2015-01-01から1年間の記事一覧
反俗日記2015/3/13(金) の問題意識を継続するために、冷戦体制とその後から現状までのロシアの政治経済を探索することにした。 具体的な素材はこの帝国主義論の第3回掲載にさしはさんだ、島田雅彦「徒然草inUSA」であった。 こういう見方はもっともらし…
前々回の「心臓病と命養生」2015/3/18(水) の記事の中で半ば強引に取り上げたIWJ配信動画をIWJは、解説文付きで今度は全面的に採録している。 *2015/03/07 【兵庫】日本に徴兵制!? 「若年層から賛同者続出の可能性あり」――内田樹氏が9条で激論、政府…
「19世紀のイギリスの民衆と政治文化」ローハン、マックウィリアム昭和堂2004年発行 国民国家~ナショナリズム~愛国主義 引用 第7章 ネイションと政治ー愛国主義ー 「政治的な右翼(自分たちだけが国民たることについて語る資格を持っていると信じて…
IWJ代表のジャーナリスト、岩上安見さんの 【岩上安身よりみなさまへ】お詫びと、ひとまずの復帰のご報告 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/239339 の内容を読んで驚きました。数日間、東京を離れての療養先で、3度目の発作を起こし、救急車に乗ったと…
以上のケインの見解は説得的であり,妥当と思われる。 しかし,これのみでは,ホブソンが殊更に一本の論文を著して資本輸出擁護論を説かねばならなかった理由が明らかでない。 その理由を知るためには,論文が発表された1911年当時のより具体的な政治状況を…
ホブソンの著作を, 1896年にかけての「大不況」期, 南アフリカ戦争が起きた世紀転換期, 第一次大戦前の自由党政権期, 大戦戦時期, 1920年代の不況期, 1929年以降の恐慌期という6期に分類し, 各時期を通じてホブソンの経済思想のいかなる要素が変化し…
グローバル金融資本とその寡頭制支配者の蠢きは、20世紀初頭から二つの世界戦争とヨーロッパ先進諸国の社会民主主義、後進地域の革命民族解放を挟んで続いていきた。 金融寡頭制の驚くべき支配という驚くべき事実はなんとしても目につくので、すべての資本…
★ 一〇 帝国主義の歴史的地位 その経済的本質からすれば、帝国主義は独占資本主義である。 独占資本主義の主要な現れの、四つの主要な種類を指摘しなければならない。 第一に、独占は、生産の集積の非常に高度の発展段階で、生産の集積から生じた。これは資…
★ 九 帝国主義の批判 少数の者の手に集積されていて、もろもろの関係や結びつきの異常にひろく張りめぐらされている細かな網の目――中小資本家ばかりでなく、極小の資本家や経営主までも大量に金融資本に従属させている網の目――をつくりだしている、巨大な規…
★ 八 資本主義の寄生性と腐朽 W? 帝国主義の最も奥深い経済的基礎は独占である。これは資本主義的独占であり、すなわち、資本主義から成長してきて、資本主義、商品生産、競争という一般的環境のうちにある、そしてこの一般的環境とのたえまない、活路のな…
「半植民地」国家についていえば、それらは、自然と社会のすべての分野に見うけられるあの過渡的形態の一例をしめしている。 金融資本は、あらゆる経済関係とあらゆる国際関係において、きわめて大きな、決定的ともいえるほどの力であるから、それは、完全な…
★ 五 資本家団体のあいだでの世界の分割 再分割の試みの、再分割のための闘争の、教訓に富んだ実例を、石油産業がしめしている。 ヤイデルスは一九〇五年につぎのように書いた。「世界の石油市場はいまでもなお二つの大きな金融グループのあいだで、すなわ…
そしてただにこのような計算がおこなわれるだけでなく、これらの資源が巨大な独占団体によって一手に掌握されてゆきつつある。市場の大きさの概算がおこなわれ、その市場をこれらの団体は協定によって相互のあいだで「分割」する。それは資本家たちを、彼ら…
先の記事でホブソンの間接論文を途中まで記載した。その後、アメリカの国内事情を知ろうと思って、数本の記事を書いた。といってもほとんどは、コピーペーストで、本当は、もっと抽象的な「理論」として取り上げなくてはらなかったが、その方面の能力の欠如…
「脱「ア」入欧」広井良典 NTT出版 引用 プロローグ、「テロ」後のアメリカにて 「アメリカは、云うまでもなく先進諸国の中で際立って貧富の差が大きく、同時に凶悪犯罪率が突出して高い国である。著者の研究者時代に過ごしたボストンでも~所得水準や人…
