参考資料 →伝統を大切にした静かな大人の野球
動画にアップした時点で、著作権の関係からアナウンサー解説者の音声が消されたのか
ネット動画配信のゲームをアップしたのか不明。観客席を含めた球場の映像、音声だけを拾っている。
投手の投げたボールがベース盤に接近した瞬間のシュッという音は唯一最後まで全米ネットワークで大リーグ中継をしていたCBSが完全撤退するころから、使うようになった。どう考えても人工的擬音で、不自然極まりないが、野球を実際にプレーした事のある人口比率が日本よりも少ない米国の視聴者には抵抗感がないのだろう。日本でこんな不自然な擬音を使うと圧倒的な苦情がきて即、中止になるだろう。
ジョン・レスター (左投手) - Wikipediaは辛抱強い投球ができる大人の大投手。
中地区首位のカブスに招聘されて2年目のジョー・マッドン監督は2位カージナルスはドジャースに次ぐ2位で勝率537~を大差のゲーム差でリードしていもなおバント多用などなりふり構わない勝利至上の野球に徹している。
西地区順位はつい最近、0,5差でSFジャイアンツと入れ替わった。
ジョーマドンの経歴は緑マーカーをクリック。
人物構成に大問題を抱える金本に監督就任を懇願した阪神球団が大間抜けで墓穴を掘ってしまったのである。
ジョー・マッドン参考資料その1。
YAHOO知恵袋の回答の文中で2点付け加えることがある。
3軍制度に巨額の投資をしているソフバンは、コーチの信賞必罰による入れ替えが見受けられる。
同じく巨人の3軍の指導者には名の通った1軍コーチ経験者が就任している。
3軍制度を採用すると登板上がりの1軍ローテ投手を遠征に連れ回して調整させる必要がなくなるのではないか。
それだけならまだしも阪神金本体制はベンチ入りして試合見学をさせていた。ようやく、やったりやらなかったり任意にしている。システムそのものが違う大リーグ方式のサルまねであり、大馬鹿ものである。
ジョー・マッドン参考資料その2。
W。チャンスは複数回与え失敗してもかばうが、同じ失敗をしたら降格させる。メリハリの効いた本人も周りも納得できる起用法である。
ジョー・マッドン参考資料その3。
「新監督の座を射止めたコリンズ監督は「長年マイナーリーグにいた人間として、傘下マイナーリーグから誰かコーチ陣に招聘することが重要だと思ったんだ」と、当時GMだったビル・バベシ氏に組織内でふさわしい人物を数名挙げてもらったところ、その1人がマドン監督だったという。
後日コーチ陣の候補者と面接を行ったところ、マドン監督の「情報の整理能力、試合に向けての準備、考え方に心底驚かされたんだ」と振り返る。」
>ちょうどコンピュータ時代に突入した頃で、ジョー(・マドン)はとても入れ込んでいた。だから、面接をした時に、この人だ!ってなったんだ」
W。金本、矢野は感覚や経験、スコアラーの情報だけに依存しないで、情報を自分で取る習慣を身につけよ、そうすれば同じ失敗を繰り返す回数は減るかもしれないと以前から批判しているが、その素養がないのだからどうしようもない。プロ野球の指導者としては時代遅れである。
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マドンはなり振りかまず戦力強化にまい進しているが、ヤンキースから獲得したチャップマンはつい最近敗戦投手になっている。チャップマンは絶対的な守護神の能力はない。キューバ出身選手は環境になじめない人が多い。
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マリナーズの先発は岩隈久志 - Wikipedia。←素直な球筋ののストレートは1球も投げなかった。完璧な大リーグ仕様の技巧派投手に転向し成功している。
1塁手、前ソフバンの李大浩 - Wikipedia。←抜けた穴は大きかった。調子はイマイチに見えたら、先日マイナーに降格した。
初戦に先発し勝ち投手のレスターは一発で見事なバントを決めているが~~野手は失敗~~、「最終戦、7月31日のシアトル・マリナーズ戦の延長12回裏の1アウトランナー3塁の場面で代打(打率280弱)として起用され、サヨナラスクイズを決めた」。
大リーグでは登板後の先発ローテ投手はベンチ入りする。ただし、戦力として使える場合じゃないか場合じゃないかな?前田健太も代打で登場している。160試合もやる、移動距離が長い、巨額FA獲得選手がいるなどの理由でそれくらい選手を使い回しなれらば勝てない。阪神のように何かを感じ取るとかチームとの一体感を得るためにベンチ入りしているわけではない。
