反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

MLBのグローバル市場拡張の目論見で開始されたWBCに対して開催時期、分配金不公平を理由に当初反対したNPB古田選手会。応援しない日本マスコミ。逆コースの時代1949年1リーグから2リーグ制セ(阪神球団、西日本電鉄グループから読売に一本釣りマスコミグループセ加入)パ日本プロ野球機構NPB成立。朝鮮戦争の兵站基地日本列島に大衆スポーツ娯楽を散布、WBCとMLB放映は市場の拡張、「従属化」。付録横浜入団トレバーバウアー投手動画。

 日本プロ野球が開幕して1か月が経過した。その前にWorld Baseball Classicワールドベースボールクラシック)なる反俗日記がかねてより反対してきたリージョナルな興行があった。

 WBCは無視することに決めいていた。TV視聴時間たった数分。

各々の個性ある歴史を持つチームとそれに各々の個人的物語を重ね合わせたファン同士の戦い(この規定に当てはまらないファン多数は承知しており今回の記事はそこも俎上に挙げている)をワンシーズン続ける団体競技において、民族国家的枠組みを割り込ませ、自然発生するナショナリズムの喚起を想定した勝敗合戦をすること自体(アザトイとはこういうことを言う>に違和感を超えた本能的拒絶観を待たざる得ない。

同調することは開催者の思惑に嵌り何だか愚弄されているような気がする。

 ドイツに勝利したサッカーワールドカップの大騒ぎの後、サッカーシーズンが始まったときのネットに「ワールドカップよりも応援するチームの勝つことがうれしい」というサッカーファンのつぶやきをみたとき、共感した。

 

「国定行事」?に向かいあった際の個人の正直な想いが外部に吐露できることは日本のような同調圧が高い社会を均衡に保つため良いことである

 

日本プロ野球ファンの中にもきっと、WBCなんかどうでも良い、いやもっといえばあんなところにひいきチームの大黒柱が出場し怪我でもされたら大変だとひそかに念じている人もいただろうと推測する。

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日本プロ野球の歴史は70年。1949年11月・12月プロ野球再編問題。日本野球連盟がセントラル・リーグパシフィック・リーグに分裂<2リーグ分立>し、日本野球機構NPB)が誕生~~⇒W。いわゆる逆コースの時代。

同年1949年国鉄三大ミステリー事件 - Wikipedia

1950年朝鮮戦争。)

ワールド・ベースボール・クラシック - Wikipedia

の開始の際のMLBNPB選手会)との思惑を重ね合わせると何だか胡散臭い。

なお。有名なジャパンハンドラーは「農産物以外に米国から日本に輸出するコレといった製品は無い。あるとすればMLB野球ぐらい。スポーツや文化を活用すべき、」といっている。

 目の前にその通りの事態がある。

日本の野球業界人も諸手を挙げてWBC日本優勝に賛辞を送っているが、足元のNPBが今後スカスカになることも想定しているのかどうか(2023年のセリーグ野球のレベルはパリーグに比べて格差レベルで低い!)

 対MLBへの有力選手供給網の如くなったNPB(グローバル野球市場が形成への対処方が必要)、国内プロアマ組織の不統一、訳のわならない状態で放置されている高校野球(もう以前の人気に戻れない。野球人口の減少と比例するように以前よりも実力が低下している!)と私設少年野球リーグ、待遇改善問題など日本野球界には改革すべき問題がずっと放置されたままである。

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引用 ワールド・ベースボール・クラシック - Wikipedia

「   開催経緯

1990年代後半頃からメジャーリーグベースボールMLB)では、東アジア中米カリブ海諸国の選手を中心にMLB国際化が進み、彼らの様なアメリカ合衆国以外の国籍を持つMLB選手による活躍が著しくなった。

また、2000年代初頭から日本メキシコ等のアメリカ合衆国外でMLB開幕戦を開催するなどして、⇒W。MLB試合開催ルートはどのようなものか。国策系である。日本でいえば読売。メキシコでいえばそれに相当するルート。

