反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

2011-01-01から1年間の記事一覧

日本の国民的ナショナリズムの今度の在り方によって、日本国民の多数の命運は決する。これが結論。

前日の記事の要点である、 <<日本の旧ナショナリズムも最も目覚ましい役割は一切の社会対立を隠ぺいもしくは抑圧し、大衆の自主組織の成長を押しとどめ、その不満を一定の国内外のスケープゴートに対する憎悪に転換することにあった>> の丸山真男195…

1951年、丸山真男「日本におけるナショナリズム」の認識から60年経過した現在。当時の問題意識、課題を再検討してみる。

「阿修羅サイト」において思想雑誌、月刊日本に発表された亀井静香さんの発言が採録されて、最近では珍しいほどの膨大ともいえるコメントが寄せられて居た。 ただ、気になったのは、亀井発言のトピックとでもいうべき彼独特の歴史哲学が披歴された冒頭部分へ…

マスコミ主導による大臣失言、簡単辞任劇は日本が右肩下がりになったバブル崩壊以降の傾向。なぜだ?丸山真男、政治学を適応して考えてみた。

「世に噛む日々」さんの9、11付けのブログは非の打ちどころのない、真っ当な意見である。 単なる怒りの表明に終わらず、、論証過程もしっかりしており、そこで彼の安定した政治観が披露されている。 政治のど真ん中には、正しい事と正しくないことの価値…

{1年半前からの反小沢キャンペーンはメディアの「新たな翼賛化」の始まり。3、11の衝撃はその翼賛化をさらに進行させて、この国の民衆を低劣で新たな閉塞に追いやってしまった}宮崎学オフィシャルサイトより。

宮崎学さんはサイトで第一次中国天安門事件(毛沢東、周恩来死去を受けての1976年、文革をリードしてきた4人組失脚の結節点)から1980年代後半の第二次天安門事件、ソ連東欧体制崩壊、北アフリカ民衆決起を一括して体制下の「サイレントマジョリテ…

丸山真男対談集(1946年、1960年)より無作為に抜粋。ー戦前と戦後の継承ー

<日本軍の最大の欠陥は劣悪な装備を人的要素でカバー> 作家、大岡昇平発言。 「アメリカ兵には無意味な軍規がない。収容所ぐらいならタバコを吸いながらほしょうしている。そういうことをうるさく言わなくて済むのは結局装備がいいからですね。 民主主義国…

国のかたち。国民のかたち。日本、中国、アメリカ。-丸山真男対談集(1946年、1960年)より抜粋ー論証過程は丸山の頭の中だけにあるのだが、識者が良く使うフレーズのネタ元満載。

産湯とともに赤子を流してしまう。日本の識者は今でも外来思想の紹介屋、輸入業者。オリジナリティに乏しい。 はやりの思想に飛びついて、過去にあったいいモノまで簡単に捨てる。 ドイツ政治の現状を調べていて、ドイツ人政治家の渋とさ、継続性に感心した…

東アジアの近代現代の歴史観の共有についてー原理原則、帝国主義段階、現状を区切って東アジア規模の歴史観をー

丸山真男の著作読もうとしたが、どうもピンと来なくて途中で辞めた経験がある。 在日東大教授のカンサンジュンさんが丸山真男の日本論を東アジアからの視点を含めて批判するのも解る様な気がする。 この前の記事で取り上げた彼の明治近代化論 ー列強植民地帝…

関東大震災と東日本大震災、原発事故。丸山真男対談集(1946年)を参考に比較してみた。

関東大震災発生時に(後のファッショのひな型)と東日本大震災、福島原発事故 高見順発言。 「震災さえなければ、日本は違った道をたどっていたわけだと想いますね。あの震災で軍部が民衆を力で抑えられると自信を持つと同時に、労働者階級の台頭にしはいか…

表層雪崩の如き政権交代時の変革拒否の岩盤層自公票38%は民主政権下で反動的拡張し、どこへ?好きなところに行くがよい!

問題意識としては 1)政権交代時の38%の自公票の保守岩盤の意味とは? 基本的に民主主義先進国?では戦後ほぼ、一貫して一つの保守政党が政権を担当することなどあり得ない。 しかもこの保守政党は単なる保守ではない。国家基本法=憲法を改変することを…

戦後民主主義「日本国憲法」と国民多数の労働生活、現場とのギャップ、二重性。丸山、福田、の著書をとりあえず、引用。

最近は自公政権時代の<B層>民主党政権交代経由、新市場原理主義次期政権<F層>誕生論を生煮えのまま展開しております。 テレビでは連日、日本人論、「がんばれ日本!」的番組が組まれています。 このような単純な宣伝扇動番組に相槌を打ち、その気になる…