かなりのハンディキャップになると想う。
球場の観衆も昔懐かしい大リーグの風情を大切にしている。
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>身の丈を超えた無理をしてまでビリーのヤギの呪いを超える必要はない、(ワールドシリーズを本拠地で開催すること)と想う。またまたプレーオフで負けるような気がする。相手はSFジャイアンツORドジャース、コリンズ監督のナショナルズが予測される。
>コレは阪神タイガースにも云えることである。
>ペナントレースの大事な春夏に~~開幕、体力消耗の激しい高温多湿時期~高校野球全国大会に本拠地球場を明け渡すのは、他球団に比べて大きなハンディキャップだが~注1~反面、犠牲を払って日本野球発祥の歴史と伝統を守っていると云えなくもない。
がしかし、カブスとまったく違っているところは阪神球団の経営者は、日本野球発祥の歴史と伝統に依存して、限界ある中で最大限の経営努力を怠ってきた。大方のファンは自己中の世界が壊れるので、直視したがらないが、コレも言い逃れのできない絶対的事実。関西マスコミは解っていても情報にできない。ココも自己中の世界を作り上げている。
~~甲子園及び関西マスコミの宣伝力~~関西マスコミの阪神贔屓も結局は日本プロアマ野球の発祥の歴史に始原がある、単に関西地区に阪神ファンが多いから阪神情報を垂れ流しているであれば、全国に阪神ファンが散在している理由が説明できない。
>ファンはこの現実に対してチーム力減退のズレのある期間が8年ほどあったから、気づいていないだけだ。
この期間を球団社長として取り仕切ってきたのが南信男(60)であり、球団顧問だけの役職に失脚した。
電鉄経営者はさすがに阪神ファンよりも先を読んで危機感を持っているがカネなしヒトなし知恵無しで超変革の絵空事を唱えるしか術がなかった。マスコミの食い付きが良すぎて、最下位でも良い若手育成をなどと修正したが、監督不適格者金本の言動に直面して今頃後悔しているだろう。
しかし、なす術もなく時間だけが経過していく。
失脚寸前に「オーナー」坂井の意を汲んで金本監督要請の先頭に立つ、という責任を取れる職責を外される予定のモノが金本監督要請の先頭に立つというお粗末さである。
従って、金本招聘の責任はワンクッションを置かずに直接オーナー坂井のところに行く構図が成立しているので、どんなに成績が低下しチームが焼け野が原になっても簡単には金本を休養させることができない。
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大阪D使用でも体力技術の調整は遠征が続くと困難、シーズン終盤の失速の最大の原因。
>根本的な改善策無しだが、戦力に大きな限界のある以上、和田監督が2015年に試みたサバイバル野球は参考になる。ここまでは和田監督時代に自分も考えられなかった。ただし和田監督批判は一度も記事にした事がない。記事にするだけの興味が向かわなったこともある。
ましてや金本など解説者時代にダメとみ切っていた。選手時代の金本も広島から助っ人に来てよくやっている程度の感情しかわかなかった。
和田サバイバル戦略とは、端的にいえば捨てゲームを作ること。手堅い作戦に徹し粘り強く勝てるゲームを拾っていくこと。
12球団でも最低レベルの鳴尾浜球場、独身寮施設の移転が根本的な改善策だが(器が窮屈だと中に盛った料理は外にはみ出す!)、
ましてやカブスとは真逆に金本のような無能、未経験、人物構成に修正できない大きな問題を抱えたものを監督に据えて、野球環境偏差値12球団最低の条件を突破する最大の手立てである設備投資抜きで人的要素だけに依存した育成など本末転倒も時代錯誤も甚だしい。
>阪神破壊の元凶、野球観なき無能金本等(金本、矢野、片岡、金村、「掛布」~徹底して観察していないので結論は先送りにする~)を追い落とすためには、他球団の力を借りて、何としても最下位に釘づけにする必要がある。~ヤクルト、中日、横浜には頑張ってほしい~阪神の選手たちは自分の成績優先で、故障に気をつけてプレーして欲しい。気をつけなければ金本矢野等に潰されてしまう。
