反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

2013-01-01から1年間の記事一覧

アベノミクスは民主主義の衣を着たお喋りな独裁国家日本を占拠する輩共による膨大な偽札作りで仲間内で融通しあう国家金融詐欺行為。結果、自分たちさよければいい、他は野となれ山となれ。

この記事を作成するに当たって、リフレ派批判に関連する自分の過去の記事で気になった点があったので探してみた。 2012/11/10(土) 反俗日記。 タイトル「大統領選挙のオバマ勝利について。米国では経済界を含めて国家に御救い施行を求める時代状況。FRBのカ…

愛4回分。平成24年6月22日 財務省。 「国際的な資金フローに関する研究会」(財務総合政策研究所)の報告書に対する批判的検討と学習。

第5章 対外インバランスと評価効果の非対称性-「富の移転」に関する日米比較- 日米の国際投資ポジション(IIP)を比較すると、米国は双方向での対外資産取引を拡大してきたのに対し、 >>>>日本は一方向での対外資産取引を拡大してきた。 W。一方的な資…

第3回分。平成24年6月22日 財務省。 「国際的な資金フローに関する研究会」(財務総合政策研究所)の報告書に対する批判的検討と学習。

国際的な資金フローの現状 国際的な資金フローは世界金融危機を受けて急激に縮小したが、再び拡大の動きを見せている。ただ、世界金融危機以降はリスク回避の傾向が強まっており、資金フローが安全資産に向かう動きが顕著になっている。 2000年代にはグロー…

第二回分。 平成24年6月22日 財務省。 「国際的な資金フローに関する研究会」(財務総合政策研究所)の報告書に対する批判的検討と学習。

第1部 国際的な資金フローの現状 第2章 過剰流動性とリスクマネー 市川 眞一 クレディ・スイス証券チーフ・マーケット・ストラテジスト 国際金融市場においては、<リーマンショック、ユーロ危機を経るなか、リスクマネーの急速な縮小>が起こった。 >>…

第一回分。 平成24年6月22日 財務省。 「国際的な資金フローに関する研究会」(財務総合政策研究所)の報告書に対する批判的検討と学習。

平成24年6月22日 財務省。 「国際的な資金フローに関する研究会」(財務総合政策研究所)が報告書。 W。反俗日記5月11日記事の内閣府の2011年5月の報告書が歴史的スパンから俯瞰した趨勢=歴史的段階論であるとすれば、この報告書は過去は10年程度…

歴史的転換期にある世界経済  内閣府、2011年5月28日レポートの要約メモ。>アベノミクスの歴史的立ち位置を官僚、自ら証明。

W。以下に挙げた報告書は<内閣府、2011年5月28日レ>の要約メモ。 官僚、政府の長期的な政治経済の見通しが述べられており、長期的な政治経済総路線を確定する場合、参考にするものと想って間違いない。 このレポート作成年月日を一目見て解るように…

<難しい問題には常に簡単な答えが存在する>さんの「アベノミクスの行く末を予想する」。反俗日記13年2、12の超歴史的日本と世界の経済推移。カミユ「シューシュポスの神話」不条理の論証。

アベノミクスの行く末を予想する。引用。 いよいよアベノミクス(リフレ政策)が本格的に始動しはじめた訳であるが、今回はあらためてその行く末を予想してみたい。 といっても筆者の予想は、2011年1月に書いたエントリー(「リフレ政策で日本は破綻するのか…

「カンタンな答 - 難しい問題には常に簡単な、しかし間違った答が存在する」さんの最新及び11年の関連の3本の重要記事より、日米両国経済の現状を検討する。

自分の能力では内外経済の現状の理論的分析はできない、と割り切っている。 そこで自分が納得できる分析家の見解を参考にするしかない。 2011-01-13 リフレ政策で日本は破綻するのか?(W。この記事の作成年月は大震災ー福一原発事故以前。日本経済と政治に…

元、NHK報道局主幹、池上彰さんの民主主義とは何か?を翻訳すると<日本は民主主義の服を着たおしゃべりな独裁国家>。フィンリー「古代アッシリアでは従順は最高の徳。善き生活とは従順な生活のこと。」

池上彰さんの「政治のことがわからないまま社会人になった人たちへ」は民主主義と政治の仕組みを解りやすく解き明かしたものだが、冒頭の<政治とは何か?><民主主義とは何か?>を読み込むと、現在の日本の民主主義と政治のありようが露骨に浮かび上がっ…

参考資料。フィンリー「民主主義ー古代現代」。論点抜粋。第4章ーソクラテスと彼以後。第五章ー古典古代における検閲。

第四章、<抑圧が行われる統治形態がどのようなものであれ、非寛容の背後には常に恐怖が存在する。> 「広い意味で言えば、アテナイの問題は現代の問題である。~ 狭義の政治の分野ではーただし戦争政策を含むがーそこには表現の自由が非常に広範囲に認めら…

