、現球団幹部に金本去就に対する権限はなく、オーナー坂井の決断が必要となる。
ところが、坂井は決断をできる人物ではないとみる。此方も無責任。元々球団への責任感があれば金本の様な不適格者は精査できて排除できている。想い付きとひいき目で監督にした。無責任が無責任を選んだ。
 
関西マスコミは金本批判に及び腰になるハッキリとした理由がある。
 
そうすると来年の今頃は~~。
いずれにしても、「反俗日記」は解り切ったことに興味がない。
これまで阪神記事を書いてきて、阪神タイガースの舞台裏、ファン気質の変質と、よって来たる所は解った。
来シーズン、自分の説の正しさは、チーム成績によってわざわざ証明する必要もないのである。今年で十分証明された。
来季の阪神電車は完全に出口不明のトンなるの中に入る。
阪神タイガースが今後、Aクラス入りすることはない。
 
記事を続けたおかげで阪神ファンは完全に卒業した。
 
サンケイスポーツ 9月14日(水)5時0分配信
 
よく生きることが大切になってきた。
 
W。金本は監督としての肝心な軸が完全にクルッテいる。
選手と球団の<私的交渉>の領域に選手拘束力の強い日本プロ野球球団の立場に立って発言するとは、監督権限の拡張侵害である。
プロ野球選手労組は金本発言に厳重抗議すべきである。
 
まだシーズン中にも拘わらず、来年に向けて金本>の藤田平ゴジラ化形態がますます進化中!
早くも来シーズンの結果を完全予告する金本発言である。
.>それにしても、一体だれがこんな自己中心的な監督を作ってしまったのか。
 
サンケイスポーツ 9月14日(水)9時21分配信
>肯定的なコメント各種。金本がダメなら、掛布聖域化(上記の金本記事参照)ので発行部数維持の保険をかけている。
関西サンケイスポーツは金本人気の低下を見越して~~<この辺が関西他紙の先をいく先見の明。金本(否定系でも利用価値大~コメントで食い付き多数をみてもわかる~~、掛布(未知数、使用前、のままなので、ファンの願望を一発の記事でレールに乗せ易い)の二つのアイテムを捏造する創造力ある>
掛布2軍監督の対抗軸(掛布2軍特集欄を毎日掲載)を無理やり作って、市場占有率60%超えの販売部数確保(阪神肩入れ特化記事とフジサンケイグループの競馬利権によって拡販してきた)のための阪神記事のバリエーションを確保を目論んでいる。
 
>関西スポーツ紙の阪神関連記事は記事を作る側の思惑と立場で読まなければならない代物である。
 
なぜ、この男が阪神球団からお呼びがかからなかったのか。マスコミの云う久万俊一郎元オーナーの判断だけではない。
かつての日テレ系の解説は気持ち悪い受け狙いの「高級」野球漫談の類→現場での実行効果は大いに疑問。
→2軍監督になってからの選手育成に疑問。何を教えてきたのかという初歩的守備不安の1軍昇格選手が多い。高山選手への指導に疑問を感じる。
現場でのヒトとなりを知る1985年日本一メンバーの間で人望はなかった(岡田、真弓は監督経験)。
プロ野球現場の指導者として実績はまだない、といって良いほどなのに、関西マスコミ評には肯定的な記事が多い。
 巷で実際に耳にした噂は、間抜けなもの。←要するにお山の大将になってしまっていた。その人物が2軍監督を全うできるのか?ましてや1軍監督?