阪神電鉄は村上ファンド及び内外の禿鷹ファンドの株式買収攻勢によって、9000億円の有利子負債を抱える偽の<白馬の王子>、阪急フォールディングスの子会社化し、阪急の公開株式買付けに要した負債と合わせと当時1兆2000億円、10年後の今現在、ようやく9000億円の有利子負債を抱える株主大衆に経営主体責任を問われない、株式非上場企業体になった。
阪急阪神HDの株主総会の場で阪神タイガースが話題になるのはそのせいだが、阪神電鉄はHDの株式非公開の子会社で、タイガースは阪神電鉄の子会社なので、HD株主総会でタイガースを議題にしてもHDの幹部にツークッションも置いた孫会社について議題を吹っかけているのが実態。村上ファンド以前は阪神電鉄の株主総会で直接阪神を議題にすることができた。阪神タイガースの経営の当事者責任は希薄になっており、話題に乏しいマスコミが勝手に取り上げているだけだ。
現状の阪神電鉄の売上高の縮小をみてもをわかるように村上ファンドによる仕手戦以降、阪神球団も含めた電鉄系列企業のリストラ阪急との間のすみ分け合併が進み未だ9000億円の有利子負債の圧縮がHDの大きな課題に挙げられている以上、阪神球団を強化するための当たり前の設備投資は手控えられる大きな流れのできており、人的要素や言葉のより幻想をふりまくしか球団を維持していく方途はなくなっている。
この環境から飛び出してきたのが金本監督就任を梃子にしようとする超変革キャッチコピー路線である。
阪神電鉄資本とアマ野球の聖地化した甲子園球場、そこを本拠地とする阪神タイガース人気の全国化とローカルの伝統ある企業、堅実経営の阪神電鉄の不均衡的矛盾を村上ファンドと内外禿鷹に突かれて阪神電鉄はグローバル資本主義の最先端への対応を失して屈した。
~~傘下に収めた阪急フォールディングスの商標登録を阪急、阪神フォールディグスに形式的に改めただけだ。コレが実態である。故に、当初のオーナー会議では阪急の突然のブレーブス球団売却の件もあって、セリーグ新規加盟に相当するとみられて30億円の新規加盟料支払いを要求されたが交渉の結果1億円の加盟料に収まった。
要はこの時点で、2リーグ分裂以降の阪神電鉄が甲子園アマ野球の主催者朝日新聞系列と職業野球の雄たらんとした読売新聞系列及び中日新聞系鉄、中国新聞(広島)などマスコミ企業と連携することによって歴史的に形成してきた阪神タイガースの経営の土台は経済的に身動きの取れない状態に大きく変質した。
2007年以降、2015年までのAクラスで優勝争いに絡んできたタイガースと経営母体の主体的積極的経営戦略の喪失の間のタイムラグは、FA選手獲得やファンのファンの手軽な傾向を積極的に助長し観客動員を維持する目先の資金繰りで乗り切っていたに過ぎない。
コレが前球団社長の南の球団運営方針だったと総括できるが、南の運営路線の最終的破たんは2015年の球団創立80周年に優勝を逃したことを最終結果として問われ、南は電鉄役員の職務の一切をを外され(一時は阪急阪神HDの役員まで出世していた)球団顧問の身分に失脚した。電鉄系列の人事は一端ルートを外れると浮上はない。
そこでさすがに経営サイドにも球団運営の先行きが危ぶまれると認識された結果、危機感をもって手を打った。
手段は積極的なチーム環境の改善を目指した大型投資を抜きにした相変わらずの人事要素に依存した事態であった。超変革とはっ来てあきれるほど中身にない旧態依然たる人事異動である。ソレにしては阪神タイガースの破壊者に相当する人物を監督の座につけたのだから、やっぱり超変革である。チームを焼け野が原にするための。
~~経営母体の変質とチーム成績のタイムラグを埋め合わせる手法を取り仕切ってきた球団社長南は電鉄の要職を解かれ失脚するが、
>ナント最後の仕事は、阪神金本監督就任よる、阪神生まれ変わりという電鉄会長坂井の金本好みから発した能力や人物構成を無視した監督就任要請の絵空事の現場指揮をとって、人事権など過大な金本の要求との折り合いをつけることであった。
結果、一軍二軍コーチに指導能力の検証されたことがない新人や未熟者、指導者不適格者が多数起用された。
この時点ですでに中村勝広GMは死去しているのだから、筋道としては金本を契約途中でやめさせることを発起し、説明責任を問われるのは、顧問の肩書に退いた失脚南でない、まして新社長の四藤でもなく、直接監督任命責任者であるオーナー坂井だけであり、
>金本を3年の任期半ばで止めさせるのは落合GMが権限を維持している中日球団より困難を伴う。
任期途中の金本追放は、オーナー坂井のオーナー辞職と引き替えにならざる得ない。