世界陸上テグ大会の感想とサッカー、野球の国際試合の熱狂の内容について。ーマスコミ、政治家は日本の愛国心は取扱注意の自覚をー

世界陸上テグ大会。 素直に楽しめる。 競技者個人が能力の限界をストレートに発揮していて、清々しさを感じる。過程を素直に楽しめて、結果に公平感を感じ、納得できる。 競技としてモロに身体能力が反映する以上、民族人種のDNAを感じる。 日本人としていく…

宮崎学サイトの<3、11に思うこと>連載。懐かしい郷愁を覚える、庶民の猥雑なバイタリティー溢れる、失われたのカオス世界から市場原理主義が行き着いた先の3、11事態を照射。

宮崎学さんのサイトが3,11事態を何とか、深い根っこのところからとらえ返そうと連載を続けている。 もう第8回に及ぶ。 連載第8回ともなると、考えが沈潜し、ものカキとして、3,11事態を自分の自省の機会と志したがために、少なからず、煩悶してい…

2年スパンの政治過程の予測。ファシズム受容<F>層を政治基盤とする新市場原理主義政権誕生。民主暫定政権、党は壊滅的縮小。小沢氏の政治生命は風前の灯。

イロイロなブログ記事を見ると、小沢氏に近いとされる民主党輿石東の野田代表下の幹事長就任に、小沢氏の政治勢力の減退を危ぶむ立場からの危惧が載せられている。 輿石東は幹事長に就任しても 1)小沢氏の無期限党員権停止を解除できない 2)衆院選挙時に…

保守論客の福田アリツネ、近代化主義者の丸山真男支持者、在日コリアンのカンサンジュン、等の明治近代化論を資本の原始的蓄積論を適応し、批判する。

昨日の記事の内容。 織田信長の桶狭間出陣前の舞唄「平敦盛」、当時の庶民の小唄「閑吟集」まで挙げて、戦国時代の武士と庶民の、この世、夢幻=永遠の時空、天上界への転生という、捨て身の虚無的行動主義の心魂を、今を生きるモノの立場から、とらえかえそ…

ニッポン沈国、原住民(ネイティブ)の現状。小泉竹中政権の市場原理主義を受容したB層国民は民主暫定政権下の激動、混迷に耐えきれず、<F層国民>に転化(日本的ファシズム受容国民層)

1)人間50年、化天の内に比ぶれば、夢幻のごとくなり。一度、生を得て滅せぬもののあるべきか。 ー幸若舞(敦盛)よりー 2)なにせうぞ、くすんで、一期は夢ぞ、ただ狂へ。 ー閑吟集よりー 1)は織田信長が桶狭間の戦いに出陣前にまった舞唄として、ド…

石原、橋本、河村、村井を圧勝させ破滅の道歩む日本原住民の暴走に民主政権は無力だが、今代表選を背水の陣とし、密集して民主主義の血路を切り開け!

前二回の記事で民主党代表選に間接的に言及する意図があった。 直接、予測も含めて取り上げることも考えたが、今の自分は足元を踏み固め、刃物を研いでいる段階で、そういう結果見え見えの表層的なことに心を煩わせるべきでないとしてきた。 回り道をしたお…

背伸びし、国民に無理をさせてきた日本支配層は大儲けの内外環境が厳しくなって国民をイデオロギー幻想で絡め取ろうと画策。

想えば、国民にとって、民主党が政権政党になってから、イロイロな事がありすぎた。短い期間に政治経済軍事の課題、問題が凝縮したように集約され、終いには大災害まで立ち至っている。 以上を一括して一連のリアルな厳しい政治過程の進行とみると、そのただ…

政治家、政党の基本的政治傾向は変わらない。大失敗、大間違い、したモノは何度でも繰り返す。自民、公明、管、前原の正体は明らか。騙されるモノにも問題アリ。

民主党の代表選挙が昨日告示され、海江田、前原、野田、等が立候補して、週明けの8月29日には早くも民主代表=次期首相が決定される。 有権者は国会議員だけ。運動期間も超短い。 東日本大震災復興事業、福島原発事故処理という歴史的な国民的課題を政権…

アジア通貨危機で国家破産の韓国はIMF管理下で、民主化と引き換えに、アングロサクソン、ユダヤ社会経済に換骨奪胎(IMFの優等生)され、民族としてのアイデンティティー喪失。日本の反面教師。

専門的な分野の本にもイロイロある。自分の主張を裏付けるため、ガセネタをコッテリし込んだ本。 近年ではこういう本ばかり。 しかし中には、読みやすくて、専門的な中身のある本がある。 「韓国経済の課題」と云う平凡な表題の本は実に面白い本だった。 何…

アメリカ帝国主義に食いものにされる半買弁層支配下の日本、中国、韓国国民。

アメリカ国債購入をキーワードに東アジア、レベルで考えを巡らせてみると、どうしても日本だけでなく中国、韓国の支配層の「半買弁化状態」とでもいうべき姿が目に付いてしまう。 支配層としての利害はもはや国民国家の枠内に収まっていない。自分たちのカネ…

