反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

2020-01-01から1年間の記事一覧

コロナ風邪騒動、店頭からトイレットペーパーが消えた。マルチチュードの耐え難い欲求とは長期にわたって仲良くする。こうした事態を通じて心と身体を鍛える源泉が個々に必要な時代状況はさらに進行する。

2,3日前に近所の家のトイレにトイレットペーパーの不足を確認し、いつものように大パックの良品を買ってきてあげるよと量販店に向かった。道中、朝のネットニュースで量販店からトイレットペーパーが消えた、という情報が頭の片隅をかすめた。 店頭にいつ…

連載第2回。ジョンダワー著「Japan in The Wake of Word Ware Ⅱ」1999年初版。邦題「敗北を抱きしめて」岩波2001年出版。注目点抜粋。

W、この本の特徴の第1は、 日本の文化風俗、庶民生活などを含めたリアルな資料に基づいて書かれたものであるということ。そのためいわゆる歴史書を読みにくくしている政治軍事経済偏重の堅苦しい叙述ではなく、読み物としても面白い。ほぼ当時の全般的な時…

日本文化たち、japanese cultures であり、日本の伝統たち、そして「日本たちJapans」。実をいうと「日本」さえ存在しません。ジョンダワー邦訳「敗北を抱きしめて」原題Japan in Wake of World war Ⅱ。

日本の読者へ 引用開始 「~~日本にせよ合衆国にせよ、戦後を理解するためには戦争事態を理解する必要があるからだ。 >戦争は世界を破壊する。それは単純な死の恐怖と物質的破壊以上のものである。 >戦争は権力を再配分する。戦争は半永久的に社会を変え…

只今現在の現場の視点に立ち、白井聡「21世紀の<欲望>として再生するレーニンのユートピア」アントニオ、ネグリ「レーニンを超えるレーニン~解説。とジョン、ダワー「敗北を抱きしめて」~第二次大戦後の日本人~を読み解く。

引用 白井聡 21世紀世界の欲望として再生するレーニン 「重要なのはアレコレの特定の組織形態そのものではなく、創出された組織形態がその時々の「階級構成」が欲するものとか見合うものであるか否か、ということなのである。 かくして適切に「組織化」さ…

デメンシア介護の愚痴に終始するが、糸口を見つけよう。

どのような観念操作を頭の中で繰り返しても困難介護現場に直面すると、最悪の対応しかできなくなった。スイッチオンになって冷静さを失ってしまう自分が情けない。過去の事例によってトラウマの回路が出来上がっているようでどうにもセルフコントロールでき…

最終回、ガルブレイズわが人生を語る。~所得配分に公平になり、需要の流れが安定的であればあるほど、経済は良くなる。  ゆとりの少ない中間層や貧困層は、受け取った所得を確実に使う。そこに選択の余地はない。その意味では、需要の流れを生み出すという点では頼れる層といえる。一方、富裕層は所得を消費に使うか、貯蓄して資産を増やすかという選択肢がある。

10価格統制責任者 wacwac、注釈。 国のかたち。国民のかたち。日本、中国、アメリカ。-丸山真男対談集(1946年、1960年)より抜粋ー論証過程は丸山の頭の中だけにあるのだが、識者が良く使うフレーズのネタ元満載。 - 反俗日記 該当箇所引用 「E…

鎌田實『頑張らない』を生きる。~本当に強い相手とぶつかるときこそ、頑張ったり、頑張らなかったり、力を入れたり抜いたりする呼吸が大事ではないか。~

若い僕らは、最初ははねつけられ、そして少しづつ受け入れられた。医者という<よそ者>とはこんな風に付き合えるんだなと、ちょっとづつ知ってもらえるようになりました。Wちょっとづつ、が大切! 糖尿病の患者さんに30分も時間をかけて食事指導をする。W。…

高齢者にやさしい簡単料理レシピ~東京都福祉保健局~

高齢者用の簡単レシピを調べた。今のところコレが腑に落ちた。 高齢者にやさしい簡単料理レシピ 東京都福祉保健局 ここから始まるのは初心者にはうれしい。 お粥(全粥・七分粥・五分粥・三分粥・重湯) 東京都福祉保健局 米から作る、炊いたご飯から作る場…

第1回。認知症と共生する社会に向けて~認知症施策に対する懇談会報告書~注目点の引用による最弱者の大義の確認~

WACWAC。今回の記事は最弱者の大義を確認するために引用内容を再構成する。 わが国の高齢者における認知症dementia有病率 65~74 歳の前期高齢者では 3~4%,>75~84 歳の後期高齢者では 10~20%>85 歳以上の超高齢者では 40~80% ***********…

2020年、今やれるだけのことはやっておこう。

何の脈絡もなくふと頭に浮かんできた。最弱者なんだと。それをすっ飛ばして、腰が引けていた。それを理屈で代替えした。 安岡章太郎「海辺の景色」、太宰治「姨捨」、サルバトールダリ<記憶の固執>、ムンク<叫び>。反革命である。黙って野垂れ死にしない…