ソレを坂井は決断できず、成績低下のままずるずる先延ばしにしてチーム力はますます低下していくとみる。
金本の欠陥はあまりにもあり過ぎるが、一言でいえば完全な監督不適格者である。
~~金本就任に伴う阪神超変革のキャッチコピーの流布は、タイガースを取り巻く現実を隠ぺいする阪神球団と利益共同サークルを形成してきた関西マスコミ報道に依存する保守的な手法、絵空事であり、当然にも関西マスコミは余程の成績低下がない限り金本批判はできない。
もう一つ金本批判ができない理由がある。
金本批判をやりだすと排外主義的ルサンチマンが台頭することを関西マスコミは恐れてコレには火をつけたくない。
しかし実際の成績低下状態の野球現場では金本の人物構成はチーム力以上の成績低下を招く。金本監督要請すれば野球を超えた政治問題が潜在していることに正面から向き合うべきだった。この点に関して金本の責任は一切ないが、私見では断ると想っていたが人生のメモリアル意識が先行し引き受けてしまった。
迷っている間に外国人選手獲得に後手を踏んで中古投手や特殊打法選手を取らざる得なくなった。
一切の責任は1947年生まれの高度経済成長まっただ中の戦後民主主義の渦中で育まれた世代の坂井オーナーの政治背景無視の安易な発想にある。ココに坂井の後押しを受けて<自分だけ今だけ>の無責任監督が誕生した。
若手育成は他球団もとの競争の中で行うものであって、現在も将来も阪神タイガースは、若手選手を育成するインフラもノウハウも劣っているので、ほとんど実効性を持たないまま、ファンの自己中、夢想に終わる。
関西マスコミは知っているが表現できない事情があるのでは金本批判の本丸には突入できないまま、チーム力低下の事態が深化するとみる。
<尼崎の浜田球場から鳴尾浜球場へ移転。そしてそこから何もできず、長期停滞>
今また現在の2軍施設が他球団の施設と比較して劣悪貧弱になってしまった。他球団は進歩したが阪神は現状維持のままだった。
調べた限り、鳴尾浜球場と独身寮は12球団の最低ランクに位置するものである。
この状況を改善する一番遠くて近い道は2軍施設の改善しかない。まず器をきちんと整えるべきだ。
オリックスは大阪湾沿岸の埋立地の野球専用球場の運営権を向こう50年に渡って獲得し、近辺に付属施設、寮を建設する。500億円の建設費をかけた大阪ドームも結局は80億円でオリックスの実質的所有物のようになって黒字を計上しており、一番近接する駅は阪神電鉄が大金をはたいて深い地下トンネルを掘った阪神新大阪線である。阪神は設備戦略でオリックス2連敗した。
他球団の経営はチームの施設に大型投資をしてチーム力を底支えする傾向にあり、多くの場合、巨額投資とチーム成績は連動している。
その他に経営サイドの大きな施設投資はなくソレでは他球団との比較でチーム力向上の面で後手に回ることは必至であり、今に至ってようやく、その現実が目の前に見える形になってきているのに相変わらず、旧態依然たる自己中心主義による現実を直視しないで済む束の間の誤魔化しをしている。
ソレが超変革、若手育成、今は我慢の時期などという絵空事である。
阪神ファンの若手育成のイメージは10年以上遅れて相変わらず監督コーチの指導能力や采配、起用方針頼みであり、余りにも古すぎる。
辛抱強く起用し続けると成長すると想いたいだけで、個々の選手に対する公平で具体的な評価~結局他球団のとの競争の中での比較でしかない~はやりたくない。
加えて、阪神大阪線延長地下トンネル工事~~最大延長は奈良近鉄方面、その他南大阪方面の地下鉄私鉄との連結ができるようになった関西ではまれな私鉄の巨額投資による延長工事~~足元の甲子園球場の大改修工事の失敗による巨額負債、HDの超巨額負債によって、健全経営だった電鉄本社は主体的積極的経営戦略を持てない、メガバンクに吸血される阪急、阪神フォールでングス傘下の子会社なった。
金本は来季も監督を務めることになるだろうがいずれにしても、シーズン途中で中日谷繁のように休養させざる得ない事態になるだろう。結論を長引かせると更にチーム力は低下する。来年半ばと予想したが、中日の内部事情も相当悪いようなので、再来年半ばになるかもしれない。
野球という特殊団体競技に金本の人物構成は全く不適切!ましてやチームの世代交代の大切な過渡期にあの人物構成は最悪。人間の深層心理を無視した金本への監督要請であった。
最初のボタンを大きくかけはずしているのだから、帳尻が合わなくなる自然の摂理。
以上に尽きる!