>本格的なMLBの世界進出(グローバル化戦略)によるMLB拡大と野球マーケットの拡大、それに伴う収益の拡大を目指していたMLB機構バド・セリグコミッショナーは「野球の世界一決定戦」の開催を提唱。」

 

2005年5月にMLB機構が翌年3月に野球の世界大会を開催する事を発表

7月12日MLBオールスターゲーム開催地のデトロイトで、

>参加が確定していなかった日本キューバを除く14カ国の代表が出席して、開催発表記者会見が行われ、大会の正式名称が“World Baseball Classic”と発表された。」⇒W。見切り発車!2005年WBC見切り発車的開催発表と2004年の近鉄球団消滅+オリックス合併⇒球界再編問題(チーム数減による1リーグ化構想の存在が表面化~~~)を関連付けて考えることは邪推なのか?NPB選手会ストライキ実施の構えで反対した。その姿勢から、MLBの強引で自己優位なWBC構想には蚊帳の外キューバと共に反対したものと思われる。結果的に言えばNPB選手会がもっと成熟していたら、WBCの分配金の取り分交渉まで進んだ可能性は少しはある。

プロ野球再編問題 (2004年) - Wikipedia

当初、日本(NPB)はMLB側の一方的な開催通告やMLB中心の利益配分に反発し、参加を保留

>日本プロ野球選手会開催時期の問題から参加に反対、2005年7月22日の選手会総会で不参加を決議した。

しかし、MLB機構は参加を保留するNPBに対し、改めて参加を要求し、

@もし日本の不参加によりWBCが失敗に終わった場合、日本に経済的補償を要求することを通達。

更に、WBCへの不参加は「日本の国際的な孤立を招くだろう」と警告した

>これを受けて、日本プロ野球選手会は不参加の方針を撤回

最終的に同年9月16日に選手会古田敦也会長がNPB機構に参加の意向を伝え、日本の参加が決まった。

⇒W。当時、MLB優位な分配金問題が日本マスコミを騒がした記憶はない。ペナレース開催前のWBC開催も大きく報道されていなかった。ましてやNPB選手会の不参加方針を援護する記事にお目にかかったことがない。しかも、当時のMLB優位な分配金でさえ、MLB有力選手を参戦させる動機にはならず、2流選手ばかりで大会に臨んできた。そもそもMLB有力選手の参戦は個人の自由意思に任されており、NPBのように<召集>などというニュアンスはない。

 

その結果2006年3月にMLB機構が選抜した16か国・地域が参加する第1回大会が開催された。

なお、MLB機構はこの大会を夏季オリンピック野球競技に代わる国際大会として育てたい意向である。」⇒W。野球は遊びの要素が強い競技。本気で世界的な競技にスケールアップしおたいなら、ボールの大きさ、重さ、インプレ―グランドの広さは統一されるはず。

>そもそも野球は見るものではなくやるモノ。インプレ―時間が短く試合時間がだらだらと長すぎて野球をやったことがない者にとって<脳内思考を働かせるアイテムが乏しい>ので、グランドに集中できずプレーの過程と予測よりも結果が全てになるから、集団音頭で意思一致を維持するほかない。五輪の野球競技は他のビッグスポーツよりも白けること甚だしい。

    利益分配

引用

WBCでは、各国から得られたスポンサー料や放映権料、ロイヤルティーなどの大会収益は一括にWBCの大会運営会社に集められてから各チームへ再分配する。」

主催者側は公式に発表していない

2006年大会では、収益が出た場合、その 47% が賞金に

53% が各組織に分配

各組織の内訳は、

大リーグ機構MLB)が 17.5%、大リーグ選手会が 17.5%

⇒W。合計、35%

 

日本野球機構NPBが 7%、W。選手会7%と想定

⇒W。合計、14%

 

韓国野球委員会国際野球連盟 が 5%。

後者は

引用

「International Baseball Federation, 略称:IBAF)は、世界各国の野球協会が加盟していた国際組織である。2013年に国際ソフトボール連盟(ISF)と統合され、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)を結成

