2012-01-01から1年間の記事一覧
第1回の記事を書いたあと少し振り返ってみると、修正すべき点が出てきた。自分の基本的な考え方の根幹部分を蔑にしている。メモを見ながら書き飛ばしているから、どうしてもそういう雑なところが出てくる。 「1858年、日米通商条約の関税自主権の放棄、…
天保7年(1836年)-甲州騒動。 江戸末期の逸脱暴力一揆の典型。 徳川斉昭「内憂外患」と称した。郡内地方で発生。原因は米価高騰。 第一段階。地元百姓の頭取を中心とした江戸時代の通常の強訴一揆の闘争形態から、他地方に移動する過程で悪党 >(中…
激動の時代のただ中にあって、実際に戦いを主導し、あるいは積極的に参加する、リアルな生きた「革命家」、活動者などの群像のダイナミックな視線、思考を十分くみ取ることが大切と気付いたのは、串田孫一さんの名著「秩父困民党群像」の復刻版を超、久しぶ…
富士の高嶺に降る雪も、京都先斗町に降る雪も、溶けて流れりゃ、皆同じ。一つ山越しゃ、ホンダラホイホイ、もう一つ越してもホンダラホイホイ、越しても越してもホンダラホイホイ、どうせこの世はー、だから皆でー。
日本、中国、韓国など諸民族をDNA的に総括するとモンゴロイド系と云う事になる。 前記の記事において、人類の身体的頭脳的基本設計は長い氷河期の寒冷過酷な環境に適応するためにセッティングされたモノを引きずっており、その後の気候温暖化、急激な社会変…
ある郷土史を読んでいると、タイトルにある様な斬新な視点に出会った。 この研究者はそういう記述をした後、さらに興味深い先史時代へのユニークな史観を提示している。 一般的に稲作と稲作文化は、狩猟、漁労、採集を生活手段とした縄文人の住まう日本列島…
眼にて言ふ 宮沢賢治 だめでせう とまりませんな がぶがぶ湧いているですからな ゆふべからめむられず 血も出つづけなもんですから そこらは青くしんしんとして どうもまなく死にさうです けれどもなんと風でせう もう清明が近いので もみじの若芽と毛のやう…
8月15日にエマニュエル、トッドの「帝国以後」を読みたくなって、ひも解いた。 この書によって、自分の今までのアメリカ論は転回した。 こんな他人の意見に簡単に同調しないモノを動かしたのだから、彼は大したモノと考えている。 自分の欠陥である経済決…
税と社会保障の一体改革と称した、自公民3党執行部共同提出の、実質的に消費税増税のみありき、法案は参議院で圧倒的多数で可決された。 午後9時のNHKニュースの報道は、年収500万、700万、1000万の家計における、減税分の廃止を含めて税負担増…
最近一貫して、インフレ経済成長派を批判してきた基本理由は「増税はだれのためか」の各専門分野の有識者のトークの冒頭に登場する高橋洋一なる人物の見解を読んで、直感的にオカシイと感じてからだ。 高橋洋一なる人物について、それまで全く知らなかった。…
よほどのことがない限り、午後9時を回った頃には知覚がボッーとしてくる。 昨夜もボンヤリト、TVでオリンピックを見ていた。あれはあれなりに面白い。世界中から選抜されたヒトがあらん限りの知力体力を一点に集中して、競い合っている姿は美しい。 尤も、…
今の世界情勢が歴史的転換点にあることは、多くの識者も認めている。 が、日本の戦後史における庶民的発想の弱点は歴史的視点を欠いた経済幻想、経済成長第一主義、もっと卑近になれば、カネこそ全て。 そういう規範でやってきた、やってこれたから、戦前の…
前回の記事を改めて読み直す機会があった。粗製乱造の典型の乱文である。 やっぱり、運動強化と記事の製造は両立し難いと改めて想う。 今日もキツイ。 が、書かねばならない。 一応、現実の政治過程から、パラレルな距離間を持って、理屈の体系をまとめる作…
アメリカとそれに追随する日本支配層は東アジアの人民同士に角を突き合わせて、いがみ合っている状態を常に作っておくことである。 そして、内外の政治情勢が緊迫した時には、実際に小、中規模の戦闘を劇場的に演じて、国民同士の民族的激情を煽りたて、自分…
まず、典型的なリフレ派の安直な経済観を引用する。高橋洋一の天からカネを降らせて景気を上昇させる、というバーナギン米連銀議長「ヘリコプター、マネー論」の受け売りも酷いが、この方も自分勝手なアメリカ思想に完全に毒されている。 「デフレ下では個人…
まず、記載するトレンドグラフはIMF世界経済統計のアウトルックの書式で発表をトレンドグラフにしたモノであり、全面的に信頼できない。フィルターがかかっている可能性を疑っている。 と云うのは例えば、日本の法人税の実効税率IMF統計ランキングによれば世…