>前回の記事で示したように暗黒時代の呼び名は不適当で、既に時代錯誤の「阪神電車<球団、チーム>だけが乗客<阪神ファン>を乗せたまま出口不明の長いトンネルに突入している」。トンネル内の阪神ファンの大勢は身内意識が強く阪神自己中(自己中心なのか中毒なのか)が大勢を占めている。トンネル外部の正確な状況認識は贔屓の邪魔になるしたくない。
<甲子園出場49校の18人ベンチ枠に大阪出身者80名。不出場校を含めると野球留学者はおそらく160名!
今、週刊朝日、夏の甲子園戦力データ特集号の49出場校の18人ベンチ入り選手の内、大阪出身選手を数えてみたところ、80名にも達した。甲子園出場を逃した高校の大阪出身選手を含めると、おそらく80名の二掛けの160名近くになるだろう。
以前、知り合った若者が、近年の大阪府下の高校チームの序列関係に説明してくれた。
事実と照らし合わせると説得力があった。
両校とも野球で名を売って生徒集めをする時期はとっくに過ぎている。
高校野球球児たちが所属を義務付けられているスポーツクラス以外の普通科は名の通った私立の受験勉強学校に変身した結果、生徒募集のための学校の広告塔としての野球部は必要でなく立っている段階である。そういう事情もあって、野球実技の能力以外に学力偏差値のハードルを設けている。
甲子園に行けるだけの優秀選手が集まる基盤が地域の硬式中学生野球にある。
この辺の学校当局の方針転換の事情の背景にはもちろん少子化による私立大学の学生募集の窮状がある。
有名私立大学の学生のうちかなりの部分は指定高制度で入学している。
詳しい説明は省くが、昔の受験落ちこぼれ救済策のような推薦入学制度とは、様相が全く違う。
大学の指定する高校に一定の推薦入学枠が与えられ、その枠が昔の想像を絶する程、大きい(公表されていないが大学入学者の20%以上か)。有名私立大学といえども、この制度を使わなければ優秀な学生(W?)は集まらない。
そうすると本質的な事の是非は別として学校勉強の優秀な生徒が集る高校に指定の枠が大きく与えられる。
指定高制度を利用して大学に進学をする生徒もいるが、それ以上に入学試験に実力テストが必要な大学に進学する生徒が多すぎて枠が消化されるかどうかわかない状態である。
このような大学進学事情のレベルに達した高校当局~~受験者数も定員を大きくオーバー~~は、優秀な中学野球選手やスポーツ選手にスポーツ科所属を義務付けたとしても運動能力だけを選考基準にする必要がない。
この段階に達して以降、甲子園に出場しなくなった(必要がなくなった)有名私立高校はかなりある。
授業料免除など特別待遇をしているかどうかもこの問題を理解するをキーポイントだが調べようがないので省略する。
また、野球部に入部しても(スポーツ科)レギュラーやベンチ18人枠に入りきれない、生徒たちにも指定高制度は適用され、将来の選択肢が広がる事も考慮すると、本人と親たちも条件さえそろえば、そうした高校への入学希望者の層は厚い。
巨人の高橋監督は神奈川の桐蔭高校から指定高制度で慶応大学に進んだ。しかし、一昔前の桐蔭高校は甲子園によく出ていたが、ある時から出場は厳しくなった。コレは野球を広告塔とする必要ななくなった事情によるものである。
阪神の元監督岡田影布サンの時代は大学学園紛争で運動部の推薦入学制度が問題になったことから、推薦入学制度から筆記試験重視の入学試験制度に切り替えた時代だったので、1週間に2回、野球の練習を早々と切り上げて家庭教師について受験勉強をしていた。
週刊朝日2016年増刊「代表49校戦力データ」P147引用。
『明星の校長がもう野球には力を入れないとか言っててな。いろいろあったんよ』
『当時の早稲田は推薦がなかったから、勉強しないと入れなかったんよ』
引用終わり。
岡田さんの云う推薦を指定高枠と読み替えると事情は一目瞭然である。
有名私立大学の指定枠を広く持つ高校を中学球児と親が目指すのは当然に成り行きだろう。
また、そうした高校当局が指定高制度を維持するために野球技術以外に学力のハードルを厳しくしていくのも当然の成り行きである。