⇒W。後者はざっくりといえば国際アマ野球連盟(NPB不参加)とソフトボール連携の合体組織。加盟国数は非常に多い。プロ野球国際大会のWBCが定着し収益を計上するようになると、実質的にWBC参加国の翼を広げわずかな分配金を受け取ることと、国際女子ソフトボール大会の開催権を得るだけの国際野球団体に格下げされた。」

⇒W。女子ソフトボールは気の抜けたNPBの試合よりもよっぽど面白い。全米体育協会の女子大学ソフトボールリーグの試合が以前たくさんYou Tubeにアップされていたが物凄く高度で組織的なプレーが見られる。ある種の<美>がそこにある。

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>その他が 1% という順とされている⇒W1%の分配金でも参加する動機はなにか?聞いてみたいものである。結局、それらの国々では野球はマイナースポーツ、あるいはMLBへの人材供給源に徹する存在。さらにいえば野球がメジャー団体競技であるキューバ野球界はMLBの従属的存在にされてしまった。

news.yahoo.co.jp

W。キューバ野球界と強いコネクションのある中日側の落ち度というニュアンスの記事だが、本質的な問題はWBCの発足時の世界最大の野球国日本とキューバMLB主導し自らに都合の良い世界基準決定に従ったWBCの運営上の構造問題に端を発している

>踏み込んでいえNPB傘下の選手たちにとってWBC出場がMLB構成チームにスカウトされる絶好の機会のようなモチベーションに成り下がる?可能性がある。

>従ってNPB傘下の有力選手たちはWBC開催年にはそのスケジュールに合わせてフィジカルとテクニックを仕上げていくことになる。

>先回りしていえば2023年NPBの4月期のペナントレースの混戦模様、投高打低、特定選手の故障、調整不良、成績不振の原因はWBC開催と余波の要素が強い、と推察できる。

直接関係が無い選手練習試合、壮行試合を照準に仕上げる、あるいはこの機に注目されたい選手も早めに仕上げるので、ペナが始まると悪影響が拡大しているとみる。

なおその辺の事情は、阪神所属選手に関して複数の固有名詞を挙げることができるが差し控える。他の球団にもいるはずだ。

彼らにとってMLBに続く階段は魅力的である。

野球を職業としている限りこの<欲>は避けられない。向上心である。

しかし、ミッキーマントル、ロジャーマリス、ホワイティ―フォードの雄姿をニュース番組で見て以来、大リーグ情報を機を見て集め、来日チームの試合のライブ観戦をかかさなかったWのメジャーリーガーへの熱いまなざしは大昔に消え去った。

MLBは米国のNO1スポーツではない。その地位は昔よりも後退した。

いまのスピディーな時代風潮に野球のテンポは合致しない。野球で奨学金をもらえるチャンスは少ない。だから青田買いを国内は及ばず海外から積極的にやる。その資金源は外国から米国に集まってくるマネーのバブルである。

さらに、出場見込みがあり仕上げ途中でけがをした選手も複数いる。先のシーズンから逆算するとこの種の悪影響は出場選手に限定されない。

    ↓

>参加が確定していなかった日本キューバを除く14カ国の代表が出席して、開催発表記者会見が行われ、大会の正式名称が“World Baseball Classic”と発表された。

 

2009年も主催者からの公式発表はないが、

MLBと大リーグ選手会が 66%、⇒W。発足時合計35%

NPBが 13% だったという。」

⇒W。NPBサムライジャパンなるチームに**選手召集などという用語をマスコミは使用しているが、召集令状の<召集>であり、個々の選手の参加への個人意思を無視したものである。ぺナ開始から逆算してマイペースで仕上げたい選手もいたはずだ。

 一方で、発足から3年後の2009年度のMLB選手会の分配金は17%⇒33%推定でありほぼ倍増である。この増加具合から推察するに、10数年後の2023年度のMLB分配金は増えることはあっても減ることはなかったはず。