フィンリー「民主主義」より、民主主義の現状まとめ。池上彰の民主主義=選挙で政治kに独裁的権力を与えること、を批判する。

第一章 指導者と追従者。 1、経済の変容=超国家的コングロマット支配。経済を動かしている発達したテクノロジーを操作する者に未曾有の力を与えている。その範疇にはマスメディアも。 「A)それは価値を創造し、強化する力を持っている。 B)<知的受動性…

参考資料。フィンリー「民主主義ー古代と現代」の重要点抜粋。13/5/3記事、の<民主制と寡頭制の選択>の結論部分の問題意識を引き継いで引用開始。フランス最新人権思想における個人の自律と国家。

第二章 アテナイのデマゴーグたち、P109 「(W。「直接民主制の下での陶片追放や違法提案に対する告発などの手段を用いての対立)という全面戦争が参加者たちに疑いもなく厳しいもので、時には不公正で誤っていたりしたことさえあったが、 だからといって…

フィンリー「民主主義ー古代と現代」より、抜粋。今と将来の日本。フィンリーが生き生きと描く、アテナイ民主政のリアルな実態は政治原理として参考になる。

アテナイ民会における討論と決定の<自発性>ー2章アテナイのデマゴーグー P90~「それは今日の議会制民主主義に少なくとも、欠けているものである。 発言者も聴衆もみんな、夜が訪れる前に問題が解決されていなければならないこと、かつ{自由に}目的的…

<第15回>フィンリー「民主主義ー古代と現代ー」講談社学術文庫と池上彰の「民主主義とは国民が<選挙によって>政治家に独裁的な権力を与えること」

第1章。指導者と追随者より。ー以下は章の総括であるー 1)P57。<民主主義のエリート理論>が論拠とするアテナイ民主政の衆愚政治に堕した、という<時と場所を踏まえない形而上学、得手勝手な想いこみ>への批判。 「アテナイは政治的リーダーシップと…

A、カミュが「シューシュポスの神話」において描く、神々の怒りに触れて、無益で希望のない永遠の地獄の苦役の罰を受けた人間神シューシュポはコロントス都市国家共同体の実像をホメーロスが伝承したもの。

アルベール、カミユの「シューシュポスの神話」は高校生のときから、愛読している。 今でも文庫本を開いて読み返すことがある。 前々回のブログで再度ミルを取り上げた時点で、その直後に愛読書のカミュ「シューシュポスの神話」を続けるつもりだったが、や…

第14回。フィンリー「民主主義ー古代と現代」の「民主主義の伝統的原理が機能することを許されない、民主主義の先進国、英米という逆説」は市民革命で天下を取った資本家に民主主義の諸原理は搾取の邪魔。神棚へ。

「民主主義ー古代と現代」より。 民主主義の伝統的な原理が機能することは許されない、民主主義の先進国イギリス、アメリカという逆説。 「今日では~圧倒的多数の人々は、民主主義が最もよく知られ、考えられうる最良の統治形態であると認めている。 >それ…

世界経済の不均衡発展は鉄則。先進諸国の世界経済の占有率の低下は著しい。戦前、2、4の列強最低から、現在8%の急上昇は日本経済のみ。アベノミクスは後退促進要因。自分たちさえよければ他は野となれ山となれ。

JSミル。-竹中労ー人間は弱いから群れるのではなくて、群れるから弱いのだ。 .確かに「政治」「軍事」の究極の局面ではこの覚悟が必要だったし、これからも変わらない。「 」は広い意味を含む。 フィンリーの挙げるJSミルの言葉はアメリカ大学教員職からの…

第13回。日本マスメディアとアメリカの総合マスメディア、コングリマットの報道支配の現状。

日本メディア資本関係におけるクロスオーナーシップの規制がないことも事実である。 クロスオーナーシップ。ーグーグル引用。ー 「新聞社が放送業に資本参加するなど、特定資本が多数のメディアを傘下にして影響を及ぼすことをいう。アメリカではこれを排除…

第12回。人口扶養力に乏しいギリシアの気候風土を航空写真地図で改め実感。が、奴隷制や諸々を含めて、古代ギリシア人を他の民族とはっきりと区別するのは観念と価値観、という説には納得する。

ギリシア都市国家の軍事史の専門家、ビクター、ハンセンは、「古代ギリシア人と他の民族をはっきりと区別するのは<位置とか天候>ではなく、<観念と価値観>」であるという。 確かに自分もハンセンの指摘すような方向で古代ギリシアに向き合ってきたつもり…

第11回。古代ギリシアの戦争と民主政。前4世紀の古代ギリシア史の退行現象。資料~フィンリー「民主主義ー古代現代」。ハンセン「古代ギリシアの戦い」。澤田典子「アテネ 最後の輝き」。