>しかし、地元大阪には野球技術と学力の両方のハードルを高くしても甲子園を常に狙えるだけの有能な少年野球選手が集まる条件がある。
抽象的にいえば<量から質への転化>
で大阪硬式野球連盟に所属するチームを数えてみた。
ボーイズリーグ人口が圧倒的に多いのに、両校に甲子園出場機会が偏っていることも大阪出身者の流出のネックになっている。
その下に近大付属、関大学太陽の序列が出来上がっているらしいが、近年出場機会がないことから、この辺になると甲子園への壁は厚い。
先の尖ったピラミッド型の受け入れ体制からはみ出る子ォーが多くなるのは仕方がない。供給過多で需要条件が悪い。
履正社の監督などは、「野球だけという生徒は教えがいがない」とまで公言している。希望しても不合格にするということだ。
履正社の野球部員は53人。選考基準はかなり厳しく、3年間補欠の選手でも指定枠が適用されることが伺える。多分、大阪桐蔭の野球部の事情もその辺だろう。2000~3000人のボーイズリーグ人口の同期の中から大阪桐蔭と合わせて毎年、40人ほどを選考できる。入学できると甲子園出場は現実味を帯びるし、3年間補欠
(故障でレギュラーを取れない場合もある)でも指定校枠で進学できる。
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ちなみに、極端な例になるが、ベンチ入り18人のうち、地元熊本の子ォー無しの秀岳館の野球部員は98人~~18人ベンチ入り「県外人」比率100%。大阪出身者8名)。
明徳義塾野球部員142人(ベンチ18人入り「外人」比率100%。大阪出身者9名)
尽誠学園88名(香川)。ベンチ枠18人の「外人」比率100%大阪出身者10名。
これ等の高校で3年間補欠の選手は有名大学の指定高制度は適用されないはず。
しかし、これ等の高校以外のケースでも大阪の子ォー等の手配されていく高校の野球部員は100名近くいると想定できる。
プロと単純比較はできないが選抜基準を満たした50人野球部員でも指導者は足りないはずで指導が行き渡らない。金属バットでカンカン打つからいい加減なスイングでも打球が飛んで見栄えはするが~~打者の素質を見分けるのはじぶんのような素人では難しい~~、投手~優劣は比較的簡単にわかる~~以外の守備を冷静に観察するとエラーこそ目立たないが、レベルの低いものが多い。ファンプレーと称賛されているプレーはプロでいえばごく当たり前のプレー。
ましてや100人も野球部員がいたら、大量の補欠選手のあからさまな放置状態は避けられない。
しかしそれでも地方の高校が細かい指導が行き渡らないほど部員を取るのは、結局は一部にしか保証されない特待生待遇や推薦制度のインセンティブで、目一杯入部させた中で能力のある選手を見出そうとしているからにすぎない。いわば保険をかけているのであって、指導しながら競わせてなどという意識は希薄だ。チャンスは最初から平等に与えられていない。故障のリスクも大きい。
もしくは集団への忍従訓練であるかもしれないが、それだったらわざわざ遠くまで出かけなくてもその気になれば試合に出場できる地元でもっとダイナミックな経験はできる。
ぜひとも甲子園への出場機会を狙って高校野球チーム過疎県の野球学校に進学したい。あるいは野球は抜群にうまいが学力不足で地元エリート野球高チームの選考基準を満たさない。しかしいずれのケースでも大阪の子ォー等の手配されていく高校の野球部員は100名近くいる。
>それでも本人と親は決断する。
監督馬淵史郎サンの指導方針は「野球を通じての人間づくり」と週刊朝日の増刊号にあるが、勝つための具体的なノウハウとリクルート網を持った高校野球指導のプロであることはハッキリしていても148名もの野球部員がいて、学校勉強のような客観的点数評価が難しい以上「人間作り」の実態が不透明になるのは仕方がない。
しかもチャンスは平等に与えられるわけでもなく、野球には故障がついて回る。
結局は監督の意思に沿う野球を心がけるしかないのが実態で、その成否は甲子園出場と勝敗で決めるしかないのではないか。