昨年の初秋、公園から採取してきて、鉢植えにした<セイバンモコロシ>と<チカラシバ>は20115年3月1日になっても、枯れないで、ナントカ葉の緑を保っている。ウォーキングの道すがら、採取した所に群生していた元根たちは、冬の到来とともに完全な…
不健康体だから、<運動療法>が必要なのであって、健康体を維持できている方々は、なにも、こうした時間と手間のかかることはやる必要はない。趣味でやっている方は別として、そんな時間があればもっと他にやることが一杯あるはずだ。 ということで、IWJ…
IWJ代表の岩上安見さんが、2月21日の出張先の帯広で、比較的重度の狭心症で倒れた件についての経過は下記に逐一報告されている。病状報告が重複しているようなので、直近のものから確認できる。 記事目次 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/234906 …
アメリカ政府とNASAのアポロ11号1969年7月16日<月面着陸>をいまさら問題にするのは、2001年、9、11ニューヨークの事態を考え直す、きっかけにしたいと思ってのことである。 9,11事態は、先頃のイスラム国人質事件をみてもわかるように、 グ…
W。参考資料集 (1)ホブソン(1858年- 1940年)解説文読解の獲得目標。→今回のホブソン解説文によって、下記の思想と業績に示された三つの基本政治経済思想(1、厚生経済学。2、ケインズ経済学。3、(イ金融資本論、ロ資本蓄積論←ドイツ社民党の理論)…
J.A.ホブソン再評価 松 永 友 有 『明大商学論叢』第82巻第3号 Wの問題意識。 上記の論旨明快な長い論文を取り上げる前に<前説>が必要である。 この論文は久しぶりにネット上でみるすぐれたものである。文科省の補助費の出た研究である。 前回の記事で…
「21世紀の資本」みすず書房。紹介文を読む限り、真っ正面から取り組む書ではないと考えたが、実物に興味があったし、疑問点もあった。 そこで大きな書店に出かけてみた。思想哲学コーナーの書棚にアイボリーのシンプルな表紙を表にズラット陳列されていて…
対談]ブルース・カミングスとパク・ミョンニムが語る戦後70年と北東アジア 2014.10.31 21:22 「韓国の産業・国力を考慮すれば戦時作戦統制権の移管延期は理解できない」 カミングス教授 安倍内閣に危険性はあるものの 日本国内に反対者が多いので心配はして…
アベ等、一般のデフレ脱却認識はこの程度である。庶民生活無視の、空恐ろしい発想である。怒りがこみ上げてくる。 引用。 激論!GPIF改革 理事長と東大教授のどちらが正しい?山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員] 「対立点2] インフレ目標2…
アベノミクスに行き詰って、大切な年金資金を株式市場に流すGPIF(年金積立金管理運用機構)改革にかつてのリフレ派の日銀攻撃の論法を見る思い。日本の異常政策を世界が嗤う。日本資金の流出は絶好のチャンス。
当初、今回の記事のタイトルは、戦争国家アメリカの軍産複合体(獄産体制)の狂犬リスト、ということで、 (1)*共和党マケイン議員*ジャパンハンドラー、アーミテージの親分格。 など順次取り上げるつもりだったが、待てよ、そういえばアベ首相も同類で…
前回の記事の中に記した「W。上記の日米両安保条約におけるマーカー部分に立ち入って比較しないと、集団自衛権問題と日本国憲法状況の関係をクローズアップし、白井との戦後民主主義をめぐる相違を明らかにできない。」について、時間不足げ検討できないと…
白井聡「永続敗戦論~戦後日本の核心~」を読みこんだ。 意見の隔たりはある。 戦後民主主義に対する評価の違い。コレが決定的な相違である。 戦後民主主義とは、日本国憲法状況と言い換えてもよい。このように云いかえるのは、ドイツ革命を敗北させた主要…
今、ちらっと「永続敗戦論~戦後日本の核心~」の一節に目を通してみた。なかなかのものである。独特の文脈の流れを駆使できる、ここがこの書を他の<時事的政論>ときっぱりと区別できるところである。 文体の中に、読者を<一種の直接的に実践的義務感や切…
修正追加した。一番大切なことを記事にできなかった。 自粛という名の翼賛体制構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/230556 個々人は世界のすべてを認識できるはずはないのに、世界はその全てから成り立っている。 …
2月3日、節分の日。スーパーの食品売り場がやけに混雑していた。人だかりのする弁当やすし類を売っている陳列棚には、すべて<巻きずし>、横たわっていた。異様な光景であった。 巻きずしに目線を移すと、普通の巻きずしと、デパ地下なんかでいつも売っ…