震災復興の資金調達は米国債売却で補てんできず、増税。どうしてなのか検索してみた。

ネットニュースによれば、外国為替市場の円相場1ドル=75円台の戦後最高値突入を受けて、野田財務大臣は円売りドル買いの市場介入を示唆する発信をしている。 ここまで円高が進行すると、日本国内の外国貿易で潤ってきた中小企業の経営環境は苦しくなる。…

無学なモノがマスコミや財界の喧伝する為替レートの日本の国民総生産に疑問を感じ、国民生活の実態を反映すると想われる「購買力平価」をネット上で検索しても次から次へと誤魔化しの難解な論説が。

私は自慢ではないが、ほとんどまともに本を読まず、社会問題を忌避してきた長い空白の期間がある。 元々が知識教養に自信のない肉体派。やっと時間ができて込み入った社会問題、経済問題を考えようとしても、肝心の脳細胞が激しく死滅に向かっている、と感じ…

右翼保守派の歴史観を批判する。

前々回の記事で広木さんの大著を取り上げた。右翼保守派としての歴史観をハッキリ全面に打ち出しており、参考になった。 彼らは自分たちを右翼だとは位置づけていない。日本思想?の正統な後継者を自認している。 彼の地元、九州で発行している同人誌のタイ…

靖国神社に大挙して国会議員が参拝しようが自由だが、アメリカに従属し覇権を内外に求める日本帝国主義支配層のイデオロギーとその体制の正当化は許さない。

靖国神社に国会議員が大挙して、8、15に参拝しようが、本人たちに政治的自由がある。 その行為を毎年薄っぺらなリトマス試験紙の様にマスコミが大々的に報道するから、問題点が矮小化される。 いっそ、無視したらどうだろうか?なにも報じない。 そうする…

親(アメリカ)に対する思春期の子(日本)の反抗のごとき、甘ったれ歴史観のある保守論客の大著「江藤淳の批評とアメリカ」を徹底批判する。

図書館で「江藤淳氏の批評とアメリカ」広木寧著なる480ページにも及ぶ大著を借りてきて、苦役の様に読みん込んだ。まさにネバならないである。吐きがするような本でも読まなければならないときがある。 イロイロナ立場の人がイロイロナ考えを持って、生活…

「五木の子守唄」「竹田の子守唄」を贈る。おどま、盆ぎり盆ぎり、盆から先ア、おらんど。盆が早よくりヤ、早よもどる。おどま、勧進勧進、あん人達はよか衆、よか衆よか帯、よか着物。

おどんが 打死んだ、ちゅうって 誰が泣いちゃ、くりゅきや 裏の松山、蝉が鳴く 蝉じゃござらぬ 妹でござる 妹泣くなよ 気にかかる おどんが打死んだなら 道端いけろ 人の通るごち 花あげる 「竹田の子守唄」 守も嫌がる、盆から先にヤ 雪もちらつくし、子もな…

イングランド暴動。童謡、赤い靴。中島らも。江藤淳、小沢一郎、日本の自立。

<イギリス暴動> 決起の背景に高失業率、財政削減、移民問題が挙げられている。大陸側のフランスにも移民居住区を中心にかつて暴動があった。 さらに先般、ノルウェーの90人を超える死者を出した爆弾テロがあった。 ネット上の記事で目に付いたのは、割…

なにせうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ!

日は東に昇り、西に沈むが、傾いた命の夕日が沈むと、再び東から昇ることはない。ヒトの生は一回限り。 宇宙、大地の永遠の輪廻からすると、ヒトの一生は瞬きのごとく、無きに等しい。瞬間の様な一生ならば、死ぬも生きるも大した違いはない。 前の記事、「…

「隠者の文学」石田吉貞は革命的名著。虚しくなって(無常)出家し絶対的孤独(サビしい)を選択するも、物的貧困(ワビしい)になる。西行、長明、兼好等はその苦悶の世界に、「ワビサビ」の原点を見出す。

大学で国文学とかその関係方面の学問を学んだ方はタイトルの様な観点を多少知っているかもしれないが、私が習った高校の古文の教科書では、タイトルの様な観点からの説明は一切なかったように想う。 グーグルで「ワビ、サビ」を検索してみるとさすが、「ワビ…

立松和平さん。20010年2月8日、62歳、没。ほぼ同時代の村上春樹さんと比べて気になる作家だった。

もう小説の時代は終わっている想う。 ヘミングウェイの有名な短編小説「殺人者」をこの前読み返してみたが、ちっともリアル感がなかった。うらぶれた中西部の田舎町のレストランに殺しターゲットを求めて訪れた二人のプロの殺し屋と偶々そこにいたニックアダ…