 MLB選手会は一定の条件をクリアーした選手に引退後も食っていけるだけの年金を支給しているので、MLBの分配金が上がる利得は肌身でわかり、有力選手の中でも出場OKの選手は以前よりも多くなる。ただし、これから巨額契約を勝ちとろうとする有力選手は出場しない。したがって日本側の意気込みと違ってWBC優勝は彼らにとってそれほど価値がない。

 一方でNPB選手会に年金はほぼないに等しい。

日本放送協会NHKは大リーグ中継の放映権料40億円をMLBに振り込んでいる。

大谷をはじめとする日本人選手を応援する情緒も反俗日記には違和感がある。大谷の出場するエンゼルスの試合を見て面白いのか。40数年に渡る大リーグウォチャーを自称するWにとってエンゼルスは視聴する耐えないチームである。大谷はもういい。他に面白いゲームがある。良い選手もいっぱいいる。

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ja.wikipedia.org

が横浜に入団している。

現状はコレ。

baseballking.jp

反俗日記は2016年のインディアンス(現ガーディアンス~差別用語になるので訂正したのかどうか~)在籍時代から知っていた。

この年のワールドシリーズ阪神タイガースとよく似た優勝から遠ざかった歴史、デーゲーム主体開催に未だに拘っている環境(甲子園球場高校野球開催のハンデ)からシカゴカブスに興味を持ってヤギの呪いと解いてワールドシリーズ優勝を願っていたWとしてトレバーバウアーは実に面白い選手という印象を持った。

趣味のドローンを操作中に誤って利き手の指を傷つけてしまい、シリーズは出場できなかった。ウィキによれば、アメリカンリーグ優勝決定戦のトロントブルージェイズ戦には2戦投げたとされているが、本チャンのワールドシリーズに出場できなかっかと記憶している。というのはこの投手が投げていたら投手の層の厚さでインデアンスに分があったので出場できないと報じられていたので勝算が立った。結局シリーズは最後までもつれてようやくカブスの<ヤギの呪い>は説かれた。

このときのカブスの監督は後の大谷の所属するエンゼルス監督のマッドンであった。

 それからバウアーの情報は彼のYou Tube発信を通してだった。

ダルビッシュ有のスライダーを詳しく解説したり(ものすごく説得力があった)、他球団の投手をゲストに呼んで裏話やあけすけなトークを流していた。各人の本音が聴けて面白い番組だった。それに比べたらダルビッシュYou Tubeなど真面目そのものに映った。

 結局、このヒトはあらゆることに垣根のないヒト。他人がどう思おうと己のやりたいことをやるひと。日本に来たのももともと日本に興味があったからで野球人として野球をやることが手段ぐらいの感覚なんだと思う。いい加減といえばいい加減。ま、iイロイロな人がいるMLB野球界の目で見ても<変わった人><枠に収まり切れない人>。もうカネの多寡なんか気にしていないのでは。

日本野球の体験記を情報発信するつもりなのかもしれない。

本人がその気になって調子を整えてきたら、横浜の大きな戦力になる。クレバーな投手だから使い物にならないなんてことは絶対にない。

>ただし、故障持ちかもしれないが。

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 現役選手のシーズン中のYouTube発信

MLB時代もやっていたよ。日本野球をなめているのではない.

もっともこんなことやっていたから異端視されたのだろう。態度がでかい、自分は頭がいい、という前提があるからその点誤解する人もいる。

ボールの大きさに違い=円周1,5センチぐらい小さい。10円玉一個以上軽い。滑りにくい。縫い目の嵩が低い。変化が小さくなると思う。基本変化球投手なのでその点アジャストできるかどうか。

ドン、ニューカム以来のサイヤング投手来日などという解説もあるがニューカムは記憶によれば打者としてプレーしたはずだドン・ニューカム - Wikipedia

やっぱり!

シーズンでは81試合に出場、279打数73安打、打率.262、12本塁打、43打点という成績を残した。1試合だけだが投手としての登板もあった。」

サイヤング来日投手はバウアー唯一だろう。

www.youtube.com

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