反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

管首相は辞任。小沢一郎元代表、自主的離党。痛み分けで決着せよ!

 PCがまたフリーズ。別な方法で修復していた。
時間がない。
 結論はタイトル通り。
 
 東日本大震災。3万弱の方が亡くなられている。中国四川省地震の死者は7万人だった。中国は日本の10倍の人口があるから、東日本大震災で亡くなられた方を四川省地震に換算すると、実に70万死者ということになる。
 背景に山を控えた狭い人口密集した沿岸部に巨大津波が押し寄せ、全てを飲み込んでしまった。
目を背けたくなるような惨たらしい事態がある。
 あの日を境に、突然肉親がいなくなった人がたくさんいる。一家丸ごと津波に飲み込まれた方々がいる。
物凄い津波のパワーに、一旦飲み込まれたら、人力では抗うことはできない。
 
 圧倒的な方が悲嘆にくれて、いまだ茫然とされている。
被害の規模は阪神淡路大震災とは比べものにならない。青森から福島まで長い海岸線が壊滅状態である。
 
 >同時に、津波に襲われた福島では実に4基の原発放射能汚染を撒き散らしながら、本当のところ、収束作業の見通しも立っていない。
 まき散らかされた核種によって将来的に確実に被ばく原因の人体障害がでてしまう。
 
日本はヒト、モノ、カネ、環境などあらゆる面で惨禍の、今だただ中になる。
 「地震津波は去っても」、惨禍は現在進行形なのだ。
 
 >こういうとき国政を先頭に政治が前面に出て、救済、復興、収束をしなくて、どうするのか!
 
 超重大事態への完璧な対処はありえなかった。
この点では、事実に沿ってきめの細かい検証が必要であり、その結果を尊重すべきで、あらかじめ誰かを悪者に仕立て上げるために論陣を張るのは間違っている。
 
 >とくに、福島原発事故は人類が自然の中から自分たちを滅ぼしえる原子の力を開発した、最悪の結果が出てしまっている。
 世界戦争の終末点にアメリカによって投下されたヒロシマ、長崎の原子爆弾から60数年後、日本人自らが原子の力を暴発、自爆させてしまっている。
 
 >東日本大震災福島原発事故、以前の日本はちょうど政治経済の歴史的曲がり角に差し掛かっていた。
誤った方向に政治が舵を切ったら、多数の国民に惨禍が降りかかるところだった。
 
 そこに、今だ現在進行形の人類的課題を本質とする原発事故と大震災が重なっている。
 
>>したがって今、政治の目の前にあるのは三重の超課題である。三つの惨禍を政治は同時に引き受けなくてはならない困難に直面している。
 
 国政上に混乱が生まれるのは、よ~く考えると、当然のことである。
仕方がない事態だ。
ここを考え違いしてはいけないと思う。
 
 国民は日本の枠内では人的資源としてもありえない、理想の強固な政治体制を、この時だからこそ、求めてはならない。そういう政治幻想から、現実を裁断していくと、不必要な不平不満がいくらでも湧いてくる。
 その結果、とんでもない惨禍をもたらす、無内容な先導型政治家が差配を振るう地位に就く。最後に泣くのは多数の国民だ。
 
 ありもしない幻想から批判するよりも、足元の現実から批判し、立ち上がるべきだ。
 
 >この難局で民主党内に亀裂が走っている、その大本は「日本の政治経済の歴史的曲がり角」への対処、政治路線の違いに起因している。この亀裂は震災復興、原発事故収束への方策で拡大するのは、当然のことだ。
市場原理主義の政策の大枠で事態に対処するのか?それとも、別な道がこの際、必要なのか?
 民主党内に根本的な政治路線の違いがある。
 
 管政権が原発事故対応で非人道的住民対策をするのは、市場原理主義政策の枠内で現在や将来に必要なカネの出し惜しみをしているからだ。情報隠しも、パニック回避、内閣維持というよりも結局はカネ、経済の問題である。官僚政治の手のひらで踊っているのだ。
 
 >他方。民主党内反対派の小沢派も管政権と大きく違った震災復興、原発収束案があるかといえば、違うと言わざる得ない。
 
 そもそも、代表選やそれ以降の党内政治対立を大きな政策的観点からみると、そこまで対立しあうほどの、モノか?という疑問がある。マニュフェストをめぐる対立もそれが、政権交代へのプロパガンダ的役割も果たしていたのだから、本質的なものでない。
 
 >裁判に向かう小沢氏への執行部の政治的封じ込め処分が本質的な政策での小さな亀裂を大きくしてしまった。
 
 政策レベルに大きな違いはないという意味は、イロイロな外野席の雑音、空理空論を省いて両者を比べた場合である。
 党内で強烈な内閣反対派の陣形を組むということは、政権を担当していない野党の気ままな批判議論ができるということである。
 
 小沢派も政権を担当し、国家運営に責任を持てば、言っている事の中で実現できることに限りがあると、知っている。それを承知で同じ党内で突っ張るのは、この対立の政治力学が抜き差しならぬところまで進化してしまっているからだ。
 
 >まさにかつての新左翼党はないの内ゲバ構造と似てはいる。
 しかし何度も繰り返すが、決して連合赤軍内のモノでなく、社青同解放派の党内内ゲバ型である。
二大政党を目指した民主党の党勢が急速に減退し、国民に見捨てられている。
 
 泥船に見切りをつけているのかどうか知らないが、小沢氏らは新党も視野に入れて内閣不信任案同調だというが、大震災復興、福島原発事故という人類史的課題にまで視野に入れざる得ない難局への国政政治家としての行動にしては、お粗末すぎると多くの国民は感じているだろう。
 
 >日本人のアイデティンテーの感情領域まで土足で踏み込んでいる。
政治は目的に対する手段だけで成り立っていない。
感情領域が大きく支配する。
 が、そうすることで泥をかぶっている、ともいえる。
 
誰かが、管直人の首に鈴をつけなくてはならない。
 小沢さんは前以上に国民忌避政治家になるだろう。
 
小沢さんがこのまま、前を向いて、政治集団を率いていっても、永田町レベルに限定され、国民の小沢さんへの嫌悪感は高まるばかりだろう。
 国民多数が納得できない政治指導者は政治の前線で力を振るえる地位に就けない。
 
今の政治は田中角栄の派閥領袖政治の時代とは違って、役職が与えられなければ、政策決定には関与できない。
 今小沢さんを取り巻いている国会議員も、その辺のことは了解している。
 
 >小沢さんはこのままいくと、周囲の議員を巻き込んで、自らと彼らの政治生命を奪うことになる。
管が退いても、管の政策は官僚の政策であり、今度、新しい政策が打ち出されても、本質的に、管内閣と大きく違った政策を打てるわけがない。
 だから、また失望が蔓延し、マスコミははやし立て、その鉾債はあえて民主党のユダの道を選択した小沢さんたちに向かうだろう。別党コースに「展望は開けないと見る。
 
 >管はやめなければならない、あまりにも内閣の基盤が弱すぎて、原発事故震災対策に影響が出ている。
また、根本的に管のような市場原理主義政策をとるのであれば、反攻の狼煙を上げるモノたちの喉に刺さった棘のようなものは取り除いたほうがいい。
 
 党員件無期限停止の小沢さんも離党したほうがいい。
このままで先に進むのはいけない。