1、フィンリー「民主主義ー古代現代」第三章、民主主義、合意及び国益。 <アテナイ帝国と3層櫂船の下層階層の漕ぎ手とアテナイ支配層。> W。アテナイ民主政に対して次の視点から、疑問。 A)アテナイ風土の人口扶養力の大きな限界性~アテナイ政治を政治…

第10回。古代ギリシャの戦争と民主政。同時代の世界共通、専制国家の道を歩まなかったアテナイ民主政への鈍感。

アテナイの場合、以上に加えて、多数のオールの漕ぎ手を要する戦艦の充実に軍事的活路を見出していったこと=多数の漕ぎ手は重装歩兵のように自前の軍備を必要としない、肉体提供だけでよかった. 重装歩兵以下の貧困市民が採用され、結果的に政治発言力を得…

第9回。古代ギリシャの戦争と民主政。アテナイ部族制の民主的再編と課税、重装歩兵大隊、。都市国家全般の自給自足経済。

1、アテナイ帝国化と富者、貧者の利益と負担。 Wのまとめ。 A)市民への税金の課税の仕方。<アテナイの社会構造がハッキリする重要ポイント> 各部族ごとにまとめて課税され、部族から下に下ろされる。 財産や所得に対する直接税は原則的に専制的であると…

第8回。古代ギリシャの戦争と民主制。フィンリー「民主主義ー古代と現代ー」。第4章ソクラテスと彼以後。J、Sミル「自由論」引用。

J、Sミルは「自由論」の中で次のように書いている。 「この論文(自由論)の目的は、~法的刑罰という形であれ、世論という道徳的強制であれ、 強制と統制という形での個人に対する社会の取り扱いを 絶対的に支配する資格のある、ひとつの単純な原理を主張す…

第7回。古代ギリシャの戦争と民主政。フィンリー「民主主義ー古代と現代ー」の重点箇所、引用を続ける。

1、アテナイ民主政の不可欠の要素としての国家宗教によって強化された共同体意識。 「共同体意識 (W。政治的同質性は民主主義政治の条件である、とはワイマール時代の左右の共通認識だった。)こそがアテナイ民主政治の実際上の成功をもたらした不可欠の要…

第6回。第5回継続記事。古代ギリシャの戦争と民主政。フィンリー引用、シュンペーターの<民主主義のエリート理論>と小沢一郎「日本改造計画」。

>最後に職業政治家も変わる、という指摘について。 人は変わる。確かに。 が、職業政治家への選挙民の回答は事実問題を挙げて、変化を問いただすべきじゃないのか。 漠然としたムード的了解は悪い癖。 そういう傾向が国民規模で根付いているから、小泉純一…

第5回。古代ギリシャの戦争と民主政。フィンリー引用、シュンペーターの<民主主義のエリート理論>と小沢一郎「日本改造計画」。

1、民会の行動を見れば、技術的な専門知識と同時に政治的な専門知識の存在を認めていた。 W.。直接民主制には民会、裁判制度の他に評議会、陶片追放~不適切提案訴追制度などの制度が機能していた。(W。民会での発言の具体的記録が現在に残っているのはペ…

第4回。古代ギリシャの戦争と民主政。フィンリー「民主主義ー古代と現代」より。指導者と追随者、アテナイのデマゴーグたち。重要ポイント要約引用。

1、アテナイ奴隷制への議論に対するフィンリーの切り替えし部分。 「アテナイの社会構造は自由人と奴隷という二元的なわけかたでが決して言い尽くせるものではない。 我々はデモス(W。人口の6分の1程度の18歳以上のアテナイ男性市民。なお、フィンリー…

第3回。古代ギリシャの戦争と民主政。フィンリー「民主主義ー古代と現代」から。デマゴーグの主導によって民主政は衆愚政治に堕落し、国家を崩壊させた、という俗説へのフィンリーの反論。

今回はフィンリーの全面的な引用になるが、日本人の我々がギリシャを論じる場合と、アメリカ人、ヨーロッパ人?が古典時代(ギリシャ、ローマ)を論じる場合、大きな段差があるということ、を踏まえる必要がある。 特に近代以前の民族国家の歴史のない(原住…

第二回。古代ギリシャの民主政と戦争。アメリカ南北戦争はアメリカの市民戦争(内戦)。翻訳語は日本人にしか通用しない。

人民の人民による人民のための政治、government of the people, by the people, for the people)はエイブラハム・リンカーンが1863年11月19日、南北戦争の激戦地となったゲティスバーグで戦没者を祀った国立墓地の開所式での、272語、3分足らずの短い挨拶(…

第一回。古代ギリシャの社会と文化、戦争と民主主義。

<参考資料> A)フィンリー「民主主義ー古代と現代」。 B)フランソア、シャムー「ギリシャ文明」。 C)ビクター、デイビス、ハンセン。ジョンキーガン監修、図説「古代ギリシャの戦い」。 まず、A)に基づき、古代ギリシャの時代区分をはっきりとさせる。 …