反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

民主党、内山晃議員らの離党届提出、新党結成。日本政治経済の歴史的曲がり角を背景に、政治路線の混迷から、政治の流動化は避けられないが、最大の関心事は、総選挙後の着地点。

 民主党内山議員らの民主党議員10人が離党届提出、先に離党した松木議員との連携で年明け早々の新党結成を視野に入れている、とYAHOOニュースで知った。
 
 小沢さんの政治力に信頼を置き、希望を託す人たちからすると、民主党内に留まって、発言力と数の力を高めて行こうとする、当面の政治戦略にダメージを与える行動に見える。
離党する10人の議員の内、鳩山グループの斉藤議員を除けば他は小沢派だという。
 
 党内で面と向かって、相手にケンカを売っている時は、仲間内は固まり易い。
逃げ出すのは弱虫となる。
 
 ところが、周りの政治情勢が流動化する中で、政策的に対峙したまま、水面下の党内闘争が長引くと、必ず、こらえきれない人たちが出てくる。暗闘ってヤツで、高度な政治力が要求される。
 
 この場合、逃げ出しているとはいえない。
 
生の政治力学が働いている結果だし、彼らの行動の底には政治活動家としての良い意味での本能に基づく、個人の政治決断がある。
 
 さらにもっと突っ込んでいえば、束ねる指導者の政治内容に跳ね返ってくる。
 
 が、小沢さんの場合、特殊政治環境におかれている。
支配層の言いがかりによって、権力の暴力を行使した一貫した政治弾圧を受け、政治裁判、中の身である。
 
 自分の裁判を抱えてるようになったら、政治の第一線で動けなくなる、コレがリアルな政治の常識。
 
 国家権力の政治暴力に晒され(自身も事情聴取と称する圧迫を受け、最も身近な3秘書が逮捕され過酷な取り調べを受けたうえで支配層の得手勝手な有罪判決を受けている)、家宅捜査によって、プライバシーも丸裸にされ、在る事ない事、人間存在が全国民的規模で、野ざらし状態にされてきた。
 
 一方、その情報の発信源であるマスコミの微足りとはいえ一翼を担い生活を成り立たせているモノは、完全な安全地帯でヌクヌクとできる立場。にもかかわらず、正義を語れる。
 
 完全な不均衡である。
絶対権力者、小沢などと云うのは検察に脚色された寝言うわごとの類である。
世の中に仕組みへの無知は甚だしい、と云わねばならぬ。
 
 歴史的実情に即して言えば、コレが米国ならば、まだ是としよう。
 
が、ここは日本。ここに至った歴史が全く違う。
 
 こういうマスコミを今度は日本国民自身の手で成敗しなければ、日本の夜明けは来ない!
これが真実だ。
 
 オマエタチは戦前、同胞を戦争に駆り立て、戦後はGHQ占領統治の日本国民支配の都合によって、宣撫の特権を付与されたモノたちである。
 
 その分在で、グローバル資本主義下の特権を利用して、資本増強を図り、その要請に誘引されて、やりたい放題やっている。
 
また姑息でもあり、箸にも棒にもかからない、ヌエである。
 
 激しく、正規の構成員は末端まで、成敗されねばならぬ!
 
 こういう輩の餌食になった小沢さんは政治家として物凄いハンディキャップであり、逮捕までされた田中角栄さんと同等ぐらいの政治拘束を受けている。
 角栄さんの場合、高度成長末期の自民党と云う強固な政治基盤があった。
 
党内で味方する議員たちは其々強固な政治基盤に立っていた。
 
 ところが、今の民主党やそれを取り巻く政治経済環境は、どうだろうか?
 
そう考えていくと、常々、小沢さんはよくやっている、と理解している。
蹴飛ばされ踏まれても固く強くであらねば、の路傍の石、路線のモノにも、その程度の了解はいつも心の底にはある。
 
 グループ内の議員に我慢しきれない人たちが出てくるのは、仕方ない。
むしろここまで、代表選、自身の強制起訴、管辞職決議案など、激動をくぐりぬけよく束ねてきた。
また、民主党内で頑張っている議員もよくやっているし、つらい立場だろうと想像する。
 
さらに、もっと大きく云えば、民主党の他の議員も本音では云いたい事が一杯あると、考える。
責任を持った政治家はなかなか本音を語れない辛い立場にある。
 
 その点、橋下の様な奴は楽だが、ああいうキャラクターに拍手する有権者の心情とはいかに?
政治は芸能じゃないよ。最悪、血が流れるところまで覚悟し、責任を持たなくてはならないのダ。
 
 
 そうすると、先に日曜日のNHKの永田町漂流と題する政治特別番組に出演した、鳩山、管、小沢の三氏には、一体、何を考えているのだ、と云いたい。
 
 今政権にあって、生の政治を担当しているモノが、国営全国放送の場で直近の後ろを振り返ってどうする?
まだ、ホットな湯気が出ている様な事態を回顧するとはいかがなものか?
大政治家小沢一郎さんも達観の境地に入りつつあるな、と。
 
普通そういう事をやるのは、引退した政治家とか、一線から身を引いたじゃないのか。
 
また、現在進行形の生々しい政治をやっている政権党の内幕を今現在に時点で、明かす必要、利点がどこにある?
 
自分の過去の政治行動の正しさ、いい訳をテレビで語るには、時期、尚早、悪過ぎ。
 
 各々の政治家の出演しての政治的獲得目標は一体、何になるのだろうか?
国営偏向報道NHKを免罪しているだけじゃないのか?
免罪していたらまた、悪さをする。
マスコミは箸にも棒にもかからぬ輩と断定すべし。
過去の反省がGHQ特権付与の増長の中で全部パーになっている。 
 勿論、あんな特番、無視。
 
要するに、イロイロあって、最終着地点がどこになるか?これが目下の最大の関心事。
 
 NHKもアホな報道特番やら、坂の上の雲を引っ張り出して、国民規模で歴史の勘違いを巻き起こすより、
過去の日本の失敗を見据える特番を何回もやったらどうだ。
 
頑張れニッポン、路線で国民意識を勘違い、暴走させるよりもよっぽどためになる。
 
良薬は口に苦い。良く効く薬には毒がある。
 
肝心な時に国民規模で情緒に引きずられ、制御不能状態になるのは一番いけない。
 
制御不能にする人物や構造、政治意識は根の前にある。
 
どう転ぶかわからない過程を見守るなんて言うのは、言論をやっている資格に乏しいな。
いいモノは良い、悪いモノは悪いとハッキリさせる。
 
官僚に言わせると日本政治は2年程度、混乱が続く、そうだ。
イロイロ仕掛けをやって、総選挙の結果待ち、ということか。
 
国民一般の政治意識は、もう相当ヤバイ処に進んでいると想うが。
 
政治家やマスコミが先の見通しなく、その場その場の都合で、手を変え品を変え、イロイロ焚きつけていった結果、こうなっていると想う。
 
 こう書いていくと、何かファシズムがやってくる的な言説に想われがちだが、もっとダイナミックな政治過程を思い描いている、ノダ。
 
 支配層を攻めて攻めてやっていくとどうなるか?
一見、回り道だけど、近道。
 
ま、東アジアでの軍事衝突は国民規模で想定に入れておいた方がいい。
アタフタしてあらぬ方向に暴走しなくて済む。
 肝心な時に、ひと塊り。
逆だな。
大震災直後の統一地方選で、石原やそのまんま東を選択している東京都民が大阪橋下を圧勝させた大阪府民を嗤えないよ。