上の図は<世界経済ネタ帳>の経済統計作成ツールを使っての記載。 トレンドグラフのネタ元はIMF世界経済データベース。 歳入とは税収と国債発行収入。 歳出は経費と国債利払い費、及び償還費。 こんな図を記載しアレコレ云い出すと時節柄、何か財務省の回…
1)就業者数の推移。単位万人。1980年を基準年~2012年。 統計ツールはIMFデータベースに基づき、数値とトレンドグラフで表示されている。 トレンドを一眼で見て、ハッキリとしている事は米国の右肩上がりの就労者数増加。11880万人~1418…
<青春の城下町> 流れる雲よ 城山に 登れば見える 君の家 灯が窓に ともるまで 見つめていたっけ 逢いたくて ああ、 青春の 想い出は わが ふるさとの 城下町 唄 梶光夫 作曲 遠藤実 作詞 西沢爽 日曜の昼下がり、寝っ転がってラジオを聴いていると、笑福亭…
世界経済統計作成ツールによる基礎的経済条件の日、米、英、仏、独の比較。グローバル化が進む中でどの先進国も市場や政府、財政、不安定化。国民は将来不安、雇用不安。数値比較から日本国民は悲観し過ぎ、と結論。
日本の主要項目のパフォーマンスを米英仏独との比較してトータルとしてみた感想は、今の日本国民は、経済問題に関しては必要以上に騒ぎ過ぎ、と云う事。 悲観し過ぎている。 よく考えてみれば、バブル以前の日本のパフォーマンスがそのまま持続していれば、…
金融政策のテクニック面に属する事柄に関して<ど>、が三つぐらい重なる素人の自分がどうこう言う事はできない。 今から、金融政策の残された最後の手段である、通貨供給率をどの程度にしたらいいかなんてのは、その方面のテクノクラートの得ている情報や提…
アゴラなるサイトも初めてみたが池田信夫がフリードマンの市場原理主義丸出しのアメリカの歴史的土壌にそれなりに根を下ろした、見解を条件の違う日本にそのまま当てはめて、何か云った気になっている。 アメリカの市場原理主義ポピュリズムの原点はかなり前…
7月19日、スズキ自動車のインド子会社、マルチスズキの工場で全従業員の半数を占める下層カーストの短期契約社員の日頃の怒りが爆発し、暴動状態になり、死者負傷者遠くの逮捕者を出し、工場の操業のめどが立っていないと報じられている。 現マルチスズキ…
前回の記事の追記に少し書きましたが、今日はリフレ派への批判をしようと想います。 リフレ派の主張の要点は現在の日本のデフレの大きな原因は日銀当局のデフレターゲットとでも云うべき不適切なマネー供給不足に在るのだから、インフレ目標値を定めて、もっ…
YAHOOニュースに考えさせられる面白い記事が載っていた。 橋下ウォッチ。題して<野田首相賛美を釈明。政策論でなく、価値中立的な政治行政論で考えた> この記事の中身を検討すると、世間の期待やマスコミの注目度に比べて、現時点の橋下の本当の政治内容は…
第三回、民主党消費税反対残留議員の特別講師は経済評論家の上念某。 講演終後の質疑応答で当然、反論があるモノと期待したが、同じ次元にいるのか、補足説明を求める様な意見ばかりだった。 >>リフレ派の見解の紙幣増刷の実体経済に及ぼす影響力について…
第2回目の「増税はだれのためか」の神保、宮台の高橋洋一インタビュートーク批判。 参考資料として、「増税はだれのためか」に収録されている他の3名のトークの、納得する部分を利用する。 高橋トークの表題は<すぐ捻出できる200兆円を隠して、まやか…
参照する資料は「増税はだれのためか」。検討対象は収録の高橋洋一のトーク、<すぐ捻出できる200兆円を隠して、まやかしの増税に走る財務省の罪>。 高橋トークの内容は財政政策の専門知識と実務経験によって、、アメリカ制度の日本への移植に都合のいい…
「増税はだれのためか」はお勧め本。神保、宮台の両インタビュアーが増税反対論客に想う存分、語らせている。 ネットのマル激でのインタビューを文字起こして、キチンと編集したモノである。各論客のトークは、多分、各論客の手を入れて、論理的整合性の在る…
二日連続で元民主党政調副会長の中村てつじ参議院議員の消費税増税党内論議のテキストを参考に記事を書いた。 中村さんは3月末日野田内閣の党内論議を打ち切る形での「税と社会保障の一体改革」の内閣決議の時点で、「政策担当者として法案の内容に対して責…
昨日の記事は中村てつじ民主党政調会副会長の前原会長を含む政調会内での白熱した議論を要約したテキストを時間の範囲内で検討した。 限られた時間内でネット上に出ている消費税論議をアレコレ参照した中で、やはり当事者の政権党政調会の議論の中村さんの要…