ソレがどうして野球を通じた人間作りに繋がるのか具体的にわからない。
当事者たちの想いと得た経験の中に真実があるから外部の者には解らないのである。
>しかし、<監督>と学校に3年間身柄を預けるような自主性を捨てた極端な形が現出するのではないか、と想像する。部活動にしては教育的リスクが大きすぎる。
当然、目標のベンチ枠に入れなかった場合の気持ちの処理、将来設計は自分でやるしかない。スポーツ学校で野球漬けの寮生活をしてきた3年間の特殊生活が「社会復帰」の障害になりハンデになる場合もあるだろう。
秀岳館高校98名(熊本所在)は現時点では後発であるがための回り道をショートカットした特殊ケース。
監督が強引な政治力を発揮して、指導してきたボーイズリーグ全国優勝チームの主力メンバーをそっくり熊本に引き取り、3年間鍛え上げる変則中高野球一貫教育を試みている。
>それでも本人と親は決断する。
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本人と親の大阪独特の熱気と云おうか、そんな子供と親がいっぱい出現しているとしか云えない。密着取材をしても腑に落ちないところが残るのではないか。
結局、送り出す側の本人、親、大阪のボーイズと受け入れる側の高校、及びその手配網の事情は自分にはリアルに掴み切れない。
理解し兼ねることがあまりにも多すぎるが、
供給と需要の一致点に利害関係が絶対的要素として絡んでいるとしたら、
大阪のボーイズたちの野球留学は、今風のグローバル資本制の論理に沿ったもので上記で危惧したような気持ちや経験だけに閉じ込められず具体的に得るものがあるのだから、リスクは少ない。
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以下は先日書きためた記事。
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いい加減大きくなって可愛げのなくなった子ォー等にバッテリーの夜間照明まで付けてノックバットふるってルーティンワークをしている大人たちの心境、モチベーションは想像し兼ねる。
ボランティアであるとすれば、職業倫理などは成立しようがなく公平な教育的要素も乏しく、情熱をモチベーションにしているのか、趣味が高じて日常生活の習慣化しているのか、普段の練習など子供相手のルーティンワークそのもので、そこにおとなを満足させる何ものかがあるとは想像し難い。
ちょっと立ち止まって傍から眺めていると、明らかにいじめに近い感覚で接しているコーチがいる。
合理的な練習方法とも思えない場合も多い。
しかし、ボーイズのユニフォーム姿をみると明らかに将来性のありそうな子供を見かける。
やはり伸び盛りの選手たちの成長過程を目の前にする喜びはあるだろう。チーム作りの喜びもある。しかしやはり子供たちにとって野球は一面にすぎず教育的要素には乏しい。襲える側にも職業倫理も確立しないので、不透明なところが生まれる。
練習の傍らで母親たちは傍らでテントを張って飲み物や菓子を用意している。
100チームを維持するボーイズりーグの活動資金の流れと組織実体はどうなっているのだろうか?100チームもあれば、全体を統括する専従員がいないと運営は難しいと思う。
各地の高校への手配網の実体はどうなっているのだろうか?
>大阪だけがココまで突出して全国の高校チームに選手を送り込んでいる以上、その精神風土を知りたいとも思うが、部外者には永遠に実感できないのではないか。まさに当事者だけにしかわからない世界である。
たかが野球ごときになぜ?アメリカ野球の球場ではあんな騒ぎは許されない。
グランド内のプレーに呼応しているように錯覚しているだけで入場料以外の実質的な投機は何も行っていないが、野球留学の場合は、たかが野球ごときのために、しかも偶然的要素に左右される集団競技で勝敗、成否は個人に還元できないのに、子供を監督と学校に委ねる。
ソレを超えてまで子どもの能力を信頼しているのか?
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時々、広いグランドでサッカーの子供教室をしているのをぼんやり眺めていると、コーチの風体や接し方が少年野球とは明らかに違う。学校教師ぽい。教えるヒトはどこかで公式のマニュアルを学んで教えているように見えて門外漢のちょっと見だけでも、納得できる教え方をしている。
少年野球の場合は教える側が私的な存在であり過ぎるから、チームによって教える優劣があり過ぎる。
その環境を超えて、180名も全国各地に子供たちを3年間派遣できる親たちの心根、モチベーションはやはり想像外。
野球留学をする大方の選手たちにとって、目標の甲子園の実態は所詮、高校の部活動に終わる。
野球留学の記事に対するコメントで有名進学高校には広い地域から生徒が集まるなどと高校野球と受験勉強を一緒にしたものがあったが、確かに少子化の影響で野球留学の道を選んで、甲子園に出場できなかったり3年間補欠のままで終わった子ォー等にも昔なら何バカやってんだと相手にされなかったが、何らかの付加価値が付くことも、間違いない。コレが需要と供給の一致点に絡む利害関係である。野球留学しても利害抜きに手ぶらで気持ちと経験だけの獲得で帰ってくるようであれば、出立し、特殊生活を送る意味は何なんだろう。地元選手が多い少ない以前に本人と親のことを考えると、この視点が個々生身のケースに寄り添うものではないのか。
コレだけ多くの大阪の野球少年たちが野球留学していると、チーム内外で大阪出身者同士が競争しているような現象が生まれて、大阪よりも留学者比率の低い地域の留学選手の方が精鋭で、利害のメリットは一部のものしか行き渡らないと考えるのが、自然である。
背景には少子化があって、優秀な野球少年の奪い合いをしているのである。
引用
「供給と需要の一致点に利害関係が絶対的要素として絡んでいるとしたら、
大阪のボーイズたちの野球留学は、今風のグローバル資本制の論理に沿ったもので上記で危惧したような気持ちや経験だけに閉じ込められず具体的に得るものがあるのだから、リスクは少ない。
大阪出身の学者サンまで何処か似通ったキャラの臭いがする。
彼の場合、関西社会人野球連盟のドン、全国制覇の名門少年野球チームの監督のネットワークを利用して事を成し遂げようとしてきた。
なお、同氏の野球部長時代の松下電器(現パナソニック)からドラフト自由枠(現在でいえばドラⅠ、ドラ2に相当)で阪神球団に入団した岡崎太一捕手はナント11年間まったくといって良いほど怪我らしい怪我もなく1軍出場がなかったにもかかわらず、身分を保証され、矢野が作戦バッテリーに就任すると宗教的縁で1軍に抜擢され他の捕手が次々と2軍落ちする中で真綿で包むような手厚い保護を受けた。
社会人野球のドンの同氏のにらみが効いていたから関西社会人野球とのドラフトルートをスムーズにするためにトレードや解雇ができなかったのである。
岡田太一は真綿が解かれ集中して使われだした途端、故障して長期離脱中。そういう選手なのである。ここぞと云う時に役に立たないから2軍でも重要視されなかったのである。
それにしても、大阪出身選手の大量流失や鍛冶舎の件は特殊な精神風土あってこそと云うべきあり、ソレを理解するのは意外に難しい。
甲子園で大騒ぎしている阪神ファン(関東の阪神ファンとは明らかに色合いが違う)や未だに金本を擁護する巷の声(ネット上の金本批判と関西マスコミ、巷の声とは開きがある)と同じで、究極のところ本人や当事者にしかわからないが彼らは筋道立つ説明ができない。
法律を超えた理非曲直の判断基準、価値観、美意識がづれが大きいからだ。
となれば第三者は、文化や歴史の書まで紐解いてやっとナントなく理解できる程度である。ローカル色が濃いけれども目的にためには手段を選ばずのアナーキー性、<カネだけ、今だけ自分だけ>というところがグローバリズムの最先端に通じている。コレが結論。